玄関の表情は、家の数だけ多様性があり、その家のステイタスを表します。良い印象を与える玄関でありたいものです。
一般的に、家を重んじる人は、訪れる人を歓迎するため、思考をめぐらし、場を整えようとします。その心遣いは、不思議と訪れる人に伝わり、時に整然と整えられた玄関に心を打たれるのではないかと思います。
そんな玄関は、神様にとっても居心地の良い場所です。良い運気は、そこに流れ、家の住人にも幸運をもたらすことでしょう。
あなたの運は、玄関のありさまによって左右されるかもしれません。たとえば、玄関に置かれたもので、運が上がったり、下がったりすると聞くと耳を疑いますね。しかし、そんなことがあるかもしれないのです。これから示す置物をあなたも試してみませんか?
風水における玄関の置物の役割
風水とは、昔中国で発祥した環境学で、「環境などを変えることで、良い運を呼び込む。」という考え方をいいます。
玄関は、風水においては家の住人に最も大きな影響を与える場所です。そこが、もしゴミだらけだったとすれば、住人が幸運を手にすることができるでしょうか。そこに心地よい空間はありません。ゴミ特有の匂いが、部屋もしくは家中に漂っているでしょう。そこで生活をして、明るい未来を描けるとは思えません。
風水では行動しなければ、何も生まれないと考えます。現状を変えたいと願うなら、まず、やってみましょう。玄関に置物を置こうと決心することから、前向きな考えが生まれます。
玄関の置物の運気アップ効果
たとえば、たった一輪の花ですが玄関に飾ったとします。きっと眺めるだけでも心が和むでしょう。可憐なその花は、縁があって、あなたの心を癒すためにそこにいるのです。そして、その花はあまりにあなたが疲れている時、あなたの疲れを背負って一晩で枯れることさえあるほど、けなげな存在です。実はあなたの邪気を吸い取ってくれるのです。
風水的に見て、この一輪の花でさえ人の運気に作用するというのです。風水を実践して、早い人は、3か月で変わったことを実感しています。あなたも運気を上げる努力をしてみませんか?
玄関に置くものには、さまざまなものがあります。特にお勧めのものを列挙します。役に立てて下さいね。
玄関で運気アップする置物22種類と効果
■置物1:「招き猫」の意味と効果
昔から、商売をする店内には、必ずと言ってもよいほど、招き猫が飾られていました。さかのぼること、江戸時代から親しまれてきた「商売繁盛」を願う縁起物です。前足の右手を上げたものは、「金運」を左手を上げたものは、「人運」つまりお客さんや人を招くとされています。
では、両手を上げた猫が、一番いいと両手を上げた猫を探したくなるのが人間の欲深さです。しかし、冷静に考えて下さい。お手上げの時、両手を上げますね。どちらもは無理だということです。反論する人もいるかもしれません。万歳の時はどうなのと思いますよね。その時は、両手を上げますが、結果が出てから万歳をするので、これから願おうとする時に両手を上げているのは矛盾していると解釈します。
また、猫の色ですが、一般的に三毛猫が多いのですが、黒色や赤色の猫もいます。実は色にも意味があります。
黒色・・・「魔よけ」
赤色・・・「病除け」
金色・・・「金運」
白色・・・「招福」
ピンク・・「恋愛運」
黄色・・・「縁結び」
<招き猫の置き方>
ひとつ、置く時の秘訣を教えます。招き猫を玄関に飾るなら人より高いところに置くと良いでしょう。また、玄関を見ているような位置に置くと効果的です。注意点として招き猫は来客の多い家にお勧めで、あまり人の出入りがない家においては反対に金運を吸収します。
■置物2:「カエル」の意味と効果
以前、家庭の主婦が、持っているお財布は、ほとんど、大きな口の財布でした。最近でも人気で、売っているところもありますが、それをがま口と言います。がま口とは、口金が、がまの口のように開くことから名前がついたようです。昔から、カエルとお金は、縁がありますね。
