アメノミナカヌシ様の効果絶大理由12個！言霊で人生変わる

古事記に登場する日本神話の神様アメノミカヌシ（天之御中主神）。イザナギ、イザナミ、アマテラスは知っているけど、アメノミカヌシは知らない、という人も多いでしょう。

日本神話では一番最初に現れた神様です。そう、この世の創生神であり、多くの神々の大先輩といったところです。この神様の加護は絶大といいますが…どんな神様なのでしょう？

古事記と日本書紀では若干内容は異なりますが、日本神話ではこの世には天も地もなくグニャグニャの混沌としているところに最初に現れた神様が「天之御中主神（アメノミカヌシ）」です。

その後に高御産巣日神（タカミムスヒ）、神産巣日神（カミムスヒ）が現れこの三柱を「造化の三神」と呼び、簡単に言えばこの世を作るスターティングメンバーです。ちなみに神様は何「人」と数えず「柱」と数えます。

この三柱は数々の絵やイラストなどで男神で描かれていますが、実は男でも女でもありません。神様で男女という性別を持つのはイザナミ、イザナミを含む神代七代の頃からでアメノミカヌシが現れた頃に神様に男女の区別はありません。

今では日本を代表する最高神は天照大御神（アマテラス）とされています。もちろんアマテラスは崇高な神様ですが、実はこの世で最初に現れたこの世を造った最初の神様はアメノミカヌシ。最高神であり究極神でもあるのです。

アメノミナカヌシ様のご利益といえば…一言で言えば“何でも”です。創生神ですのでこの世の全てを司る神様です。

魔除け、厄除け、無傷無病、良縁、安産、家内安全、五穀豊穣、学業成就、事業成就、才能開花、開運招福…この世を造ったわけですから、人も動植物も植物もモノも…この世にあるもの全てに対し、そのご利益は計り知れません。

また宇宙とも繋がっているとも言われています。古事記が出来た時代のさらにそれ以前、宇宙という概念が人々にどの程度どのように認識されていたかはわかりませんが、未知の宇宙（ウチュウとは言わなかったと思いますが）は古の人々にも認識されていて、最初に現れた神アメノミカヌシが宇宙に関連付いていたのでしょう。

アメノミカヌシ様はこの世が永遠に続くよう、人々と世の中が末永く幸せな営みを続けられるよう常に見守られています。だからこそ、多くの加護、ご利益をもたらすのです。

（1）創生神である
（2）神の国（高天原）を作った
（3）天と地を分けた
（4）昼と夜を作った
（5）多くの神々を作った（呼び寄せた）
（6）男と女を作った
（7）神代七代のイザナミとイザナギを地上に遣わした
（8）宇宙と繋がる天空神
（9）北極星の化身
（10）後に人が生きるための全てを司る
（11）この世の礎を造った
（12）神様の神様である

一番最初の神様、全ての神様の中心であるアメノミカヌシはこの世のあらゆるものを司っています。この世を造る礎を築き無から1を、1から10、10を100にそして千にも万にも億にも…そのパワーは計り知れません。アメノミナカヌシこそゴッドオブゴットです。

多くの人は神社をお詣りし願い事や救いを求める時、祀られている神様を詳しく知りません。「この神様は恋愛運」「この神差は金運」と噂に聞いたご利益に応じてお詣りに行くことが多いでしょう。

それでも構わないのですが、せっかくお詣りするのであれば本来はきちんとその神様について知った上でお詣りするのがマナーです。もしも自分が神様なら、自分の事を全然知らないのにお願い事だけは山のようにされるのでは、ちょっとガッカリもしますよね？

神様は当然そんな小さな器ではありませんが、お詣りしてお願い事をするならば、まず神様を知ることは大切です。特にアメノミカヌシは後の最高神アマテラス程メジャーではなく知る人ぞ知る。興味のない人は聞いたこともないという場合も。

