苦労してきた人の手相10選！晩年は安泰？人生後半から開運？

幼少期から人生全てが順調で上手く行ってきた人は、苦労が身に染みてわかることはほとんどないはずです。書物や人の体験話によって苦労を知り、わかったような顔をします。しかしそれでは、人間として薄っぺらなものになります。

一方で人生で苦労を重ねてきた人は、人の痛みがわかるので優しくなれます。苦労を実感し、手にした幸せのありがたみが良くわかっています。自分の苦労を自慢することはなく、人間力が非常に高い優れた人格の持ち主になるようです。

苦労を重ねた人には特有の手相がいくつかあり、これが見られれば、苦労に打ち勝ち、何事も前向きに捉えられるはずです。

それでは、この苦労してきた人の手相について詳しく解説していきます。

二重感情線は、感情線が二重に現れているもので、主となる感情線の上側にもう一本副線が現れることが多いとされます。副線はキレギレだったり本線と同じ濃さのこともあります。

この二重感情線が現れている場合、情に厚く愛情や情熱などにあふれているとされます。感受性に優れ感情の波があり、何かと気苦労が多くなるようです。感情的にショックなことに遭いやすく、精神的にダメージを受けやすいのですが、それを耐え抜く力を持ちます。

意志が強く度胸もあります。性的な欲求が強く浮気や不倫などが多くなりがちです。何事にも精力的に取り込むので、苦労の末に幸せがつかめるとされます。

二重生命線は、生命線が二重になっているもので、ほとんどが生命線の内側で生命線に沿うように副線が現れます。この副線は生命線と同じ始点から枝分かれしたり、生命線と交わらずに並行して伸びるものもあります。

この二重生命線が見られる場合、健康に恵まれ、体力や気力に優れ生命力にあふれているとされます。何事にも積極的に携わり、行動的な分、失敗や苦労が多くなります。

それでもチャンスは逃さないので、成功がつかみやすいと言えます。意志が強く忍耐力もあり、最後まで諦めない力を持ちます。困難を乗り越える度に人間的に大きくなれるとされます。

努力線は生命線上から上方向に伸びる線の総称となります。人差し指に向かうものを希望線と呼んだり、中指に向かうものを向上線と呼んだりしますが、いずれも努力を積み重ね、幸せをつかむ形になります。

これが見られれば、苦労してきた人や、苦労が乗り越えられる人となります。努力を重ねなければならない環境に置かれることが多く、何かと苦労が多くなるようです。

しかし忍耐力があり、コツコツと努力することを惜しまないとされます。心が折れそうな状況に陥っても、乗り越えられる強さを持っています。人一倍努力することで苦労を幸せにつなげられます。

苦労人線は生命線と運命線を同時に横切っている線が見られるものを指します。この横切る線が多い程、より苦しい局面に追い込まれるとされます。

苦労人線がある場合、人生を大きく揺るがすような困難や苦労に遭いやすいとされます。結婚した相手が不幸をもたらしたり、大金を失い苦労することが考えられます。

今まで順調に行っていたことが、突然ダメになることもあります。大病をする可能性も高くなります。全く自分に落ち度がないのに、失敗したり、責任を取らされるかもしれません。

しかし、苦労などを前向きに捉え、乗り越えられれば幸せがもたらされるはずです。

運命線が手のひらの中ほどで蛇行しているものを指します。

自分なりの価値観やこだわりが強く、真面目な性格とされます。一度決めたことは何らかの失策があっても、そのまま突き進もうとします。何事にも融通が利かず、柔軟な対応ができないため、苦労が多くなります。

運命線が蛇行している時期には、運勢が不安定となり何かと思うようにならなくなります。努力が無になることもあります。

苦労ばかりで辛酸をなめるかもしれませんが、自分のペースを保ちながら、それを乗り越えれば、運勢が好転します。特に線の終点付近が濃い程、晩年が安泰となります。

知能線を障害線が横切っているものを指します。この場合、基本的に頭の働きが悪くなっているとされます。的確な判断ができず、優柔不断になるかもしれません。

人から信頼されず、判断を誤ることで苦労が増えます。神経が過敏で真面目な性格の人が多いようです。不用意な言動などで、対人関係がスムーズにならないことが考えられます。心に余裕が持てない状態にあります。

