ラピスラズリと相性がいいのはどんな人？人を選ぶパワーストーンと呼ばれるわけ

希望を叶える幸運のパワーストーン「ラピスラズリ」は9月と12月の誕生石です。遙か紀元前の昔から人々を魅了してきたラピスラズリですが、じつはちょっぴり扱いの難しいところがあります。ラピスラズリと相性のいい人、ラピスラズリに好かれる人はどんな人なのでしょうか？

ラピスラズリのラピスは石、ラズリは空や青を指します。神秘的な深い青に金が混じった高貴な雰囲気のパワーストーン。「瑠璃」という和名ももっています。

「人類最古の宝石」として、紀元前3,000年頃のメソポタミア時代に初めて採掘されたラピスラズリ。魔除けやお守りとして装飾品などに使われ、その神秘的な魅力とカリスマ性に権力者たちも虜になったそう。

持ち主の運気を上げてあらゆる幸運を引き寄せる強い波動を持ちます。ただ、その強さゆえ、持ち主自身が十分なエネルギーに満たされていないと、ラピスラズリの力を持て余し、扱いきれなくなるともいわれます。

強力なパワーをもつラピスラズリは、さまざまな効果・効能をもたらします。

・邪気をはらう
・危険から守る
・健康や美を授ける
・良縁を引き寄せる
・運気を上げる

困難な状況にある人をよい方向へ引き上げ、明るくポジティブな世界へ導いてくれます。円滑なコミュニケーションや良縁、そして心身の健康・美にも作用し、恋愛成就の効能があることも有名です。

また、

・能力を開花させる
・創造性を豊かにする
・直観力を磨く
・知性を高める

といった効果・効能もあり、学業や仕事、創作活動をするうえでもよい影響をもたらします。ラピスラズリは意欲や向上心があるところに共鳴しやすい石です。目標に向かって一途に頑張る人がラピスラズリもつと、そのパワーが一段と強くなるといわれています。

強い波動をもつラピスラズリは "人を選ぶ" ともいわれます。どんな人がラピスラズリと相性がいいのでしょうか？

まず第一にメンタルが強い人でないとラピスラズリと真の意味で共鳴することは難しいでしょう。ラピスラズリは良い事ばかり運んではきません。試練も与えてきます。

それは、個性の強いラピスラズリのパワーを受け入れる心身の持ち主であるか？精神（魂）を成長させ目標を達成できる度量があるか？を測るため、試されている・鍛えられているとも言えます。打たれ強く前向きであることがラピスラズリを扱えるということです。

自分がない人には何の効果もないでしょう。単に幸福になれるらしいからであれば、他にもたくさんの幸運を招く鉱石はあります。

自分にはどんな目標があり、どんな努力をするか？きちんと未来へのビジョンがあってこそラピスラズリは力を発揮しはじめます。

そもそも、ラピスラズリは持つ人の方向性を知ったうえでジワジワと効果を発するので、持ってすぐには変化を感じる事は少ないでしょう。

努力を悲惨や災難と感じない精神であること。たとえ苦しくてもコツコツと気長に努力し、それを何故、自分だけ？、運がない、悲惨だ、と思う気持ちはラピスラズリが嫌うマイナスエネルギーです。

どんな状況でも問題解決に向かう前向きな姿勢や災難の中から何かを学びを得ようとするポジティブ精神を持つ人をラピスラズリは持ち主と認め、少しずつ反応し始めます。

優柔不断で他力本願な人にはラピスラズリは向いていません。決断力に欠け、身の回りに起こったアクシデントの後始末ができない、人任せや誰かの意見に左右される、困惑して考えを変えてしまう、そのような人は残念ながらラピスラズリから見れば、“見込みがない”のです。

石とはいえ意志の持つ石なのです。ラピスラズリの気持ちを代弁するなら「じゃ、他の石をあたって下さい」でしょう。ラピスラズリはクセが強いのです。見込みのない人にはあまり効果をもたらす働きはしません。

ラピスラズリは宇宙と繋がっているため強いパワーを持っています。鉱石はパワーが強ければ強いほど、持つ人に石酔や好転反応といった心身の不調が出ることが多くあります。

それは感受性が強いとも言えますが、これは精神力の強さやスピリチュアル的な感受性とは少し異なります。合う合わないという点でも石酔いをしやすい人はラピスラズリはあまり向いていないかもしれません。

前述のとおり、ラピスラズリはメンタルが強く自分を持っている人、努力を惜しまない人が持つと共鳴し、その力を発揮します。ゆっくりと試練を伴いながら……。

それは、ラピスラズリが意地悪というのではありません。ラピスラズリは試練を乗り越えながらまっすぐに努力する素質を持った人を選んでいるともいえます。

「なぜか気になる、ほしい！」「見ていると引き込まれそう」そんなふうに特別な何かを感じたら、ラピスラズリを近くにおいてみましょう。そのうえで、今あなたが必死に取り組んでいること、努力していることを継続してください。ラピスラズリに結果をゆだねるような、他力本願の気持ちをもってはいけません。ラピスラズリは強い心や覚悟に共鳴します。

もし、ラピスラズリをそばにおいて以降、なんとなくそわそわと不安になる、物事がうまくいかない、体調がすぐれない、ということがあまりに多ければ、いっときラピスラズリを手放すことも検討しましょう。まだ、ラピスラズリと波動が合わない時期なのかもしれません。

邪気払い、幸運の引き寄せ、才能の開花、知性の向上……、手に余るほどあるラピスラズリの力を最大限に引き出すには、どんな方法があるのでしょうか？

ラピスラズリは持ち主と馴染むのに少々時間がかかります。最初は直接肌に着けず、小さな巾着に入れたり布で包んだりして持ち歩くなどするのがおすすめです。徐々に距離を縮めていくようなイメージでいると、むりなく上手に絆を深められるでしょう。

石酔いをしていないと思っても気づかぬうちに影響していることもあります。パワーに慣れ、距離が近づき馴染めば馴染む程、有効的に働いてくれるはずです。

アクシデントや急なトラブルに遭遇することもあるかもしれませんが、冷静に落ち着いて問題解決へ向けて対応しましょう。それはラピスラズリの与えた試練かもしれません。

なぜ試練を与えるか？といえば、それは、魂のトレーニング。真の意味で心身のバランスを整え正常化しさらに心を鍛え成長させるためです。持ち主が心身を成長させることは、ラピスラズリの効力も高めることにつながります。

ラピスラズリを持ってしばらくすると良きも悪しきも変化があります。それはすぐに目に見えて分かるものもあれば、後になって気づくようなものもあります。良いことであればそれに越したことはありませんが、悲しいこと、残念なことかもしれません。

でも恐れないで受け入れましょう。ラピスラズリは意味のない変化は起こしません。遠い未来かもしれませんが、追い追い必ずプラスになる変化をもたらします。変化が起こることはラピスラズリと馴染んできたサインです。

ラピスラズリは大昔から強いパワーと信じられていました。ちょっと気難しくて、まるで暴れ馬のようなパワーストーンですが。不安だけれど持ってみたいと思うなら、初めは１つ選んで水晶など優しいパワーの石と一緒に持ってみるのが良いでしょう。じゃじゃ馬ならしと思って挑戦してみてはいかがでしょうか。