大吉相となるますかけ線
ますかけ線は、手相に興味がある人でしたら何度か聞いたことがあるでしょう。このちょっと変わった名前の手相は、桝に山盛りになった米粒を掻き落とす「桝かけ棒」に由来しています。横一直線の真っ直ぐな棒は、感情線と知能線がつながった一直線と似ている所からますかけ線となっています。
このますかけ線が手に現れている人は稀で、天下取りの手相とまで言われ、強運の持ち主となります。これは片手に現れているだけでも珍しいのですが、中には両手に現れている人もいます。
両手ますかけ線は、滅多に見られない大吉相として知られています。
手相占いのますかけ線とは?
ますかけ線は基本的に知能線と感情線が一本につながり、真っ直ぐ掌を横切る線をとなります。強運を授かり、一度つかんだ運は絶対に放さないとされています。大変に縁起の良い手相として知られ、人の上に立ってリーダーシップを発揮する人が多いようです。
天下取りの手相と言っても、それが約束されたわけではなく、そこに至るまで様々な苦労があったり、浮き沈みの後に大成功などがつかめることになります。
ますかけ線の持つ強運を開花させるためには、その人に与えられた試練を乗り越える必要があるようです。天才的な閃きがあり、自分に適した仕事などに巡り合えば、驚くような才能が発揮できるとされます。
また大器晩成の運勢になるとされます。若年期に成功がつかみ取りにくく、周囲に遅れを取ることが考えられます。頭角を現すのが早くても30代以降と言われています。
ますかけ線が両手にある人は何人?割合・確率は?
一般的に、ますかけ線が左右どちらかの手にある人は100人に数人程度とされています。パーセントにすると2~3%程度と言えます。手のひらの感情線・知能線・生命線がきれいにつながり「て」の字になっているものだと、1%程度になってしまいます。
さらにますかけ線が両手にある人となると、だいたい1000人に1人となり、0.1%という確率になるとされています。両手にますかけ線がある人は、かなりのレアケースで特別な存在とも言えます。
両手に現れている人は、芸能界や政界、科学界などで類まれな業績を残している人がほとんどです。歴史上でも徳川家康などの天下人に見られるものになります。
ますかけ線が両手にある場合の意味の種類
ますかけ線は、左右どちらかの手だけにあり、もう一方の手にない場合、本当の意味でのますかけ線とはならないという説もあります。意味合いが若干弱まる面があるようです。両手のますかけ線が100%の力を持つとすれば、片手は50~70%の力とも言われています。
そこから、ますかけ線は両手に現れてこそ真のますかけ線となり、底力が発揮されるとされています。
ますかけ線が両手にある場合、大まかにいって3つの種類に分けられます。
①様々なトップに到達できるもの、
②どん底から這い上がるもの、
③他の追従を許さない独自色が強いもの、
になります。
これらのどれかに当てはまり大成功などをつかむとされますが、中には全部を特徴として力を発揮している人もいます。
ますかけ線が両手に現れるのは遺伝?
性格などは遺伝よりも後天的な要素が強いのですが、顔つきや体型、体質などは遺伝します。遺伝についてはまだ解明されていな部分もありますが、手相も遺伝する場合があるようです。
手相は大脳の発達と密接にリンクしているとされ、そこから遺伝しているのではないかと言われています。特に生命力を示す生命線、感情を示す感情線、思考や行動を示す知能線などは、両親から遺伝する線として知られています。
そこで、どん底から這い上がり大成功を手にするという、ますかけ線ですが、感情線と知能線が関わってくるので、親から子へ遺伝する可能性が非常に高いと言えます。ただ過去の著名人や歴史上の人物などを見ると、必ずしも遺伝しているとは言えない面があります。
ますかけ線が両手にある人の性格的特徴5つ【男性編】
■①粘り強さがある
ますかけ線が両手にある人は何事にも粘り強さがあるとされています。今までに成功体験が数多く、自分に自信を持っている人が多いようです。少々辛いことがあっても根気良く続けていく力を持ちます。
負けず嫌いの面があり、物事は最後までやり遂げるので人から高く評価されます。失敗などをしても、それをバネにして前向きに取り組むことができます。人に頼らず、自分で何とかしようとする傾向にあります。簡単に諦めて投げ出すことはほとんどありません。
■②集中力がある
