手の大きさを見ると、だいたい男性の方が大きめです。手の大きさが違うのだから、手相の見方も違うのではないかと考えるかもしれません。手の大きさが違えば、手のひらに現れる線の長さや形も変わってきますよね。実際には異なるのでしょうか。
それでは、この男性の手相の見方などについて詳しく解説していきます。
手相占いで男性の見方は女性と違う？
基本的に手相占いで、意味合いの違いは男女にはありません。
しかし男性で関心が高いものは仕事運で、女性はどちらかというと恋愛運に関心が高いと言えます。その視点で見ることが多いので、同じ結論だとしても捉え方が若干異なることもあるようです。
また手相は、その人の気持ちや考え方を反映する面もあります。そこから、女性の方が恋愛に関わる手相が現れやすく、男性は仕事に関わる手相が現れやすいとも言われています。
さらに男性の掌に現われる手相の線は、女性に比べると濃く現れるとされています。客観的に同じ濃さの線を見せられた場合、男性では薄い線と判断されるものでも、女性として普通の濃さになります。男性では生命力が弱いとしても、女性なら普通ということになるわけです。
線の濃さを判断基準にする場合は、男女の違いを考慮する必要があります。
右手左手どっちの手相を見るべき？
手相占いでは、利き手に現在から未来にかけての運勢などが現れ、利き手でない手で生来のものや過去のことがわかるとされています。
右手左手というよりも利き手を重要視しています。たいていの場合、これからのことを知りたいので、利き手で判断します。
これに合わせて、利き手でない方で生来の特質や傾向を知り考え合わせると、より正確度が増すと言えます。利き手が右手ならば右手を見るので、必ずどちらの手を見るとは限りません。
しかし説によっては、男女で左右の見方が違ったり、右手で内面、左手で外面といったような見方もあります。それぞれの説にはそれなりの理由があり、どちらの手で見ても良いとされます。
一般的な説を信じるか、自分が信じている説を信じるかはその人次第です。いずれにしましても、自分が信頼できる説に基づいて判断するのが良いと言えます。
男性の手相の金運で見るべきポイント
男性の金運は他力本願よりも、自力で勝ち取る金運を好む傾向にあります。予期せぬ大金が舞い込むと言ったラッキーを期待しているものの、自分の努力によってつかみ取る大金の方が満足感が得られやすいようです。
これらの観点に基づくと、４大基本線や主要線の現れる位置よりも、その濃さによる積極性や意思の強さ、生命力などによって金運がつかめるかどうかが、見るべきポイントになるかもしれません。
具体例を挙げれば、運命線が月丘から伸びて人の助力によって運勢を切り開くよりも、濃い運命線で自らの力で運勢を切り開き、大金を得るといった感じです。
またギャンブルによる刺激の依存度も男性の方が女性よりも高いので、勝負運の強弱も見るべきポイントになると言えます。男性の方が選んだ馬が勝って大金を稼ぎ出せることに、より大きな喜びを感じるはずです。
男性の結婚線の見方
結婚線は、小指側の手のひらの端から伸びている線のことです。結婚線の見方も男性だからというものは、まずありません。同じ意味合いに対する捉え方が異なる程度になります。
長い結婚線の場合、太陽線に接していれば経済的に恵まれた結婚相手に出会えるとされます。これは女性は玉の輿に乗れ、男性は逆玉の輿という言い方になるだけです。
太陽線を越えて伸びる結婚線だと、男女共に結婚話には慎重になる必要があります。短い結婚線の場合、結婚線は長さと言うよりも本数や末端の向きが観点になるので、あまり意味はないようです。
２本結婚線がある場合は、結婚を意識する恋愛か結婚を２回するとされます。こちらも男性だからというものは何もありません。
しかし男性の結婚線の年齢の見方には違いがあります。小指の付け根のラインから感情線の間を４等分した線の下から一つ目を20才、二つ目を35才、三つ目を50才と見立てて年齢を推定します。
男性の生命線の見方
生命線の見方では男性の方が濃いめに現れるのですが、男性が生命力が強いわけではありません。元来、男性の方が濃かったり、太く現れるので、他の基本線と比べて濃いか薄いを判断します。
生命線の張り出し方は、金星丘の膨らみに影響し、男性の方が張り出している傾向にあります。張り出していても、金星丘に横線などがあれば、生命力は弱めになります。男性なりの判断基準はあるものの、それが示す意味合いには、ほとんど違いがないと言えます。
しかし男性の場合、生命力が旺盛でも妊娠しやすいという捉え方はできず、ただ子宝に恵まれることになります。
