手相に限らず、女性が気になる運気の第1位は結婚ではないでしょうか。
結婚に憧れを持つ人の比率は、若い方が断然多くなります。いろいろと経験していないので、憧れていられるのかもしれません。互いに高め合い育む愛ばかりなら良いのですが、過酷な現実を思い知らされることもあります。結婚しても、その後がどうなるかが、一大関心事と言えます。せっかく結婚しても、苦労ばかりの生活や、すぐに別れてしまうのでは、幸せをつかんだとは言えません。
これら結婚に関するものを読み取るには、小指の下に現れる横線の結婚線を見ます。今までの恋愛の傾向や、これからの恋愛像、婚期がわかるだけでなく、結婚の行方も知ることができます。
この結婚線には、いろいろなパターンがあります。中には、不幸な別れを招いたり、結婚生活の危険な兆候が現れている結婚線があります。これをしっかりと理解して危機を回避したいものです。
この離婚などに関わる線の意味と見方について7パターンに分けて説明していきます。
手相占いで離婚線の意味とは?
手相には、様々な面を読み取る線がありますが、離婚に関しては、そこを見るだけでわかるという、そのものズバリの離婚線というものはありません。
結婚生活に赤信号や黄色信号を灯すような注意を要する結婚線が離婚線的な手相となります。
離婚には様々な原因が考えられますが、一番多いのは浮気ではないでしょうか。夫婦仲がスムーズでなければ、他の異性に目が向くのは、当然とも言えます。また結婚後に理想の相手に出会うこともあります。ちょとした迷いや火遊び程度で終わるなら修復の余地はありますが、致命的な関係になっていたら、後戻りはできないようです。
これらを知る手がかりが結婚線の中でも、離婚線と呼ぶにふさわしいものになります。手相では、右利きの人では、左手で過去、右手で今後のことを見るので、右手の結婚線に注目します。
それでは、離婚しやすい結婚線とはどんな形なのか、パターン別に詳しく説明します。自分の手相を見ながら確認してみましょう。
離婚する時期や年齢は手相で分かる?
結婚する時期などが読み取れる結婚線のように、離婚する時期が読み取れる離婚線というものはありません。しかし離婚などの別れを示唆する手相はいつくかあります。それらを総称して離婚線と呼んだりもしています。
結婚線の先端部の上か下に短い横線がある。結婚線の途中に島がある。結婚線が感情線を横切り下降している。結婚線に縦線が入るか、途中に切れ間がある。結婚線の先端が二股に分かれている。結婚線が点線状になっている。結婚線が格子状になっている。
これらは離婚線的な要素を持つ主なもので、どの位置にある結婚線なのかで離婚する年令などを知ることもできます。しかしこれらが現れているからといって、必ず離婚するわけでなく、心がけ次第で結婚線に変化が起きて、離婚が回避できる場合もあります。
①結婚線の先端部の上または下に短い横線がある
結婚線の先端部の上または下に短い横線があることがあります。結婚線自体短いものなのがほとんどなので、見極めにくいと言えます。これは浮気線や不倫線と呼ばれるものです。
これがある場合、現在進行形で浮気しているか、現在は浮気をしていなくても、近い将来に浮気をする可能性があるとされます。浮気をするからには、それなりの理由があるのですが、結婚相手への気持ちが冷めていることは、事実なようです。浮気がもとで離婚になることが考えられます。注意が必要です。
しかし、浮気や不倫で離婚に至らないこともあります。離婚を回避するためには、浮気相手との交際は極力避けなければなりません。浮気中ならば、証拠は徹底的に隠す必要があります。
②結婚線の途中に島がある
結婚線の途中に島(シマ)があることがあります。シマは、円か楕円形で島のように見える紋を指します。短いものがほとんどの結婚線でシマは見極めにくいものになります。基本的にシマは、現れている線の意味をネガティブなものにします。