ますかけ線が両手にある人は、集中力に優れているとされています。周囲の状況に流されず、作業などに没頭できます。損得勘定では動かず、行動に一貫性があり信頼されます。好奇心が強く、いろいろなものにチャレンジしたりします。集中できない時は、集中を必要としない作業に目を向けることができます。
自分なりのしっかりとした価値観を持ち、安易に人の意見に流されることはありません。時間やお金の使い方が上手で、要領が良いとされます。リラックスの仕方も上手いようです。
■③知的で直感が鋭い
ますかけ線が両手にある人は、知的で直感に優れているとされます。知的好奇心が旺盛で、知識を増やすことを好みます。頭脳派の友人が多く、論理的な行動を取ります。自分を謙遜することが多く、知らないことは知らないとハッキリと言います。
勘が鋭いので、良いものも悪いものも、その場の雰囲気で感じ取れ冷静に判断できます。観察力にも優れ、普通の人が見逃すようなことを気付いたりします。人生経験が豊富な面もあるようです。
■④強情
ますかけ線が両手にある人は、強情な面があるとされます。こだわりが強く柔軟に考えることが苦手なようです。最後まで貫き通そうとする面が非常に強く、諦めることは少なくなります。考えがブレない分、人から信頼されます。
プライドが高めで、どうしても自分が優位な立場でいないと落ち着かないとされます。人の意見に同意したり、人を認めることに抵抗感を持ちます。自分の考えが人と同じことを嫌う傾向にあります。わがままな面があり、自分の都合を人に押し付けることもあります。
■⑤統率力がある
ますかけ線が両手にある人は、人を統率することに優れているとされます。人をまとめたり、人を説得することに長けています。人の気持ちに立つ事ができ無理強いはしないので、人は反発せずに従います。
リーダー的な存在として認められることが多くなります。コミュニケーション能力が高く、正しい決断が素早く下せます。ピンチに立たされても冷静に振る舞うことができます。
ますかけ線が両手にある人の性格的特徴5つ【女性編】
■①粘り強さがある
ますかけ線が両手にある人は、女性でも何事にも粘り強さがあるとされています。しかし女性の場合、執念深さにもつながるようです。
何事にも確固たる信念を持って携わるとされます。最後までやり遂げる力があるので、高く評価されることが多くなります。失恋では尾を引くこともあるので、きっぱりと諦める勇気が持てると、吉に転じます。
責任感が強く、前向きにしていれば必ず報われると信じています。失敗しても何度も立ち上がる気力を持っています。
■②愛されたい気持ちが強い
ますかけ線が両手にある人は、人から愛されたい気持ちが非常に強いとされています。外見上強気でいても自分に自信がない面があり、愛されないと安心感がないと感じるようです。恋愛では甘え下手な面があり、求めていた愛が手に入らないこともあります。
愛されたい気持ちから、人を何かと疑ってしまう傾向にあります。不安が強くなると自分を見失うこともあります。何事も人に対する期待感が大きくなり、実際とのギャップにがっかりするとされます。
■③魅力がある
ますかけ線が両手にある人は、人を惹きつける魅力があるとされています。性格的に明るさがあり、前向きな表現が多いようです。人当たりが良く、話す速度も人が心地良いと感じるものになります。ファッションもさりげなくおしゃれで、個性が強調されることは少ないとされます。
思いやりなどが自然に漂い、人を惹きつけます。心が寛容で、人の好き嫌いは少なくなります。自分なりのしっかりとした目標や考えを持っています。身の周りは整頓されてきれいなはずです。
■④意地っ張りである
ますかけ線が両手にある人は、意地っ張りで勝ち気な面があるとされます。何事も勝ち負けにこだわり、些細なことでも負けたくないという気持ちが強くなるようです。一度何かを主張したり、行動に出た場合、後に引けない意地があります。
人のアドバイスに耳を傾けず、窮地に陥ることもあるようです。親切の押しつけのようなお節介が多いとされます。意地を張ったり甘えたりのギャップが可愛いと見られることもあります。また何事も真面目に取り組める面があります。
■⑤特殊な才能を秘めている
ますかけ線が両手にある人は、特殊な才能を持っている可能性が高くなります。外見上や普段の生活態度からは想像ができない才能を持つようです。性格的に素直なので知識の吸収が早く、潜在能力を高めることに優れています。
好奇心が旺盛で、いろいろなことに興味を持ち、特殊な才能に目覚めるとされています。忍耐強く一つのことが続けられるので才能につながりやすいようです。
ますかけ線が両手にある人の恋愛傾向【男性編】
