手相占いで金星丘(親指の付け根)の意味15選！縦線・横線

見た目が優しそうだったのに、付き合ってみたら意外に冷たかったり、元気そうなのに病気がちだったということは良くあることです。人は外見だけではわかりにくい面があります。

それでも、その人がどのような愛情を持ち、体がどの程度健康なのかを知りたいと思ったことはないでしょうか。話をすれば、わかることですが、本当のことを言うかはわかりませんし、相手に対して失礼になるかもしれません。さりげなく知ることができれば、接し方が変わり、対人関係がスムーズになるはずです。

この愛情や健康の度合いは、親指の付け根の領域にあたる金星丘を読み取ることでわかります。掌を見た時、一番目に付く広い領域なので読み取りやすく、恋愛や結婚において、かなり役立つ情報になるはずです。

それでは、この金星丘に現れる手相の線や形の意味について説明していきます。

手相では、手のひらの親指の付け根の領域を「金星丘」と呼んでいます。読み方は「きんせいきゅう」です。

主に愛情や生命力、恋愛に関わる出来事、物事に対する積極性などを判断する場所です。健康面では、肉体的なことのみならず、精神的な面まで知ることができます。

この金星丘に膨らみやツヤがあれば、愛情が豊かで体力もあり、何事も積極的となります。生命力にあふれているので、子宝に恵まれやすい面もあります。性格的にも明るく元気な人が多いようです。恋愛に対して前向きでモテる傾向にあります。恋愛相手の良い所が目に付きやすいので、関係はきわめて良好となります。

ただ金星丘ががっちりとして張りが良過ぎると、旺盛な愛情が災いすることもあります。

一方で、平坦だったり、へこんでいたり、ツヤがあまり良くないと、愛情が少なく体力もあまりなく、何事にも消極的とされます。根気がなく無気力なことが多く、モテ難いと言えます。恋愛をしたいと思っていても、行動が伴わないようです。

これらが一般的な意味ですが、金星丘に現れている線や紋によっても、意味合いが異なってきます。

金星丘に縦線が現れていることがあります。これは１本よりも複数で現れることが多いので、線ではなく「陰徳紋」と呼ばれているものです。陰徳とは、人に知られない密かな善い行いを指します。この場合、愛情などの情に深く、人間的にも優れているとされます。

思いやりがあり欲深くないので、人から好かれます。何か人のためになることをしても、見返りを求めることはないはずです。性格的に謙虚で何事にも素直に接し、信仰心に強い面があります。窮地に立たされた際は、必ず誰かの助力が得られるようです。

この縦線の本数が多い程、これらの意味合いが強まります。また縦線がしっかりとしている程、理性的で恋愛相手を計算高く見積もるとされます。相性の良い相手を見つけられるのですが、恋愛表現が乏しいようです。さらに目立つ縦線が２～３本あると、広く人を愛する博愛主義者となります。

金星丘に横線が現れていることがあります。この場合、恋愛も含めて何事にも消極的で、生命力も弱まっているとされます。

金星丘に膨らみなどがない上に横線があると、生命力はかなり弱まっていることになります。何事もネガティブに考えるので、前に進みにくくなります。前向きな考え方をすると、手相に変化が現れ状況が変わって来るはずです。

金星丘に横線が何本も現れている場合、とても情に厚く心優しいのですが、その分をストレスを溜めやすいとされます。人からの依頼や願いを断り切れない面があり、損することが多くなるようです。意思表示をハッキリすると吉相に向かいます。困っている人に手を差し伸べるのですが、場合によっては、余計なお節介と取られることもあるので、見極めが大切です。

また目立つ横線が現れると、恋愛では浮気などが懸念され、目立つ線が消えた場合、恋愛の問題が解消し順調になることを示します。

金星丘にほくろが現れていることがあります。この場合、愛情や優しさが少なくなり、生命力が弱まっているとされます。情に薄くなり、人に流されにくくなりますが、体力などがなくなっているので、何事も消極的になるようです。運勢を低迷させることが多く、予期せぬ不運があったり、仕事でミスを連発させ評価を下げることもあるようです。特に親族に裏切られたり、迷惑を被ると言われています。借金の相談には注意が必要かもしれません。

恋愛においては、何かとトラブルが発生しやすくなります。仲違いが長引き、第三者の介入などが考えられます。

ほくろと共に赤い斑点が現れると、異性と金銭上の問題が発生しやすくなります。また金星丘の下方にほくろが現れると、かなり致命的な家族や身内の悩みがあるとされます。早めの的確な対処が必要です。

金星丘に十字やバツ印に線がクロスしている十字線が現れていることがあります。この場合、生命力が弱まり、何事も消極的になるとされます。恋愛においても、なかなか自分から切り出すことがなく、受け身の姿勢になりがちです。病気やケガが多くなり、体力的な無理が利かなくなります。健康の悩みが多く、ストレスも溜まりやすいとされます。

スポーツなどで、体力をつけたり、ストレスを発散する必要がありそうです。いろいろなことに慎重になり、せっかくのチャンスを逃すことが多くなるようです。

粘り強さや根気があまりないので、障害や壁に遭遇すると、あっさりと諦めやすいとされます。ある程度、ものになりかけていた成果を手放すことも考えられます。踏みとどまる勇気を持つと、十字線が薄くなるか消えて、手相に変化が現れるかもしれません。

