手相占いにおける結婚線の意味とは?
手相占いでは、小指の付け根の線と感情線との間で横に伸びる線を「結婚線」と言います。
この線は、その人の恋愛に対する気持ちや結婚観、どのような結婚生活に縁があるのかがわかる線とされます。結婚や結婚に至らない恋愛でも、記憶に残る男女の出会い運を表しているとも言われています。
この線がハッキリと出ていると、出会い運がピークに差しかかっており、異性に出会って幸せな家庭を築きたいという欲求が強まっている証にもなります。このピーク時に交際が始まりやすく、結婚への道もスムーズになるはずです。この好機がいつになるのかは、感情線に寄っていればいるほど若い時期になるとされています。
また、線がピンク色のように濃くなり始めたら、結婚への意識が強くなっているとされます。結婚後も、結婚線はその人の結婚生活に対する意識を反映し変化していきます。
さらに、結婚線がない人もいますが、これは一生結婚できないことを表しているわけではありません。その人に結婚願望がなかったり、理想的な結婚に憧れがないと表れないようです。
この場合、国際結婚などの、一般的でない結婚スタイルに縁があることもあります。いろいろと結婚への指針を示す結婚線。ここから分かる結婚運などを15のパターン別に説明していきます。
1. 真横にまっすぐ伸びる結婚線が1本ある
ハッキリとした結婚線が1本だけ真横に伸びている場合、「恋愛=結婚」のような保守的な結婚観を持つとされます。結婚願望が強く、結婚運はきわめて良好となります。一度結婚したら、よほどのことがない限り離婚は考えないはずです。恋人や結婚相手も同じ結婚線を持っていると、この二人の絆はより一層強いものになります。
この相の人は、結婚運は常に安定しているのですが、恋愛となると若干奥手な面があるようです。恋愛上手というわけではないので、相手がいない場合、お見合いや知り合いに紹介してもらう方が、うまく行く可能性が高いとされます。
2. 同じ長さの結婚線が2本ある
ハッキリと出ている結婚線が2本だけある場合、1本の人と似た傾向にあり、保守的な結婚観と安定した結婚を求めるとされます。ただ相手が自分と向き合ってくれないと、離婚や再婚をすることもあります。
たいていは1回の結婚で収まるのですが、中には、同じ人と二度結婚して新婚気分を二回味わう人もいるようです。結婚線は、小指の下の領域の水星丘に出ている線ですので、お金や生殖器との関連も深くなります。結婚を機に財産を得ることもあるかもしれません。結婚線に乱れなどがなく、2本スッキリと伸びていれば、子供や身内に恵まれた結婚を求めている証ともなります。
3. 結婚線が3本以上複数ある
結婚につながるかもしれない出会いのチャンスが多くなるとされます。大恋愛を何回かする可能性が高く、結婚の好機が複数巡ってくるはずです。異性から好かれることが多いので、結婚よりも恋愛を楽しむことに時間を費やす人が多いかもしれません。
一方で、恋愛相手が複数現れることで、迷ってしまい一人に絞れ切れず、結果として婚期が遅れることもあります。また結婚した後に、もっと良い人がいるのではと考える傾向にあり、結婚運としては、不安定となります。必ず離婚するわけではないのですが、離婚する危険性もかなり高いとされます。婚期は、複数ある結婚線の中で、一番長くまっすぐ伸びている線で知ることができます。
4. 結婚線が二股に枝分かれしている
夫婦や恋人同士の心が別々の方向に向かっていることを意味します。離婚などの別れの可能性を強くなります。この状態では結婚運は、かなり低いので、新しい相手を見つけることも視野に入れた方が良さそうです。夫婦なら、お互いに一人の時間を大切にし合えれば、別れずにやっていけます。
この二股(枝分かれ)が小さければ、転勤などの一時的な別離を表します。この相は、物事の白黒をハッキリ付けたがる人や、恋愛に自信が持てない人に出やすいと言われています。今の自分や関係を捨てて、結婚に対する理想像を高めず、自分とライフスタイルが近い人と結婚することが望ましいようです。
5. 長い結婚線が太陽丘(薬指の下)に達している
