手相のますかけ線の意味と種類14個！右手左手で違う？

何億円もの借金を作っても立派にすべて返済したり、大惨事や大事故に遭っても、命拾いするなんて言う人は、必ずいるものです。もちろん借金をしたり事故に遭わないことが強運と言えますが、危機的な状況にあっても、そこから抜け出せることも強運の一つなのです。

一般的に強運の持ち主と、そうでない人では、何をやっても違いが出てしまいます。人生を充実させるにあたって強運に授かりたいものです。

手相で、強運の相と言えば、ますかけ線が広く知られています。ますかけ線は、「猿線」や「百握り」と呼ばれることもあります。

このますかけ線は、大変に稀少な手相であり、片手に現れているだけでも珍しく、ましてや、両手に現れている人は、異例中の異例と言えるほど、なかなか、見られるものではありません。この大吉相とされる、ますかけ線についてパターンを挙げて説明していきます。

ますかけ線は、基本的に知能線と感情線が一つとなり、真っ直ぐ掌を横切る線を指します。つかんだ運は絶対に放さないと言われ、大変縁起の良い手相として知られています。天下取りの相とも呼ばれ、人の上に立ちリーダーシップを発揮する人が多いようです。

このますかけ線が現れている場合、強運に恵まれ、天才的なアイデアが生み出せるとされます。集中力が抜群で、驚くような力が発揮できます。コミュニケーション能力にも長け、人を惹き付ける魅力も持っています。性格的に頑固でこだわりが強い面があり、成功と人の恩恵が約束されているのですが、能力が発揮できる環境にないと絶大な力は発揮されないことになります。

また勝負運も強いのですが、どん底からの大成功、大成功の後のどん底などと浮き沈みが激しいのも特徴的です。それゆえに人生の大逆転が狙える運命にあるとも言えます。

手相占いのますかけ線の種類について、これから１つずつ見方と意味について説明します。
※Youtube動画で占い師の方にも説明してもらっています。

手相は、先天的に備わっているものを利き手と反対の手で診て、後天的に備わったものを利き手で診ます。

ですから、右利きの場合、ますかけ線が左手に現れていれば、先天的で比較的若い時期に力が発揮されます。

右手に現れていれば、後天的で25才を過ぎた辺りから成功などがつかめるとされます。後天的なものは、自分の生活態度や考え方の変化で、現れることが考えられます。

さらにますかけ線が現れている人を調べてみた結果、親子や親族に、ますかけ線を持っている人がかなりの数いることがわかっています。遺伝している可能性がかなり高いと言えます。手相は、大脳の発達と密接に関わりを持つので、顔つき、体型、体質のように、遺伝することは、ほぼ間違いないようです。

ますかけ線の中には、感情線が別に現れていることがあります。この二重感情線のある、ますかけ線の場合、何事にも粘り強く向き合い、強い精神力と忍耐力を持っているとされます。一見するとおとなしそうに見えても度胸があり、大胆な行動が取れるようです。逆境に立たされると、俄然、力を発揮する頼れる存在になります。

愛情や熱意に厚く、執着心や嫉妬心が非常に強いとされます。時として、これが災いして人から嫌われることになります。しかし仕事と家庭の両方に愛情を注ぐことができます。恋愛では、失恋などをしても前向きに歩いて行くことができるはずです。

ますかけ線の中には、知能線が別に現れていることがあります。この二重知能線のある、ますかけ線の場合、誠実さや真面目さ、強い責任感を持っていることを示します。コツコツと努力を積み重ねて成功がつかみ取れるはずです。

豊かな創造力や発想力も持ち、クリエイティブな分野で絶大な力が発揮できるかもしれません。一度決めたことは、何があってもやり遂げる力があり、感情を上手にコントロールできるので、成功を手にする可能性は格段に高まります。

ますかけ線の中では、特に知的な要素に関わりが深く、自分の才能を意識することにより、大きな成果が得られます。

ますかけ線の中には、鎖状に線が連なっていることがあります。この場合、性格は基本的におとなしく、内向的な面が強いとされます。しかし一方で大胆な一面もあり、どちらも両極端な傾向にあります。精神的な落差が大きいとも言われています。繊細で直感力にも長けているようです。理屈で習得できないような職人的な分野で類まれな力が発揮できるかもしれません。美的センスに優れ、芸術面での才能を持ち合わせているとされます。

