日本では年々、離婚してしまうカップルが増えていますが、離婚とはスピリチュアル的にどんな意味を持っているのでしょうか?
離婚してしまうと新たなカルマを作ってしまうのではないかと悩む方もいるでしょう。実は離婚してしまうことにカルマは関係ありません。生まれる前に決めてきた「離婚する縁」という形もあるからです。
結婚を継続するか、離婚するかどちらを選ぶのもあなたの自由です。しかしあなたが離婚に直面したことには意味があります。そこで今回は、離婚に至るスピリチュアル的な意味について解説します。
離婚のスピリチュアルな意味8個
■1. 魂のレベルが上がる
結婚を決めた時の魂のレベルはお互い釣り合っており、引き寄せた状態だったからこそ結ばれたのでしょう。しかし結婚している間ずっと同じレベルでいられるケースは稀で、年々物事の捉え方や価値観が変わってきます。
そこで片方の魂のレベルが上がってしまうと、話が噛み合わなくなったり、お互いが苦痛となって離婚に至ってしまいます。
■2. 学びが終わる
結婚相手とは、お互いの未熟な部分や自己中心的な性格に気が付かせてくれて、お互いに修正していくという「学びの関係」となっています。欠けた部分を補い、学び続ける関係でいられるうちは結婚を継続できるでしょう。
しかし今世での学びの1つが、その結婚生活において達成できてしまうと、次の段階に入るために別れが訪れることもあります。これで学びの関係が終わって離婚となってしまうのです。
■3. 前世からの因縁
結婚するということは、スピリチュアル的にいうと前世からの因縁があるからです。結婚したけど、もともと離婚する必要があったというパターンもありえます。
あなたが離婚を切り出したなら、前世で相手に傷つけられたり裏切られた想いを、今世で返したのかもしれません。次の来世では相手から離婚を切り出されたりと、無限のループから抜け出せないケースもあります。
■4. 精神の修行が終わる
新婚のラブラブ期が落ち着くと、そこからは精神の修行が始まります。暮らしていくうちに色々なトラブルが起きますが、お互いに相手の立場に立ってみることが必要です。
どんなに大きな問題でも、お互いに調和を取ることができれば、結婚を継続することができます。しかし調和が取れなくなってしまうと修復不能となり、離婚問題へと発展してしまいます。
■5. カルマの法則
サンスクリット語が由来の「カルマ」とは「原因と結果の法則」を意味する言葉です。カルマと聞くと良くないイメージを持つ人が多いと思いますが、本来は行為を意味しており、善行、悪行、そのどちらでもない中立の行為も含んでいます。
そしてカルマには、前世から引き継がれた魂の因縁も含んでいます。今の出来事や出会いは、前世の輪廻転生につながっていると考えられています。つまり結婚相手とは魂の因縁があり、また「離婚する縁」でもあったのです。
■6. 宇宙の法則
宇宙の法則に基づく離婚とは「離婚が決まっていたのに結婚した」という意味があります。スピリチュアルな観点でいえば、最初から別れると分かっていたのに結婚したということなのです。
実は今世において、離婚も結婚もお互いの成長に必要なことだったからです。離婚は、非常に精神力を使うものですが、その分鍛えられて波動も上がります。
■7. 波動が上がる
スピリチュアルには「波動の法則」というものがあります。どんな生物にも波動というものが存在し、同じ波長を持っている波動の持ち主へとたどり着きます。結婚に至ったのは2人の波長が引き寄せ合った状態であったといえるでしょう。
しかし、魂のレベルと同じように片方の波長が上がってしまうと、お互いに居心地が悪くなり、離婚へつながってしまうのです。
■8. 運気の変わり目
離婚とはネガティブに考えられがちですが、スピリチュアルでいう離婚のメッセージには「人生の転機」が挙げられます。
離婚することで今までとは違う、何か新しい変化が起こる可能性があるでしょう。離婚すると運気が変わってきます。離婚は問題ではなく、今までの結婚生活で何が学べたか、次に自分がどんな成長ができるかが大切なのです。
離婚したら運命は変わる?運気が上がった?
