北枕の風水の意味と効果8個！北枕で寝るのは縁起が悪い？

「枕の向きって、運気に何か関係あるの？」
そういう疑問をもつ人は、きっと多いことでしょう。「ただ寝るだけなのに、どっちに向いて寝ても関係ないんじゃない？」そう思われるかもしれませんね。

しかし、枕の向きは運気に関係があるのです。寝る方角を変えるだけで、運が良くなるなら簡単ですよね。「最近運気低迷。やることなすことうまくいかない。」そんな人は、一度チャレンジしてみませんか？

文字どおり、北に枕を向けて寝ることです。家の建ち方や部屋の作り方によって、簡単に北枕の方向がわからない人もいるかもしれませんね。その場合は、方位磁石を持って試行錯誤しながら、良い位置を探してみましょう。方位磁石を持っていない人は、スマホのアプリに磁石と同じ機能のものがあります。簡単ですのでそれを活用してもよいですね。

風水では、気は北から南に流れると言われています。科学的根拠が明確にあるわけではありませんが、北枕にすると、気は頭から足に向けて流れるので気の流れが良くなり、良い気を取り込みやすくなると言われています。

一日の３分の１は、睡眠の時間です。ぐっすり眠って、体を十分に休めることのできる人と、不眠症で悩まされほとんど眠れずに疲労がたまる一方の人では、どちらが良い運を得ることができるでしょうか。当然のことながら風水以前の問題で、日々熟睡できる人の方が幸運を得ることができそうですよね。まずは健康体であることが大事です。質の良い睡眠を目指しましょう。

「北枕って、亡くなった人を横たえる時の枕の向きのことね？」きっとそう思う人は、多いですよね。きっと幼い時に、年配の人などから「死んだときの枕の向きだから、縁起が悪い、北枕で寝たらいけないよ。」などと言われていたからでは、ないでしょうか。実際日本では、長い間そのように言い伝えられました。しかし、よくよく調べると、そのように言われているのは、日本だけです。

むしろ、北枕は縁起が良いと考えられているのです。

お釈迦様がおられたインドでは、良い向きと言われています。というのも、昔「北に理想の国があり、南に死の国がある。」と信じられていて、今でもそれが慣習になっている人も多く、インドのホテルなどではわざわざ北枕に設計されているところもあるようです。

では、そもそもなぜお釈迦様は北枕になったのでしょうか。今から約２５００年前、お釈迦様が８０歳の時でした。すでに亡くなる前から生まれ故郷の北の方角に頭を向けて、右わきを下にして横になっておられそうです。その形で弟子に最後の教えを説いて息を引き取られたと伝わっています。

もともとインドでは故郷の方角に頭を向けて寝る習慣があり、お釈迦様もその方角に足を向けて眠ることができないと思われたと言われています。

その後一般の人も極楽浄土に迷わず行けますようにと、死者をお釈迦様と同じように北枕にする慣習になりました。

ただ日本では北枕が死を連想してしまうので北に向いて寝るのは縁起が悪いと思われていました。また昔の家は隙間が多く構造上北からのすきま風で体を冷やしやすいので、それを避けるために北枕を避けたなど諸説あります。

風水では、金運の方角があります。西はとても有名ですが、実は、北の気が大事です。実は西で金運を呼び北で蓄えることによって、金運アップが望めます。どんなに呼び込んでも全て使ってしまっては意味がないということですね。

その蓄える気を北枕で取り入れると、貯蓄に結び付く金運を得ることができます。また上記のとおり、健康体であれば仕事も良い結果を得やすく、能率も上がり昇進しやすくなります。収入も自ずと増え金運アップになるとも言えます。

地球には、磁場というものがあります。磁気は、Ｓ極からＮ極に流れます。つまり北（Ｓ極）から南（Ｎ極）に流れています。日本は北半球になるので北に頭を向けて寝ると、磁気は頭から足に流れます。それで血流が良くなり、疲労回復に良いと言われています。