これがある場合、結婚生活当初は幸せにあふれていたとしても、途中から何らかのトラブルに遭遇するとされます。このトラブルが関係を悪化させる原因となり、離婚につながる可能性が高まります。関係の修復には時間がかかるとされます。忍耐強く頑張り、トラブルや関係悪化を乗り切れれば、元の関係に戻れるはずです。
③結婚線が感情線を横切って下降している
結婚線が感情線を横切って下降していることがあります。この場合、結婚相手に対して愛情が冷め始めているか、冷めていることを示します。夫婦生活に希望が持てないことにもつながります。
夫婦生活が長くなれば、多少結婚線が下がることは、あるのですが、感情線を越えると、冷めた感情を修復することは難しいとされ、離婚しやすくなります。しかし、どんな場合でも、愛情を取り戻せる人はいますし、これをきっかけに、より愛情が深まることもあります。どうしても関係を維持したい場合は、諦めない粘り強さが重要となります。人生が明るくなるイメージを持つことで、前向きな感情になれるとも言われています。また危機的状況のまま、結婚生活を続けるなら割り切りが必要となります。
④結婚線に縦線が入るか、途中に切れ間がある
結婚線に縦線が入るか、途中に切れ間があることがあります。この場合、トラブル続きの結婚生活になるとされます。結婚そのものにわだかまりがあったり、トラブルを抱えたまま結婚したことが考えられます。結婚後も、引き続き金銭問題が絡んだりするようです。
性格が合わないことに、結婚してから気づいたり、お付き合いのきっかけが不倫ということもあります。離婚や別居につながる障害が、まもなく訪れるとも言われています。分断する縦線でも、途切れていても、ほとんど同じ意味になります。結婚当初からの問題が多いので、離婚回避は難しいと言えます。
⑤結婚線の先端が二股に分かれている
結婚線の先端が二股に分かれていることがあります。この二股は小さいものなので、見極めにくいと言えます。この場合、結婚相手の気持ちが離れていたり、将来的に夫婦が別居したり離婚することを示唆します。この他、結婚相手が転身赴任したり、長期出張や長期入院ということも考えられます。
距離的に離れるだけで、愛情がなくなるわけではないと読み取ることもでき、一時的なことなら、別れを回避できるとされます。
ただ、致命的な行き違いなどがあれば、回避は難しくなります。結婚線は、比較的変化しやすい線なので、気持ちの持ち方を変えれば二股が消えることもあります。
⑥結婚線が点々とキレギレになっている
結婚線が点々とキレギレになっていることがあります。この場合、結婚生活の途中で何らかのトラブルに遭遇したり、問題が生じることを示します。このトラブルなどが原因で離婚につながる危険性があります。
しかし、キレギレになっていたとしても、同一の結婚線上に何回も戻るのですから、何回かのトラブルの後に今まで通りの結婚生活が取り戻せる要素もあります。トラブルの大きさや、その対処方法が明暗を分けると言えます。離婚がやむを得ないとしても、同じ相手と再婚することも意外に多いようです。離婚したり、別れても、そのままではないのが特徴的です。
⑦結婚線が格子状になっている
結婚線が格子状になっていることがあります。この場合、異性から大変にモテることを示します。魅力にあふれ、恋愛経験が豊富なことがわかります。結婚前では、結構良い手相と言えますが、結婚を考えると少し意味合いが変わってきます。告白されることが多く、一人に絞れないことになります。それで、無理して結婚しても悔いが残ったり、結婚相手以外から、別にアプローチされることもあります。
自分にその気がなくても、いろいろな相手が放っておきません。そこから不倫や離婚につながりるとされます。自分をしっかりと持つことが大切なようです。
⑧濃い運命線がある
運命線が濃く現れることがあります。この場合、男性は離婚には関わりがないのですが、女性の場合、離婚しやすいとされます。
