頑張っているのに前に進めない日々が続くと、もどかしさを感じてしまうものです。今の状況を知りたいと思ったら、古くから愛されてきた四柱推命を紐解いてみるのがおすすめです。
宿命が分かると気持ちが真っすぐに伸びて、あるべき進路が分かるようになります。甲午生まれの運命について、一緒にチェックしていきましょう。
甲午の読み方と意味は?
甲午は【きのえうま・こうご】と読みます。31番目の干支にあたり、陰陽五行説ではプラスの木と、プラスの火の関係にあたります。相生と呼ばれる「良いエネルギーをいつでも作り出していける」素晴らしい位になります。
周りの人にいい波動を与えていける魅力的な干支になるため、いつでも人の輪が絶えない明るい人生を歩んでいけるタイプです。美人で朗らかな人が多く「人に愛されながら人生の楽しさを知っていく」実り多き星回りになります。
甲午生まれの男性の性格的特徴7個
■1. 悪口を言わない
他人の悪口を言わない、潔い性格です。オープンな交際を好む傾向があって、じめじめとした噂話をする事がありません。悪口や陰口を叩かないのは、真っ白なハートで人付き合いが出来るから。その人の良い点に目を向けていく未来志向の発想が出来るので、あえて足を引っ張るような言動をしなくて済むのです。
クリーンで明るい人付き合いが出来るので、甲午生まれの男性は妬まれたりひがまれたりしにくいタイプ。波乱万丈な世の中を、自分のペースで飄々と渡れる人です。
■2. 礼儀正しい
話しやすいけれども、大人としての品格も携えているのが甲午生まれの男性です。心を込めて挨拶する・丁寧におじぎするなど、人として当たり前の行いが板に付いています。親しみやすい雰囲気があるのに、決して相手が癇に障るような話は持ち出さない「大人のゆとり」があります。
すべき対応をスマートに取れる紳士的な雰囲気を持っているので、周囲の人達は安心してコミュニケーションを取っていけます。人と人が繋がっていく上で大切なのは、やはり思いやり。相手の立場に立って行動出来るようになると、自然と「あるべきマナー」が形や品格となって表れます。思いやりの気持ちがあるのが、優しき甲午生まれの男性です。
■3. 女々しい
優柔不断で優しい性格があだとなり、女々しい男性だと言われる事もあります。「誰も傷つけたくない」と思うあまり、どちらの顔も立てて間に挟まれやすい性格です。あちらにもこちらにも良い顔をしているうちに、問題が先延ばしになってグズグズ事態が悪化してしまうのです。
優しさはモテのキーワードなものの、時には「毅然とした男らしさ」を意識するのも大切。決めるべき時には決めて前に踏み出す勇気が持てるようになると、印象が明るく変わっていきます。
■4. シスコン
お姉さんや妹など女系の兄弟に対して、頭が上がらないタイプです。大人になっても買い物やお茶に2人で遊びに行く事もしょっちゅうあり、彼女からすると「私と兄弟、どちらが大切なの?」と不信感を抱く原因にもなってしまいます。
小さい頃から女の人に甘えたり甘えられたりした環境で育ってきた甲午生まれの男性。「男性と話すよりも、女性と話した方が楽しい」と本気で思っているので、異性の兄弟とも分け隔てなく付き合えるのです。「兄弟は仲良しの方が良い」と考えているので、シスコンについて指摘されると怒る事もあります。
■5. 平常心
気持ちのムラが少なく、いつでも安定した心を持てる人です。まくし立てるように怒ったり、泣いたりする事があまり無いので、いつ見ても「穏やかな空気を漂わせている人」に映ります。
甲午生まれの男性が感情を露骨にあらわにしないのは「相手の心に寄り添える」達人だから。嫌な言葉を投げかけられてもムッとせずに、すっと姿勢を正して相手の意見に耳を傾けていけるのです。自分への批判も「落ち着いた心」で受け止められるので、何が起こっても慌てずに過ごせます。
■6. 本音を隠す
秘密主義の所もあって、自分の本心を決してさらけ出さない男性です。建前と本音の2通りがあるのなら、迷わずに建前を選ぶタイプ。その場の空気を敏感に読んで「相手が望んでいる言葉」を一生懸命探し出そうとします。