風水でも、カエルは、招き猫を超える力があるとまで言われる商売繁盛の縁起物です。特徴は、足が3本のものが、良しとされています。口にコインを噛ませればより良いです。「お金が、還る。」「幸運が、還る。」の意味を持つもので、「金運」や「福運」を呼び、ビジネスには、特にお勧めです。
<カエルの置き方>
置くコツは、カエルの顔を玄関の内に向けることです。家に入ってきた運を外に吐き出してしまわないようにするためです。また、効果があった時に背中を撫でてあげると、さらに運を上げてくれるという話もあります。
■置物3.:「ウサギ」の意味と効果
出雲に行くと、出雲大社に加えて、縁結びのスポットとして知られている白兎神社が、あります。古事記に出てくるあの「因幡の白うさぎ」伝説のゆかりの場所です。境内は、うさぎの石像がたくさんあります。昔から、人と人とを結ぶ役割をしてきたのでしょうか。
<ウサギの置き方>
「卯」は、もともと東を意味します。そこから、ウサギは玄関もしくは部屋の中心から東に置くと、「社交運」を上げてくれると言われています。また、「恋愛運」のアップを願う人にとっても良いものです。その場合は、ピンクのウサギかピンクの物と一緒に飾ることをお勧めします。愛くるしい姿は本当にかわいいですよね。
■置物4:「フクロウ」の意味と効果
昔から国内国外を問わず、縁起物として人々に愛されてきました。
ギリシャ神話の中では知恵の女神アテナの従者となり、「知恵の象徴」とも言われました。また、霊能力にも優れ、人々を邪悪なものから守ってくれるということで、「幸運を運んできてくれる鳥」との異名もあります。
日本でも、当て字になりますが、「不苦労」とか「福来郎」と言われ、苦労がないとか福が来るのを呼ぶ鳥として扱われています。また、首がぐるっと回ることから、「借金を背負って、首が回らない」ということがない商売繁盛の置物として親しまれています。「金運」や受験や資格取得に向けての「学力アップ」、「招福」を願う人にお勧めです。
色ですが、招き猫と同じく、それぞれ意味があります。
金色や黄色・・・「金運」
緑色・・・・・・「学力アップ」
ピンク色・・・・「恋愛運」
白色・・・・・・事始めの「招福」
もうひと手間できるようなら、お勧めです。フクロウの置物の下に赤くて、丸い座布団をひいてやると、より運を招くと言われています。
<フクロウの置き方>
また、置き場所ですが、一般的には明るいところで、玄関の入口を見るように置くと、良いでしょう。ただ、西向きの玄関の場合は、外から玄関を見て左に置くのがベストです。
■置物5:「龍」の意味と効果
風水では、かかせないアイテムです。「金運」、「家庭運」、「仕事運」などあらゆる運を引き寄せてくれると言われています。
そもそも龍は、架空の生き物ですが、聖獣とも言われ、その霊力は人間の想像を超える力があるそうです。パワーが強く、玄関に置けば、「家運向上」になると言われています。
<龍の置き方>
置き方としては、玄関に入って、気の通る右側に置くことです。床に置くことは避けて下さい。壁に接着できる簡易的な棚などでも良いので、ある程度の高さのあるところに置くと良いでしょう。腰より高い位置が最適です。龍は気が強く、大変高貴な存在なので、下に見ては、いけないのです。左に置いた場合は、効果は期待できません。また、向きは頭を家の内に向けて置きましょう。良い運気を家の内に入れるためです。
もうひと手間できる人にお勧めです。実は、龍は水を好むので、水を供えると、より効果があると言われています。小さな器で良いので、毎日龍の口元に水を置いて下さい。不思議なことに、その水が通常の蒸発以上に減っていたら、置物の効果が出てくるはずです。ただし、その水は毎日きれいな水を供えなければいけません。よどんだ水を置きっぱなしにすれば、悪い気を呼ぶだけです。長期で留守をする時は、器はしまっておきましょう。なかなか水の管理が大変という人は、水晶を置いても良いでしょう。
風水の基本として、キレイな空間を維持することが大切です。水はもちろん玄関を清掃し、不要なものを処分して、スッキリした状態の中に置物を置くことで、効果が期待できるのです。