アーティストとして、大成している人に見られるますかけ線です。また、ますかけ線のが示す、独りよがりや強情な面がネガティブに作用してしまうこともあります。天下取りのますかけ線でも、人間関係で苦労する可能性が充分にあります。

ますかけ線の中には、はじめから知能線と感情線が１本ではなく、途中で２本が合流していることがあります。知能線の端が上向きに感情線と合流している場合、正義感が強く、困難を克服する強い力を持っているとされます。何事にも没頭することが多く、決めたことは必ずやり遂げて、大きな成果が得られるはずです。熱心に取り組んでいるものが、周囲から認められ、称賛されることもあります。

型破りな発想が人の役に立ち成功を手にするのですが、周囲の常識にとらわれた人から邪魔されることが考えられます。アピールのやり方に注意が必要かもしれません。また、現実的な面を大切しているので、特にお金などに執着があると見なされがちになります。

ますかけ線の中には、はじめから知能線と感情線が１本ではなく、途中で２本が合流していることがあります。知能線の端が下向きに感情線と合流している場合、非常に常識的で、物事に細やかな気配りができるとされます。

他のますかけ線の人よりも、責任感は強いはずです。自分の意見を曲げることが受け入れられないため、人との信頼関係が崩れることが多くなります。恋愛面でも同じことが言え、独りよがりになってしまい、破局することが考えられます。

しかし、ますかけ線なので、それらを乗り越えて、絶大な成功が手にできる可能性は高くなります。また発揮される強運が、自分にとって正しいことに使われるかどうかは、結末を見るまで、ハッキリしないことが多いとされます。

ますかけ線には、様々に変形したものがあります。感情線から伸びる橋渡し線が知能線に合流している場合、こだわりや信念を持ち、努力を積み重ねて、大きな成功や強運をつかむとされます。これは後天的にマスカケ線の要素を獲得した証とも言えます。日々、人間的な成長を続けていることが考えられます。苦労を重ねて、実力を身に着けた頑張り屋の一面があります。

精神的にタフなので、将来に対する期待値はかなり高くなります。何か強いこだわりを持って物事に取り組むようになり、いつの間にか現れる、ますかけ線は、このタイプが多いようです。

ますかけ線には、ちょっと変わった形のものがあります。ますかけ線の途中から知能線と感情線が枝分かれしている場合、何事にも粘り強さがあり、柔軟に対応ができるとされます。

芯の強さや根性があるので、少々の障害にも、へこたれることはないばすです。ますかけ線が示す、こだわりの強い面は弱められ、状況に応じて考え方が変えられるとされます。

独立心が強いのですが、協調性もあるので、独立開業しても組織の一員としても活躍の場が広がり、絶大な力が発揮できます。もし、枝分かれした知能線が長ければ、クリエイティブな分野で大成するはずです。

ますかけ線の中には、これもますかけ線の一種かと思うようなものもあります。生命線、知能線、感情線が一点で重なる、ますかけ線の場合、お金に対するこだわりや執着心が強いとされます。

他のますかけ線の人よりも断然、お金儲けに秀でていることになります。金儲けに関わる直感が冴えているので、儲かると思ったものに投資すると、莫大な利益が得られることもあります。お金につながる様々なアイデアが浮かぶので、一代で財産が築けるはずです。

ただし、自分に相応しい環境を見出す必要があります。日々の生活の中でも、損得勘定で行動するはずです。大胆かつ繊細にお金が運用できます。お金にがめついと思われても、豊かな暮らしが手に入る可能性が、かなり高くなります。

ますかけ線には、ちょっと変わった形のものがあります。真っ直ぐな感情線が知能線と合流している場合、責任感が強く、コツコツと努力を積み重ねて大きな成功や強運をつかむとされます。