良い言葉だけを並べられるので、決して相手とは喧嘩にならないものの「心の奥底では、どう思っているか読めない人」と疑われる事もあります。相手に合わせすぎるあまり、過度にストレスが溜まってしまう心配もあるので、建前と本音をバランス良く使う工夫も大切です。
■7. 紳士な運転
車の運転が大好きで、彼女や奥さんを連れてよくドライブに行きます。狭い路地を上手なハンドルさばきで進んだり、難しそうな縦列駐車を涼しい顔でこなしたりします。アクセルやブレーキの踏み方も優しく丁寧で、同乗している人は高級なハイヤーに乗っている印象を受けます。
運転技術が他の人より優れているのは、自分本位にハンドルを握らないから。周りの車や乗っている人への心配りが出来るので、紳士的な運転をおこなえるのです。車に乗っても、穏やかな態度のままでいられる男性です。
甲午生まれの女性の性格的特徴7個
■1. 好き嫌いが激しい
好きなタイプと嫌いなタイプがはっきりしていて、態度や顔に表れやすい人です。少し接してみて「私とは物の考えが違うかも」と思うと、あっさり身を引いていく事もあります。
気の合った人とだけ仲良くしていきたいと思っているので、価値観や好みが合わない人とは疎遠になっていきます。食べ物でも同じ傾向があって、はまっているメニューがあれば、そればかり食べる事も。のめり込みやすさは、天下一品です。
■2. 買い物が好き
ショッピングに出掛けるのが大好きで、時間が余るとデパートやモールに積極的に足を運びます。流行り物に目が無いので「カルチャーの最前線」に触れているのが、何とも言えず居心地よいのです。
欲しい物があったら多少高くても購入してしまうセレブの血も流れていて、身に付けているアクセサリーやバッグは高級ブランドの物ばかり。安物買いの銭失いはしたがらない、本物志向の女性です。
■3. 移り気
女心と秋の空がぴったり当てはまるように、その日によって気持ちが変わりやすい人です。昨日までは本命だった人も、LINEの対応1つで2番手・3番手に格下げされる場合もあります。色々な人にお熱になりやすいので、特定の男性と深い仲になるのは苦手。
「あの人も良い、この人も素敵」と色々な方向に色目を使っているうちに、三角関係や略奪愛に陥ってしまう事もあります。真剣に愛を育みたいなら、風船のように軽い気持ちを小石で抑えておく事も大切。注意散漫になり過ぎないようにすると、真面目な恋を過ごせるようになります。
■4. 失敗を怖がらない
最初の一歩を軽やかに踏み出せるのが、甲午生まれの女性です。「悪い結果に転んだら、どうしよう」「失敗したら恥ずかしい」マイナスの方向に考えないので、いつでも思うままに自由に行動出来ます。やらない後悔よりやる後悔を選べるので、いつでも自分の欲望に正直に真っすぐに生きていけるのです。
どんなに優れている人でも、10回試してみて全てパーフェクトの結果を得るのは難しいもの。10回全て成功させようと思うと息苦しくなってしまうため、その内の1つや2つ「たまたま当たりが出たらラッキーだ」と発想を換えていくと、余計なプレッシャーが消えて、自分なりの力を発揮していく事が出来ます。力の使い方がとても上手いのが、甲午生まれの女性です。
■5. 好奇心が強い
目の前に玉手箱があったら心がウズウズして、つい開けてみたくなるのが甲午生まれの女性です。探求心旺盛なので、これまで経験した機会のない物に対して「もっと知りたい」「トライしてみたい」という気持ちが強くなります。
負けん気が強いので、やらずに済ませてしまうと、弱い自分に負けてしまったかのような敗北感を感じてしまうのです。少しだけ手を付けてみて、想像していたより面白くなかったと思うと、あっさり手を引く事もあります。諦めが早い短所もあるものの「色々な世界のお味見」がとても得意な女性。人生の楽しさを、他の人の2倍は知っている人です。
■6. 泣き落としをする
美人を武器の1つと考えている節があって、ピンチになりそうな時には積極的に涙を見せて、相手の同情を買う事もあります。いつも強気に振る舞っているのに、劣勢になるとポロポロ涙を零して女を見せるので、責めている相手はどうして良いか分からなくなり調子が狂います。
