手相にそれほど詳しくない人でも、生命線を知っている人は多いはずです。生命線は運命線、感情線、知能線と共に4大基本線となります。中でも生命線は生命力に関わりが大きく健康を左右する線として知られています。
もしこの生命線に途切れがあったら、健康面で何か不吉の予感がするかもしれません。しかし注意すべき点を注意すれば不吉とは限らないのです。
事前の警告的に要素として捉えれば、対処する準備ができます。いろいろな俗説がありますが、正しく手相を知れば惑わされることはないと言えます。
また生命力は精神面にも影響するので、心身共に健やかでありたいと誰もが願うものです。
それでは、生命線が途切れ・切れてるときの意味などについて詳しく解説していきます。
生命線の途切れ・切れてるときの意味とは?死ぬ?
生命線が途切れていたり、切れ間が見られることがあります。途中に何らかの空白の部分がある生命線になります。
この場合、基本的にはその切れ間の時期に生命力が弱まり、健康運が下がるとされます。生命力が弱まり健康を害して病気になることは考えられますが、死ぬことに直結することはまずありえません。
体力が落ちたり、ケガもしやすくなります。その他、積極性が乏しくなり運気まで落ち込むこともあるようです。
運気が落ちている時期は、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。危険や無理はなるべく避けることが良いと言えます。女性の場合、子宝運や婦人病に影響が及ぶこともあります。
この途切れの位置を生命線の流年法で見ると、生命力が落ちる時期がわかります。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する辺りを20才とするのが目安です。
生命線が途切れて外側に切り替わる
生命線が途中で外側に切り替わっている場合、非常に生命力が強くなり、精神的にダメージを受けにくいとされます。
通常の途切れの意味合いとは逆になり、この切り替わっている時期に生命力が強まるわけです。バイタリティーにあふれているので、何事も積極的に取り組むとされます。今まで体力に自信がなかった人でも、バリバリと働けるはずです。
運気も順調となるので、無理をすれば、それだけ功を奏するとされます。切り替わりの時期が高年齢の位置にあっても体力は充分あるはずです。生命線が短めの場合でも、外側に切り替わっていると生命力はかなり強まります。
生命線が途切れて内側に切り替わる
生命線が途中で内側に切り替わっている場合、線が切り替わる時期に体力などの肉体的なエネルギーが弱まるとされます。体力が必要とする仕事や運動は避けた方が良さそうです。病気やケガが多くなり、精神的なストレスも溜まりやすくなります。
健康運はもちろんのことその他の運気も一時的に低迷します。仕事運も低迷しているので、起業や独立は時期をずらす必要があります。いろいろなトラブルに遭う可能性が高くなります。
また、この不調期を無事に乗り切ると長生きの傾向にあるようです。生命線の張り出しが弱い場合、より一層生命力が弱まるので健康管理に注意が必要となります。
二重生命線が切れてる・途切れている
生命線が二重になっていることがあるのですが、どちらかの線か両方の線に途切れが見られるものを指します。
この場合、通常は生命力にあふれ、非常に健康的なのですが、ほんの一時期に生命力が弱まるとされます。
片方の線が途切れている場合、もう一方の線が生命力を補うので、それほど生命力は弱まらないとされます。
しかし、両方同じ位置で途切れている場合、生命力が極端に落ちることになります。普段健康を実感している人が急に健康を害するようになると、その落差が大きくダメージが普通の人よりも大きくなるようです。それでもこの時期を乗り切れば元に戻ります。
右手の生命線が切れてる
手相は利き手で将来のことなどを読み取ります。日本では一般的に右利きの人が多いため、右手で将来の出来事や運勢を判断します。
この右手の生命線に途切れがある場合、生命力が一時的に弱まる何らかの要素が後天的に加わったとされます。生活習慣の中で健康を害する要素が多くなったことが考えられます。
体力的に弱まり、積極性も乏しくなるようです。健康を害する原因を突きとめる期間として前向きに捉えても良いと言えます。この生命力が弱まる時期を乗り越えれば、元の状態に戻るはずです。
また生命線の途切れている位置が年齢的に過去の場合、急に現れても気にする必要はないとされます。
左手の生命線が切れてる
手相は利き手でない手に生来の運勢などを現れるとされます。日本では一般的に右利きの人が多いので左手で過去や生来の運勢を判定します。
この左手の生命線に途切れがある場合、生まれつき生命力が弱まる時期があるとされます。この時期に差し掛かる前に、健康に気を使ったり体力を付けていると途切れが消えて、不調期が訪れないようにすることができます。
どうしても消えない場合は、その時期に生命力が落ちるので、無理をしないようにします。体力を要することは避け、何かを新しく始めることも避けた方が良さそうです。これを乗り切れば通常に戻ります。
両手の生命線が切れてる
両手の生命線に途切れが見られる場合、利き手がどちらにしても、生命力が弱まる時期があるとされます。この時期に病気やケガが多くなるので、健康に気を使う必要があります。
体力的に無理が利かず、トラブルに遭いやすいので、行動は慎重にした方が良さそうです。生命線の途切れの位置がいずれも現在の年令よりも先ならば、体力を付けることで、途切れを消すこともできます。
左右の生命線の同じ位置に途切れがある場合、その時期に極端に生命力が弱まるとされます。ダメージが大きいので、注意が必要です。左右の生命線のそれぞれの位置に途切れがある場合、不調期が2回訪れる可能性があります。
生命線が切れて運命線とつながる
生命線に途切れがあり、生命線の一部が運命線とつながっているものを指します。生命力が弱まっている時期に身体的にダメージを受けても、運勢面で何らかのフォローがあるとされます。それでも無理はしない方が良いと言えます。
親や親族との縁が深く、身体的な不調期にもその恩恵を受けるとされます。予期せぬ助力が得られるはずです。
また生命線の途切れの部分を運命線がつないでいる場合、一時的に生命力は弱まるものの、運気の低迷はなくトラブルも大きな問題にはならないとされます。病気やケガをしても、普通の人よりも回復は早くなるはずです。
生命線が途切れ途切れになっている
生命線が点々とし、途切れ途切れになっているものを指します。細かい線が連なっているようなものも含まれます。
この場合、生命力が不安定で体力が弱めとされます。健康な状態が長続きせず、疲れやすい体質になるようです。何事にも自信がなく、積極性に乏しくなるとされます。精神的な弱さがあり、ストレスは溜め込みやすくなります。
物事を諦めやすく、やり遂げる力は弱いとされます。気力や根気が続かないので、何をやっても成果が上げられないことが多くなります。体力を付け健康管理に注意すれば、生命力が増すはずです。
まとめ:不調期は無理せず乗り切る
生命線に途切れがあると、不吉な予感がするかもしれませんが、しっかりと注意していれば、乗り切ることができます。ネガティブな意味ばかりではないので、俗説に惑わされないことが肝要です。
生命線に途切れがあると、一時的に生命力が弱まり、運気も低迷するとされます。精神的に弱くなり、トラブルが頻発する可能性もあります。
生命線が外側に切り替わっていると、生命力が旺盛となり、何事も積極的になれるとされます。一方で内側に切り替わっていると、生命力が弱まり病気やケガが多くなるとされます。
これらの生命力に一時的な変化が訪れる時期は生命線の流年法で読み取ることができます。生命線に途切れが見られても、無理せず乗り切れば問題はないわけです。