京都には色々な巡礼がありますが、パワースポットの風水の四神の神社をめぐる「京都五社めぐり」はいかがでしょうか?ぜひ京都に行くときは、回ってみてください。
京都五社巡りとは?
平安時代に風水の思想により、四神相応の地として京都が選ばれ平安京が開かれました。
四神とは東西南北の四方を守護する聖獣で、青い竜の「青龍」、白い虎の「白虎」、赤い羽根とも5色の羽とも言われる鳳凰の「朱雀」、黒い亀と蛇が合体したような姿の「玄武」です。
その平安京の東西南北に四神の神社が置かれました。東の青龍の『八坂神社』、西の白虎の『松尾大社』、南の朱雀の『城南宮』、北の玄武の『上賀茂神社』です。
平安京を再現した平安神宮とその四社をめぐるのが「京都五社めぐり」です。初詣に風水の最強のパワーをいただく五社めぐりで、一年の幸先良いスタートを切るのもオススメです。
京都五社めぐりの順番と楽しみ方
京都五社めぐりの順番は特に決まっているわけではありません。例えば、回り方の一つとして、中心の平安神宮から出発して、東の八坂神社、南の城南宮、西の松尾大社、北の上賀茂神社(加茂別雷神社)の順番にめぐってみるのもいいでしょう。
この五社では「京都五社めぐり四神色紙」という朱印用の色紙(1000円)が用意されていて、最初に訪ねた神社で購入できます。ご朱印(各社300円)を集めながらめぐるのも楽しいですね。
五社すべてのご朱印をいただいて満願になると、その5社目の神社で「満願記念しおり」がいただけます。しおりの絵柄は毎年新しくなるそうです。
では、これから平安神宮⇒八坂神社⇒城南宮⇒松尾大社⇒上賀茂神社の順番でご紹介します。
平安神宮~平安京~
桓武天皇が京都盆地を四神相応の地として選び、京都遷都が行われ、平安京を開き平安時代が始まりました。現在の平安神宮は、その平安京を縮小して再現し、明治28年に創建されています。ご祭神は平安京創始の桓武天皇と平安京最後の孝明天皇です。
平安時代は天体や地理などをつかさどる陰陽道が発展し、陰陽寮と呼ばれる国家機関があり、陰陽師が活躍していた時代ですね。後に陰陽師は安倍氏と賀茂氏の世襲制になっていったようですが、風水は陰陽道の一部で、現在、陰陽道は日本風水などと呼ばれているようです。
平安神宮のご利益は、開運招福、厄除け、商売繁盛、縁結び、学業成就などで、長寿橘守、しあわせの桜守などもあります。平安神宮は京都三大祭の一つ、時代祭で有名です。
営業時間:6:00〜17:00
電話番号:075-761-0221
<行き方>
JR「京都駅」または阪急京都線「河原町駅」より市バス6他「京都会館美術館前」すぐ。
地下鉄東西線「東山駅」徒歩10分
<次の神社への行き方>
平安神宮から次の八坂神社へは、市バス46、100、201、202、203、206他「祇園」すぐ。または、徒歩20分
八坂神社~東の青龍~
八坂神社は平安遷都よりも約1500年前の656年の創建だそうです。ご祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)素戔嗚尊の妻、八柱御子神(八柱の御子神)素戔嗚尊の8人の子供。明治時代の神仏分離以前は祭神は牛頭天王と呼ばれ祇園精舎を守護するとされていることから、八坂神社も祇園社と呼ばれていました。ご朱印にも祇園社と書かれています。
境内には多くの末社もあるので、八坂神社では色々な種類のご利益がたくさんあります。
八坂神社では「京都五社めぐり四神色紙」のご朱印の他に、朱印帳に貼り付ける用の単独の「青竜」のご朱印(500円)もあります。
風水の青龍のご利益は、運気上昇、成功、立身出世、事業の発展などが言われています。
八坂神社の神様のご利益は、厄除け、厄払い(旅行・転居・起工など)、商売繁盛、開運成就、家内安全、縁結び、良縁成就、美容、試験合格、学問成就、病気平癒、無病息災などがあります。
八坂神社は日本三大祭、京都三大祭の一つの祇園祭と、大晦日のおけら参りで有名です。
営業時間:24時間営業
電話番号:075-561-6155
<行き方>
京阪本線「祇園四条駅」徒歩5分。阪急京都線「河原町駅」徒歩8分。JR「京都駅」より市バス100、206「祇園」すぐ
<次の神社への行き方>
八坂神社から次の城南宮へは、市バス46、201、203、207他、地下鉄「四条烏丸」駅に乗車して「竹田駅」下車後に徒歩15分
城南宮~南の朱雀~