<注意点>
追加ですが、玄関にシーサーや、犬、獅子を置いている人は、龍は置かないようにしましょう。ケンカをしてしまうと言われています。また、寝室や子供部屋に向けたり、そこに置くことも龍のパワーがとても強いので避けましょう。他にも、テレビ・冷蔵庫・パソコンといった電磁波の出るものの近くや、火のそば、南にも置かないようにしましょう。
最近は、ネットでも購入できますが、神戸や横浜の中華街に行くチャンスがあれば、実物を見て購入できるので、旅行に行く予定のある人は寄ってみるのも良いですね。
■置物6:「シーサー」の意味と効果
沖縄に行くと、屋根や門柱にシーサーを見かけることが多いと思います。「魔よけ」として、古くから根付いている置物で、外から入る邪気を追い払い、福を招き入れる効果が、あると言われています。大きさも大小さまざまで、顔もとても優しい顔立ちもあれば、凛々しいものもあり、見ていると飽きません。長い間人々から愛されてきたのも頷けます。
本来、シーサーは獅子のことで、沖縄の人の呼び名です。どこから来たものか、興味がありますね。実は、遠い昔のオリエント時代、インドやエジプトで「守り神」として、ライオンをかたどった像を王宮に設置していたようです。そこから、時とともにシルクロードを通って、中国、沖縄へと伝わったと言われています。蛇足ですが、中国から直接日本に来た獅子は唐獅子となり、朝鮮を経て日本に来た獅子は狛犬と呼ばれています。
シーサーは、対でひとつと考えます。同じように見えますが、口が開いているものと閉じているものがあります。開いているのがオスで閉じているのがメスです。解釈は色々あるようですが、オスが口を開けて、魔物を捕らえ、メスが福を守るといった意味でしょうか。沖縄では玄関まわりというと門柱に飾られることが多いようですが、アパートやマンションの人は困りますね。その場合は玄関の内に置くことも可能です。
<シーサーの置き方>
置き方は、まず、キレイにしてから玄関ドアに向けて置きます。床に直接置いても構いません。そして、玄関から入る邪気を入れないようにきちんと両脇に並べて下さい。そこで、結界をはることになります。2体の高低差が、10センチ以上だと効果がありません。できるだけ同じ高さに置くことが賢明です。
ひとつ注意です。シーサーは、さまざまな形のものが売られています。形によって置き方が変わりますので、下記を参考にして置いて下さい。また、これから購入する予定の人は、頭と体が同じ方向になっているものが扱いやすいので、そちらの方がお勧めです。
①頭と体が、同じ方向を向いているもの
正面から見て、右が、オス(口が、開いている)。
左に、メス(口が、閉まっている)を置いて下さい。
②顔が、横に向いているもの
左にオス(口が、開いている)。右にメス(口が、閉まっている)を置きます。ふたつのおしりが、内側になるように斜め置きにします。
■置物7:「ヘビ」の意味と効果
昔から、ヘビの抜け殻を財布に入れておくと金運が上がると言われていました。神社でも「神の使い」とも呼ばれるヘビに会うと縁起が良いと言われています。そこからもわかるように、「金運・財運」を願う人にお勧めです。商売やビジネスに良い置物です。
<ヘビの置き方>
特に、ヘビは南東に置くと、良い縁に恵まれると言われ、「恋愛運」にも効力があります。もちろん、玄関も置いて良い場所です。
注意としては色々な置物と一緒に置かない方が良いとされています。特に、犬の置物と相性が悪く、一緒に置いた場合、病気やケガを招くと言われています。
■置物8:「亀」の意味と効果
昔から、「長寿」で知られている縁起物です。「健康運」「金運」を上げたい時にお勧めです。「魔除け」の効果もあります。風水でいう殺気のあるところ、たとえば、ドアとドアが向かい合っているところなどの殺気を押さえたりもします。
頭が家族の顔を見られるように顔を上げたものが良いでしょう。また、足が、4本地にしっかりついているものが良いです。