アメノミカヌシの絶大なパワーを得ようと思うなら、アメノミカヌシを知った上で正しくお祈りする方が効果的ではないかと思います。

言霊とは、古代日本から信じられている霊力です。願いや目標を言葉にして発することで言葉に霊力が宿り実現すると信じられていました。その願いや目標を何度も何度も集中しその言葉を発することで、想いの力によって霊力はどんどん力を増し想いを叶えるというもの。

アメノミカヌシにはこの言霊の力が他の神々より強く反応するようです。そもそも文字など存在しない時代、古事記をまとめた稗田阿礼（ヒエダノアレ）も数々の伝承を暗記したことから始まっています。

言葉の力は今の時代よりもずっと力があったのです。ましてや文字があっても一般の人にまで読み書きが出来るようになったのは近代になってから。これでは願い事を書いて奉納することはできません。“言葉に想いを込めて祈る”これが古代からの人々の願い方、本来の祈願の方法だったのかもしれません。

アメノミカヌシは最古の神様。最古の神様はどんな人がどんな時でも祈れるように、何よりも一番“言葉に宿る想い”を汲み取ってくれるのでしょう。

アメノミナカヌシ様は全ての始まりの神様。生きとし生けるもの全てをこの世が出来てからずっとお護りして下さっています。今もあなたを見ていて下さっているのです。先祖代々から自分に至るまでこの世に生を受け生きていることが、すでにアメノミカヌシ様のご加護のおかげです。

祈る際はまず「アメノミカヌシ様、お助け頂きありがとうございます」という言葉を忘れないようにしましょう。

後に「アメノミカヌシ様、お力をお貸し下さい（願い事）どうかお導き下さい」と声に出し言霊にし出来れば掌を組んで1日数度唱えると良いでしょう。特に１日の始まりである朝と終わりの夜はしっかりアメノミカヌシ様への感謝と願いを唱えましょう。　

心の中で唱えても構いませんが、あえて言葉にするのは集中力と“想い”を自分自身に再認識させ言霊の霊力を強めるためです。もちろん、言葉に出せない状況の時もあります。その時は心で唱えても問題ありません。

最高神である天之御中主神には奇蹟を起こす力がありますが、それはその人にとって必要であると感じられたら。神様は単なる欲や執着など人間の醜い部分を聞き入れてくれることはないのです。

とはいえ、人の願いとは多かれ少なかれ“欲や執着”が隠されています。それでも願いが叶うというのは神様のご加護でもあり、人間の潜在意識の力もあります。

アメノミカヌシ様に祈ることは、潜在意識を開花させる力、自分自身で道を開く力を与えてくれることです。アメノミナカヌシ様はそんなあなたをちゃんと見ているのです。

もしもアメノミカヌシ様への願いが叶い奇跡が起きて人生が変わったとしたら…それが結果的に正解でも不正解でも神が与えた試練です。1つの難題をクリアして先に進む、そして新たな難題をまたクリアして生きて行く。護るだけでなく人の心に多くの学びを与えることが神様のご加護。神様は甘やかしたりはしません。

信じてずっと唱えているのに効果がない、と思うのは言霊の力が足りないのではないでしょうか？唱える時の集中力が欠けているのかもしれません。“なんとなく”や“出来れば叶えられれば”でも叶うことはありません。もしくは神様に依頼し過ぎて自分で努力をしていないという場合もあります。

いくら信じていても神様も他力本願は好みません。自分の行いや心の狭さを振り返り、願いを叶える為に何をするか？毎日どう行動したか？神様はいつも見ています。

神様に祈っているからきっと叶う、とそれだけでは願いが叶う事はありません。神様は人間に考える力と心を与えて下さいました。これを生かさずただ祈っていてはせっかく神様が与えてくれた能力を無駄にしてしまいます。努力を以てして初めて神様も背中を押して良き方向へと導いてくれるのです。

創生神でもある天之御中主神（アメノミカヌシ）はヒトを作り代々続くようにと子孫繁栄も司ります。ですので、恋愛や結婚、復縁にもご利益があります。

人は他者を愛する事で成長し、結婚も他人同士が共に人生を歩くことで様々な試練を越え新たな生命が生まれ次の世代、また次の世代へと繋がれて行きます。

アメノミナカヌシ様が多くの神々と共に造り上げたこの世。末永く続く事も神様は望んでいます。皆が結婚し皆が未来に繋ぐとは限りません。様々なケースがあることも神様は充分承知しています。

