人は一人一人違う手相を持っています。生命線も人によって様々な形で現われます。濃く現れたり、長く伸びていたりと人それぞれです。その中で生命線が長いと長生きするとか、短いと早死にするとかを耳にしたことはありませんか。手相で寿命がわかれば、こんなに興味深いことはないですよね。
人の寿命は食べ物や運動などを含めた生活習慣が大きく影響していたり、先祖代々長生きの家系といった遺伝も影響していたりすると思われます。
それでは、この生命線と寿命の関係などについて詳しく解説していきます。
手相占いの生命線と寿命の相関関係は?
生命線と寿命に相関関係はありますが、長さが観点ではありません。長かったり、太く濃い生命線は、生命力が旺盛なことを示すので、何事にも積極性があり体力もあるとされます。
確かに病気やケガをしにくく、例えしても治りが早いとされます。しかし病気がちな人ほど、健康に気を使っているので、長生きすることもあります。一概に長生きとは言えないわけです。
では何を基準にするのかと言いますと、太さや濃さと併せて、線の現れている位置や刻まれ方などを見ます。この他、運命線の濃さや頭脳線の長さ、感情線の乱れ具合も加味する必要があります。
こうしてみると、生命線は寿命を見る際の重要なポイントではあるものの、長さだけではないことがわかります。
生命線の寿命の見方
始点付近に乱れがあっても、生命線の後半部分がきれいで濃く現れていれば、後半生に健康となり長生きの傾向となります。全体的に薄くても、生命線の後半部分が二重生命線になっている場合、生命力が補われ病気やケガが減り長生きしやすくなります。
生命線の終点付近が二股に分かれ、その線が濃く勢いがあれば長寿になるとされます。しかし終点付近が二股に分かれていても、弱々しく薄い場合は、健康を害しやすいので注意が必要です。
また全体的に生命線が薄かったり島が多いと病気がちになりますが、知能線が長ければ考え方が慎重で無理をしないので、病気がちでも長生きするとされます。さらに生命線が薄くても二重感情線になっていれば、精神的に強いので長生きしやすいとされます。
生命線が短いと短命で早死にする?
生命線が短い人は短命と言われていますが、実際は短くても長生きしている人がいます。現状の長さだけで判断するのは性急過ぎると言えます。
手相占いで生命線が短い場合、生命力が弱いとされます。体力が続かず無理ができない面があります。精神的にも弱くストレスを感じやすいとされます。
しかしこれは現状を指し示すので、今後の健康管理次第では、生命線が長く伸び健康になれます。むしろ健康を過信せず、無理をせずに注意をしているので、長寿になりやすいかもしれません。
ただし現状を放っておけば、短命になる可能性は高くなります。また短い場合でも金星丘の張りが良かったり、二重生命線の場合は、本来の生命力が強いので、ほんの少しの体力増強で健康体になります。
長生きする手相は?
手相は固定的なものでなく、その人の気持ちや生活態度で変化するものです。この手相が現れているから必ず長生きするというものはありません。しかし現状の生活を維持していれば、長生きする手相はいくつかあります。
まず生命線が長く濃く現れている場合、生命力が旺盛となり何事も積極的に取り組み長生きするとされます。女性の場合、妊娠もしやすいので満ち足りた家庭が築け長寿になりやすいはずです。
金星丘が発達している場合も長生きの傾向にあります。金星丘は親指の付け根の領域です。こちらも生命力が強く病気やケガが少なく長生きします。
始点から終点にかけて全てをカバーするように現れている二重生命線の場合や、生命線の下方部の張り出しが良い場合も長寿になりやすいと言えます。
この他、生命線が外側に切り替わっている場合、生命線が短くても非常に生命力が強くなり、長生きする手相になります。
右手と左手の生命線の長さが違う場合は?