余談ですが、北枕に加えて、体の右側を下にして寝ると胃腸の消化も助けると言われています。それも加えて実行してみるとより良いですね。

言葉どおり、頭を冷やして足を暖かい状態にしておくと健康に良いということです。北半球にある日本の場合、北が寒く南が暖かいですね。頭を北の位置に置き、足を南にすれば、自ずとそれを実践できます。これは、風水はもとより漢方医学でも説かれている話です。

よく熟睡できれば、心に余裕ができます。また北はもともと人間関係運アップの方位でもあり、対人運もよくなります。そのことからまわりの環境も良い方向で整えば、穏やかな性格になるということです。

もし健康体で仕事もできて穏やかな性格の人があなたのそばにいるとすると、気になる存在になりませんか。人あたりも良くて、お金持ち。きっとそんな人が近くにいたら、恋愛に発展しても不思議ではないですよね。

北はもともと愛情運のある方位です。北のラッキーカラーであるピンク色の枕カバーをつけましょう。黒や灰色は、避けましょうね。花柄は、お勧めですよ。

なかなか子供ができないとお悩みの方にお勧めです。北は、受胎の意味もある方角です。できれば家の中心から見て北の部屋を寝室にするとより効果がありますが、難しい場合は、部屋の北側にベッドを置き、北枕にすると、良いでしょう。血流が良くなる北のパワーを吸収して、願いを叶えましょう。

加えてザクロの絵を飾ったり、パステルカラーのピンクやオレンジなどの布団カバーや枕カバーをかけるのもお勧めですよ。

赤ちゃんは、スクスク元気に育ってほしいものです。そんな願いを叶えてくれるのは、東枕と言われています。しかし、子供によっては、熟睡できない子もいますね。そんな時は、北枕で寝かせると良いと言われています。北枕の安眠効果でスヤスヤ眠ってくれると言います。

北枕は、上記のように金運のある方位なので、財運を吸収しやすくなります。また気の流れに沿った寝方になるので、頭にも良いと言われます。

さて北枕の良さを説いてきましたが、「他の向きは、全部良くないの？」と誤解されそうですね。そのためにも簡単に方位別にお伝えしたいと思います。

＜東北向きの枕＞
変化の方位です。転居や転職を願う人にお勧めです。ただ枕カバーは、白一色で、マメに変えましょう。

＜東向きの枕＞
若さの意味を持つ方位です。早起きになり、健康運・恋愛運・仕事運アップできる方位です。ただスピード感があるだけに落ち着きたい人には、不向きです。

＜東南向きの枕＞
恋愛運、人間関係運がよくなります。旅行運もあり楽しいお誘いも増えますが、静かに過ごしたい人には、不向きです。

＜南向きの枕＞
北枕の反対になりますので、磁気の流れが逆になり健康に良いとは言えません。しかし芸術家の人など直観力やひらめきを求める人には、良い方向です。ただイライラしやすく、衝動的になりやすいので、気を付けましょう。

＜南西向きの枕＞
家庭運の方位です。家庭円満や子宝運・結婚運の効果が望めます。またなかなか良い結果が出ない人にとって、努力が実る方位とも言われています。

＜西向きの枕＞
金運の方位です。他にも恋愛運、仕事運にも良い効果があります。また楽しいことも増えますが、安定の方位でもあるので、落ち着きすぎて早く老け込むとも言われます。

＜北西向きの枕＞
主人を意味する方位です。格が高く出世運に効果があります。くじ運も上がり、ステイタスを上げたい人にお勧めです。
　
どの方角にも良いところと、少し気を付けなければいけないところが出てきます。「ここが、どんな人にもベスト！」とは、一概に言えませんが、あらゆる面を総合的に判断すると、一般的には、北枕や東枕がお勧めかなと思います。

ただし、変化の多い人生が楽しいという人もいます。またここ一番という時は、自分の願いに応じて枕の位置を変えてみるのも良いのではないでしょうか。

北枕にして寝ることで、人当たりが良くなる面があります。幸運が好む明るい性格になりやすく、恋愛や結婚に良い影響を与えます。恋愛や結婚に対する意識が高くなり、その情報に関心を持つことで、出会いのチャンスが増えるはずです。

