放縦線の手相の意味10選！右手左手・ビアラシビアとの違い

人は生きていく上で、健康が大切な要素になります。健康であれば、何事も積極的になれ、体力的にも無理が利きます。精神的にも安定し幸せが呼び寄せやすくなります。

手相で健康に関わるものは、生命線や金星丘で見ることが多いと言えます。しかしそれ以外にも健康に関わる手相に放縦線があります。

あまり耳にしたことがないという人がほとんどではないでしょうか。これは現れて欲しくない手相の一つで、不健康を示すものになります。この線が見られたら健康に注意する必要があります。生命線が濃くしっかりとしていても、放縦線があれば、一時的に生命力が弱まっている可能性が高くなります。

それでは、この放縦線の意味などについて詳しく解説していきます。

放縦線の読み方は「ほうじゅうせん」です。月丘の下半分辺りの位置で横に伸びる線を指します。月丘は小指の下方で手首寄りの領域になります。月丘から金星丘に向かって真横に伸びていることがほとんどです。

放縦は「思うがままに振る舞う」という意味なので、自分勝手に不規則な生活を繰り返している際に現れる線として知られています。

この放縦線は現在の健康状態の悪さを示すもので、現れていると健康面で何らかの問題があるとされます。過労や不摂生による肉体的な衰弱を警告していることになります。何らかの大きな病気を持っているという要素は少なくなります。

女性では家庭や子供に関わることが大きく影響し、男性は仕事環境や生活習慣に関わることが要因になりやすいと言えます。夜更かしや無理なダイエットも原因になります。生命線に届くほど長い場合、かなりの過労状態にあるとされます。

放縦線と見間違いやすいものにピアラシビアというものがあります。放縦線もビアラシビアもどちらも月丘に現れる線ですが、線が手の甲まで伸びているとビアラシビアになります。放縦線は手の甲まで伸びていないものになります。

ビアラシビアにはインドの言葉で自由という意味があります。この言葉通り、ビアラシビアが現れていると自由を好み、束縛されることを嫌うとされます。どんな環境にあっても、常に自由でいることを望むようです。

仕事面ではフリーランスが向いています。何らかの組織に入って仕事をしようとすると、転職を繰り返す可能性が高くなります。

恋愛面でも束縛されないことを望み、相手を束縛することはほとんどないとされます。何か物事を始めるにあたって計画を立てたり、計画通りに進めることが苦手とされます。線が濃い程、その傾向が強くなるとされます。

手相は利き手で現在から将来の運勢を読み取ります。一般的に日本では右利きの人が多いため、右手ではこれからの運勢などが現れるとされます。

この右手に放縦線が見られる場合、人生経験を積んでいくうちに生活習慣などが悪化して、健康を害するようになったとされます。

現状、かなりの疲労が溜まっていて、それを放置していると、何らかの病気になる可能性が高くなります。肉体的な衰弱などを改善すれば、線は薄くなるか消えるとされます。

手相は利き手でない手で生来のものを読み取ります。日本では右利きの人が多いので、一般的に左手では過去や生来の特徴などが現れるとされます。

この左手に放縦線が見られる場合、生まれながらにして疲れやすい体質にあるとされます。幼少期から、体力的に弱く、ちょっとしたことで疲れが溜まりやすいかもしれません。

運動が苦手な人が多いとされます。しかし年齢を重ねるうちに生活環境などが改善されれば、衰弱体質ではなくなるはずです。

島はアイランドとも呼ばれ、島のように囲まれた線を指します。かなり細長かったり、目のように見えるものもあります。

これが放縦線にある場合、下半身に関わる病気などを示すとされます。生命力が弱まることやストレスで、何らかの下半身のトラブルを抱えることになるようです。膀胱の病気や足のケガなども考えられます。

女性の場合、子宮関係の病気や生理不順の可能性もあります。更年期障害やいろいろな下半身の不調に注意が必要となります。

フィッシュは魚紋とも呼ばれ、楕円に囲まれた線に尾ヒレが付いている魚のような紋を指します。

これが放縦線にある場合、健康面での何らかの不調が回復するとされます。放縦線のネガティブな面を吉相に変えることができます。持病などが完治する可能性が高くなります。

健康になれることで何事にも積極的になり、様々なチャンスが訪れやすくなります。精神的なストレスを抱えていた場合、その原因が解消するとされます。心身共に健康になれるはずです。

