私たちの日常は色に囲まれ、色の中で生活をしています。体も色で出来ていますよね。肌の色、髪の毛の色、血の色など、色は自然に存在していて心理にも影響されます。視覚からの色の情報を脳で受け取り心理的機能や生理的機能に反応します。
人が取り入れる情報の87%は色だということを知っていますか?
例えばトイレの男女のマークより色で判断して間違えた経験を良く聞きます。赤は女性用トイレで黒が男性用トイレという認識の中、同じ色のトイレの色に迷ったという話も聞きます。
この様に人は無意識に色で判断し体の反応と、こころの反応があり、そこから生まれたのが色彩心理のカラーセラピーです。カラーセラピーの種類やセラピストとして活動してくための資格取得方法などをまとめてみました!
そもそもカラーセラピーって何?
セラピーとは、手術や投薬を行わない「治療」「治癒術」のことを言います。
カラーセラピーとは「色彩療法」のことであり、心身のバランスを取ることを目的とした療法で選ぶ色から潜在意識を読み解いていくものす。
誰にでも悩みがあり、深刻度も違うもの。自分の悩みを色から客観的に見ていくことができるので、年齢性別を問わず自身に向き合うことができるひとつのツールがカラーセラピーです。
「悩みを聞きます。どうぞ!」と言われても話せないものですよね。それがカラーセラピーで自身の選んだ色を目の前にするだけで、心に詰まっていたことがポンポンでてくるのもカラーセラピーの特徴です。
カラーセラピーを受けるとどうなるの?
生きることは、必ず悩みが付いて回りますよね。恋愛、夫婦間の問題、子どものこと、友人や親戚、職場やお金など、大体人間関係で悩むことが多いです。
煩わしい人間関係も問題が解決すると、とってもスッキリしますよね。悩んでいる時は解決の糸口が見えてこなくて苦しむこともあります。カラーセラピーは色からのメッセージを受け取るシステムです。
また、選んだ色からのメッセージは決して無理強いしません。選択するのは自由なのです。自身の内側にある本来の答えを導きだし、気づきを与えくれることをサポートしてくれます。
色と心理の関係
赤を見ると暑くて、青を見ると涼しいと感じたことはありませんか?
赤い部屋と青の部屋とでは体感温度が3℃も違うのですよ。夏の暑いときに真っ赤なソファーに座りたいと思わないですものね。
また、色はその人の心理を表すものです。例えば、黒い洋服ばかり身につけている人は心を閉ざしていると聞いたことはありませんか?黒は私を見ないでほしいという意味が込められています。
色の意味を知ることで、自身をコントロールすることもできます。例えば、やる気の出ない時や元気のない時は赤を身につけるだけで、やる気が出ます。また暴飲暴食をしてしまう人は青に囲まれていると、食べ過ぎずに冷静になることができると言われています。色は心理に働きかける魔法のようなものですよね。
色と体の関係
選ぶ色に驚かされることもあるのですよ。気になる色は体の不調と関わりがあることもあります。例えば無償にイエローが気になる人もいます。しかしイエローの持つ意味にピンとこない人もいます。
そんな時は体の部位である胃の部分の不調と関わりがあり、胃潰瘍になった人や胃痛で薬を飲んでいた人などもイエローが気になったりするのですよ。
また、ピンクばかり選ぶ人がピンクの意味にピンと来なくて体の部位である子宮の意味を伝えて婦人科に行ったところ、軽度の子宮癌だった人もいます。
色は心理だけでなく体にも関係しているので、不調に気づき予防する人います。もちろん断言するものではないので、色の意味を聞き自身に問いかけることが必要です。
カラーセラピーを受けて変わっていくこと
「エネルギーは思考に従う」という言葉があります。思考(考えること)に全力でエネルギー(体を動かす)を使うということです。ポジティブな思考かネガティブな思考を持つのか?その後を大きく左右するのですよ。
カラーセラピーを受けてまず大きく変わっていくことは内観する癖がついてきます。
日常の中で人と比べることや、何が正しいのか外へ意識していることってありますよね。カラーセラピーを受けるようになって必ず変わることは自身を知ることから始まります。自分自身を深く知り内観することで、素直になり自信がついてきます。色を知ることでメンタル管理をすることができるようになります。潜在意識は正直ですから、笑顔が増えてきますよ。
そこで、多数あるカラーセラピーの中からカラーセラピストとして活動するための講座をまとめました。
カラーセラピー講座の7つの種類と取得方法
■オーラソーマ
1983年イギリス発祥の上下2層の100本以上あるアロマオイル、クリスタル、鉱物、水溶液、ハーブの抽出液のオーガニックのカラーボトルも用いて、本質、現在の課題、現在の状況、未来への可能性を読み解くシステムです。
カラーセラピーで最も歴史のあるオーラソーマは、勉強量も多くレベル分けされています。クライアントにカラーセラピーができるまでには、レベル2まで勉強し、セラピストの登録をする必要があります。ここまでにかかる費用は300,000円以上(ボトル料金別途かかります)の料金がかかります。コンサルで4本のボトルを選び、2本目に選んだボトルを直接、肌につけて色を取り入れるというワークが付いてくるのがオーラソーマの特徴です。