<亀の置き方>
置く高さは、あまり高い位置ではなく、低い位置、つまり床などに置くと良いです。家の中心から見て、北もしくは玄関が良いでしょう。
■置物9:「龍亀(ロングイ)」の意味と効果
体が亀。頭が龍という亀と龍の両方の性質を持つ中国からきた想像上の生き物です。建物の入口の両端に置くと、「商売繁盛」に効果があると言われています。中国の故宮やラスベガスのホテル・カジノの入口にも置かれているようです。ビジネスにお勧めで、財が途切れることなく入ってくると言われています。毎日新鮮な水をあげるとより効果があります。
<龍亀(ロングイ)の置き方>
置き場所は、玄関を入って右側に外に頭が向くように置くと良いでしょう。玄関以外になりますが、リビングや書斎など室内の机の上でも良いですよ。「出世運」がアップします。仕事でしっかり稼ぎたい人向けです。
■置物10:「ヒキュウ」の意味と効果
中国神話の話の中で、金銀などを主食とする神獣です。凶運を吉運に変えることができたり、ギャンブルなどで、思いもかけないラッキーな収入を得たり、さまざまな願い事を叶えてくれると言われています。「財運アップ」や「魔よけ」として人気の置物です。
室内に置いて、玄関の方に向けると、四方八方の財を家に招くと言われます。
<ヒキュウの置き方>
置き場所は龍亀と同じで、玄関を入って右側にオスメス一対で置きます。一匹だけ置きたい場合は、メスが良いでしょう。ただ、とても眠たがりな性質のため、首に鈴をつけて鳴らして起こすと良いそうです。宝くじを一緒に置いておくのも良い方法ですよ。
■置物11:「ブタ」の意味と効果
ブタは色々な国で、縁起の良い生き物とされています。たとえば、中国では「一生食べるものに困らない。」とされ、日本でもピンクのブタの貯金箱は、お金が溜まると昔から、よく言われていますね。「金運」はもちろん「人間関係の好転」や「子孫繁栄」に効果があります。
やはり、ピンクの布を敷いたり、ピンクのブタがより効果があるそうです。
<ブタの置き方>
置き方は、玄関の場合は顔を家の内に向けて置くと良いでしょう。また、リビングなどに置く場合は、「金運はブタのお尻から入ってくる。」と言われ、西にお尻を向けて置くと良いでしょう。
■置物12:「馬」の意味と効果
馬は、たくましい生命力の象徴で、「財運」「事業運」に良い効果を発揮すると言われています。また、「名声を得る」置物とも言います。
そもそも風水では、馬は南をさし、名声や人気を表す場所です。頷けますね。その上、家族愛の深い動物なので、「家族円満」のシンボルとも伝えられています。
他にも、馬は、引っ越し・進学・異動・就職など「移転」「変動」の時に幸運を呼び込むと言われています。
<馬の置き方>
たとえば、引越しをしたい時、玄関に向けて置きます。希望の場所があるなら、そちら向きに置くと良いでしょう。その後、引っ越し先が決まったら、3~4日前に移転先に持っていき、頭を3日以上室内に向けて置きます。引っ越しをしたら、リビングなどに玄関の方を避けて置きます。できれば、南に赤いものと一緒に置くと良いです。そうすることで、転居が良いものになるそうですよ。
ただし、虎や獅子などの猛獣と一緒に飾らないで下さい。また、寝室には、置かないほうが良いでしょう。特に跳ね馬のように、4本の脚が、地についていないものは、身体的トラブルを起こします。
■置物13:「その年の干支」の意味と効果
毎年、年末になると、来年の干支の置物を求める人は多いと思います。その年の千支の置物は、「時の運」が、あると言われています。色々なチャンスに恵まれる一年になってほしい時に飾ると良いと思います。
ひとつ注意が、あります。玄関には、「虎・犬」の置物は置かないようにしましょう。虎は、邪気を払う置物ですが、リビングなど東北東に置くとベストです。犬は、南東以外の裏口に置くと、災いを防いでくれると言われています。
