アラフォー主婦の資格おすすめ12選！国家資格で未経験再就職

アラフォー主婦の方の中には、今からでも資格を取得してしっかり稼げるようになりたいと思う人も少なくないでしょう。

旦那の稼ぎが少なかったり、社会復帰したいという思いがあったりする人は少なくありません。また、離婚したいから稼げるようになりたいという人もいるでしょう。

年齢や社会人経験を考えて、「自分には無理だ」と思ってしまう人も多いと思いますが、そのようなことはありません。アラフォー主婦でも取れる国家資格はたくさんあります。

そこでこの記事では、アラフォー主婦でも取れるおすすめの資格を紹介していきたいと思います。

資格は取得すれば、何でもいいというわけではありません。なかには取るだけ無駄な資格もあります。

せっかく勉強したのに何の意味もない資格だったとすれば最悪ですよね。そこでここからは、適切な資格の選び方について解説していきます。

適切な資格の選び方として、まず大切なのは難易度が高過ぎない資格を選ぶというものがあります。

資格の中には数年勉強してもなかなか合格できないものや、専門で仕事をしているにも関わらず合格が難しい資格など、かなり難しい資格があります。

あなたがその道に精通しているのであればまだしも、実際に仕事をしている人でも合格が難しい資格を、まったくの素人が自宅で勉強しただけで取得するのは現実的ではありません。

そのような資格を目指してしまえば、合格できないまま数年という時間を無駄にしてしまいます。

そのため、資格を選ぶときはそれほど難しくない、少し勉強すれば合格できそうな資格を選びましょう。

本当に意味のある資格を取得するということも大切なことです。資格を取得したとしても、それを活かせる、または評価してくれる企業がなければ意味がないですよね。

世の中には意味のない資格がたくさん存在します。せっかく取得したのに、企業はまったく評価してくれず、資格がない人と同じ評価しかしてもらえないのです。特に以下の資格には注意しておきましょう。

・ファイナンシャルプランナー（資格がなくても保険の仕事はできる。評価はされず、学歴や成績・経験などが重視される）
・ITパスポート（IT分野の初歩的な知識で合格できる資格。企業では初心者と同じ扱い）
・医療事務（無資格でも仕事はできる。経験者が優遇される）
・介護事務（介護施設で事務のみの仕事はほぼない）
・秘書検定（礼儀やマナーは面接で判断される。資格では判断されない）

これらの資格は様々な雑誌や記事で「転職に有利」と紹介されますが、実際にはそのようなことはありません。

まったく意味がないというわけでもありませんが、大きく有利になる資格でもないため、注意しておきましょう。

安定的に稼げる資格を選ぶというのも大切なことです。資格取得は簡単であって、転職に有利な資格であっても給料が低ければ意味がありません。

せっかく資格を取得したのであれば、それなりの金額を安定的に稼ぎたいですよね。資格を取ってパート代程度しか稼げないのであれば、普通にパートをしたほうが良いでしょう。

また、資格を取ったことで働ける業種が安定して仕事があるのかということも大切なことです。せっかく資格を取るのであれば、長く役立てられるものであったほうがメリットがあります。

そのため、その業界が今後どうなっていくのかということも考慮しながら、取得する資格を選んだほうが良いのです。

では、さっそくアラフォー主婦におすすめの資格を紹介していきましょう。まずは登録販売者です。

登録販売者とは薬局やドラッグストアなどで、一般用医薬品が販売できる国家資格です。この資格は2009年の薬機法（旧薬事法）改正により誕生した資格です。そのため、取得している人が少なく、狙い目の資格となっています。

ドラッグストアやコンビニなどで活用できる資格ですが、この資格を持っている人は重宝されるため高めの時給で雇ってもらえます。薬を販売するお店はこれからも増えていくので、取得しているとかなり便利です。

これまでは実務経験がなければ受験できませんでしたが、2015年から誰でも受験できるようになりました。

合格率も43%となっており、難易度としては普通です。半年ほど勉強したら合格できたという人が多く、医薬品や薬機法に関する知識などが出題されます。

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社会保険労務士は雇用保険や健康保険などの社会保険などの手続きを、企業になり替わって行うことができる国家資格です。