運気が強く自分の力で運勢を切り開くことができ、人に頼ろうとしません。人生は一人でやって行ける自信があり、誰かと共に歩んでいく気持ちは薄くなります。
利があるから結婚していると割り切れ、何の得もないと、あっさりと別れようとします。仕事も順調で経済的にも自立しているので、離婚に対する敷居は低くなります。
⑨結婚線にダイヤがある
結婚線にダイヤと呼ばれるひし形紋が見られることがあります。この場合、恋愛・結婚相手と仲違いしやすく、別れる可能性が高いとされます。
何かと行き違いが多くなり、価値観や考え方のズレが際立ちます。相手を理解しようとする気持ちが薄く、嫌な点ばかりが目に付くようになります。
恋愛トラブルや不倫などに巻き込まれやすいとされます。既婚者では、姑や相手の親族との関係が悪化したりします。線が下がっている場合、より一層激しい仲違いして別れやすいとされます。
⑩結婚線にクロスがある
クロスは十字紋やバツ印とも呼ばれ、2本の短めの線が十字にクロスしているものを指します。これが結婚線上に見られる場合、恋愛や結婚が上手く行かないとされます。何らかの問題が生じて別れるようです。
恋愛では進展が見られず、結婚の妨げになることが増えるとされます。夫婦生活では、行き違いやトラブルが頻発し関係が破綻しやすくなります。精神的に修復ができない状態になるかもしれません。独身だと結婚詐欺に遭う可能性が高くなります。線が下がっている程、致命的な結果になるようです。
⑪二重感情線になっている
感情線が二重に現れていることがあります。この場合、感情が豊かで激しい愛情を持つとされます。恋愛は非常に情熱的で燃え上がるのですが、相手を束縛しがちです。
いつでも相手が何をしているのか知りたい気持ちが強く、執拗に聞いたりします。愛を疑いやすく、少しでも裏切るようなことがあると激昂するとされます。それゆえに相手が疲れたり、束縛を嫌い別れやすくなります。既婚者では自分のことを相手に理解してもらう必要があり、理解されないと離婚につながります。
⑫離婚線が左手にある
一般的に右利きの人が多いので、利き手でない左手では、生来の素質や過去の運勢などを読み取ります。
離婚線と呼ばれているものが左手に現れている場合、生来の素質として、結婚をしても相手に対して愛情がなくなる傾向にあるとされます。結婚相手の魅力などを長期間感じていることは少なく、浮気や不倫をしやすい面があるはずです。
夫婦生活において、障害やトラブルが発生しやすい性格であったり、そのような運命にあることが考えられます。いろいろな理由によって結婚相手に対する愛情が冷めていくわけです。しかし左手なので、人生経験を積んでいくうちに、これらの要素が薄れて行くことがあります。そうなると離婚に至る可能性はどんどん減っていくはずです。
⑬離婚線が右手にある
離婚線と呼ばれているものが右手に現れている場合、結婚相手に魅力を感じなくなり、愛情が乏しくなっていることを示します。夫婦生活に何らかの障害やトラブルが生じやすくなるはずです。一般的に利き手となる右手は、現在から将来にかけての運勢などを表すので、近い将来に浮気や不倫をする可能性が高くなるとされます。既に浮気などをしている場合でも現れているはずです。
いずれにしましても、行動は慎重にする必要があります。その時期が具体的に読み取れた場合、それまでの間に夫婦関係を修復する努力をしたり、不倫関係などを断ち切る事ができれば、離婚線とされる手相は消えると言われています。
⑭離婚線が両手にある
手相では利き手で現在から未来、利き手でない方で生来のものを読み取ります。ですから、両手に同じ手相があると生涯を通じてその要素を持ち、そうなる運命にあることになります。
離婚線と呼ばれているものが両手にある場合、離婚する可能性は非常に高くなります。生来染みついている、浮気性な面や飽きっぽさがあり、それが成長した今現在も維持されていることになります。
