一人が好きな人っていますよね。休憩時間にさっと一人姿を消したり、ほぼ全員が二次会に参加するのに「今日はやめとく」と一人颯爽と帰ったりされると、「もしかして、皆と一緒にいたくないのかな?」と不安になるかもしれません。
そこで今回は、一人が好きな人の特徴や心理を徹底解説します。
一人が好きな人の特徴あるある14個
一人が好きな人には、さまざまな特徴や共通点があります。まずは、一人が好きな人の特徴あるあるを解説していきましょう。
■1. 一人でする趣味がある
一人が好きな人の多くは、一人でする趣味があります。例えば、以下のような趣味は、一人が好きな人あるあるです。
・読書
・映画鑑賞、動画鑑賞
・物作り系趣味
・カメラ
・ゲーム
一人で黙々と没頭できる趣味が多いです。自分だけで何かに取り組むのが好きなのでしょう。
■2. 大人数が苦手
1対1や少人数なら良いけど、大人数だと疲れてしまうタイプも多いです。と言っても、一人が好きな人は決してワガママでも人嫌いでもありません。
必要ならば大人数でも適切に対応します。仕事などで大人数が避けられない環境では、苦手ながら頑張るのが特徴です。
しかし、大人数だとどうしても疲れてしまいます。頑張りますが、ずっと大人数の環境ではいられません。そのため、必要に迫られなければ、大勢からそっと離れて一人になります。苦手な大人数はエネルギーを消費するため、適度に一人になって体力と精神力を温存しているのです。
■3. 人疲れする
一人が好きな人は、人疲れしやすい体質と言えます。楽しいコミュニケーションでも、ずっと人と一緒だと疲れてしまうのです。楽しくない交流なら、当然ですがもっと疲れます。経験から、一人でいるのが最も疲れないとわかっているのです。
人疲れする⇒一人が快適⇒一人が好き
このような段階を踏む一人が好きな人は多いでしょう。一人が快適な時点で、一人でも楽しめる方法を自らどんどん見つけていきます。結果、一人で取り組む趣味が多くなり、一人が更に快適になって、立派な一人上手が誕生します。
■4. 人に合わせる
一人が好きな人はマイペースで自分勝手のイメージがあるかもしれませんが、実際は逆で、人に合わせるタイプが多いです。
気を遣って人に合わせるため、余計に人疲れするのでしょう。なお、必要な時はしっかり人に合わせますが、必要がなくなれば嬉々として一人になります。
■5. 仕事は真面目で私語が少ない
一人が好きな人は基本的に真面目な性格をしています。特に仕事に対する姿勢は真面目です。仕事時間は仕事に集中し、仕事だけに打ち込むタイプが多いです。当然仕事中の私語はほとんどありません。
仕事も趣味と同じで、集中力が高く没頭しやすい特徴があります。集中していると職場の皆が楽しく雑談していても参加せず、黙々と仕事をこなしていきます。
そのため、周囲から「人付き合いが苦手」「ド真面目な仕事人間」と、とっつきにくい印象を持たれやすいです。
■6. 任意の出席は不参加
真面目な性格なので、出席すべき集まりにはきちんと出席します。しかし、「参加は任意。自分で決めて良い」という場面の多くは、ためらいなく不参加を選ぶのが特徴です。
例えば、職場恒例の歓送迎会には出席しますが、参加自由の二次会は当然のように不参加です。とことん最後まで参加したい人には、付き合いが悪く見えるかもしれません。
■7. 意外とSNS好き
意外とSNSが好きで、閲覧だけではなく投稿をしている人は多いです。一人が好きな人にとって、ネット上で知らない人と情報交換したり、趣味の話題でつながったりするのは、ストレスが少なく丁度良い交流なのでしょう。
特に趣味の分野でSNSを活用しているケースが多いです。ツイッターやインスタグラムで趣味アカウントを作り、一人時間にチェックしてささやかな楽しみにしています。
■8. 交友関係は狭く深い
一人が好きでも、永遠に一人孤独に過ごしたいわけではありません。気の合う仲間と過ごすのは、一人が好きな人にとっても幸せで楽しい時間です。
とは言え、一人時間確保のために、自然と交流関係は狭くなります。狭い分義理堅く恩を果たすので、深い付き合いになるのが特徴です。
■9. オン・オフの切り替えが早い
