大きく時代を動かしたり天下を取るような人物は、どこか普通の人とは違うところがあります。性格が前向きで積極性があり、能力的に優れていることはもちろんのこと、手相も普通の人に現れない、稀少なものが現れているとされます。大物になれることが手相からも読み取れるわけです。
手相はその人の気持ちによって変化する面があり、向上心を持っていたり、何らかの野望を抱いているとそれが反映されます。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国三傑は、感情線と知能線が1本につながっている、ますかけ線を持っていたとされます。特に家康は両手に現われていたとされています。
それでは、この徳川家康の手相や両手ますかけ線ついて詳しく解説していきます。
徳川家康の手相は両手ますかけ線?
※実際の徳川家康の手相拓です。
徳川家康の手相拓というものがありますが、それを見ると記録に残る体型のわりに手が大きい印象があります。
確かにますかけ線となっていて、親指の付け根の領域の金星丘の張りが良いので、健康で体力があることも読み取れます。感情線と知能線が1本につながるますかけ線の人は、強運を持ち、才能にも恵まれているとされています。
手相拓は片手ですが、徳川家康はこのますかけ線が両手に現れている大吉相であったようです。260年以上にわたる天下泰平の世の礎を築いた徳川家康なので、両手にますかけ線が現れていたとしても不思議ではありません。むしろ両手であったからこそという感もあります。
ますかけ線は大きな夢や野望がないと、力が発揮できないこともあります。その点徳川家康は、ますかけ線が力強い味方になってくれたようです。
この他に家康は、中指の方向に伸びる「開運線」を持っていたとされています。これが現れていると今までの努力が報われるとことになります。生命線の27~28才の位置で開運線が伸びていますが、この時期に浜松城を築き、ここを拠点に大きな戦果を手にしています。両手ますかけ線に開運線があれば、家康の偉業は当然のことと言えます。
両手ますかけ線を持つ人の確率・割合
ますかけ線は片手でも珍しく、100人に一人とされています。それが両手になるとより稀少なものになり、1000人に一人になります。手相鑑定士の経験によると、1500人に一人といった感覚があるとも言われています。
非常に珍しくパワフルな手相なので、普通の人の生き方はしない方が良いとされています。普通に生きようとすると、普通以下の人生になりやすいようです。両手にますかけ線があると、生涯を通じて、ますかけ線の力が発揮でき、もたらされる意味合いも倍になります。
集中力や執着心も倍になり、かなり強烈な個性を持つことになります。その分、こだわりや頑固さ、変わり者度も高くなるようです。
非常にずば抜けた人物になります。このような人は1000人に一人ぐらいが、ちょうど良いようです。
両手ますかけ線は大出世する成功者の手相?
ますかけ線は、どちらかの手に現れていても珍しいのですが、説によっては両手に現われていないと全ての意味が存分に発揮できないとされています。
真のますかけ線でないと意味合いが若干弱まるようです。両手ますかけ線を100%の力とすれば、片手は50~70%の力になるとも言われています。
しかし両手ますかけ線なら、強運も能力も最大限に活用でき、願っていたものや野望、大きな成果が次々に手にできるはずです。独創的な発想ができ、先を見通す目を持っています。直感も鋭く、粘り強さもあるので、迷いなく努力が続けられます。
両手の場合、多少環境が自分に向いていない状況にあっても、弾き飛ばして才能などを発揮するはずです。
結果として、様々な分野で頂点に立ったり、どん底から這い上がることができます。強い独自性があり他の追従を許さないこともあります。もしくは全てを手にしている人もいるはずです。
両手ますかけ線を持つ人の特徴5個
■1. 集中力に優れている
集中力に優れ、客観的に自分の能力を見ることができるとされます。一つの物事に集中して取り組むことができるので、成果が得られやすいようです。周囲の環境に影響されることなくマイペースでいられ、集中力が途切れることはないされます。
目の前の損得勘定で行動しないとされます。今必要なことは何かをわきまえていて、そこに神経を注ぐことができます。リラックスのやり方が上手で、行動にメリハリがあります。仕事もプラベートも全力でやり、他のことを一切忘れることができます。
