厄除け・厄払いとは?
厄年や厄除けの「厄」とは、その年回りが神祭りを行う神役をする年齢のことをいいます。
つまり、役回りの「役」でもあり、神様に失礼のないように、飲食を慎み、心身を清らかにするためにご祈祷を行ったのがはじまりとされています。
神社に参拝しご祈祷をうけることによって、神様にこれまでの感謝と、これからのご加護を願うことが、厄払いの儀式なのです。
【東京】厄除け・厄払いで有名な神社とお寺 17選
■1. 西新井大師(にしあらいたいし)
厄災消除の祈願寺として建立されたお寺で、関東厄除け三大師の一つです。江戸時代には女性の厄除けが有名でしたが、今では全国から老若男女が訪れます。
厄除けの護摩祈願は基本的に一年中受付ており、予約も不要です。時間は西新井大師の公式サイトで確認しましょう。
■2. 東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)
「東京のお伊勢様」として親しまれる神社です。縁結びや厄除けのご利益が有名で、神前結婚式も多くおこなわれています。
年間を通してさまざまな行事がありますが、7月の「七夕祈願祭」では、限定のお守りやお菓子などの記念品がもらえます。(内容は初穂料により異なる)
■3. 日枝神社(ひえじんじゃ)
赤坂にある日枝神社は、学業向上、仕事関係、ご縁などさまざまなご利益がある神社です。毎年6月に開催される「山王祭」は、江戸三大祭の一つとして古い歴史をもっています。
災いを祓い除け、幸福を呼びこむ「除災招福祈願」は、著名人も多く行っています。
開門時間:9:00〜16:00
アクセス:JR「赤坂駅」徒歩約3分
公式サイト:https://www.hiejinja.net/about/index.html
■4. 神田明神(かんだみょうじん)
商売繁盛の神様として名高く、創建1300年の歴史を誇ります。年始の「仕事初め参拝」や、「だいこく祭」、「節分豆まき式」なども有名です。
厄除けの祈祷は予約不要で受けられます。境内にある文化交流館でお土産を買ったり、神社のまわりの風情ある街並みを散歩するのも楽しでしょう。
■5. 下谷神社(したやじんじゃ)
上野にある商売繁盛と家内安全のご利益で有名な神社。東京で最も古い「お稲荷様」です。1000年以上の歴史がある夏の「下谷神社大祭」は、多くの人や露店でにぎわいます。
境内にいる狛犬をモチーフにした御朱印や、SNS映えする花手水は若者にも人気です。
■6. 大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)
武蔵国(東京、埼玉、神奈川の一部)を守る大國魂大神を祀っています。縁結び、厄除け・厄払いの神様として有名です。
神社の大祭である「くらやみ祭り」は4/30~5/6にわたりおこなわれます。旧甲州街道で馬を走らせる「競馬式(こまくらべ)」や、22台の山車が練り歩く「山車行列 」など、さまざまな行事があります。
開門時間:【4/1~9/14】6:00〜18:00【9/15~3/31】6:30~17:00
アクセス:JR「府中本町駅」「京王線府中駅」徒歩約5分
公式サイト:https://www.ookunitamajinja.or.jp/
■7. 明治神宮(めいじじんぐう)
原宿の喧騒がうそのように静かな時間が流れる明治神宮。広大な都会の森(杜)を思わせる境内には、初詣ともなると各地から参拝者が訪れます。
併設のミュージアムで神社の歴史を学んだり、カフェで鳥のさえずりを聞きながらお茶を飲むのもいいでしょう。
■8. 高幡山金剛寺(たかはたやまこんごうじ)
関東三大不動の一つで、約1100年もの歴史があります。広い境内には仁大門や不動堂(ともに重要文化財)などの見所が点在。新鮮組の土方歳三の菩提寺として知られるほか、あじさいや彼岸花を愛でながらの巡拝コースも人気です。
冬におこなわれる「お護摩修行」は一般の人も参加可能。厄災除、家内安全、商売繁盛などを祈祷できます。
■9. 深大寺(じんだいじ)
調布にある深大寺は、都内屈指の厄除け神社です。3月の「厄除元三大師大祭」は、年中行事のなかで最も大きなイベントです。同日には境内で「だるま市」もおこなわれます。