大切な人の別れも心を磨く大きな栄養です。別れた人がその人にとって必要な魂で魂の試練であるならアメノミカヌシ様はまた巡り合うように導いてくれるはずです。

全てが心を豊かにするための試練。恋人への愛はもちろん、家族愛、友愛、仲間への愛、人類愛、アメノミカヌシ様は愛によって育つ人の心を大切にしてるため、恋愛や結婚、復縁など愛の運を司っています。

神様は他力本願で無駄な富は与えてはくれません。ただ、お金というものは特に現代社会では幸せに深く結びついています。生きてるだけでも金がかかる世の中。お金がない、お金に苦労するという事は時に人の心を蝕んでしまいます。

アメノミカヌシ様は心を豊かにするお金、お金によって心の豊かさを学ぶためなら金運を上げ、時に宝くじのような棚ボタ的な金運も運んでくれるでしょう。

ただ、アメノミカヌシ様が与えた金運やお金には必ず意味があるものです。努力したご褒美のようなものもあるかもしれませんが、命を救うため、誰かのため。何かのために必要な金運やお金であったり、また手に入れた事で何かを学ばせるためのお金です。

もしも大きなお金が手に入ったならば、どう使い何を成すべきか？心して使うようにするべきです。驕り高ぶることをせず、アメノミカヌシ様と周囲に感謝の心を忘れず真摯な気持ちでいる事が大切です。

◇87歳の母が施設で昏睡状態になりました。医師からは意識が戻る事もないと余命宣告も受けました。友人からアメノミカヌシ様の言霊の話を聞き毎日感謝の言葉と“もう一度母と話したい”と唱え続けました。３週間後、奇跡的に母が一度だけ意識が戻り、ほんの僅かでしたが私を認識し“ありがとう”と言葉を残し翌日この世を去りました。最後に会話が出来たのはアメノミカヌシ様のおかげだと思っています。

◇コロナ禍で職を失いシングルマザーの私は４歳の子どもの育児もあり、なかなか仕事に就けず途方に暮れていました。アメノミカヌシ様に毎日祈り続けていましたが特に効果も感じませんでしたが祈ることしか出来ませんでした。貯金も底をつき「どうしよう…もう、ムリ！」と諦めた時、知人から突然連絡があり、手伝って欲しい仕事があると誘われました。託児所もあり今では母娘２人でなんとか生活できるようになりました。神様はいるんだ、と確信しました。

東京では千代田区「東京大神宮」、日本橋「水天宮」、千葉県にはズバリ香取郡に「天御中主命神社」があります。また千葉市中央区「千葉神社」。神奈川県平塚市「真上神社」、愛知県春日井市「天之御祖神社」。

関西には大阪住吉区の「出雲大社　大阪分院」、北区天神橋には「大阪天満宮」、西区「サムハラ神社」。北海道帯広市「帯廣明神大社」、鹿児島県枕崎市の「妙見神社」などにアメノミカヌシ様はお祀りされています。

アメノミカヌシ様は元祖の神様だけに日本全国の多くの神社でお祀りされています。特に水天宮系の神社のほとんどでお祀りされていますので、自宅や仕事場などの近くの神社を調べてみるといいでしょう。

神社では基本的に縁ある神様が何柱か複数お祀りされています。アメノミカヌシ様に願いを込めるなら一度はお祀りされている神社を参拝し、アメノミカヌシ様の祭事があるならば、感謝を込めて参列するのもいいでしょう。

アメノミナカヌシさまのキーワードは創世神と言霊です。言霊は古くから日本人が最も信じている神に繋がる言葉の力、言葉に宿る霊力です。本当に叶えたい願いがあるなら、心から強く願うなら苦しい時の神頼み、アメノミカヌシ様の言霊の力を信じてみてはどうでしょう？ただし、何でも神様に丸投げせずに自分の努力も忘れずに… 。