結婚線は小指の幅ほどあれば長い方になります。結婚線が長いと結婚運が強くなるとされます。良縁に恵まれるだけでなく、自らも良い結婚を目指して努力を惜しまないはずです。薬指の下の領域の太陽丘まで伸びていると、幸せな結婚を示しているとされます。
結婚運はより一層高まっている状態です。玉の輿に乗る結婚や、経済的に恵まれる結婚につながるとされます。さらにその先の太陽線に達している場合、社会的な地位や財産に恵まれる結婚をする可能性が高くなります。結婚に対する満足度はほぼ頂点に達すると言えます。また自分の才能を活かしたり、交友関係も広がるので、人生は充実するはずです。
6. 結婚線が細い・薄い・短い
結婚線が目立たない場合は、結婚に対する執着心や意気込みが弱い状態とされます。結婚したいと周囲に言っていても本心は、それ程でみない人に多く見られるようです。独身が気楽である、家庭を作る自信がない、というような考えを持つ傾向にあります。長い付き合いの恋人がいたとしても、今一つ結婚に踏み切れないようです。
この相は、結婚に関心を持ったり、結婚したいと強く願っていると変化が現れ、結婚線が濃くなったり、長くなったりすると言われています。結婚運もどんどん上昇していくはずです。
またお見合いや、身内や友人の紹介などで出会いのチャンスを広げても結婚線に変化が現れます。さらに結婚後に徐々に線が薄くなっていくのは、結婚相手が空気のような存在になっていく証とされます。
7. 結婚線の上か下に細く短い平行線がある
このような線がハッキリと出ている場合、結婚以外の小さな出会いを表しているとされます。浮気や不倫につながる可能性が高まっているので、注意が必要なこともあります。結婚運としては、かなり不安定なものになり、結婚による幸せは険しいものになりそうです。
ただこれは浮気願望があるだけや、ちょっとした火遊びのような出会いがあっても、現れる相として知られています。ですから、あまり深刻に受け止めることはありません。
しかし、結婚線自体が下がってきたり、短い平行線がだんだん伸びてくると、ちょっとした浮気では済まない破局に向かう可能性も強まります。
8. 薄いシワのような結婚線が多数ある
何事にも感受性が豊かで、鋭い感性を持っているとされます。恋愛のチャンスが数多く訪れ、それが結婚のチャンスへとつながります。性格的には惚れやすく惚れられやすい面があり、恋愛を楽しむ傾向にあります。いろいろとチャンスが多い分、これが最後の機会だという焦りのようなものがないので、婚期を逃しやすくなります。
結婚運としては、不安定さがかなり高くなります。若いうちは、これで良いのですが、年齢を重ねれば重ねるほど、良い相手との出会いが減るので、見極めが必要なようです。特に適齢期はないのですが、あまり一般的とされる適齢期を過ぎないあたりで、結婚に踏み切った方が吉となります。
9. 結婚線の終点が少し下がっている
パートナーへの愛情が少し冷めている証となります。しかし、付き合いが長い相手ならば、このように結婚線が下がることはよくあることです。過剰な心配をする必要はありません。むしろ多少の不平や不満があっても、折り合いをつけてうまくやっていけることにつながります。既に結婚している場合では、結婚生活がうまくやっていけるはずです。
この下がっている結婚線がどんどん下がり始めると結婚に危険の赤信号が灯っているとされます。結婚運はかなり低迷している状態になります。パートナーがいないのに、このような相になっている場合、異性に向き合う意欲が弱いので、恋愛に対する積極性を持った方が良さそうです。
10. 結婚線が急カーブし感情線まで下がっている
パートナーとの関係が冷え切っていたり、仲が良くても恋愛関係ではなく友情関係になっているとされます。いずれにしても、結婚とは程遠くなり、結婚運は下がり気味のはずです。感情線を越えるほど下がっていると、完全に愛情が冷めて、結婚している場合、仮面夫婦な状態になっている可能性が高いとされます。
パートナーの体が弱かったり、性的に満たされない時も、このように結婚線が下がることがあります。双方ともにこの相なら、割り切った関係で持続することもできますが、どちらか一方だと、不満がかなり溜まっていくので、修復は難しくなります。
11. 結婚線の終点が小指方向に跳ね上がっている