時間の使い方が上手で、何事もスピーディーにこなせます。集中力の高さから大事な仕事などを任されるようです。自分の欠点や弱さを知っていて、無理はしないとされます。
■2. 粘り強さがある
何事も諦めない粘り強さを持っているとされます。何らかの問題が発生しても、それを乗り越えてやり遂げようとする力を持ちます。自分に自信があり、物事をポジティブに捉え積極性があります。
経験と実績を根拠とした自信によって考え方がブレないので、人から信頼されます。負けず嫌いな面もあり、人知れず努力をするとされ、人に頼ることはしません。失敗などをバネにして大きく成長できるはずです。
コツコツと地道な努力が積み重ねられ、着実に大きな成果に向かうことができます。努力は必ず報われると信じているので、辛いことも頑張り抜けるはずです。責任感が強く、任されたものは誠意をもって取り組みます。手を抜いたり、いい加減にすることは好まないようです。
■3. リーダーシップがある
人を率いたりまとめることに優れているとされます。何らかの組織や集団の中でリーダーに選ばれることが多くなるようです。人の心を動かして自分が望む方向へ導くことが上手とされます。人が嫌がることは強制しないので、人がついてきてくれます。
人の上に立つことで大きな成果が上げられるとされます。その反面、人の下ではほとんど能力が発揮できないようです。
不測の事態にも正しい判断で乗り切ることができます。コミュニケーション能力も高く、初対面から仲良くなれたり、味方に引き入れることに長けています。人の意見に耳を傾けることができます。しかし自分の考えはしっかりと持っているので、それに反していると聞き入れることはないようです。
■4. 好奇心が強い
両手ますかけ線の人は好奇心が強いとされています。行動力が旺盛で、気になるものは次々にチャレンジするはずです。いろいろなことを知っているので、話題が豊富になります。知識も豊かで人から頼りにされます。夢中になると周りが見えなくなることがあります。
マイペースで人に何を言われようと気にしないとされます。いつの間にか人に迷惑を掛けていることもあるので注意が必要です。
自分が興味を持ったものに対して深く掘り下げようとする気持ちが強くなります。未経験の分野や仕事でも、臆することなく取り組むことができます。その分、活躍の場が広がります。何かわからないことがあると、自分が理解し納得が行くまでとことん追求していきます。
■5. 頑固な性格
性格的に頑固な面があるとされます。一度自分が決めたことは、些細な事でも止めたくない気持ちが強いようです。途中で投げ出すことはせず、最後までやり遂げようとします。方向転換するような柔軟な対応が苦手なようです。
プライドが高く見栄を張りやすい傾向にあります。自分が人よりも優れているという自信があり、考えや価値観がブレることはほとんどありません。人を褒めたり認めることが苦手な面もあります。時として自分の考えを押し通そうとするので、我がままだと見なされます。
困ったことがあっても、泣き言は言わないはずです。人の意見に動かされることはなく、意思が強いとされます。自分の感情を素直に表すことが苦手な面もあります。
両手ますかけ線を持つ有名人・芸能人
両手ますかけ線がある男性芸能人などには次の方々が挙げられます。
福山雅治、浜田雅功、田村亮、藤浪晋太郎、長瀬智也、木村拓哉、イチロー、又吉直樹、松下幸之助などになります。
両手ますかけ線がある女性芸能人などには次の方々が挙げられます。
広末涼子、芦田愛菜、早見優、中越典子、熊田曜子などになります。
まとめ:人を導く力がある
片手でも珍しいますかけ線ですが、大きなことを成し遂げる人は両手にますかけ線が現れているとされます。両手ますかけ線は大吉相で、1000人に一人といった非常に珍しい手相として知られています。
260年以上にわたる天下泰平の世を築いた徳川家康も両手ますかけ線であったとされています。家康の場合、併せて開運線も現れていたので、その凄さが垣間見れます。
両手ますかけ線の人は集中力に優れ粘り強さもあるので、確実に大きな成果がつかめるようです。人をまとめ上げることに優れ、人を仲間に引き入れることにも長けていることがわかります。好奇心が強いのですが、頑固な一面もあるとされます。周りに両手ますかけ線の人がいたら、付いていって間違いないかもしれません。