風水の考え方ですが、本来どこの家の玄関にも飾り物を置かなくても、入って右側に「青龍」。左に「白虎」がいます。辰は、風水では、龍と考えます。実は、千支にも相性があり、辰と犬は仲が悪く、玄関に置かない方が良いとされています。また、辰と虎も同じく、にらみ合う存在なので、避けたほうが良いのです。
<「その年の干支」の置き方>
また、置き方ですが、床にじかにおくのは止めましょう。ある程度の高さのあるものに置くと良いでしょう。
余談ですが、自分の千支の7つ先の置物を集めると出世するという話があります。千支の置物には、色々な使い方がありますね。
■置物14:「ゾウ」の意味と効果
大きくて、どっしりした体格のゾウは古くから、各国で神聖な生き物として、とても大事にされています。「安定」・「信頼」の象徴と言われるのも頷けます。優しいまなざしは見ていると心が癒されますね。
物事が進まない時や人間関係の悩みなどがある時に、「後ろ盾」を得られると言われ、机の上に飾っても良い効果があると言われています。
<ゾウの置き方>
玄関に置く場合はゾウの顔を玄関に向けて置くと、邪気を跳ね除け、幸運を招き入れます。
■置物15:「船」の意味と効果
船の置物は宝船のイメージから、「家の繁栄」をもたらすと言われています。特に帆船にたくさんの財宝を積んでいるものは、「金運」に良いです。また、購入する時、帆がしっかり風でふくらったものがあれば、それがお勧めです。
<船の置き方>
気を付けることは、船の先が家の内側に向くように置くことです。幸運が家に入ってくるようにするためです。先が、外に向いている場合は、幸運は出ていってしまいます。
■置物16:「クリスタル」の意味と効果
窓がなく暗い玄関の場合、どんな置物も置く気にならないと思っているあなたにお勧めです。クリスタルは、玄関から入る気を浄化し、鏡と同じように良い運気を増幅してくれるアイテムです。
クリスタルとは、無色透明の水晶のことをさします。パワーストーンの中でも一番人気のもので、「浄化」の力も強く、「開運」のパワーに溢れたものです。また、「魔よけ」の効果もありますよ。
■置物17:「トリ」の意味と効果
朝、鳥が、さえずっている声を聞くと、気分が晴れやかになりませんか。昔からトリは、幸福を運んできてくれると言われます。
大空を自由自在に飛べる鳥は、人に例えるなら、どんな人とでもうまくやっていける人ということを意味しています。「人間関係の向上」や「仕事運」などに良い効果があります。
<トリの置き方>
置き方は、東南の位置が最も良いですが、玄関でもよい場所です。人との良い縁をもたらす置物です。
ちなみに鳥かごもお勧めです。かごに意味があり、鳥がいなくても大丈夫です。やはり、幸運を運んできてくれると言われています。
■置物18:「アロマポット」の意味と効果
アロマのお店の前を通った時に甘い香りに足が、止まった経験がありませんか?この香りが自分の玄関ですれば、どれだけステキだろうと誰もが思うのではないでしょうか。
良い香りは幸運を運んでくると言われています。「開運」を願うなら、お勧めの置物です。
アロマポットとは、部屋の中に香りを拡散させる道具のことを言います。実はアロマポットには、2種類あって、皿の上の精油をロウソクの炎で温めて香らせるものと、電気を使って香らせるライト式ものとあります。一般的に、癒し効果があるものの炎を使うものより、安全性の観点から火を使わず、電気を使ったライト式が人気です。寝室・子供部屋でも安心ですね。
また、無印良品の店頭でもよく置いてある「アロマディフューザー」もお勧めです。加湿器のように霧状にアロマを漂わせるもので、火を使わず、明るさの調節も可能です。
お勧めの香りは、玄関の場合、爽やかなものが良いでしょう。ラベンダーなどのフローラル系や、「消臭効果」があるグレープフルーツやレモンなどお勧めです。また、「ウイルス対策効果」もあるティートリーも良いですよ。ただ、好みは人それぞれですので、色々試してみるのも良いですね。
簡単に香りを楽しみたい人はティッシュに余った香水をつけて、小皿に入れ、置いておくだけでもお手軽な香りの楽しみかたができますよ。
