社交的な人は付き合いの幅が広く、人の縁によっていろいろなものを得たりしています。人生においてどちらかというと、社交性に富んでいた方が得なことが多いかもしれません。
この社交性が自分にどの程度あるのかは、なかなか推し量れないものです。自分では社交的だと思っていても、それ程でもないことが結構あります。社交的というよりも出しゃばりということもあるようです。
この社交性に関わりが大きい手相には社交線があります。これを見れば、どのような社交性を持っているのかが読み取れます。この他、スター性などについても知ることができるので、芸能の分野で活躍したい人には現れて欲しい手相とも言えます。
それでは、この社交線の意味などについて詳しく解説していきます。
手相占いで社交線の意味とは?
社交線は人差し指と中指の間から感情線に沿うように緩い弧を描いて伸びる線を指します。タレント線や自己顕示欲線とも呼ばれています。
薬指の下方まで伸びず、そこに届くまで伸びると二重感情線と見なされます。社交線が現れていると、社交性に富み、協調性もあるとされます。
社交線の意味としては、人づき合いがよく、人見知りしないはずです。初対面の人でも、すぐに仲良くなれます。陽気な性格で打ち解けやすいので、対人関係は良好とされます。
統率力にも優れていて、チームワークが必要な物事を上手くやり遂げます。人と人の調整能力に優れ面倒見が良いとされます。一人でいるよりも人と一緒にいることを好みます。
何らかのスター性やタレント要素を持ち、目立ちたがりの面があり、自分の存在感をアピールしたい気持ちが強くなります。上昇志向が強く、何事も精力的にこなします。起業や独立、芸能人に向いています。
社交線と金星帯の違い
社交線と見間違いやすいものに金星帯があります。
金星帯は、人差し指と中指の間から薬指と小指の間にかけて弧を描いて伸びる線を指します。ヴィーナスラインやエロ線とも呼ばれ、愛と美を象徴する線になります。
1本線で現れることは少なく、キレギレに現れることが多いようです。社交線は薬指の下方まで伸びることはなく、薬指と小指の間から線が伸びていれば金星帯になります。
この金星帯が現れている場合、愛情に恵まれ、美的センスに格段に優れているとされます。繊細で細やかな愛情を持ち、精神面に崇高さが見られるはずです。出会い運に恵まれ異性からモテることになり、情熱的な恋愛をし、磨けば光る色気が漂うとされます。
この金星帯が2~3本現れている場合、より一層意味合いを強めることになります。また薬指と小指の間からのみ、弧を描いた線が伸びていると、酒や異性に溺れやすい放蕩線となります。
社交線が二股に枝分かれしている
社交線が二股になっているのは見分けにくいのですが、稀に二股になっている人がいます。この場合、異なる2つの分野の人に対して社交的とされます。
同性にも異性にも好かれ人脈を広げられます。強面の人にも優しい人にも、分け隔てなく付き合うことができます。日本人にも外国人にもウケが良いはずです。
一方で、表向きは社交性はあるものの、非社交的な面も併せ持っていることもあります。職場では人当たりが良く、対人関係も良好で明るいのですが、一人になったり、家庭に帰ると口数が減り、ブスっとしていることが考えられます。非社交的な面を隠しているはずです。
社交線が二重・二本ある
稀に社交線が2本見られることがあります。この場合、社交性に富むだけではなく、普通の人の2倍以上の社交性があるとされます。
非常に社交的で、誰とでもすぐに親しくなれます。人に対する観察眼が鋭く、人の良い点を見出すことに優れています。当初敵対的だった人までも、虜にするような不思議な魅力があるとされます。
人当たりが良く、人に受け入れられるやすいようです。いつの間にか組織の中で人をまとめる存在になっています。スター性があるのですが八方美人的な要素が強くなると、軽く見られたり、人から信頼されにくい面があります。
社交線が長い
社交線が薬指の下方の寸前まで伸びているものを指します。
この場合、社交性に富み、誰とでもすぐに打ち解けられるとされます。パーティーなどで盛り上がり、いつの間にか仲間を作っているような人が多くなります。
人づき合いがよく、人見知りもせず、どのような肩書の人とも対等に付き合います。協調性があり、人と何かを成し遂げることに優れています。統率力と調整能力に長けているので、リーダーとして力が存分に発揮できます。人の面倒見が良く、困っている人は見過ごせません。
恋愛面でも容易に相手が見つけられるとされます。長く薄い場合、社交的で協調性もあるのですが、積極性に欠けるとされます。
社交線が短い