根本的な価値観を変えない限り、離婚に至ると言えます。しかし両手に現れているとしても、自分の性格を分析したり、結婚相手に対する愛情を失わないような努力を重ねれば、離婚線が消えることもあります。特に右手の離婚線が消えれば、離婚が回避できる可能性は高くなります。
離婚線が当たらないように消す方法
手相は、その人の性格や考え方、心や気持ちが反映されるので、離婚に関わるネガティブな要素をポジティブに捉えると良いとされます。先行きの暗さを考えず、明るい明日を想像するのも一つの手です。相手の立場に立って考えて、自分の悪い点をあぶり出し、改めることも大切とされます。
結婚線は、変化が短期間に現れやすいので、気持ちなどの切り替えで、離婚などに関わる悪い手相が消えることもあります。
また、マッサージなどの物理的な方法もあります。開運マッサージと呼ばれるものは、両手を熱くなるまで良くこすり合わせ、その気のエネルギーで、良くない線を消すというものです。こすり合わせて暖かくなった掌で、自分が改善させたい線の上を消すようにマッサージするのが効果的とされます。これで離婚線と呼ばれるものが消せることもあります。
離婚しないためのおすすめ予防対策3つ
■1. いろいろな価値観があることを認める
気持ちのわだかまりや、すれ違いの原因は、愛情かお金に原因があることがほとんどと言えます。基本的に愛さえあれば、お金持ちだからという理由だけの結婚は長続きしません。それらがなくなったり、危うくなるとたちどころに不満に変わるからです。
金銭感覚があまりにも違い過ぎると、お金の使い方一つでも我慢ができなくなります。愛情に対する過剰な幻想を持っていると、ちょっとしたことが愛がないと感じてしまいます。これらの理由で、目が結婚相手以外に向いてしまいます。
しかし結婚生活に、いろいろな世界観や価値観があれば、考え方が広がり、心が寛容になれるはずです。そうすれば、示唆された離婚の予防対策となります。
■2. 一緒にいる時間を確保して会話を増やす
夫婦間の冷え切った関係の原因には、会話や触れ合いの少なさがかなり影響していると言えます。同じ家に住んでいるのに、互い何を考えているのか判らないとなると、かなりの精神的な負担になります。
距離的に離れているのもあまり良くありません。近くにいるのに接触が少ないと、愛情が冷めているサインに見られてしまいます。これでは、冷え切っていなくても、虚しさばかりが漂います。無理をしてでも一緒に食事をしたり、休日は一緒に出掛けることが効果的です。できる限り会話する時間を増やすことが予防策となります。
■3. 相手を尊敬し思いやりをもつ
結婚生活をしていると予期せぬトラブルに遭遇することは必ずあります。そのような時に、本当の絆があるかどうかが試されます。トラブルの原因を相手のせいにしたり、トラブルがうまく乗り越えられなかったりすると途端に夫婦関係が破綻するようでは、離婚は近いことになります。
相手の失敗した姿や情けない姿を見て失望したり、見下すようでは、関係の修復は難しいと言えます。そこから浮気や離婚につながります。円満な夫婦関係を維持させるのでしたら、相手の尊敬できる部分を見つけることが大切です。互いに思いやりの心を持つことが予防策となります。
まとめ:危機を回避するための指針になる
手相には、離婚線というものはないのですが、結婚線の中には、離婚につながる要素を示すものがあり、離婚線と呼ぶにふさわしいものがあることがわかります。結婚線は、結婚に関すること全般を知ることができるので、離婚の兆候も読み取ることできるわけです。
結婚線の線上にシマや短い横線、途切れがある場合、結婚生活に、何らかの障害があり、それが原因で離婚につながるとされます。結婚線の形状では、結婚生活における心の動きや感情の傾向がわかり、それが要因となり離婚を呼び寄せることになります。
いずれにしましても、当人同士の気持ちのあり方で、先行きが変化し、結婚線の形まで変わることもあります。変化が現れやすく、示唆するものが人生に大きな影響を与えます。結婚線を離婚の危機に関しても的確に活用したいものです。