他のますかけ線同様に、強い意志を持ち真面目さがありますが、愛情表現が得意でないのが特徴的です。愛情が薄いと勘違いされることもあります。また思い込みが強い面があり、自分が正しいと思ったことをどんどん突き進んでしまい、苦労することが考えられます。

いずれにしましても、ますかけ線と他の線の良い要素をバランスよく合わせ持つことになります。

片手に現れているだけでも大変に縁起が良いとされる手相ですが、これが両手に現れていることがあります。この場合、かなりの強運に恵まれ、天才的な閃きがあるとされます。ずば抜けた集中力を持ち、コミュニケーション能力に格段に優れていることになります。

つかんだ運は逃さないとされ、成功運や金運をどんどん引き寄せるとされます。幸運に満たされた人生になる可能性が格段に高まるわけです。ですから宝くじなどを購入すれば、高額当選する確率は非常に高くなります。宝くじに限らず一獲千金の芽があるので、株式投資やギャンブルなどでも大金がつかみやすくなると言えます。

知能線と感情線が後天的にハッキリとした線でつながったものを指します。このますかけ線が現れている場合、何事にも強い意志をもって携わり、困難を乗り切る力を持つとされます。一度決めたことは最後までやり遂げるはずです。

困難の度合いが高いほど、力を発揮するという面もあります。精神的な強さもあり、ストレスなどは溜めにくく、例え感じたとしても、上手に発散できるとされます。人がストレスと感じることも、それほど気にならないはずです。精神が安定していて、常に冷静な判断ができます。苦難などを乗り越えて、後天的に獲得した忍耐強さや、図太さを持っていることになります。

ますかけ線上に運命線や太陽線が伸びているものを指します。運命線が伸びている場合、何事も成功する運命にあるとされます。この運命線が長いほど、強運を合わせ持つようです。薬指の付け根の領域に太陽線が伸びている場合、成功運や金運がもたらされ、幸運が実感できるとされます。

いずれの場合も何らかの成功を収め、人生が満ち足りることになります。このますかけ線、運命線、太陽線の３つが同時に現れている場合、人生の半ばまでに掲げていた目標が達成できるとされています。また両手にこの３つが現れていた場合は、ほぼ確実に大きな幸せに満ち足りるはずです。

天下取りの相として知られるますかけ線ですが、ここに感情線と知能線が二重に現れていることがあります。この場合、強運を持ち、抜群の閃きなどがある上に、愛情に深いとされます。家族や周囲の人に対して、献身的に愛情を注ぐはずです。その分、人の情に対して弱い面があり、流されることが多くなります。情に流されて騙されやすいと言えます。

リーダーとしての素質に格段に優れている面もあります。目的を達成するための努力を惜しまないので、最終的に大きな成功を手にします。ますかけ線本来の意味となる何事にも冷静に判断できる力が、情によって乱されることになります。

ますかけ線を構成している知能線が生命線から離れているものを指します。通常、知能線と生命線は始点付近がくっついているのが、ほとんどですが、稀に離れていることがあります。この場合、強運を持ち、閃きなどに優れている上に、大人しそうに見えても、底知れない度胸を持っているとされます。

突然大胆な行動を取ったり、海外で大きな成功を手にすることが多いようです。変わり者と見なされる傾向にあります。パワフルで暴走しがちな面があり、時として浮ついた存在にもなるようです。強烈な個性を持ち、変化を好む分、何事も中途半端になりやすいと言えます。

ますかけ線は、どちらか片方の手に現れても珍しいものなのですが、人によっては、両手に現れることもあります。両手にますかけ線が現れていると、人生の全ての時期において力が発揮できるはずです。もたらされる意味合いも２倍になるので、こだわりや頑固さ、変わり者度合い、集中力や執着心も２倍になることが考えられます。ですから、かなり強烈な個性を持っていることになります。

そしてその現れる確率は、どちらかの片手で100人に3～4人、両手となると1000人に1人という確率になるとされます。非常に珍しく、パワフルな手相ではあるのですが、両手にますかけ線がある人は、普通の生き方はしない方が良いようです。普通に生きようとすると、人生が普通以下になる可能性が高いとされます。