金星丘にスター線が現れていることがあります。スター線は星紋とも呼ばれ、３本以上の短い線が星のように交差しているものを指します。

この場合、愛情面で幸福に満たされるとされます。理想の相手と幸せに暮らせたり、子宝などの幸運が舞い込むようです。家族にも嬉しいことが起きます。愛情や魅力が急速に高まるので、単身者には素晴らしい出会いがあったり、結婚をしていれば、夫婦円満になります。

愛情だけでなく、何事にも積極的になれ、成功がつかむ可能性が格段に高くなります。生命力も高まっているので、病気やケガはほとんどないはずです。突然、人から注目されたり、思わぬ展開で人気者になることもあります。

この金星丘に張りやツヤがあれば、これらの傾向がより強まります。

金星丘にフィッシュが現れていることがあります。フィッシュは魚紋とも呼ばれ、魚のような形をした線で囲まれた手相を指します。縁起の良い吉祥紋として知られ、予期せぬ幸運をもたらすものです。

これが現れている場合、予期していなかった愛情の高まりを感じたり、生命力がもたらされるとされます。あまり脈がないような恋愛相手でも、本当は物凄く好意を持っていたり、諦めていた子宝が授かったりします。体力的に無理が利き、仕事面でも高く評価されるはずです。恋愛相手や結婚相手との絆が強まり、想像もしていなかった幸せが訪れます。その幸せがきっかけとなり、周囲にも愛情が注げるようになります。対人関係はよりスムーズになるはずです。

金星丘に格子や網目模様が現れていることがあります。この場合、相手の気持ちになって考えられる優しさを持ち、家庭円満になるとされます。さりげなく相手の欲求に応えられので、気配り上手のようです。

愛情表現に優れているので、恋愛や結婚は幸せな状態が長続きします。家庭を一番に考え愛情にあふれているのですが、子供を過保護にする傾向にあります。束縛したり、子離れできないことも考えられます。対人関係が常に円満なので、人の縁によって幸運がもたらされることが多くなります。

また商売の才覚もあり、客商売に向いている面もあります。格子の網目が細かい程、愛情に敏感でストレスを溜めやすくなります。

一方、網目が大きい程、包容力があり、何事にも寛容とされます。この金星丘にツヤや張りがあると、より一層家族愛にあふれることになります。

金星丘に三角紋が現れていることがあります。三角紋はトライアングルとも呼ばれ、３本の線で三角形を作る手相を指します。

これが現れている場合、様々な困難があっても、最終的に必ず愛情に満ちた幸せを手にするとされます。理想とする本物の幸せをつかむのですが、そこに至るまでかなりの苦労が必要となるようです。諦めない粘り強さが大きな幸せを呼び込むと言えます。愛情に深く、男女共に母性にあふれ、慈愛に満ちているとされます。愛情ばかりでなく、健康面でも何らかの試練に遭遇する可能性があります。しかし、必ず乗り越えられるはずです。

どんな困難があっても頑張りや努力が報われ、最高の幸運が訪れます。この三角紋が手首寄りにあると、先祖に守護されることになります。

金星丘に四角紋が現れていることがあります。四角紋はスクエアとも呼ばれ、「□」や「井」の字形の線で囲まれたものを指します。基本的に災いを小さくし好転させる要素を持ちます。

これが金星丘に現れている場合、愛情の深さ、親族の力、生命力によって、災難を軽減また回避できるとされます。一人で対処できないトラブルに遭遇しても、親しくしている周囲の人から助力が得られるようです。また不倫などの恋愛関係のトラブルからも免れるとされます。親子関係の問題もありえますが、いずれにしましても、致命的な結果にはならないはずです。健康面で問題が出てきても、思った以上に軽く済み健康を取り戻します。

金星丘を取り囲む生命線と接していると、健康のトラブルの予兆ということもあります。この四角紋は、いろいろな線や紋に変化しやすいのも特徴的です。

金星丘に鎖状の部分が現れていることがあります。これはファミリーリングと呼ばれ、親指の付け根近くで、小さな鎖のような輪が２～３コ以上連なっているものを指します。

これが現れている場合、家族を思いやる心が強くなり、家庭運に恵まれるとされます。家庭円満の吉相として知られています。精神的にも安定し、家族を中心とした満ち足りた人生が過ごせるはずです。他人にも思いやりがあり、情に流されやすく、騙される可能性が高くなります。詐欺商法には注意が必要です。

女性に現れている場合、妊娠に強く作用しその能力を高めます。鎖の数が多い程、妊娠しやすくなるとされます。鎖の色合いで、きれいなピンクでネックレス状に連なっていると
子宝運が上昇していることを示します。

金星丘に五芒星が現れていることがあります。五芒星は、尖がっている部分が５つある一般的な星の形です。これが現れている場合、様々な幸運に恵まれ、神仏や守護霊などの力に守られているとされます。