企業の数だけ仕事があるということですので、仕事がなくなるということはないでしょう。資格を持っているとかなり有利で、収入もかなり良いです。

ただし一番の問題は試験が難関だということです。合格率は6%程度となっており、一年目で合格するという人は稀です。

また受験資格もあり、高卒では受験ができません。大卒、短大卒、高等専門学校であるか、もしくは3年以上の実務経験が必要となります。

勉強期間は一年以上は必要で、社会保険に関する知識などが出題されることになります。

宅地建物取引士は不動産会社で働くために必要となる国家資格です。取得することで不動産会社で働けるようになります。

不動産という業種自体がなくなることはありませんし、収入としてもかなり高いため取得できればかなり便利です。不動産は宅地建物取引士が一定数いなければ事業を行えないため、持っていればかなり優遇されます。

宅地建物取引士もかなり難関の資格です。合格率は16%となりますが、何年も合格できないという人もいます。勉強時間は8ヶ月。不動産に関する法律問題が主となるため、しっかり勉強しなければ受かりません。

ヨガの市場規模は世界的に伸びており、高齢化が進む日本でもヨガに取り組む人が増えています。フィットネスジムやヨガスタジオでは、ヨガ講師が活躍できるプログラムがたくさんあります。

また、コロナによってオンラインフィットネスが普及したため、オンラインで生徒に教えることもできます。独立してSNSなどで人気が出れば、大きく稼ぐことも可能な職種となっています。

今では、世界で最も知名度の高いヨガ協会「全米ヨガアライアンス協会」の資格がオンラインで取得できます。

簿記検定は企業のお金の流れを帳簿につける知識が求められる試験です。国家資格ではありませんが、多くの企業が採用の際に評価するポイントとなっています。

簿記検定は学生だと3級を取ることが多いですが、企業に評価されるのは2級以上です。1級を取得すると、税理士資格の受験資格が得られるほどですので、世間的にも広く認められた資格となっています。

簿記検定2級の場合、合格率は15%～30%程度です。簡単ではありませんが、そこそこというところでしょう。勉強時間は半年ほど必要となります。財務処理に関する問題が出題されます。

消防設備士とは、施設やマンションなどの防災設備の点検や整備を行うために必要な国家資格です。

消防設備士が必要とされるのは点検会社や建物管理会社などとなります。持っていれば必ず採用となるわけではありませんが、有利にはなるでしょう。常に必要とされる職業ですので、持っておいて損はない資格です。

消防設備士には甲種と乙種、そして両方に1～5種、甲種に特類、乙種に6･7種というように、様々な種類があります。乙種であれば受験資格はありません。いずれか単体のみであれば比較的簡単に取得できる資格です。

人気である乙種6類の合格率は40%。難易度はかなり低めです。勉強期間は二ヶ月もあれば十分でしょう。ただし、全てを取得するとなると、かなりハードルは高くなります。

介護職員初任者研修は介護を行う上で必要となる資格です。元々はヘルパー1級・2級と呼ばれていましたが、今では統合され介護職員初任者研修となりました。

介護職は高齢化の進む日本では、今後も必要不可欠な仕事です。けっして収入は高くありませんが、仕事がなくて困るということはないでしょう。都会・田舎に関わらず仕事があるため、多くの人におすすめな資格です。

介護職員初任者研修は3ヶ月の講習を受ければ、誰でも資格を取得できます。自分でやめない限りは資格が取れるため、合格率は99%です。

取得のハードルがかなり低いですし、これを取得すれば国家資格である介護福祉士の受験資格の一部をクリアすることもできます。介護の資格でさらに上を目指したいという人には必要不可欠となる資格です。

医療事務は、病院の窓口での受付業務や、医療費の計算、保険者への診療報酬請求事務、カルテ管理、などを行う仕事です。

正確な処理が求められるため、几帳面なタイプの人に合っています。また、医療機関で医師・看護師・患者などとも接するため、コミュニケーション能力も求められます。

医療事務の資格には、いくつかの種類がありますが、年間数万人が受験していて、合格率は約50％程度と、難易度はそこまで高くありません。安定した仕事に就きやすいため、人気の資格のひとつです。

保育士は保育所や病院、大型複合施設などで働くことができる国家資格です。子供の面倒を見ることになるため、子供が好きな人におすすめとなります。

日本は少子化ですので、今後が心配だと思う人もいるかもしれませんが、保育業界は常に人手不足です。待機児童が問題にもなっているため、特に都会では仕事がなくて困るということはほとんどないでしょう。

