KY線の意味9選！右手・左手・両手・確率・芸能人［手相占い］

一時期の流行り言葉に「KY・空気よめない」というのがありました。今風に言うと忖度できないというのが、しっくりと行くのではないでしょうか。

いずれにしましても、人の気持ちを読み取ることに長けていれば、対人関係は何かとスムーズに行くはずです。その場の雰囲気や空気を敏感に感じ取ることができれば、居合わせた人たちを楽しくさせたりできます。そうすることで、その人は一躍人気者になったり、人から好かれることになります。

近年、手相芸人の島田秀平氏が名付けたKY線がありますが、この場合のKYは、どちらかというと空気を読むのが上手というニュアンスになるようです。それでは、このKY線について説明した後、9パターンの意味と見方について説明していきます。

KY線は生命線と知能線の始点が離れているものを指します。このような手相の場合、自意識が強く一見すると空気が読めていないように見えますが、実は空気をしっかりと読むことができるとされます。性格的には明るく楽しい人が多いようです。

行動はどちらかというと大胆で、人の面倒見が良いことになります。物事は前向きに考えるので、成功や活躍が大いに期待できます。人を引っ張って行く能力に優れ、リーダーとして力が発揮できるはずです。人づきあいにも長けているので、営業などの分野にも向いています。国際感覚にも優れているので、多少言葉が苦手だとしても、海外で活躍する人が多いとも言われています。

生命線と知能線の離れ度合いによって、その人の自由度がわかるようです。７ミリ程度の離れ幅が、ちょうど良いとされています。一方１センチ以上離れていると、日本人の平均値からも離れていることになり、「変わっている人」と見なされるようです。

近年、注目されているKY線。日本人でこのように生命線と知能線が離れている人は、世界的に見ても少ない方に属しています。女性でいうと４人に１人程度なので、だいたい25％、男性でいうとかなり少なくなり、６～７人に１人程度なので14％から16％強となるようです。

まだ諸外国では、正確なデータはないのですが、現地在住の人の体験的には、アメリカ人などは日本人と違って、比較的多くの人がこのように生命線と知能線の始点が離れているとされています。

では、ここから9パターンの意味と見方について説明します。

KY線が右手に現れていることがあります。手相では利き手に現在～将来のことが現れるとされています。一般的に右利きの人が多いので、右手で将来を見ます。

この右手にKY線が現れている場合、後天的に空気がしっかりと読めるようになったとされます。人が喜ぶ言葉をタイミングよく発するとされます。行動も目立つようなことや大胆なことを好むようになったはずです。人の面倒見が良く、人から好かれるとされます。人を統率することに優れているので、リーダーの素質が充分にあります。何事に対しても前向きなので将来的な活躍が期待できます。

KY線が左手に現れていることがあります。手相では利き手ではない手に生来～過去のことが現れるとされています。一般的に右利きの人が多いので、左手で生来のものを判定します。

この左手にKY線が現れている場合、先天的に空気がしっかりと読めることになります。特に訓練したわけではなく、生まれつき人を喜ばせることに優れているはずです。行動もついつい、大胆になってしまうとされます。幼少期から人を引っ張っていくことに長け、リーダー的立場で活躍してきていることになります。しかし、右手にどのような手相が現れているかで、この生来の特質が活かしきれるかどうかが違ってきます。

KY線が両手に現れていることがあります。手相では、利き手で現在から将来のこと、利き手でない手で生来～過去ことを読み取るとされています。両手にKY線が現れている場合、生来、周りの空気がしっかりと読める上に、この先も、この能力は衰えることなく、しっかりと続いて行くことになります。

特に意識しなくても人が喜ぶ言葉をタイミングよく発せ、行動も知らず知らずのうちに大胆なはずです。人を引っ張って行く体験も豊富で、リーダーとして揺るぎない能力が、今後とも発揮できるとされます。物事を前向きに考えるので、成功を手にする可能性は高くなります。

KY線を構成している知能線がマスカケ線になっていることがあります。珍しい手相として知られるマスカケ線は、知能線と感情線が１本につながっているものを指します。

この場合、周りの空気を読むことに優れていて、逆境に負けない強さを持つことになります。粘り強さがあり、努力家なので、掲げた目標は、必ず達成できるはずです。プライドが高く、信念があるので、人の意見にブレることはありません。