ストレス軽減のために、オン・オフの切り替えが早いのも、一人が好きな人の特徴です。皆と過ごす時間は、適度に人に合わせます。細やかに気遣いをして、皆が快適になれるよう努力しているのです。
しかし、皆との時間が終われば、サクッとスイッチをオフにします。帰りの支度は素早く、名残惜しく会話せずに、「では!」と挨拶だけしてサクッと帰るので、残された方は寂しく感じるかもしれません。
■10. せっかち
せっかちな性格も、一人が好きな人あるあるです。自分だけで行動するのは、人を誘ったり、複数人でタイミングを合わせたりするのが面倒なのが理由の1つです。
その点、一人は身軽なので、余計な時間がかかりません。スピーディーに動けて快適です。一人が好きな人は、効率重視の合理的なせっかちさんが多いのです。
■11. マイペース
やはり、一人が好きな人はマイペースです。と言っても、TPOをわきまえたマイペースなので、周囲に迷惑はかけません。必要な場面ではマイペースを封印し、一生懸命人に合わせます。元々マイペースだから、人と合わせると人より多くの疲労を感じるのでしょう。
一人が好きなのは、何でも自分のペースでできるからです。周囲にペースを崩される心配もありません。安心して自分の世界に没頭できます。
■12. 誤解されやすい
日本では協調性が高く評価されます。「友達100人できるかな」の歌詞が表しているように、広い人間関係を築くのが美徳とされる傾向が強いです。
そのため、一人が好きな人はマイノリティと認識されてしまいます。「お一人様」のように、一人で行動することが認められつつあるものの、まだまだ理解されにくい存在です。
そのため、「一人が好き」と公言したり態度で表したりすると、「人嫌い?」「付き合い悪い」と誤解されやすくなります。身近な人は理解してくれますが、関係が浅い人に心無いことを言われ、密かに傷つく人は少なくありません。
■13. 心を開くのが苦手
相手と距離を詰めてコミュニケーションをとることが苦手です。相手が苦手な人や嫌いな人でなくても、なかなか自分のほうから心を開くことができません。そのため、仲良くなるのにも時間がかかります。また、新しい人と仲良くなりづらいため、社会人になると特に交友関係が減ってしまう傾向にあります。
■14. 恋愛はしたい
一人が好きといっても恋愛はしたいと思っています。恋人や家族がいると幸せだろうなと感じています。ただ、自分の時間もほしかったり、こだわりがあったりするため、恋人とうまくいかないことも。自分から妥協できるといいのですが、なかなか自分から折れることができないので、後々別れを経験することもあります。
一人が好きな男性の特徴
一人が好きな男性には、以下のような特徴があります。
・自分のこと、生活のことは一通り自分でできる
・自分のペースを乱されるのが苦手
・実は意外と気遣いが細やか
・没頭できる趣味がある
まず、一人でも困らないというのが必須条件。むしろ、自分のことは自分でやりたいタイプです。また、普段は意外と気遣いが細やかで、だからこそ一人時間でバランスを取っているケースが多くなります。さらに、没頭できる趣味があり、人付き合いより趣味の優先順位が高いのはあるあるです。
一人が好きな女性の特徴
一人が好きな女性には、以下のような特徴があります。
・好奇心旺盛で活動的
・人に対して執着が少ない
・人との交流に疲れてしまう
・警戒心が強く人と打ち解けるのに時間がかかる
女性は「好奇心旺盛タイプ」「気疲れするタイプ」に分かれます。
前者は興味が広く、積極的にいろいろな経験をしたい気持ちが強いです。そのため、効率を重視して一人行動が増えます。人を誘って予定を合わせるのが面倒なのです。
一方後者は周囲に気を遣い、自分の意見を飲みこんで合わせているため、回復のために一人時間が必要になります。
一人が好きな人の心理や原因3個
みんなでワイワイするのが好きな人から見ると、一人が好きな人は理解が難しいかもしれません。そこで、一人が好きな人の心理や原因を解説します。
■1. 一人の時間は回復時間
一人が好きな人にとって、「一人時間=回復時間」でもあります。決して人との交流が嫌いではないのですが、どんな関りでも体力や精神力を消耗してしまうのです。