また男女共に子供の数は感情線上に現れる子供線で見ます。年齢を推定する見方も男女差はなく、人差し指と中指の間から生命線に向かって垂線を下して、生命線と交差する点を20才としています。
男性の頭脳線の見方
頭脳線も男性の方が濃いめに現れるのですが、必ずしも意思が強いとは限りません。他の４大基本線と比較して濃いかどうかで判断します。頭脳線は、薄くキレギレになりやすいのは、女性の方が多い傾向にあります。
男性はキレギレになるよりも、二股に分かれたり、大きく折れ曲がることが多い傾向にあるようです。そこから見ると、２つの分野で才能を発揮しやすかったり、実生活を度外視して夢を追い続けるのは男性の方が多いのかも知れません。
頭脳線の長さでは、男性も女性もほぼ同比率で長かったり短かったりするようです。頭脳労働的なことや手先の器用さは、女性の方が優れているように見えますが、手相で見る限り男女に差はないと言えます。
頭脳線で年齢を推定する方法にも男女差はありません。始点を０才としてだいたい薬指の下方を50才とするのが目安です。
男性の感情線の見方
感情線も男性の方が濃いめに現れることは同じなのですが、直線的で短めなのも男性が多いとされています。ここから情に流され難く合理的な判断をしやすく、人と共感することは苦手な傾向にあるはずです。
性格的にあっさりとし、親密な対人関係は求めない人が多いとされます。仕事面では有利に働く要素が多いと言えます。しかし恋愛となる別で、女性に対する独占欲が強くなり、何かと束縛しがちです。
好きな女性に対しては情熱的に接したりします。これは男性の感情線の濃さに反映されるので、重要な観点になると言えます。濃過ぎると女性を束縛する度合いが過ぎるはずです。
男性は寛容性を持つ必要があり、女性側にしてみると注意が必要かもしれません。感情線で年令を推定する方法にも男女差はありません。始点を０才としてだいたい薬指の下方を30才とするのが目安です。
男性の運命線の見方
運命線も男性の方が濃いめに現れます。しかし男性が誰でも運勢が強いわけではなく、他の４大基本線と比較して濃ければ濃いものとします。
男性の運命線は、女性よりも仕事との関わりが強いとされています。男性の場合、手首から真っ直ぐ中指の付け根のラインまで伸びていることが多いようです。精神力が強く、何事も自分で決めないと気が済まない傾向にあります。この運命線で薄めに現れている場合は、この傾向が弱まります。
この他、運命線が途中で蛇行していることが多いのも男性のようです。この場合、こだわりが強く運勢が不安定になりがちとされます。
男性の場合、決断力やこだわりの強さが観点になるかもしれません。それが仕事と上手くかみ合えば、大きな成果がもたらされるはずです。
運命線で年齢を推定する方法にも男女差はないと言えます。始点を０才として手のひらの真ん中辺りを35才とするのが目安です。
男性のますかけ線の見方
ますかけ線は頭脳線と感情線が１本につながっているものを指します。珍しい手相の一つで、縁起が良いものとして知られています。
このますかけ線の見方では、粘り強さと集中力に優れている点は男女共に同じとされます。しかし強情な性格と統率力は男性の方が強い傾向にあります。強引に人を引っ張っていく何からの才能や魅力が垣間見られるはずです。
恋愛では全てを男性がリードするとされています。これは、人任せにできない不安感や他者を圧倒する強運、積極性に由来していると言えます。
これらの点を考え合わせると、男性のますかけ線は、人を率いる力がどの程度あるかが観点となるようです。
また、ますかけ線は変形ますかけ線の種類が多いとされています。その出現率では男性の方が、ますかけ線上から伸びる運命線や太陽線を伴うものが多いようです。
まとめ：男女で観点の違いがある
手の大きさは男性の方が大きく、線も濃く現れる傾向にあります。それでも数値的な大きさで手相の大きさを見ることはなく、男女差はありません。あくまでも手の大きさに比べての印象の大小になります。
濃さでは男性としては薄くても、女性として普通の濃さになったりします。結婚線の結婚する時期を推定するラインに当てはめる年令が、男性の方が高めになっています。
手相は男性と女性で見方に関しては、これぐらいの違いしかないと言えます。しかし意味の捉え方では、少しずつ変わってきます。長い結婚線で太陽線に接している場合、女性は玉の輿に載れ、男性は逆玉の輿となるわけです。
４大基本線ではそれぞれに現れやすいタイプがあり、その強弱が手相の観点になることも多いとされます。これらの観点の意味をしっかりと把握して、人生に役立てたいものです。