離婚の選択をするしかないほど追い詰められている場合を除き、決断を間違えると運気がどんどん落ちてしまう可能性があります。何故か自分から混乱を引き起こすような、厳しい流れを選択してしまうことが多いです。
一旦お互いに距離をとってみることで、人生が変わり始めます。離婚するかしないかは、距離を置いた結果で判断しても良いでしょう。
とはいえすでに「もう離婚するしかない」と思っている場合は、離婚を決めた方が運が開けることが多いです。
逆に「離婚は迷っている」のに、相手とうまくかみ合わなくなっているなら、離婚を断念する方が良い運を引き寄せられます。魂を成長させる学びが、まだ残っている可能性が高いからです。
離婚の前兆のスピリチュアルサイン
離婚の前兆とも思えるスピリチュアルサインは次の10個です。
(1)生活がすれ違う
(2)相手への関心がなくなる
(3)暴言・暴力が増える
(4)ゾロ目で「0」をよく見る
(5)火事やケンカを目撃する
(6)離婚のニュースをよく見かける
(7)家電が壊れる
(8)腕時計が止まる
(9)鍵をなくす
(10)ボタンが取れる
(1)〜(3)については、相手との波長が合わなくなったために起こる現象といえます。具体的に相手を思いやれなくなる行為が増えると、離婚に近づいているサインだといえるでしょう。
(4)について、スピリチュアル的に「0」はリセットの象徴なので、0のゾロ目をやけに目にする時は、離婚や別れが近づいているサインといえます。
(5)(6)について、無意識に離婚を考えていると、魂のアンテナがネガティブなことを引き寄せてしまうという意味になります。
(7)〜(9)について、物が壊れるのは運気の変わり目にありがちです。
(10)について、スピリチュアル的にボタンとは、人との繋がりを表しています。ボタンが何度もとれる時は、周りに不満があるというメッセージなのです。
離婚に良いタイミングや時期
まず裁判でも離婚理由として認められている離婚事由は次の5つです。
(1)不貞行為が認められた
(2)悪意の遺棄(生活費を渡さないなど)
(3)DV・モラハラ・性生活の強要
(4)金銭問題(借金・ギャンブルなど)
(5)性格の不一致・価値観の違い
この場合はいつでも離婚を申し立てる事ができます。しかし子どもがいる場合は、次のようにタイミングをはかる必要があります。
①まだ離婚ということが分かっていない、小学校に入る前に決断する
②受験前は離婚を避ける
スピリチュアル的な観点から離婚のタイミングについていえることは、それが逃げの感情ではなく、前向きな信念で進んでいる時期なのかどうかということです。迷った時は「ワクワクする方を選択すべき」なのです。
両親が離婚するスピリチュアルな意味
離婚は夫婦の問題だけでなく、子どもへ影響を与えてしまうので、それを理由に離婚を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
しかし夫婦仲が悪いのに一緒にいるのは、果たして子どもにとって良い環境といえるのでしょうか?
戸籍のために別れない夫婦の間の子どもは、あまり幸せだといえないでしょう。実はスピリチュアル的に、子どもは生まれてくる時には、両親が「離婚する縁」だと分かって選んでいるという説もあります。夫婦がいがみ合う仲なら、いっそ別れて暮らした方が子どものためになるでしょう。
モラハラで離婚するスピリチュアルな意味
真のパートナーはあなたの魂に寄り添って、生きる喜びを与えてくれる存在です。DVやモラハラは絶対にやってはならない行為です。そんなことを一度でもした人は、真のパートナーではありません。
もし二度とやらないと反省したとしても、人は簡単には変わることはできません。あなたの魂を傷つけたのですから、スピリチュアル的にも許されることではないのです。
DVをされるスピリチュアルな意味として、前世でも被害者であった経験がある場合があります。魂は何度も生まれ変わりを繰り返すと考えられています。今世ではこれ以上傷つかないために、離婚に向けてすぐ行動を起こすことです。
円満離婚のスピリチュアルな意味
夫婦が円満離婚を選ぶケースとして多いのは、お互いに霊格の高い夫婦である場合です。これこそ「離婚する縁」だといえるでしょう。
これまでの暮らしで学びや気づきをもらい、学び合ってきたので、お互いが感謝の気持ちしかありません。離婚を決意したことも、次のステージにあがるのに必要だと感じています。別々の道を歩む事をお互い納得しているので、離婚後も良き理解者・応援者となります。
離婚の子どもへの影響
離婚は夫婦の問題なので、離婚しない選択を子どものためということは避けたほうが良いでしょう。子どものために離婚はしないと決めても、結局は「満たされない」という気持ちが深く降り積もって、今世で新たなカルマを創ることになってしまいます。
一方で子どもの存在が励みとなり、夫婦関係を構築し直すという選択もあります。互いに試練を乗り越えることができれば、それは夫婦にとっても良い選択となるでしょう。
まとめ
今回は離婚をテーマに、スピリチュアル的観点から解説してきました。離婚や別れは不幸な出来事にみえますが、スピリチュアル的には人生の転機といえるものです。生まれるまえに決めてきた「離婚する縁」もあるのです。
離婚で落ち込んでいるなんてもったいない!これからもっと豊かな人生と、素敵な出会いが待っているので、ぜひ前向きな気持ちで歩んでくださいね。応援しています。