心から楽しい交流でも、どうしたって疲れてしまい、それを癒すのが一人の時間なのです。一人が好きな人は、自分を良い状態に保つために一人時間が必要な人と捉えると良いでしょう。
■2. 音や視覚の刺激に弱い
一人が好きな人の中には、先天的に音や視覚の刺激に弱いタイプがいます。ワイワイガヤガヤと騒がしかったり、目まぐるしく人が入れ替わったりする環境だと、感情は別として神経が疲れてしまうのです。
人よりも音や視覚の刺激に耐性がないため、一人で静かに過ごす回復時間が必要となります。
■3. 人に迷惑をかけたくない
一人が好きな人は、集団では輪を乱さないタイプが多いです。付き合いが悪いところがあるものの、基本は協力的で、集団の場で我を通そうとしません。実は気遣いが細やかで、スムーズに事が運ぶことを優先するため、疲れてしまうのです。
それでも皆に合わせるのは、人に迷惑をかけたくないから。自分のやりたいことを言い出せず、人を誘わないのは、「興味のないことに付き合わせるのは申し訳ない」という心理が原因です。
一人が好きな人に向いている仕事
一人が好きな人は、自分だけである程度完結する仕事が向いています。例えば、以下のような職種です。
・クリエイター
・webデザイナー
・ドライバー
・ビル管理人
・工場作業員
・パソコンオペレーター
・エンジニア、プログラマー
・個人事業主
行動力があり凝り性ならば、自分の創造力や構築力が必要なクリエイターや個人事業主などが向いているでしょう。一方、黙々と作業をするのが苦にならないなら、作業員やオペレーターなど、自分の担当が明確でコツコツ取り組む仕事が向いています。
また、難易度が高く専門性のある仕事にも適性があります。仕事第一で選ばれた人が集まる職場の方が、人間関係が明確で馴染みやすいでしょう。「未経験者歓迎」「誰でもできる簡単なお仕事」系のものは、スキルより雑談力、根回し力のある人が強いので、あまりおすすめできません。
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一人が好きな人の恋愛傾向
一人が好きな人には、以下のような恋愛傾向があります。
・恋人がいなくても気にしない
・本当に好きな人としか付き合わない
・束縛しない
・自分の予定もある程度優先する
・恋人から淡泊で冷たいと誤解されやすい
・頑張り過ぎると愛が冷めてしまう
恋愛に興味がないわけではありませんが、一人が快適なので恋人がいなくても気にしません。交際する場合は、本当に好きな人に限ります。アプローチされて好きになることもあれば、自分から好きになって積極的に口説くケースもあります。
いざ交際が始まると、それなりに恋人に合わせます。しかし、一人時間を確保しないとストレスが溜まるのはわかっているので、自分なりに調整するのが特徴です。恋人との相性が悪いと「淡泊」「冷たい」とすれ違いの原因になります。長続きには恋人の理解が必要です。
一人が好きな人の結婚
一人が好きな人の中には、結婚願望がない人も少なくありません。特に一人暮らしの快適さが身に染みていると、「今更人と一緒に住めない」と思ってしまうものです。もちろん、一人が好きだけど結婚したい人もいます。
どちらにしても、自分を理解してくれるパートナーではない限り、結婚には至らないでしょう。交際中に自分を理解し、言わなくても一人時間を尊重してくれる恋人でなければ、「結婚したい」「結婚のために努力しよう」という考えにはならないのです。
交際期間中にお互いを良く理解した上での結婚になるため、平和に生活する夫婦が多くなります。もちろん、ときどき喧嘩もするでしょうが、お互いを尊重し合える関係なので、概ね仲良く年を重ねていきます。一人が好きな人の結婚は、「パートナーが放置されて寂しい」ではなく「距離感抜群の夫婦」なのです。
まとめ
「一人が好きな人=四六時中一人が良い人」ではありません。人と交流する時間と一人の時間、両方が必要なだけです。良いバランスを保っていれば、快適な人間関係を築けます。
一人が好きな人は、自分の理解者は貴重な存在だという自覚があるため、深く関わった相手を大切にする義理堅い人でもあります。個性的で味わい深い人と認識して理解を示すのが、仲良く付き合うコツです。