余談ですが、ウエルカムフレグランスという言葉を知っていますか?来客の前に香りを漂わせることを言います。心地よい香りは何よりの接待だと思います。
■置物19:「生花・観葉植物」の意味と効果
玄関に活けた花や、観葉植物は「開運」効果を生むアイテムです。空気を清浄にするとともに、生きたものを置くことで気が活性化され、よい気に満たされた空間ができます。
自然のパワーがそこにあるだけでリラックス効果もありますね。たとえば、安価な一輪の花でもよいので飾ってみましょう。
また、観葉植物はできればゴムの木のような葉に厚みがあり、葉先が丸い形状のものがお勧めです。他にも、パキラ・モンステラなど好みのものを選んでみましょう。サボテンは管理がしやすいのですが、トゲが玄関と相性が悪いので避けましょう。
大きいものでも100円ショップで買えるような小さなものでも大丈夫です。きっと玄関の雰囲気が変わってくると思います。
注意ですが、こまめに水の管理をしましょう。枯れてしまった場合はすみやかに処分することです。心配することはありません。邪気を吸収してくれたのです。新たに新しいものを置いて下さい。
また、経済的な面や多忙であったりした時には、花の写真を木のフレームに入れて飾っても良いですよ。
■置物20:「鏡」の意味と効果
風水の中でも最強アイテムと言われるほど、玄関にお勧めのものです。邪気を跳ね除け、良い気を増幅してくれる「開運」アイテムです。玄関を入って、右側に置くのがベストです。高さは立って、頭がきれいに映るような高さに置きましょう。形は八角形のものがお勧めです。丸や楕円でも良いですよ。四角い角のあるものは縁を切ると言われます。どうしても置きたい場合は、角が丸みのあるものが良いでしょう。
<鏡の置き方>
正面に置くと良い運気を跳ね返してしまいますので避けましょう。合わせ鏡もやめましょう。
もちろん、日々の身だしなみのチェックもできますし、玄関を広く見せますので良い置物です。ただし、鏡が汚れていたり、ほこりをかぶってしまうと、邪気を呼びますので、常にキレイな状態をキープすることが大事です。
■置物21:「玄関マット」の意味と効果
鏡と同様に玄関に必ず置いてほしい「開運」アイテムです。邪気の侵入を防ぎ、良い気を呼ぶフィルターの役目を果たしてくれます。天然素材のものがお勧めです。少し高価なものが運気を上げると言われています。
黒が主体のものは停滞の色なので、避けましょう。ストライプも吉凶の差が、大きくなると言われています。明るい色合いのものがよく、花柄などお勧めです。キレイな状態を保ちましょう。
■置物22:「絵」の意味と効果
殺風景な玄関に物足りない人にお勧めです。風景画や花などの絵を飾ることも「開運」になります。ただ、暗い印象のものや、人物画・動物画などは避けましょう。また、ジグソーパズルやカレンダーもお勧めしません。安いもので良いので、ガラスがはまっていない額にきちんと入れて飾ることです。
<絵の置き方>
掛ける位置は、目線の高さが良いでしょう。また、玄関正面に掛けるのはやめましょう。また、間違っても傾いた状態で置かないようにしましょう。家運が傾くと言います。
玄関で運気を下げるNGの置物8種類
■NG置物1:イヌ
玄関前に、番犬がわりに犬の置物を置いている家がありますね。とてもかわいい置物ですが、風水では、玄関には、NGな置物です。本来、犬は動き回って落ち着かない生き物です。その置物を玄関に置くと、運も浮き沈みが起こると解釈します。そのことから玄関にはお勧めしません。イヌの置物は南東以外の裏口に置くと、災いを防いでくれると言われています。
他にも「動くもの」と言えば、ベビーカーや、自転車など玄関に置いている家庭も多いと思いますが、それも同じ考え方で、すぐに他のところに動かした方が良いと思います。
■NG置物2:ぬいぐるみ・人形
愛くるしい顔のぬいぐるみや人形を玄関に飾ると、癒されるという人もいると思います。なぜ玄関はいけないのでしょうか。玄関から良い気は入ってきます。そこにぬいぐるみがあると、その気を吸ってしまうと言われています。