結婚に対する条件や理想が高いとされます。結婚や恋愛の対象相手をシビアな目で見る傾向にあります。現実的で生活力のある女性に多く見られる相です。この理想などがネックになり、結婚がなかなかできないとされます。もし条件などに見合う相手が見つかったとしても、また別の条件などが気になり、理想とは思えなくなることもあります。
条件を絞ったり、趣味嗜好が合う人など、今までの結婚観を変えて、新しい相手を探すと吉になります。また跳ね上がりが急上昇せず、少しだけ上向きに緩やかなカーブを描いている場合、結婚運が、最高の状態に達しているとされます。よく見極めて判断すれば、幸せな結婚につながるはずです。
12. 結婚線に小指に向かう枝線がある
真横に伸びている結婚線から細い枝線が跳ね上がるような上向きに弧を描いている場合、生活力があり、精神的にも安定しているとされます。仕事や恋愛などのプライベートが充実し、結婚に向かっていると言えます。結婚している場合、仕事と家庭が両立でき、お金に恵まれた幸せな結婚生活が送れるはずです。いずれも結婚運は安定しています。
一方で結婚線の方が下がっていると、夫婦の愛情が冷めてしまい、仕事にエネルギーを集中させている状態となります。恋愛関係でも相手への愛情がどんどん冷めているので、何か策を講じた方が良さそうです。
13. 結婚線の下部に支線が複数ある
夫婦や恋人同士の愛情が冷めてしまい倦怠期に差し掛かっているか、相手が頼れない状態にあるとされます。病気や経済的な理由が考えられ、いろいろと気苦労が増えるはずです。結婚運は低迷しているので、結婚や結婚生活には問題が立ちはだかっていることが多くなります。
この倦怠期を乗り越えられれば、見通しは明るくなります。精神的な苦労を溜め込まないためにも、趣味などの自分の楽しみを持つことが必要なようです。この相が表れている場合、何事にも前向きに取り組み、仕事などに専念し、経済状態を安定させたりすると、視線が薄れたり消えて行くはずです。
14. 結婚線が切れ切れになっている
1本の結婚線ではなく、細かく切れ切れになっている場合、恋愛では結婚に至らないケースが多く、無理して結婚してもうまく行かない可能性が高まります。結婚運はかなり不安定となります。相手への不満があったり、相手に対して飽きてしまっているなどで、愛情がぐらつきやすくなっているはずです。
しかし、一時的な迷いや不安の表れであることもあり、結婚している場合でも、離婚に至る危機があるわけではありません。この相が表れているまま、離婚して再婚したり、新しい恋愛相手を見つけても、現状と同じ状態に陥りやすいので、早まった決断は得策ではないようです。
15. 2本の線が1本に合流している
いろいろな障害を乗り越えて結婚するとされます。結婚に至る前に家族の反対や仕事上の問題、経済的な事情など、乗り越えなければならない問題が多数あるはずです。結婚運としては、特に低いわけではありませんが、条件付きで高くなると言われています。
この相は、家柄違いや年齢差があったり、国際結婚を望んでいる人に多く見られます。交際中は様々な辛いことがあるかもしれませんが、最終的には結婚できる運勢を持っています。終点が1本に合流してからハッキリと濃く真横に伸びていれば、良い結婚となることを示しています。また障害などがなくなると、初めから1本に整うこともあります。
16. 結婚線に縦線がある
結婚線上に縦線が現れていることがあります。この場合、基本的には結婚運が低迷しているとされます。恋愛・結婚相手との関係が上手くいっていないはずです。性格や価値観のズレが際立ち溝ができているとされます。
複数ある結婚線と縦線が交差している場合、運命的な出会いがまだ訪れていないとされます。既に結婚したり、交際が進んでいた場合、その人は運命の相手ではない可能性があります。
結婚線と交差する縦線が財運線の場合、経済的に裕福な人と結婚するとされます。結婚線と交差する縦線が障害線の場合、結婚に至るまでに、様々な苦労があるとされます。結婚線から伸びる縦線が複数ある場合、子宝に恵まれるとされます。
17. 右手の結婚線の意味