この障害線が多い程、精神面での葛藤が多くなるとされます。濃い障害線があると、頭に関わる病気になりやすく、薄い障害線が複数あると、眼精疲労や神経の使い過ぎているとされます。言動を慎重にし、ストレスなどを解消すれば苦労が報われます。

太陽線を障害線が横切っているものを指します。この場合、成功などをつかむことで人から嫉妬されやすいとされます。太陽線が現れているので何らかの成功や人気が手にできるのですが、それが元で人から妬まれ、苦労を背負うことになります。

大金などを手にしたことでも、苦労が増えるはずです。カネ目当で近寄って来た人に酷い仕打ちをされることも考えられます。

薄い障害線が複数ある場合、些細な妬みを数多く買い、濃い障害線がある場合は大きな挫折に遭いやすくなります。

太い障害線の場合、足を引っ張られ思い通りにならないとされます。人生の表も裏も見ることで、人間的に厚みが増し人生の糧にできます。

財運線を障害線が横切っているものを指します。この場合、金運が低迷し、お金に関わる苦労が増えるとされます。借金などに応じると損をする可能性が非常に高くなります。コミュニケーション能力に乏しくなり、行き違いが増えて、対人関係が円滑にならなくなります。

薄い障害線がある場合、大金が入っても、出費がかさむとされます。貯金などが苦手になるので、無駄遣いに注意する必要があります。

濃い障害線がある場合、金銭面でのトラブルが増えるとされます。儲け話や投資は控えた方が良さそうです。

太い障害線がある場合は、騙されたり詐欺に遭いやすくなります。お金の使い方を慎重にすることで苦労から解放されるはずです。

結婚線を障害線が横切っているものを指します。この場合、恋愛関係が上手く行き難く、結婚に至るまで、いろいろと苦労するとされます。結婚に際して誰かしらが反対したり、乗り越えなければならない困難があるようです。既婚者の場合、夫婦関係にトラブルが増え、離婚につながりやすくなります。

薄い障害線がある場合、恋愛・結婚相手に振り回され苦労するとされます。濃い障害線がある場合、結婚に関わるトラブルがより大きくなるとされます。

太い障害線の場合は強硬に結婚を反対されたり、離婚する可能性が非常に高くなります。恋愛・夫婦関係を見直し風通しを良くすれば、苦労が消えて、幸せにつなげられます。

手荒れなどとは違ったシワが手のひら全体に見られるものを指します。この場合、神経が繊細で感受性が強いとされます。些細なことでも傷つきやすく、何かとストレスを溜めこみやすくなります。

性格的な優しさがあり、人の気持ちを敏感に察することができます。人に気遣いができるのですが、その分、気苦労が多くなります。人に強く押されると断れない面があります。何事も悩みやすく体調も崩しやすいかもしれません。

人の目を気にして何事も無難な方向に持って行こうとします。シワの数が多い程、これらの意味合いが強まり苦労が増えます。図太い神経を持つように心掛けると苦労が減り、運勢が開けます。

苦労してきた人は、その分、乗り越える力も強くなるとされます。真面目な性格で粘り強さがある人が多いようです。

苦労してきた人の手相には、まず二重感情線や二重生命線が挙げられます。情に厚かったり、生命力にあふれていることで、気苦労が多く失敗も増えて、苦労を重ねることになります。しかし最終的には苦労を糧として幸せに向かいます。

努力線や苦労人線では、苦労を乗り越えることで幸せにつなげられます。運命線などの４大基本線や、太陽線などの主要線に障害線があると、何らかの苦労を伴うことになります。しかしこの苦労を前向きに捉えることで人として厚みが増すことがわかります。これらの手相が示す苦労を克服すれば、人生は安泰となります。