ぬいぐるみはリビングなどに置きましょう。できれば、お気に入りのものを数少なく飾ることをお勧めします。
■NG置物3:ドライフラワー
生花はお勧めですが、ドライフラワーは死んだ花です。手間もあまりかからず、花だからと考えるでしょうが、死んだものには、自然のパワーはありません。悪いものをよせるだけですので、避けたほうが賢明でしょう。ポプリもあまりお勧めしません。
余談ですが、剥製も死んだものですので、飾らないようにしましょう。
■NG置物4:傘・傘立て
昔、玄関には傘立ては必須でした。今でも玄関の中に置いている家庭は多いと思いますが、実はNGです。また、雨で濡れたままの傘を玄関に置くこともお勧めしません。
湿気に問題があるのです。実は、湿気は陰の気を呼びます。どうしても傘立てを置きたい場合は、濡れた傘とともに玄関の外に置くのがベストです。ただ、玄関内に置くしかない人は、陶器製やステンレス製であれば、湿気を軽減できるので、水気をできるだけ切って置きましょう。
また、壊れた傘や長い間使っていない傘は、悪い気を呼びますので、すぐに処分しましょう。
■NG置物5:たくさんの靴
玄関のたたきに、たくさんの靴を置くことは避けましょう。家族の人数分だけの最低限のものだけを置くことです。土などの汚れのついた靴が、玄関に並んでいればいるほど、悪い運気が家中に充満してしまい、家運が下がるといった状況になります。また、ブーツやサンダルといったものが、その時期にそぐわないまま置いてあると運気もずれると言います。
また、3年以上履いていない靴は処分しましょう。下駄箱の中も運気の入ってくるところです。不要な靴でいっぱいになると、悪い気が扉を閉めていても玄関に漏れ出してきます。
■NG置物6:ゴミ袋
当然のことですが、玄関は、風水では一番きれいにしておく場所です。悪い気を呼ぶことになります。たとえば、玄関に翌日出すからちょっと置いておくといったことでもお勧めしません。玄関以外のところにフタ付きで置いておくようにしましょう。
■NG置物7:遊び道具
部屋が狭いなどの理由で、玄関にゴルフバッグや子供のおもちゃなどを置いていると、よくありません。
たとえば、ゴルフ道具の場合は、仕事より遊び中心の生活になると言われています。子供のおもちゃは、その家庭が子供中心の家になり、金運が落ちるそうです。置きやすい場所ですが工夫して、違う場所に移動しましょう。
■NG置物8:ダンボール・古新聞
部屋が狭いと、ついつい玄関に置いてしまうという家庭もあるかもしれませんが、湿気を呼ぶものです。湿気から悪い気を吸収し、良いことにはなりません。玄関は、不要なものを置かず、スッキリした空間づくりが大事です。
玄関の置物のおすすめ場所
風水では、置物を置くとしても整った空間がベストです。それは、玄関のどの場所にも言えることで、玄関ドアは泥などの汚れをふき取り、土間は土やほこりを掃き出し、水ぶきして下さい。靴箱は、いったん中のものを全て出し、不要なものを捨て、できるだけスッキリさせましょう。床もワックスなどをかけてピカピカにします。
その上で、あなたが選んだ物を置きましょう。色々情報がありすぎると、どれもこれも置きたくなりますが、ゴチャゴチャ置くことは、風水ではお勧めしません。
今あなたが、一番置きたいものを置くことです。場所は、置物によりますので、床置きで良いものや腰より高いところに置いてほしいものなど上記に載せています。物ひとつひとつに個性がありますので、注意して置いて下さい。
まとめ
誰もが生きている限り、落ち込んだり、泣きたくなる出来事は起こるものです。何もしたくない思いが、いつまでも消えないこともあるかもしれません。
しかし、その中にいつまでも浸っていては何も生まれません。風水は、長い時を経て、受け継がれてきた学問です。効果を感じた人も多々いるのも事実です。上記の良いと言われることを試してみませんか?良い兆しが見えてきたら、ラッキーです。幸運を引き寄せることを祈っています。