手相は利き手に現在から将来のことが現れ、利き手でない方に生来のものや過去のことが現れているとされます。日本人は右利きの人が多いため、便宜的に右手でこれからの事を、左手で今までの事を読み取っています。
この場合、右手・左手というよりも利き手の生命線が長ければ、後天的に生命力が増して、積極的になったと言えます。一方で利き手でない方の生命線が長い場合、生来の特質として生命力が旺盛ということになります。
これを踏まえると、利き手でない手から利き手の生命線の長さがどのように変化したかが、見るべきポイントになります。長くなっていれば、生命力を獲得し長生きしやすくなっていますが、短くなっていれば、生命力が衰え長生きしにくくなったということになります。利き手が短い場合は、基礎体力などを付けて長くすれば良いわけです。
生命線が長い場合
生命線が手首に届く程、長いと長生きしやすくなります。生命力にあふれエネルギッシュなので、何事も積極的に携わるとされます。どんな状況にあっても前向きでいられるようです。その分、ストレスを抱え込んだままでいることは少なくなります。
病気などに対する抵抗力があり、そう簡単に病で倒れることはないはずです。ケガも少ないとされます。例え病気やケガをしても、回復が早いようです。
これらのことから、現状の生活を維持していれば、健康で長寿になるとされます。常に健康なので生涯現役で働ける面もあります。老後の暮らしも安泰と言えます。しかし健康を過信しやすい面があり、無理をしたり生活を不規則にしていると短命になることもあります。
また生命線のカーブが大きくなる程、生命線も長くなるので、生命力がより強くなるとされます。
生命線が途切れている場合
生命線が部分的に途切れて空白になっていると、一時的に生命力が衰えるとされます。途切れていなくても一部薄くなっている場合なら、同様の意味になります。
ある特定の時期に体力や運気までも落ちるとされます。これは今まで健康だった人程、落差が多くなり、精神的なダメージが大きくなるとされます。たいていの場合は、その時期を乗り越えれば、生命力が復活し健康が取り戻せるはずです。
運気などが落ちている時期は、健康ばかりでなく、いろいろな危険も避けて過ごした方が良いと言えます。生命線の長さや途切れた後の濃さにもよりますが、これがきっかけで長寿の要因が弱まることも考えられます。
健康運などが低迷する時期は、生命線に途切れのある位置で読み取ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する辺りを20才とするのが目安です。
生命線の起点部分が乱れている
生命線の起点付近が乱れていたり、鎖状になっているものを指します。この場合、幼少期に体が弱く病気やケガが多いとされます。精神的にも弱く、何かと大きなストレスを感じやすいはずです。
このストレスがトラウマになっていると、精神的に長く引きずることになります。過去に捉われないことが大切かもしれません。幼少期に積極性が乏しく、前向きな考えが持てないことが多いようです。呼吸器系の疾患になりやすい傾向にもあります。
しかし年齢を重ねるごとに、生命力は変化するはずです。考え方も前向きにすることができます。この生命線が長生きにつながりにくいとは言えません。
虚弱体質にあったとしても、基礎体力を付けることで体力が増して生命線の後半部分が整い濃くなるはずです。今後の生活態度などで、いくらでも長生きにつなげられます。
生命線が枝分かれしている場合
生命線が二股に枝分かれしているものを指します。濃く二股に分かれている場合、生命力が旺盛になっているとされます。病気やケガをほとんどしないはずです。何事にも積極性があり、成功が手にしやすくなります。精神的に強く忍耐強さもあります。これらのことから長生きする可能性が高くなります。
終点付近が二股に分かれている場合、晩年期に積極性が増して様々な運気も好調になるはずです。一方で薄く二股に分かれている場合は、生命力が弱く病気やケガをする可能性が高くなります。このままでは長生きする可能性は低くなります。
また生命線が途中から大きく二股に分かれている場合、二重生命線とほぼ同様の意味となり、生命力が普通の人の2倍あるとされます。こちらは長生きしやすいと言えます。
これらの時期は分岐点で読み取り、人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を20才とするのが目安です。
生命線が複数・二重になっている場合
生命線は1本とは限らず、人によっては2本あり、これは二重生命線となります。この場合、生命力が旺盛で普通の人の2倍あるとされます。
非常に健康的で病気やケガはほとんどせず、精神的にも強いようです。何事にも前向きで積極性があり、成功を手にしやすいと言えます。根気強さがあり、トラブルに遭遇しても諦めずに必ず乗り切れるはずです。これがある人は生涯を通じて健康で、ほとんどの人が長寿になるとされます。
また稀なのですが3本以上現れていることもあります。この場合、格段に生命力にあふれて心身共に強健とされます。エネルギッシュで力がみなぎっているので、勢い任せで失敗したり、健康を過信する傾向にもあるようです。行動力に優れ、精力も旺盛となり男女共に子宝に恵まれます。多少不摂生をしても、長生きする可能性は高くなります。
生命線が張り出している場合
生命線が大きく張り出している場合、長寿になりやすいと言えます。非常に生命力が旺盛となり、何事にもエネルギッシュに取り組むとされます。
積極性にあふれているので、仕事も遊びも一生懸命になります。健康にも恵まれ人生は充実するはずです。抜群のスタミナを持ち無理が利き、行動力があります。
生命線が大きく張り出していると、金星丘の膨らみもしっかりとしているので、ここからも生命力の強さが垣間見れ、精神的に強いことにつながります。精神的なストレスを受けたとしても、大事に至ることはないはずです。これらのことから長生きになりやすいとされます。
しかし元気過ぎることが災いし、対人面や恋愛面でのトラブルを起こしやすくなります。調子に乗らず慎重にすることが吉につながります。また生命線の下方が張り出していると、より長寿になりやすいとされます。
まとめ
生命線の長さが寿命に影響していると考えがちですが、手相占いではいろいろな要素を加味して判断するので、そうとは言えないようです。
短い生命線でも、二重生命線になっていたり、外側に切り替わっていると、生命力が旺盛となり長生きしやすくなります。また生命線に良い影響を与える要素がなく生命線が短いと、生命力が弱く何事も消極的になりがちです。
しかし手相はその人の気持ちや生活態度で変化するので、生命力を高めることができます。現状の生命線が短いとしても、基礎体力を付けることで生命線が伸び、健康になり長生きすることは可能なのです。
ネガティブな要素を持つ生命線でも、今後の健康管理や努力次第で長生きを目指すことはできます。生命線の長さは長生きの目安にはなりますが、確定的ではないのです。
生命線が二股に枝分かれしている手相はどんな意味?合流・2本に分かれる・二重など16選 | Spicomi
https://spicomi.net/media/articles/1793手相占いで生命線が二股に枝分かれする手相はどのような意味があるのでしょうか。さらに、生命線が二股に枝分かれする際の形の違いなど、状況別に画像付きで詳しく解説!あなたの手のひらにもきっとあるはず。