保育士は専門の大学を出ていないとなれないイメージがありますが、実は誰でも保育士試験を受けることはできます。

合格率は15%、難易度としては普通、勉強期間は半年程度となります。

試験は2日にわたって行われます。社会福祉や保育の心理、教育原理など9科目が行われ、出題範囲もかなり広いです。そしてピアノなどの実技もあります。

しかし実技試験の合格率は95%ですし、一年目で合格した科目は二年目は免除となります。三年間であれば合格した科目を引き継げるので（科目による制限もあり）、そこまで難関というわけでもないのです。

TOEICは英語のコミュニケーション能力を判断する試験です。厳密に言えば資格ではなく、英語力を示すテストとなります。合否という判断はなく、受験者の英語力がスコアとして評価されるのです。

TOEICは700点以上あると、企業は高評価します。600点以上が最低基準というところでしょう。スコアが高ければ高いほど企業から求められますし、英語力を必要とする企業は年々増えているため、引く手あまたとなります。

700点以上を取る人の割合は25%程度。割合を考えると簡単に思えますが、難関です。受験する人は基本的に英語に自信がある人ばかりだからです。

勉強時間は元々の英語力にもよりますが、半年から1年程度です。パソコンで画面越しに教えてもらえる英会話サービスなどであれば、主婦の人でも気軽に勉強できるため、試してみてください。

旅行業務取扱管理者は旅行商品を販売・企画する際に必要な資格です。国家資格となっており、旅行会社には旅行業務取扱管理者を持った人がいなければならないという法律もあります。

国内向けと海外向けの二種類の旅行業務取扱管理者がありますが、国内向けでも就職には有利となります。また旅行会社だけでなく、ホテル、バス会社、鉄道、航空などで働く際にも有利になる場合があるものです。

必ずしも重要視される資格ではありませんが、それでも旅行業界で働きたいという人は持っておきたい資格でしょう。持っておいて損はありません。

合格率は35%程度で、難易度としては普通です。勉強期間は半年ほどあれば足ります。試験は旅行業法や実務に関することが出題されます。

基本情報技術者はIT分野における専門知識を持った人に与えられる国家資格です。ITパスポートという資格は初心者向けですが、基本情報技術者はその一段階上の資格となっています。

基本情報技術者はIT企業に転職する上で有利となる資格です。持っていればある程度、ITに精通していると思われる資格ですが、絶対的に有利となる資格というわけではありません。

しかしプログラミングなどは行わない、基本的なパソコン操作を行うだけのIT企業であれば、かなりパソコンスキルがあると認定されるでしょう。

合格率は25%程度で、難易度としては普通です。しかしパソコンの知識がない人にとっては、かなり難解な試験となるでしょう。

勉強期間は4ヶ月ほどで、情報セキュリティにおける基礎知識やコンピューター言語を使った開発問題などが出題されます。

紹介してきた資格に合格した方の体験談や勉強方法を紹介します。

◯登録販売者の合格体験談
2人の子どもを育てながら、登録販売者試験に独学で合格した勉強方法について説明されています。丁寧にひとつずつ説明されているのでぜひ参考にしてください。
⇒子育てしながら2ヶ月間の独学で【登録販売者試験】に合格した勉強法

◯社会保険労務士の合格体験談
現役社会保険労務士の方が、独学で合格した勉強方法やテキストを紹介されています。転職、働き方、社労士の実務まで詳しく説明されていますので他の記事もぜひ参考にしてください。
⇒【社労士試験の勉強法】三流大学出身のぼくが社労士試験を2年で合格した独学勉強法とテキスト紹介


◯宅地建物取引士の合格体験談（1）
主婦で子育てをしながら宅建に独学で合格した方が勉強方法などについて詳しく説明されています。専業主婦から未経験職種に再就職した経験もある方なので、その他の記事も大変参考になりますよ。
⇒宅建勉強時間の目安は250時間！主婦が独学合格したスケジュールと勉強法とは？