ますかけ線が現れている人の性格には、次のようなものが挙げられます。知的好奇心が旺盛で、いろいろなことに興味を持ち知的な面があり、直感に優れているとされます。長々と考えることなく素早く的確に判断でき、決断力に優れているはずです。人を率いてまとめることに優れています。

人の意見を調整して引っ張って行くこともでき、リーダーシップを発揮することで多くの人から頼りにされるはずです。その分、人から指示されることには向いていないと言えます。個性的でしっかりとした信念や考えを持ち、そう簡単には曲げることはしないとされます。何事も自分なりのこだわりがあり、自信を持っているので意地を張る傾向にあります。

その一方で、人を愛し愛されたいという気持ちが強いとされます。対人関係がギスギスしやすい分、愛情などに飢えている面もあるようです。

ますかけ線が現れている人は、秘めている才能などを開花させる環境にないと、全く力を発揮しないこともあります。向いている環境なども大きく影響します。しかし向いている環境にあると、とてつもない力が発揮でき、大きな業績が残せるとされます。

こういった点から、新しい事業を起こしたり、リーダーシップが活かせる経営者や起業家に向いています。大きな組織の雇われ社長よりも、小規模なIT企業やベンチャー企業などの社長に適しています。人の上に立つということから教師にも向いているはずです。安定を好まず開拓精神にあふれているので、次々にいろいろな仕事にチャレンジして成功を収めることも考えられます。

ますかけ線が現れている人は、自分が持っている考え方や個性に翻弄されやすい面があります。育てる側の親としては、気性が激しかったりと扱いにく面があるかもしれません。個性をどこまで尊重するかが重要なポイントになるようです。

利き手にますかけ線がある場合、将来、強運などが備わるとされますので、大きな成功がつかみやすいと言えます。利き手でない方の手にますかけ線がある場合、生来の特質として、ますかけ線の要素を持っていることになります。将来もこのまま強運などが続くどうか、本人の心身の成長次第の面があります。

いずれにしましても、手相は変わりやすい面があり固定的ではないので、子供の場合、このまま行くかは、不確定要素が強くなります。しかし個性を上手に伸ばす環境を整えてあげれば、将来は明るいはずです。

手相に、ますかけ線があるからと言っても、努力をしていないと、その絶大な力は発揮されません。必ずしも人生で成功するわけではないのですが、何かの才能に恵まれた人が多いのは確かです。また浮き沈みが激しく、波乱万丈な人生を送るとされています。

ますかけ線があると言われる有名人などは、やはりそのような人生を送っているようです。

歴史上の人物では、天下を取った豊臣秀吉や徳川家康が挙げられます。文学界では、一大ブームを巻き起こした石原慎太郎がいます。漫画界では手塚治虫、音楽界では小澤征爾、フジコヘミングとなります。浮き沈みの激しいところでは堀江貴文、プロレス界ではアントニオ猪木となります。

その他有名人では、東国原英夫、小泉純一郎、松下幸之助、妻夫木聡、速水もこみち、広末涼子、宮崎あおい、志村けん、明石さんま、岡村隆史、アインシュタイン、中川翔子、梅沢富夫、長瀬智也、本田圭佑、早見優、芦田愛菜が挙げられます。

両手にますかけ線がある有名人では、木村拓哉、福山雅治、浜田雅功、田村亮、芦田愛菜、イチローが挙げられます。

一口に、ますかけ線と言っても、いろいろなタイプがあり、それぞれに意味がありますが、基本的に強運を持ち、打たれ強く、独自の道を突き進む能力や才能を持っていることがわかります。強情で融通の利かない面があったり、危機的状況から這い上がったり、とてつもない行動を取ることもあります。直感が鋭く、その場の空気を読んだり、時代の流れをつかむことに長けています。しかし、自分の力が発揮できる場がないと、この絶大な力が全く役立たないことにもなります。

何でもこなせる適応力というよりも、一つの分野で偉大な業績が残せる手相と言えます。もし、ますかけ線が現れた場合、自分の才能が活かせる環境にいるかどうかが鍵になりそうです。