手相では、利き手で現在から未来にかけての運勢を読み取り、利き手でない手で生来のものを読み取ります。日本では右利きが多いため、一般的に右手にこれからの運勢などが現れるとされます。この右手に結婚線がある場合、これから結婚に向けた出会いがあるかや、この先の結婚生活の状態を知ることになります。
基本的に濃かったり長く現われていれば、結婚願望が強く、結婚運が高まっていることになります。結婚につながる出会いのチャンスも多くなり、最良の結婚につながりやすいと言えます。結婚に対して期待感が持てるわけです。
薄い結婚線などでは意味合いが弱まり、障害線があれば何らかの問題が生じますが、いずれも近い将来のことになります。また誰かに結婚に対する思いを寄せる面もあるとされます。
18. 左手の結婚線の意味
利き手で現在から未来にかけての運勢を、利き手でない手で生来のものを読み取るのが手相です。日本では右利きが多いため、一般的に左手では生来の特徴などを読み取ります。
この左手に結婚線がある場合、生まれ持っての出会い運や結婚運、結婚生活の傾向などがわかります。結婚線にはいろいろな意味合いがありますが、良いものも悪いものも、年齢を重ねて行くうちに変化するので、右手の結婚線の状態と考え合わせて、結論を出す必要があります。
結婚線が濃かったり長い場合は結婚に期待が持て、障害線などがあれば結婚に躊躇しがちになります。しかしいずれも生来の傾向なので、今後の生活態度や結婚観などの変化によって変わったり、変えられるわけです。また誰かに結婚に対する思いを寄せられる面もあるとされます。
19. 両手にある結婚線がつながるときの意味
両手に現われた結婚線が両手をくっつけた際に同じ位置にあり、つながることがあります。このような結婚線の場合、結婚に対する思いが双方ともに同じで意気投合しているとされます。恋愛・結婚観が一緒で相性はとても良いはずです。
結婚線の現れ方でそれぞれの意味合いがありますが、どのような形でも左右の手を合わせた時につながるのであれば、結婚に向かって順調に進展するとされます。もちろん両手に結婚線があるので、生涯を通じて結婚運が高まっていると言えます。
単身者の場合は、出会った人や思いを寄せる相手と両想いになりやすいとされます。恋愛から結婚に向かう流れもスムーズになるようです。結婚に向けた努力が報われやすい面もあります。
20. 両手の結婚線が違う場合の意味
両手に結婚線が見られる場合、左右で違うことが多いようです。基本的には利き手に現われている結婚線で、出会いの時期や結婚運を読み取ることになります。利き手でない方は、生来の特質なので、成長するにつれて変化している可能性があるからです。
左右の結婚線の濃さや形などが違う場合、生来の特質が後天的に変化した証となります。両手の結婚線の位置が違う場合は、結婚をするタイミングにズレがあり迷いやすいことになります。
生来の気持ち的には早い方が良いと思っていても、後天的に培われたきた結婚観などでは、遅い方が良いと考えていることもあり得ます。なかなか結論が出しにくく、結婚に躊躇する可能性があります。
結婚線から分かる結婚年齢の見方
結婚する時期についてですが、小指のつけ根線から感情線までの距離を4等分して、一番下を0才~20才、その上を20才から30才、次を30~40才、一番上を40才以上とするのが目安です。このどの位置に結婚線があるかで具体的な時期を判定します。
しかし、人によっては、結婚する年齢ではなく、結婚後の生活が安定し始める時期が表れていることもあるので、見極めることも必要かもしれません。
まとめ:結婚線に希望の光を見出す
恋愛や結婚がどのように展開していくのかを知ることができる結婚線。その傾向を活かしたり、悪い点を改善したりして、幸せな結婚に導くことができます。
結婚線の数は、必ずしも結婚する人の数や回数と一致するものではなく、結婚を意識するほど愛する人との出会いの数を表していると言えるようです。ただし、結婚に関心がなければ、表れにくい線でもあります。
結婚線には、長さや太さ、本数や支線といろいろなバリエーションがあるのですが、いずれも、心がけや生活態度で、変わっていくものです。固定的な物ではないので、自ら運命を変えることができます。このあたりが、どのような場合でも希望の光が見出せる点ではないでしょうか。