取得するには、全国各地の講師資格を取得した個人サロンの認定校やオーラソーマスクール直営校などで受講することで資格を取得することができます。
■オーラライト
1991年オーラソーマから派生して設立したのがオーラライトで80本の上下2層に分かれたカラーボトルを用いて基本の性質、現在の課題、現在の状況、未来と読み解いていくシステムです。
受講料は100,000円~(ボトルは別途料金かかります)となりこちらもレベル分けされているのが特徴です。コンサルで4本のボトルを選び選ばれなかった色にフォーカスするのがオーラライトの特徴です。
全国各地の講師資格を取得した個人サロンの認定校や協力校などで受講することで資格を取得することができます。
■TCカラーセラピー
1994年に日本で誕生し2009年にリニューアルされたのがTCカラーセラピーです。14本のカラーボトルを用いてコンサルをしていくシステムです。
1日5時間の講習で資格取得ができ受講料も19,000円~(ボトル付き)となりこちらもレベル分けされています。カラーボトルは揮発性のボトルなので開封することはできませんが3本選んだ色から本質や人間関係自身のキャラクターなどを読み取ることができ、安価なので主婦層にも手が届きやすいカラーセラピーとして広まっています。
全国各地の講師資格を取得した個人サロンのなどで受講することで資格を取得することができます。
■センセーション
1995年カナダ発祥の10色10本のアロマオイル入りカラーボトルを用いて基本的な性質、現在の状況、未来の望む自分を読み解いていくシステムです。
最短2日で資格が取得でき、スクールによって異なりますが60,000円以上(ボトルは別途かかります)受講することが可能です。コンサルでは3本セレクトするものからあり、本質や現在の状況、引き寄せる未来を読み解いていきます。選んだ色と選ばなかった色の意味を伝えられるのが特徴です。
全国各地の講師資格を取得した個人サロンなどで受講することで資格を取得することができます。
■アヴァターラ
1996年オーラソーマ創始者の姪が設立したのがアヴァターラで52本の上下2層に分かれたカラーボトルを用いてコンサルをします。これらもレベル分けされ最低24時間以上の勉強と100,000円以上(ボトルは別途料金かかります)の受講料がかかります。コンサルでは気になったボトルを何本でも選ぶことができるのが特徴です。
1本しか選べない人や8本でも9本でも手に取る人もいるので、そこから読み解いていくのがアヴァターラです。
全国各地の講師資格を取得した個人サロンの認定校で受講することで資格を取得することができます。
■イリスカラーセラピー
2008年日本で発祥し設立されたのがイリスカラーセラピーで10本の天然石を散りばめたカラーボトルを用いて自己分析をしていくシステムです。
最短1日で資格取得ができ、70,000~(ボトルは別途料金かかります)の受講料できます。こちらも気になる色のボトルを何本か選び、体と心について読み解いていくシステムです。
関東にあるイリスカラー養成スクール又は、全国での出張講座を受講することで資格取得可能です。
■キャメス
2010年日本で発祥し設立されたのがキャメスで12色のカラーボトルとアロマオイルにISD個性心理学を用いてヒーリングシステムです。
こちらもレベル分けされて最低12時間の勉強で48,000円~(ボトルは別途料金かかります)となりクライアントにカラーセラピーができるまでに20万弱の料金がかかります。最も気になる色から順番に並べて心の状態や本質、サポートする香りの提供をするのがキャメスです。また生年月日で持って産まれた本質を読み取ることができるのもキャメスの特徴です。
全国各地の講師資格を取得した個人サロンの認定校などで受講することで資格を取得することができます。
■全角各地に広がるカラーセラピー
1983年のオーラソーマが設立されてから、各地でカラーセラピーというものが広まってきたということは需要があるから、広く伝わってきているのだと思います。また1日の講習で資格取得できるものから最低でも36時間6日以上の受講を経て資格取得できるものがあり、カラーセラピーの世界の広さと色々な特徴を持って設立されたものだということがわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?人はコミュニケーションを取り他者を受け入れていくことから切り離すことはできません。
人を受け入れる前にまず自身を知り、ブレナイ心を持つことが大切です。自身の考えや思いと他者の考えや思いは全て同じである必要はないのです。おかれている状況も環境も皆違います。
人と違うことを恐れずに一人一人の個性として受け入れていくことができるものがカラーセラピーだという事なのかもしれません。色は心理と体に影響してくるものであり、色を知ることで人との関係や身近な人の心理を知ることができる素晴らしいツールになりますね。
また、ビジネスに取り入れて業績を上げる会社も多いという事例もでています。潜在意識を解放していくことで世に出た天才と言われる偉人たちは意識的に潜在意識にアクセスしていたのでは?という説もあるのです。
カラーセラピーは肯定的な考えで進めていくことができるサポートをしてくれるものです。一度のきりの人生ですから、カラーセラピーを学び色と心理を知ることで人生を楽しく軽やかにしてくれるかもしれませんね。