ますかけ線が両手にある男性は、恋愛は概ね順調に進展するとされています。全てにおいて男性が女性をリードする形なので、女性は大いに頼りにするはずです。
ぐいっと引っ張っていく男性に女性はメロメロになります。その一方で、自立心の強い女性とは何かと衝突することが多くなり、なかなか上手くいかないとされます。
性格的な頑固さを頼もしいと感じるか、煩わしいと感じるかで明暗が分かれます。また相手を束縛する面もあるようです。
ますかけ線が両手にある人の恋愛傾向【女性編】
ますかけ線が両手にある女性は、恋愛は上手くいかない可能性が高くなります。性格的にサッパリとしていて、サバサバした雰囲気が漂うので、女性らしい優しさを求める男性にとっては近づきなくくなります。自分の意見をきっちりと言うので、嫌われていると勘違いされることが多いとされます。
恋愛関係になっても交際期間は短めになります。付き合いが長くなると頑固さや強いこだわりが、恋愛の妨げになります。相手の意見に耳を傾けることが大切です。
ますかけ線が両手にある人の人生【男性編】
性格的なことが良い方向に向くと、他者を圧倒するほどのパワーを発揮します。しかし悪い方向に向かうと、徹底的に人から嫌われたり、とんでもない状況に突き落とされてしまいます。
非常に浮き沈みが激しく、苦労が多い人生となります。それでも、何事も頂点を極めることができるので、大きな幸せを感じることができます。
強運の持ち主ではありますが、能力が発揮できる環境にないと何事も起こらず、悶々としたりします。周囲の環境に左右される面があります。
ますかけ線が両手にある人の人生【女性編】
女性の場合、女らしく生きようとするよりも男性と張り合って打ち負かす様な人生に向いています。人を制するパワーは内に秘めるよりも放出した方が精神的にも安定するはずです。家庭に入り、専業主婦をすることには向いていません。女だからという泣き言は口にせず、どん底からたくましく這い上がれます。
男性からも女性からも一目置かれる存在になり、大きな業績が残せます。今まで男性しかやらなかった分野に進出し、頂点が極められるかもしれません。
ますかけ線が両手にある人の仕事・適職【男性編】
ますかけ線が両手にある男性は、仕事面では何をやって上手くいくとされます。ここ一番に力が発揮できる運の強さがあり、人から頼りにされます。持って生まれた知性派の頭脳を活かすことで、いろいろな能力が身に着けられます。
研究職や分析関連の職で能力を存分に活かし高い評価が得られます。直感が鋭いので、それに従えば、道を踏み外すことはないようです。優れたリーダーシップがあるので、経営者やチームリーダー職に向いています。
ますかけ線が両手にある人の仕事・適職【女性編】
ますかけ線が両手にある女性も、仕事運はかなり良好とされます。その上、独創的な発想ができ、個性があるようです。先を見通す直感力があるので、起業家に向いています。組織のしがらみに関係なく才能が活かせる独立開業することも良いでしょう。
自分が活かせる環境で格段に優れた業績が残せますが、環境が悪いと、むしろマイナス面になりやすいとされます。それでも最終的には大きな成功につながります。また個性を活かせば、画家や作家、音楽やスポーツの分野でも活躍が期待できます。
ますかけ線が両手にある芸能人・有名人14人
ますかけ線が両手にある男性芸能人などには次の方々が挙げられます。
福山雅治、浜田雅功、田村亮、藤浪晋太郎、長瀬智也、木村拓哉、イチロー、又吉直樹、松下幸之助などになります。
ますかけ線が両手にある女性芸能人などには次の方々が挙げられます。
広末涼子、芦田愛菜、早見優、中越典子、熊田曜子などになります。
まとめ:男女で解釈が異なることもある
ますかけ線は片手に現れているだけでも、珍しいと言われていますが、中には両手に現れている人がいます。その確率は非常に低く1000人に一人と言われています。このますかけ線は遺伝しやすいとされますが、必ずしもそうとは限らないようです。
ますかけ線が両手にある人の性格など、男女によって多少解釈が変わってくることがわかります。粘り強さは男性では最後までやり遂げる面が強くなりますが、女性では、恋愛において執念深さが際立つとされます。
強運を持ち頂点が極められる点では、女性の場合、女らしく生きようとするより男性を制するようなことに意味を持ちます。職という点では、男性はリーダーシップを活かし、女性は個性を活かすものに適しているようです。
滅多に現れることのない両手のますかけ線ですが、周囲の人にいたり、努力の先に現れることもあるかもしれません。特性などを知っておけば、その際に役立つはずです。