社交線が中指の下方の真ん中よりも手前までしか伸びていないものを指します。
この場合、社交性はそこそこあるものの、気に入った仲間内に限るとされます。特定のグループの中でのつき合いが良く、人の面倒見が良いようです。
サークルや職場の仲間、家族や友人などとは、分け隔てなく平等に接します。サークルなどでは、まとめ役になりやすいようです。特定の人と深く付き合うことが多く、人脈は少なめになります。
初対面の場では、すぐには親しくなれないとされます。恋愛面ではなかなか進展しないのですが、意気投合すると一気に結婚に向かう形が多いようです。
社交線にフィッシュがある
社交線に魚の形で囲まれた線が見られることがあります。これはフィッシュや魚紋と呼ばれ、幸運の証として知られています。
これが見られる場合、人付き合いにおいて、大きな幸運が訪れるとされます。理想の恋人や結婚相手に巡り会えたり、仕事での重要なパートナーに出会えることが考えられます。
このフィッシュが現れている間は、対人関係面で大きな幸運に包まれているはずです。リーダーとして大きな業績が残せるかもしれません。
フィッシュは頻繁に現れたり消えたりするもので、当初弱々しいものが段々濃くなっていくものが多いとされます。人によっては、この幸運が訪れる1年程前から濃く現れることもあります。
社交線にスター線がある
社交線に星のような掌紋が見られることがあります。これはスター線や星紋と呼ばれ、短い3本~4本の線が星のように交差しているものを指します。
これが現れている場合、分け隔てのない人付き合いによって人気などがもたらされ、幸福を呼び込むとされます。社交性が増す上に、備わっているスター性が大きく開花するはずです。このスター性が大きな幸運や成功につながります。
スター線は短期間で消えてしまうことが多いので、日頃から注意深く見る必要があります。スター線が見られたら、積極的に自分をアピールすると何事も功を奏するはずです。
社交線が左手にある
手相は利き手でない方の手で生来の運勢などを読み取ります。日本では一般的に右利きの人が多いので、左手では過去や生来の運勢を判定します。
この左手に社交線がある場合、生まれつき社交性に富んでいるとされます。人とすぐに打ち解けることができ、幼少期から友人が多いようです。
成人すると今まで築いてきた交友関係が大いに役立ち成功がつかみやすくなります。人を率いたり、まとめることに優れ、リーダー的な役回りが多くなるようです。
しかし長年の社交性が仇となることがあったりすると、社交線が消えて社交的ではなくなることが考えられます。
社交線が右手にある
手相では利き手で将来のことを読み取ります。日本では一般的に右利きの人が多いため、右手で将来の出来事や運勢を読み取ることになります。
この右手に社交線がある場合、人生経験を積んだ中で、社交性を持つようになったとされます。後天的にリーダーとしての統率力や協調性を手にして大きな力が発揮できるとされます。
人の面倒を見ることで自分に利することがあると知り、面倒見が良くなったはずです。自ら獲得した社交性などは、そう簡単には失われないとされます。人に好かれ対人関係は円満となり、築き上げた人脈などが大きな成果につながります。
社交線が両手にある
社交線が両手に現われていることがあります。この場合、利き手がどちらにしても、生涯を通じて社交性に富み、人当たりが良く打ち解けやすいとされます。幼少期から人を上手にまとめ上げることができ、リーダー的な存在になることが多いはずです。
人と協調して大きな成果が上げられます。困っている人を見過ごせず人の面倒見が良いので、人から頼りにされます。人生経験を積んでも社交性に変化はなく、人付き合いの幅がさらに広がります。
人との調整能力に長け、対人関係が常に良好とされます。何事も積極的で統率力があるので、一生をかけてかなりの偉業が達成できます。
まとめ:対人関係で活用
人生において人との関わりは切り離すことができず、社交的なことはプラスに働きます。社交線ではこの社交性や統率力などを読み取ることができます。
人差し指と中指の間から感情線に沿うように伸びる線を指しますが、薬指の下方まで伸びていないものになります。現れる場所を見ると、金星帯や二重感情線などと見間違いやすい面があります。
社交線が二股に分かれていると二面性のある社交性となり、二重になっているとより一層社交性に富むことがわかります。長い場合も意味合いを強め、短いと特定の人との社交性に富むことになります。
フィッシュやスター線が見られると人付き合いによって大きな幸運がもたらされます。社交線を対人関係に活用したいものです。