平安遷都の際に守護神として創建された神社で、城南宮とは平安城の南に鎮まるお宮という意味です。「曲水の宴」のお祭で有名ですが、神苑「楽水苑」は四季折々の花が美しいことでも知られています。
ご祭神は国常立尊(くにのとこたちのみこと)またの名を大国主命(おおくにぬしのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ)またの名を神功皇后(じんぐうこうごう)、息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)。
「方除(ほうよけ)の大社」と呼ばれ、新築や改築、引っ越しや旅行の安全祈願、車のお祓いなどに多くの人が訪れるそうです。ご利益は方位除け、厄除け、家庭円満、交通安全など、様々なお守りやご祈願があります。
風水の朱雀のご利益は、厄を払い凶を吉に変える、愛情運、家庭円満、平和などが言われています。
営業時間:9:00〜16:30
電話番号:075-623-0846
<行き方>
JR「京都駅」より地下鉄烏丸線または近鉄京都線「竹田駅」から徒歩15分。京阪本線「中書島駅」より市バス南3「城南宮東口」から徒歩3分または市バス19「城南宮」すぐ。
<次の神社への行き方>
城南宮から次の松尾大社へは、徒歩15分の距離の地下鉄「竹田駅」から地下鉄烏丸線「四条駅」乗り換え阪急嵐山線「松尾駅」で下車して徒歩3分
松尾大社~西の白虎~
四条通の西端に位置し、東端の八坂神社と対峙して鎮座されています。京都最古の神社の一つで太古、松尾山の神霊を生活の守護神として祀ったことが起源とされています。701年に秦氏一族がその神霊を勧請し、現在の地に社殿を建立され、平安時代には西の皇城鎮護社として信仰されたそうです。霊泉亀の井でも知られ、室町時代以降は酒の神としても信仰されています。
ご祭神は大山ぐい神(おおやまぐいのかみ)、中津島姫命(なかつしまひめのみこと)別名を市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
ご利益は酒業繁栄、延命長寿、夫婦和合、恋愛成就、出世開運、安産などです。風水の白虎のご利益は、財運、商売繁盛、家庭円満、夫婦和合、子宝、安産などです。
営業時間:5:00〜18:00
電話番号:075-871-5016
<行き方>
阪急嵐山線「松尾駅」徒歩3分。JR「京都駅」より市バス28または京都バス73「松尾大社前」徒歩3分。
<次の神社への行き方>
松尾大社から上賀茂神社(賀茂別雷神社)へは、阪急京都線「大宮駅」または「烏丸駅」乗り換え、市バス46「上賀茂神社前」すぐ
上賀茂神社~北の玄武~
上賀茂神社は、別名「(賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ)」とも呼ばれます。世界文化遺産になっている神社です。
京都最古の神社で社殿造営は7世紀。下鴨神社とともに賀茂氏の氏神を祀り、ご祭神は賀茂氏の祖神、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。別雷とは若雷の意味で、若々しい力に満ちた雷(神鳴り)の神という意味だそうです。
上賀茂神社のご利益は、厄除、落雷除、電気産業の守護神。京都遷都以降は皇城鎮護の神、鬼門の守り神、総地主の神として、現在も建築産業の方除祈願が多いそうです。又、摂社や末社も多く、合格祈願、交通安全、延命長寿、縁結び、恋愛成就、安産などもあります。
風水の玄武のご利益は、無病長寿、子孫繁栄、厄除け、人間関係の改善などがあります。
営業時間:5:30〜17:00
電話番号:075-781-0011
<行き方>
地下鉄烏丸線「北大路駅」より市バス北3「御薗口町」徒歩3分または市バス37「上賀茂御薗橋」徒歩3分。
まとめ
「京都五社めぐり」をたどってみましたが、いかがでしたか?各神社は摂社や末社もたくさんあったりして、それぞれにご祭神がいらっしゃるので、ご利益も多種多様で、風水の四神のご利益と合わせると、いろいろな組み合わせになりますね。
「五社めぐり」でご利益倍必至、五社満願の色紙は風水最強のご利益です。毎年五社めぐりをされる方には、毎年違う「満願成就のしおり」をいただくのも楽しみになりそうですね。
京都には、たくさんの神社仏閣があり、その土地に行かないとわからないパワーに満ち溢れています。京都のパワースポットを恋愛運・金運など各運勢別にガチ本物の効果がある場所をランキング形式にて紹介します。ぜひ京都に旅行した際は、訪れてみてください。