スター線は星紋とも呼ばれ、短い３～４本の線が星のように交差しているものを指します。

これが放縦線にある場合、予期せぬ幸運に恵まれ体の不調が回復に向かうとされます。症状を的確に判断し、治療してくれる医師に巡り会えることが考えられます。

健康面での苦労から解放されるはずです。持病などが回復することで、スター性が増したり、人気を手にする可能性も高まります。精神的に楽になれる人と出会い、癒されることもあるようです。

四角紋はスクエアとも呼ばれ、短い線で四角形を作るもので、＃（シャープ）やひし形・井の字・ダイヤ型に出ることもある紋を指します。

これが放縦線にある場合、健康面での一発逆転的な回復などが望めるとされます。持病などが回復して健康になれる証となります。過労や生活態度の乱れなどを改善することで、大きな幸運を手にしやすくなるとされます。

長年患っていたものが、思いもよらない早さで回復に向かうことも考えられます。また一時的に心身の不調が見られても、大事に至らず回復するとされます。

放縦線が濃くハッキリと見られる場合、かなり体の状態が悪いとされます。精神的なストレスや疲れが溜まりに溜まっている状態かもしれません。

肉体的に疲労困憊しているので、早急に休みを取る必要があります。心身共に何らかの問題で悩まされているはずです。

健康面での限界に近づいているので、このまま放置していると何らかの支障が出たり、病気になる可能性が高まります。生活環境の改善や疲れの原因を取り除くことが必要です。

放縦線が薄く現れている場合、近々体の調子が悪くなることを示すとされます。まだそれほどひどい状態にはないのですが、注意が必要かもしれません。

生活習慣が乱れ始めていたり、休みが少なく疲れが溜まり始めていることが考えられます。精神的にストレスになりかけている問題が頭を悩ましている可能性があります。

放縦線は不健康のサインなので、薄くても体の状態が良いと言えないわけです。しかしこの段階で注意していれば、健康回復は早いと言えます。

生命線を越えて伸びると長い放縦線になります。この場合、生命力が弱まり、体の調子がかなり悪くなっているとされます。

身体的に疲れていたり、精神的に不安定になっていることが考えられます。疲労困憊しているので、ここで休息を入れて欲しいという警告になります。思い当たる点を改善する必要があります。

対人関係でトラブルを抱えていたり、解決できない問題が山積みになっているかもしれません。何らかのストレス解消方法を見つけた方が良さそうです。

放縦線が生命線のかなり手前で終わっているものを指します。月丘に収まっているか少し出ている程度になります。

この場合、大まかに言って健康か、わずかながら体の不調が見られる状態にあるとされます。現状体調はほぼ良好なはずですが、このまま放置していたり、疲れなどを蓄積させていると何らかの明確な不調につながるはずです。

体調管理が大切になるかもしれません。心身共に無理をすれば、健康面でのしっぺ返しがあるはずです。

放縦線は健康面での問題を解決すれば、自然に消えていくとされます。食生活や生活環境などを改善し、規則正しい生活を送っていれば消えるはずです。

精神的なストレスを抱えている場合は、その原因を解消させれば、放縦線は見えなくなるはずです。持病などがある場合、放縦線を消すのは難しい面がありますが、治療に向かう努力を続けていれば、薄まるかフィッシュやスター線が見られるようになるかもしれません。手の甲まで伸びてビアラシビアになる可能性もあります。

いずれにしても日々の心身の健康管理が大切になります。できれば現れない方が良いのですが、現れた際には放縦線が健康管理のバロメーターにもなるので、健康管理の一環として注視して役立てることもできます。しかし症状がハッキリとしたら、最終的には医師などに見てもらうのが良いと言えます。

放縦線はできれば現れて欲しくない、不健康の手相として知られています。これは月丘の下半分辺りで真横に伸びる線で、生命線のちょっと手前辺りまで伸びているものがほとんどです。

生命線を通り過ぎ、手の甲にまで伸びているとビアラシビアになります。利き手に放縦線があると生活習慣などが悪化し健康を害するようになったとされ、利き手でない手にあると生まれ持っての虚弱体質にあるとされます。

放縦線が濃かったり長い場合、心身共にかなり疲れていたりダメージを受けているとされます。一方薄かったり短い場合は、現状はそれ程でもなくても放置していると何らかの不調につながることがわかります。放縦線が見られたら、適切な対処をして健康を取り戻したいものです。