珍しい手相の一つで、かなりの強運を授けるとも言われています。ここ一番の時に、この強運は発揮されるようです。

恋愛相手は、第一印象で決めることが多くなります。恋愛に限らず、対人関係は話さなくても雰囲気で意気投合するとされます。五芒星のある人をいろいろと手を尽くして口説き落とすことは不可能に近いと言えます。

不思議な生命力を宿し、健康で長寿の傾向にあります。直感などに冴え、スピリチュアルな分野に関心があり、そこで活躍が期待できます。

金星丘に白い点が現れていることがあります。比較的、小さい白い点なので、見逃しやすいものでもあります。突然現れることが多く、幸運の記しとして知られています。

これが現れている場合、恋愛運、愛情運、健康運が急変して格段に良くなるとされます。片想いの相手と交際が始まったり、冷めていた夫婦仲が好転するようなことが考えられます。虚弱体質だったのに、体力的に自信が持てるようになったりし、人生に前向きになれるようです。

この白い点は、キラキラと輝きがあるものなら、これらの傾向がより一層強まることになります。

金星丘に赤い点が現れていることがあります。シミやほくろとは別物で、この赤い点や斑点は現れた場所の意味合いを何らかの形で妨げることを示します。この赤い点が金星丘にある場合、愛情などに関わる運気が一時的に低迷するとされます。愛情が乏しくなり、夫婦間、親子間の争いが絶えなくなるかもしれません。予期せぬトラブルが発生する可能性が高くなります。恋愛面では邪魔が入り進展しなくなったり、何かと仲違いが多くなるようです。

愛情ばかりでなく、金銭に関わるトラブルも頻発するとされます。いろいろな運気も連鎖して低迷していくので、何かと物事に対して消極的になるようです。仕事でのミスが多くなり、評価を落としやすいとされます。病気やケガなどにも注意を払った方が良さそうです。また性欲が非常に強くなっているとされます。性的欲求を満たしてくれる異性を求めている面があります。

金星丘に限らず、かゆいということは血行が良くなっている証拠とされています。血液の流れが良くなると掌に現われるシワに何らかの変化が起こりやすい面があります。それが手相に関わりを持つとされ、大開運の証とか、かゆいことにも意味があるとされる説があります。確かにシワに変化が起きる可能性は高いのですが、良い手相なるか悪い手相になるかは全くわかりません。

金星丘の部分がかゆいからと言って、生命力や愛情に関わる変化の兆しにはならないようです。運勢との関連性はほとんどないのではないでしょうか。しかし良い手相になると信じることには意味があります。手相は気持ちによって変化する面があるからです。また手相にこだわらず身体的な健康面から見れば、血行が良くなっていることは悪いことではないので、健康な状態にあるのは確かと言えます。

金星丘の膨らみが発達していることがあります。この場合、生命力が強く何事も前向きに捉えられるとされます。気力や体力も充実しているので、無理が利き大きな成果がつかみやすくなります。疲れを感じたとしても少し休めばすぐに復活します。精神と肉体のバランスが良く、性格的な明るさがあり愛情にもあふれているとされます。

健康が実感でき病気やケガが少なく、子宝にも恵まれます。対人関係は良好で、恋人や家族を大切にします。膨らみが発達し過ぎている場合、生命力がより一層増し、何事にもより積極的になるとされます。実際の年令よりも若く見られることが多いようです。精力が旺盛で子宝に恵まれます。一人の異性に満足できず浮気や不倫になりやすい面があります。

手相は、利き手で現在から未来や周囲の環境変化、利き手でない方で生来もの、過去、精神的な変化を読み取ります。

右利きが多いので、右手は将来、左手は過去のことを表すのが一般的です。金星丘も左手と右手のどちら側にどのような手相が現れるかで基本的に同じ意味でも、ニュアンスが変わってきます。愛情の高まりや好転、健康面で優れることなどを切実に願っている場合、右手に現れている方が、これからこのようになるという期待感が持てます。

一方で左手では、生来の傾向として、愛情に深かったり、健康的で病気やケガが少なかったというようなことになります。この先どうなるかは示していないので、良い意味でも安心はできないようです。ネガティブな意味合いなら、右手にそれを打ち消すものがないか見ることになります。また左手でも右手でも手相は固定的ではないので、考え方や態度次第で変わると言えます。左利きの人は、これらが逆になります。

金星丘は、掌を見た際にかなり目に付きやすい広い領域なので、手相が読み取りやすい場所と言えます。主に愛情の度合い、生命力の強さなどを知ることができ、恋愛や結婚に関わりが深いことがわかります。恋愛運の向上による出会いのチャンス、愛情運の高まりによる夫婦円満、健康運の上昇による子宝など挙げられます。

金星丘の膨らみやツヤで、基本的な生命力の強弱がわかるのですが、そこに現れる様々な線や紋によって、細かく意味合いが分かれます。場合によっては、金星丘のマイナス面を補ったりすることもあります。「横線」「ほくろ」「十字線」などは、金星丘のプラス面を阻害することもあり、一概に現れていることが良いとは言えないようです。

いずれにしましても、金星丘に現れるいろいろな手相の意味を把握していれば、人生に役立つはずです。