◯宅地建物取引士の合格体験談（2）
宅建の参考書について詳しく説明されています。その他にも、効率的に独学で合格するための情報が揃っています。また、難関資格の不動産鑑定士や行政書士資格などについても説明がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【2021年最新版】宅建士を独学で勉強するためのおすすめテキスト・参考書をランキング形式で紹介

◯宅地建物取引士の合格体験談（3）
宅建に合格してアパレル業界から不動産業界に転職した女性が、試験の内容や勉強方法などについて説明しています。新しい業界への転職が不安な方は、ぜひ参考にしてください。
⇒半年の独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト


◯簿記検定1級の合格体験談（1）
公認会計士・税理士として仕事をされている方が、科目別の勉強方法やスケジュール管理について説明されています。簿記1級は難易度の高い試験ですが、短期合格するための方法も紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。
⇒簿記1級の勉強法を、公認会計士が徹底解説【落ちないテクニック】

◯簿記検定1級の合格体験談（2）
公認会計士試験に合格後、監査法人で働き、今は個人投資家をされている方が、簿記1級の独学方法、効率的な勉強方法について、解説されています。また、投資についても他の記事で説明されているので将来の資産形成や節税に興味のある方もぜひ参考にしてください。
⇒日商簿記1級に独学合格した私が独学で合格するまでの費用や勉強時間を解説する。

◯簿記検定2級の合格体験談（1）
簿記検定以外にも様々な資格について合格されている筆者が、簿記検定2級の勉強方法について解説しています。モチベーションの作り方、分野別の勉強方法、テキストの使い方まで詳しく解説されていますのでぜひ参考にしてください。
⇒[日商簿記2級]独学は難しい？突破できる勉強方法やコツは？工業簿記は特に注意！

◯簿記検定2級の体験談（2）
2人の娘を持つ女性の方が簿記2級の勉強方法について解説しています。勉強している途中の心情なども書かれており、共感しながら読み進められるのではないでしょうか。その他に子どもの学習法や親の悩みについても書かれているので、ぜひ参考にしてください。
⇒【簿記2級】独学で合格できるのか？超初心者の勉強法！

◯簿記検定2級の合格体験談（3）
簿記2級以外にも様々な資格を持っている方が簿記2級の効率的な勉強方法について、教えてくれています。1ヶ月の勉強で取得したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
⇒たったの1ヶ月！簿記2級の独学攻略法｜2020年度版


◯介護職員初任者研修の合格体験談（1）
元介護士で転職エージェントの方が、勉強方法だけでなく、取得するメリットやその後のキャリアアップまで考えて教えてくれています。こちらの資格で転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
⇒介護職員初任者研修を取得するまでの５ステップ！【完全保存版】

◯介護職員初任者研修の合格体験談（2）
介護士として働いた経験もあり、役員もされている方が、一発合格するための勉強方法について説明されています。その他に介護士としての働き方・悩み・転職など、様々な問題について詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてください。
⇒介護職員初任者研修の修了筆記試験の内容は？1発で受かった勉強方法！

◯介護職員初任者研修の合格体験談（3）
試験の準備や試験当日のことも詳しく説明されています。その他にも女性におすすめの資格がたくさん紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。
⇒【介護職員初任者研修の勉強】筆記試験で準備することや大変だったことは？


◯医療事務の合格体験談
医療事務で実際に働いている方が、医療事務技能審査試験の勉強方法について解説されています。実際に働いた上でのリアルな話も書かれているので、これから医療事務で働きたい人は、ぜひ参考にしてください。
⇒【医療事務の資格】医療事務技能審査試験の勉強方法

◯TOEICの勉強方法
TOEICで高得点を取得し、海外営業の仕事をされている管理人の方が、TOEICの勉強方法について、分野別・スコア別に詳しく説明されています。初心者がつまづきやすい点についても解説がありますので、ぜひ参考にしてください。
⇒TOEIC独学完全ロードマップ【400点初心者～700点まで】効果的な勉強法をスコア別に完全解説！

アラフォー主婦におすすめな資格を紹介してきましたが、かなり難解な資格もあれば、簡単に取得できる資格もあります。

しかし簡単な資格だと、やはり収入の低い仕事にしか就けないものです。とはいっても、難解な資格を選んで何年も合格できないとなれば、それも意味がありません。

そのため、合格できそうかどうかと、求める収入を照らし合わせ、自分が取得するべき資格を選びましょう。