Q. どんな施設ですか?
山形県飯豊町(いいでまち)のアンテナショップです。
もともと、飯豊町が企画した農業体験に高円寺の小学生が参加し、飯豊町に来て稲作体験などをしたことがきっかけで、2014年に高円寺にお店をオープンしました。
これまでは物販のほか店内飲食のできるカフェとして営業していましたが、店舗を改装しテイクアウトをメインとしたアンテナショップとして2019年3月にリニューアルオープンしました。
店内手作りのお弁当やおにぎり、県産食材を使った和食中心のお惣菜など、「食」を中心に、飯豊町の魅力を伝えています。
Q. 地域の特産品を教えて下さい。
・米沢牛
「米沢牛」と呼ばれるブランド牛の4割は飯豊町で肥育し、米沢市へ出荷されています。上質な脂身で甘く、食べてももたれないところが特徴で、柔らかい絶品お肉です。
・つや姫
山形県から認定された農家しか生産できない特別なお米です。炊きあがりは白くツヤツヤで、甘みが多いところが特徴です。
・若乃井酒造の日本酒
飯豊町唯一の酒蔵です。飯豊町は豪雪地帯なので、雪を活用した「雪室」という貯蔵庫があります。若乃井酒造では天然の雪を使った雪室でお酒を眠らせ熟成させていて、「春宝」「夏宝」など季節ごとに名前を変えて出荷・販売しています。季節によって熟成度や味わいが変わるので、シーズンごとにそれぞれ違い楽しむことができます。
その他、飯豊町産のメープルシロップ、椿味噌、はちみつなども販売しています。
Q. 人気商品は何ですか?
・米沢牛大すき重(1,080円税込み)
A5ランクの飯豊産米沢牛使用。贅沢にお肉がのったイチオシのお弁当です。
・米沢牛 肉じゃがコロッケ(194円税込み)
こちらもA5ランクの飯豊産米沢牛が入った、贅沢なコロッケです。食べ歩きにも人気です。
弁当や総菜、おにぎりは全てその日に店内で手作りしたものを店頭に並べていますので、できたてを味わうことができます。
・高円寺珈琲饅頭(172円税込み)
高円寺のコーヒー豆専門店「さわやこおふぃ」と山形県飯豊町の和洋菓子店「香月」のコラボ商品で、高円寺土産としても人気です。
週末には、店頭に産直野菜が並びます。種類は季節によって様々ですが、春はタラの芽やこごみなど山菜が多く入荷します。
最近では「梨瓜(なしうり)」という珍しい野菜が届きました。その名の通り”梨”のように甘みのある瓜なんです。
塩もみして青物野菜と和えて食べたり、梅肉和えにしたりするのがおすすめです。さっぱりとしてサラダ感覚で食べられます。
このように都内のスーパーなどにはあまり並ばない珍しい野菜も多いので、入荷するとすぐに売れてしまうものもあります。産直野菜の販売は人気ですので早いものがちです。
Q. 人気の企画やイベントについて教えて下さい。
飯豊町の農家のお母さんから教わる、地元食材を使った料理ワークショップや、山形ゆかりのアーティストを招き、若乃井の日本酒を楽しむライブイベントなどを開催しています。
また、IIDEのスタッフでもある早稲田大学の学生が中心となったプロジェクト「高円寺フードロスゼロ」にも参加しています。コロナ禍で飲食店が苦境に立たされるなか、お店を知って、おいしく食べて、結果的にフードロスゼロを目指そうという取り組みです。
現在、IIDEを含む高円寺の飲食店7店舗が参加し、Instagramを通じてロス情報や限定メニューなど、今日売りたいもの、今日食べてほしいものの情報を発信しています。
IIDEではコロナ以降、売れ残って廃棄してしまう商品も増えフードロスに悩んでいました。学生ならではの視点とアイデアを活かし、近隣の飲食店とともにロス削減を目指しています。
また9月25日(土)には、山形県・飯豊町とつながるオンラインイベント「IIDE-Online-Kitchen(いいで-オンライン-キッチン)」を開催します。
オンライン(Zoom)による調理ワークショップで、飯豊町の温泉旅館施設「しらさぎ荘」の料理人が講師となり、昼の部はおにぎり作り、夜の部は芋煮作りを行います。
昼の部では、トップブランド米「つや姫」と発芽玄米「金のいぶき」を使って極上のおにぎり(米沢牛しぐれ煮おにぎり、玄米おにぎりなどを予定)を合計4種作ります。
また飯豊町の米生産者からお米の炊き方、保存の仕方なども伝授いたします。
そして夜の部では、山形が誇る郷土料理の「芋煮」(置賜風=牛肉・しょうゆ味)を作ります。「芋煮」を一から学べる絶好の機会です。
山形県以外では手に入りにくい芋煮用の里芋「土垂(どたれ)」と絶品の米沢牛、”味付けはこれ一つ”の万能調味料「だし醤油」などが届きます。
使用する食材は飯豊町から事前にお届けしますので、ご自宅などで自ら調理をお楽しみいただけます。またご希望の方にはプラス料金で飯豊の「どぶろく」もお届けします。
調理後は食事をしながら、飯豊町の米の生産者らとライブで交流するイベントです。飯豊町のいろんなことを聞いて、知って、学んでみてください。
Q. 山形県のおすすめ観光スポットはどこですか?
山形県の南西部にある飯豊町は飯豊連峰の北側に位置し、人口は約6700人、全面積の8割以上を山林が占める自然豊かな町です。
飯豊町は美しい山々と雄大な白川が調和し、北欧のような優美な景観は四季を通して観光客を魅了しています。
飯豊町の花にもなっている「ゆり」が咲き誇る花公園「いいで どんでん平ゆり園」は観光スポットとしても人気で、東北最大級のゆり園です。
7ヘクタールという広大な敷地に、毎年6月上旬~7月下旬の開花シーズンには多品種50万本以上のユリの花が咲き誇ります。
観光ゆり園を筆頭に飯豊町ではトレッキング、山菜取り、キャンプ、スノーモービルと観光資源にも恵まれています。
Q. どんな利用者が多いですか?
店内で毎日手作りし、安心安心な和食を中心にお弁当やおにぎり、惣菜を販売しているので、健康思考な方が多いです。年齢は幅広く、30代~お年寄りまでいらっしゃいますが、特に女性の方が多い印象です。
駅からほど近い場所にありますので、毎朝おにぎりやお弁当を買って行かれるリピーターの方も多いです。
ご近所にお住まいの方が利用されることが多いですが、山形県出身のお客様がお目当ての地元商品を買いに遠方からわざわざ来てくださることもあります。
Q. このインタビュー記事を⾒た⼈への特典はありますか?
「Spicomiの記事を見た」と言っていただいた方に、お好きなおにぎりを5%OFFで提供します。
Q. これから利用したい方へのメッセージをお願いします。
IIDEのおにぎりを召し上がったお客様からは「『つや姫』がお米の中で一番好きになった」、「IIDEのおにぎりがどこよりも美味しい!」と言っていただくことが多いです。
健康的なお弁当やお惣菜はもちろん、山形ならではのおいしい物産も数多くご用意しています。高円寺純情商店街にありますので、ぜひ気軽に店内ご覧いただければうれしいです。
(広報担当 稲田美咲さん)
山形県飯豊町アンテナショップIIDEの基本情報
店舗名:山形県飯豊町アンテナショップIIDE
住所:東京都杉並区高円寺北2-7-6(高円寺純情商店街内)
電話番号:03-5356-9922
営業時間:10時~20時
定休日:なし
URL:https://iide-kouenji.com/