このほか、元旦に全僧侶でおこなう「修正会大護摩供」、著名人が豆まきをする「節分会」なども有名です。お参りのあとは、隣接する神代植物公園を散策したり、名物の深大寺そばを食べることもいいでしょう。
■10. 阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)
慎むべき年回りとして、厄年は有名です。じつはこれ以外に「八方ふさがり」があります。阿佐ヶ谷神明宮では、それぞれについて、厄払いの祈祷をしてくれます。
阿佐ヶ谷駅から近い便利なローケーション。夏のお祭りは近隣の子どもたちが楽しみにするイベントです。人気の「神(かん)むすび」のお守りは、レースのブレスレット型で、かばんなどにつけられます。
■11. 穴守稲荷神社(あなもりいなりじんじゃ)
羽田空港の近くにあり、正月には羽田七福いなりめぐりをする人も参拝します。
商売繁盛や心願成就をはじめ、さまざまなご利益がありますが、厄除けもその一つです。旅に出る人が安全祈願や、厄払いの祈祷をすることもあるようです。
■12. 松陰神社(しょういんじんじゃ)
幕末に活躍した長州藩(山口県)の吉田松陰を祀る神社です。開運厄除けや八方除けのほか、学業成就や家内安全などのご利益があります。
世田谷の閑静な住宅街に立地し、境内は空が広く、不思議と心が落ち着く空間です。近隣に住む人の憩いの場所でもあります。
■13. 赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)
ご祭神の一つである素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、勇猛果敢で、あらゆる困難も打ち負かす神様です。そんなご神徳にあやかろうと、開運厄除け祈願の参拝者が多く訪れます。
徳川吉宗が建てた御社殿が現存しているほか、江戸の年号が彫られた鳥居や狛犬も残っています。
■14. 高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)
高尾山は、江戸時代から山岳信仰の要所とされてきました。山伏が修行をする修験道の道場であり、今も天狗伝説が残るなど、東京を代表するパワースポットの一つです。
自然豊かな山中には薬王院の諸堂が点在し、人生の節目を迎えた人々が参拝に訪れます。
■15. 居木神社(いるぎじんじゃ)
大崎にある神社で、10月におこなわれる赤ちゃんの泣き相撲はテレビでも放映されます。
厄除け・厄払いのほか、八方除け、鬼門除け、方位除けなどの祈祷も受けられます。オフィスや住まいの転居に際して、参拝に訪れる人が多くいます。
■16. 妙法寺(みょうほうじ)
八王子市の中央に位置し、八王子の総鎮府といわれます。幅広いご利益があり、厄除、方災除、八方除、開運で高名です。
歴史・文化の町として知られる八王子らしく、さまざまな年中行事があります。また、お宮参りや七五三、初詣など、人々の暮らしに密着した親しみやすい神社です。
杉並区の堀之内にある厄除けで有名なお寺です。江戸時代から「堀之内のおそっさま(お祖師さま)」とよばれ、庶民に親しまれてきました。
「除厄け祖師」として知られる日蓮大聖人像が、祖師堂に安置されています。妙法寺の境内に入るだけで厄除けのご利益があるとまでいわれています。
開門時間:【夏期】5:30~17:00 【冬期】6:00~16:00
アクセス:JR「東高円寺駅」徒歩約15分
公式サイト:http://www.yakuyoke.or.jp/
■17. 八幡八雲神社(はちまんやくもじんじゃ)
八王子市の中央に位置し、八王子の総鎮府といわれます。幅広いご利益があり、厄除、方災除、八方除、開運で高名です。
歴史・文化の町として知られる八王子らしく、さまざまな年中行事があります。また、お宮参りや七五三、初詣など、人々の暮らしに密着した親しみやすい神社です。
まとめ
厄除け祈願のタイミングは人それぞれです。厄年や前厄・後厄の年始にお祓いをする人は多いですが、思い立ったときでもかまいません。東京で厄除け・厄払いができる神社やお寺は、歴史深く由緒正しいところばかり。貴重な日本の文化・風習にふれながら、厄を払いのけてすがすがしく運気をアップさせましょう。
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