ただ空気を読んで、言い回しを変えたりすることはあります。人の上に立つことで力が大いに発揮できることになります。強烈な存在感があり、人から慕われることもあります。

KY線を構成している知能線が変型マスカケ線になっていることがあります。変型マスカケ線は、知能線と感情線のそれぞれが枝分かれしていたり、マスカケ線の上方に別の感情線があるものなどを指します。

この場合、空気を読むことに優れている上に、責任感が強かったり、柔軟性を合わせ持っていることになります。創造性に優れているので、クリエイティブな分野でも力が発揮できるはずです。人が喜ぶ言葉を発するタイミングが絶妙で、対人関係は良好とされます。逆境に負けない強さがあり、何事も少々の困難があっても諦めません。また愛情表現も豊かになります。

KY線を構成している知能線が二重になっていることがあります。この場合、周囲の空気を読むことに長けている上に、才能や個性が人の２倍あることになります。人を引っ張って行く知恵に優れ、相手を納得させてから、行動させるとされます。非常に頭の回転が良く、素早く相手が喜ぶような言葉を発することができます。

水平で長い知能線と同様で、知能指数が高い人に多く見られる手相のようです。発想力が豊かで、時には突飛な発想をするとされます。独創性を活かしたクリエイティブな分野で力が発揮できます。いろいろな才能を秘めているので、世に出る可能性は高くなります。

KY線を構成している生命線が二重になっていることがあります。この場合、空気を読む力に優れているのは、同じなのですが、前向きな面が格段に優れていることになります。

気力や体力が充分にあり、何事を最後までやり遂げられるはずです。もちろん健康で長寿の傾向にもあります。人を喜ばせる言葉は的確に発することができるので、人付き合いは極めて良好となります。根気と粘り強さが、より一層強くなっているので、携わっている物事で困難が生じても、必ず乗り越えられるはずです。また三重になっていることもあり、その場合の気力や体力は計り知れないものになります。

KY線を構成している知能線の枝線が水星丘まで跳ね上がっていることがあります。この場合、周りの空気を読み取ることに優れ、頭の回転が速く、交渉力が伴っているとされます。

状況に応じた的確な表現ができ、相手を自分のペースに引き入れて交渉ができるようです。人が喜ぶ言葉を発することに優れ、人当たり良さが格段に高まるとされます。ビジネスセンスに優れ、大胆な行動が取れるので、ここ一番の勝負所に強いことになります。高い業績が残せ、人からの信頼が厚くなります。リーダーシップがあり、若い段階で成功を手にすることも考えられます。

KY線を構成している知能線が短く末端が細かく枝分かれしていることがあります。この場合、しっかりと周囲の空気が読み取れ、現実的な頭の回転が速いとされます。その場に居合わせた人が、喜びそうな言葉が自然に口から出て、相手を和ませることができます。人付き合いはきわめて良好となります。面倒見が良く、人を引っ張って行く力もあります。

人が信頼して付いてきてくれるので、リーダーとしての力が存分に発揮できるはずです。気持ちの切り替えが速く、感情は引きずることがなく、あっさりとした性格とされます。また、どんな状況にも臨機応変に対応できるので、成功がつかみやすくなります。

KY線を持つとされる有名人や芸能人などには、陣内孝則、RIKACO、IKKO、坂下千里子、オバマ前大統領、菅直人前首相、小泉純一郎元首相、浅田真央選手が挙げられます。俳優やタレントでは、一見するといい加減な雰囲気を漂わせていますが、実際の所は、気遣いが自然にできているようです。

また政治家に意外に多く、小泉氏は、現役議員とのつながりなどがあり、人に対する気遣いは衰えていないようです。アスリートでは、強い自意識は、精神的な強さにつながると言えます。

KY線と聞くと、第一印象は、空気が読めないということを表しているように見えますが、自意識が強いものの、実際は空気が読めることになります。自意識が強い分、わがままと取られがちですが、それをあえて抑えることで、空気が読めるようになるわけです。

このKY線には、いろいろな現れ方があり、それぞれに対応した意味合いがあることがわかります。利き手の右手に現れている場合、後天的に空気が読み取れるようになり、しっかりとした自意識を持ったことになります。利き手でない左手なら先天的で、両手ならば、生来の素質として空気などが読め、将来的にも、その能力が発揮されることになります。構成している知能線や生命線の現れ方で、プラスされる要素が違ってきます。

まだ名付けられて年数が浅く、様々な解釈の余地がありますが、このKY線を見かけたら、的確に読み取りたいものです。