いくら徹夜をしても、休日返上で働いていても元気な人はいるものです。体力に自信があるような人は、何事にも積極的になれます。
誰でもこうありたいと願う健康で元気な源は生命力です。これが旺盛なら良いのですが、いつも旺盛とは限らない面があります。
この生命力に関わる手相には生命線があります。人差し指と親指の間から手首方向に向かって弧を描いて伸びる線です。
ここに島が見られる場合、生命力に関わる何らかの障害があるとされます。一時的に生命力が弱まってしまうわけです。この島はフィッシュと見間違いやすく、現れる位置や大きさによってその意味合いがいろいろとあります。
それでは、この生命線に島があるときの意味などについて詳しく解説していきます。
手相占いで生命線の島の意味とは?病気?
生命線上に島のような形で囲まれた島が現れている場合、生命力に何らかの不調や障害があるとされます。生命線が濃く生命力にあふれている人でも、島があれば、心身の不調期が訪れることになります。
体力や気力が衰えていることもあり、疲れやすくなります。精神的なダメージも受けやすく、ストレスを溜め込みやすくなり、それが原因で病気になることもあります。この島が見られる場合、既に病気などにかかっている可能性もあります。
この不調期には、生命力ばかりでなく積極性なども乏しくなり、何かとネガティブな考え方をするようです。運勢の低迷期と重なることもあるので、何か新しく始めること避けた方が良いとされます。いずれにしましても一時的な生命力の不調なので元に戻ります。
生命線上の島がある位置でこの不調期が読み取れます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する辺りを20才とするのが目安です。
生命線の島とフィッシュの見分け方
生命線の島とフィッシュはちょっと見は似ていて、見間違いやすいかもしれません。島はアイランドとも呼ばれ、島のような形に囲まれた線を指します。フィッシュの尾にあたる部分がなく、極端に細長かったり、目のような形に見えることがあります。
この島紋は、運命線・生命線・知能線・感情線の4大基本線や主要線に現われることが多く、その線のネガティブな意味合いを強め、障害や不調をもたらすとされます。
一方のフィッシュは、魚紋とも呼ばれ魚のような形で囲まれた線を指します。大きさは1~2センチ程のものが多く、大きいものでは3センチぐらいになります。生命線上のものは小さめのものが多いようです。
頻繁に現れたり消えたりし、どこに現われても幸運の証となります。その線のポジティブな面を際立たせて、幸運をもたらすとされます。フィッシュは現れる数が多いほど、幸せの度合いが高まります。
生命線の島が大きい
生命線上に大きな島が見られることがあります。大きさは1センチ以上のようです。この場合、生命力の不調期が非常に長くなるとされます。長期間にわたる病気やケガがリスクがあり、回復にも時間がかかる可能性があります。
性格的には大人しくなるものの、精神的にも弱くなり積極性も乏しくなる期間が長くなるので、仕事面での影響が大きくなるかもしれません。
気力や体力が続かないので、何かをやり遂げることは苦手になります。判断力も衰え、優柔不断さが際立つはずです。この他、運勢の低迷期も長引くので、事前にいろいろと備えておく必要があります。
生命線が島だらけ
生命線上に島があちらこちらに数多く見られるものを指します。接しているだけの島も含まれます。この場合、全体的に生命力も弱まり、健康がなかなか実感できないとされます。疲れやすく体力を要する分野では力が発揮できません。
精神面での弱さも際立ち、些細な事でも気になり神経質な状態になります。何かとネガティブに捉えやすく、消極的になります。個々の島の位置に応じた年齢の時期に病気やケガが多くなるので注意が必要です。
この他、全体的な運気が弱まり運勢が思うように進まなくなるとされます。体力を付け何事も前向きに捉えると、島の数が減って来るはずです。
左手の生命線に島がある
生命線は利き手でない手に生来の生命力などを現れるとされます。日本では一般的に右利きの人が多いので左手で過去や生来の生命力を判定します。
この左手の生命線に島がある場合、生まれつき生命力に何らかの障害がある時期が訪れるとされます。健康が実感できず、体力的にも自信がなくなります。何事も消極的になる傾向にあります。精神面でも弱さが際立つので、ストレスを溜めないように注意します。
この時期に差し掛かる前に、体力を付けていると島が消えて、不調期が来なくなるはずです。生活習慣の改善などで生命力を強められるので、備えを万全にします。
右手の生命線に島がある
生命線は利き手で将来の生命力などを読み取ります。日本では一般的に右利きの人が多いため、右手で将来の生命力を判断します。
この右手の生命線に島がある場合、今までの生活習慣の中で生命力が弱まる時期を生み出したことになります。健康を害する何らかの要素が後天的に加わったとされます。本来、生命力があった人でも、島があるとその時期に生命力が弱まることになります。
島はある種の警告なので、健康に注意を払って無理をしないようにします。右手の島に対する健康改善策の方が苦労が多いとされます。しかし無事に島のある不調期を乗り切れば、通常の生命力に戻ります。
生命線の末端が島で終わる
生命線の終点に島があり、そこで線が終わっているものを指します。この島の先には生命線が見られないはずです。
この場合、晩年期の生命力が弱まり、病気やケガが多くなるとされます。島で終わっているからと言って死につながるわけではありません。それでも健康を害することが多いので注意が必要です。年齢を重ねるごとに弱まる気力や体力が、人よりも弱まることが考えられます。
この島が見られた場合、若い段階から、晩年期に向けて体力の増強などをはかれば島が消えることもあります。持病がある場合、悪化しないように対処しておいた方が良さそうです。
生命線の島が消える
生命線上に現れている島がいつの間にか消えることがあります。
この場合、生命力が弱まる時期に備えて行っていた健康管理策が功を奏したことになります。生命力が増して、何事も積極的になれるはずです。体力的にも自信がつき、無理ができます。持病などが完治したことも考えられます。心身共に健康が実感でき、生活が順調になるはずです。
併せて訪れるはずだった運勢の不調期も来ないので、いろいろなことに躊躇なく挑戦できます。またこの生命力の復活がその人の健康改善策ではなく、自然のものや精神的な喜びが要因になっていることもあります。
生命線の島と年齢の関係
生命線上に現れる島の位置によって生命力が弱まったり、何らかの障害が訪れる時期がわかります。これは生命線の流年法によって導き出されるもので、人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する点を20才とするのが目安です。
しかし、これで割り出した時期が、現在の年齢よりも若い場合もあります。過去に生命力に関わる障害があったと見ることもできますが、利き手に見られた場合、近い将来にも生命力が弱まる時期があるという見方もできます。手相は利き手を優先する面があるからです。
特にその若い時期に健康だった場合、近い将来に生命力が弱まる可能性が残されます。ちょっとした不調のサインが見られたり、病気になりかけた際には、注意する必要があります。
また生命線の島は、線の後半部分に出やすい面があるようです。年齢的に生命力が弱まることと関係しているとも言えます。
まとめ:島は消すことができる
生命線上に島が見られると、その時期に生命力が弱まり、何からの障害があるとされます。島は魚の形で囲まれたフィッシュと間違いやすいのですが、島のような形で囲まれた線で1~2センチ程度のものです。
生命線上に現れる際は、比較的小ぶりのものになります。島はどこに現われたとしても、その線のネガティブな意味合いを強めることになります。生命線では生命力を弱め、病気やケガが多くなるとされます。心身共にダメージを受けやすく、積極性も乏しくなるようです。
島が大きかったり数が多いと、それだけ生命力のネガティブな影響力が大きくなります。島が見られた際には積極的に健康改善策を講じて島を消し、不調期が訪れないようにしたいものです。