恋愛や結婚に前向きになり、より良い相手に巡り会えるとされます。理想のパートナーを紹介されやすくなります。既に結婚している場合でも、人当たりが良い分、夫婦関係が円満になるはずです。出会いが増えても不倫などにはつながらないとされます。

北枕にすることで、恋愛運がアップするといわれています。異性から一目置かれるような存在となり、気になる異性を引き寄せる運気がアップします。ただ、北枕にするだけでなく、アロマオイルを数滴たらしてアロマポットなどでリラックスした状態をつくることで、より効果が期待できます。

風水で北枕は、性格を穏やかにすると言われています。感情の起伏が激しく何かと攻撃的だった人も、北枕にすることで大人しくなるようです。感情が安定化し穏やかな性格になれば、対人関係は円滑になります。恋愛に限らず人と良い関係が築けるはずです。対人ストレスも減ることになり笑顔が増えます。

また北の方位には、秘密を厳守するという意味合いがあり、しっかりとした信頼関係が結べるとされます。恋愛や結婚において、信頼は非常に重要な要素になります。これらのことがもたらされ、恋愛運が高まります。

北枕にすることで、夫婦円満になるといわれています。お互いの信頼関係が深まり、愛情深くなれるといわれています。更に、子宝にも恵まれるのが北枕とされているので、北枕は夫婦の関係だけでなく、家族の関係も良くすると言われています。

長年夫婦生活をしていることで、いつまでもラブラブでいることは考えられないと思う人もいますが、そんな冷え切った夫婦も北枕にすることで、夫婦愛の愛情運をアップすることができます。今までパートナーとの距離を感じているなら、北枕で一緒に寝室を共にすると良いかもしれません。

風水では大地の気の流れは、北から南へ流れるとされています。これは地磁気の流れと同じで、北半球では北から南に流れています。風水は地磁気とも関わりを持っているわけです。この気の流れを北枕は、身体の気の流れと一致させるので、気の流れにとって非常に良い向きとなります。

良い運気が取り入れられ健康運がアップします。頭から足に向けて気が流れることで、血行が良くなり、疲れを取れやすくするとされます。血行を良くすると、身体の調子が整い健康になれるはずです。疲労回復に良い気をもたらしてくれるはずです。

また北枕は頭寒足熱を促し、質の高い眠りにします。この安眠効果が脳に良い刺激を与え、頭の回転を速めたり、閃きなどをもたらすとされます。

北枕にすることで、金運がアップするといわれています。財産が増え金運に大きな影響をもたらすといわれています。北枕は、格上の方角ともいわれています。つまり、北枕にすることで、今より格上を約束されるのが風水の考えでもあります。また、投資が成功するとか、プラスになる相続を受け継ぐなどの効果も期待できます。

北枕にすることで仕事運が付き、会社などでぐんぐん出世の方向で進む可能性があります。企画が通ったり、コンペでも通り、やることを全てが実り成果が表れるので、仕事をしていて楽しいと感じると思います。仕事は忙しくなりますが、短時間でも充分な休息を得られるので、充実した日々を送ることができます。

赤ちゃんを運の強い子にするために、風水では、枕の方角を利用する方法があります。赤ちゃんは、寝ることが仕事だと言いますよね。一日の中で、太陽の方向に合わせて枕の位置を変えていきます。

たとえば朝は、朝日のパワーを得る東枕。午後から芸術面の才能を得る南枕。夕方は、優しい子になると言われる西枕。夜は、財運や知性を得る北枕というように枕の向きを変えていきます。時計回りに回転して下さい。各方位の良い運気を赤ちゃんの体に取り込むことができます。そこから強運体質の子になると言われています。

さて北枕は、縁起が悪いと言われていましたが、たくさんのメリットがあることがわかりましたね。

しかし、神様を祀られている方位や仏壇の方位には、足を向けてはいけません。部屋の壁に対して斜めにベッドを置くことも避けた方がよいでしょう。また地震の際に家具が倒れて危険と思われる枕の位置も心配ですね。家それぞれ画一的ではなく、人の好みも様々です。

上記を頭において、色々な方角に枕を向けてみましょう。きっと自分にあった枕の方位がみつかるはずです。あなたに幸運が訪れることを願っています。