泣き落としは媚びを売っているような、あざとい表現に例えられる事もありますが、実は昔の偉人も使っていた有名な交渉術の1つ。声を張り上げて怒るのではなく、静かに泣いて空気を和らげていくので、良い方向に働く場合もあります。自分に合った戦術をケースバイケースで使える、とても器用な女性です。
■7. 自由気まま
「皆がしているから当たり前」という、世間のルールに縛られない女性です。普通や一般的という概念が頭の中にないので、世の中の人がどう思っているかよりも「私はどう生きたいのか」を基準に道を進んでいきます。
マイルールに従って生きているので、いつでも自分らしく自分のペースで前に進めます。年収1千万円以上なら幸せ、結婚して子供がいたらハッピーなど、世の中の人の見方に右往左往しなくて済むので、自由で楽しい人生を送れます。
甲午の年柱・月柱・日柱・時柱別の意味と性格的特徴
人生には4つの周期があり、水のように移り変わっていくと考えるのが四柱推命の教えです。この世に生まれてから成人式を迎えるまでの期間を年柱、20代と30代の時期を月柱、40代と50代の頃を日柱、60代以降の区間を時柱に定めています。
これといった原因が無いのに心が落ち着かないと感じた時は、四柱の声に耳を傾けてみると、心がさっぱり洗われる日もあります。
〇甲午の年柱
「理想の私」と「現実の私」のギャップに疲れてしまう、冷ややかな運気が見えています。背伸びし過ぎてしまうと心身ともにヘトヘトになりそうなので「ありのままの私」と向き合ってみること。今のままで充分、私はよく頑張っていると「自分で自分を認めてあげる」思考の癖を付けていくと、気持ちが明るく保たれていきます。自分の1番のファンは、自分自身であることを知る季節になっていきます。
〇甲午の月柱
美人オーラが輝いて、とてもモテる時期に入っていきます。いつもよりワンランク高めの人と付き合えるようになり、質の高い恋愛を楽しめるようになります。1つの恋が終わったと思えば、新たな恋が生まれてくる見通しで、嬉しい悲鳴が湧いてきそうです。気持ちがハイになりやすく疲れが溜まりやすい暗示も見えているので、動き過ぎに注意してあげること。定期的な1人旅が心の疲れや曇りを、拭い去ってくれそうです。
〇甲午の日柱
好きなタイプの人に囲まれて、ストレスの少ない時間を送れそうです。「自分と相性の良い人」を本能的に見つけられるようになり、居心地の良い人間関係を歩んでいけます。薄いお付き合いが減り、濃いお付き合いだけが取捨選択されていくので、気持ちが穏やかに流れていきそうです。午前中の寝ぼけた時間よりも、昼過ぎや夕方の時間帯にツキがある見通し。大切な商談や約束は午前より午後を選ぶと、運気を味方に付けていけます。
〇甲午の時柱
周りから羨ましがられるような、温かいシニアライフを送れそうです。「私なんて」と自分を卑下する気持ちが減っていくので、ポジティブな気持ちで明日に踏み出せるようになります。「趣味を極めるとハッピーの種が増える」お告げが見えているので、余暇は人の為にではなく「自分の為に」費やしてみるのもおすすめ。幸せな気持ちで満たされていくと、さらに大きな幸運が舞い降りてくれるようになります。
甲午生まれの男性の恋愛傾向
◯女心が分かる、優しき王子様タイプ
女心がよく分かる、とても優しい男性です。髪型や服装の変化にいち早く気付いてくれて絶妙なタイミングで褒めてくれるので、一緒にいる女性は嬉しくなります。好きなタイプだと思ったら迷わずに行動できる果敢さもあるので、新幹線のように流れる恋を楽しめるタイプ。シングルで過ごす期間が滅多にない、恋多き王子様です。来る者拒まずの所もあるので、同時に恋が折り重なりやすく二股になってしまう事も。最悪の浮気がばれてしまい、大切な恋を手の平から逃してしまう日もありそうです。
甲午生まれの女性の恋愛傾向
◯恋の切れ目がない、魔性の女タイプ
美人でとてもモテる女性です。恋人がいない期間が少なく、いつでも恋愛を楽しんでいる印象があります。大人になっても子供の頃の夢を追いかけている、少年のような男性が好きなタイプ。フィーリングで恋するので、常識や世間体に捉われない恋を選んでいきます。
恋すると気持ちのブレーキが利かなくなり、周りが見えなくなる事も。友達の彼氏や、奥さんと子供のいる既婚者の男性と恋に落ちてしまう日もあります。やや危ない恋に足を踏み入れやすい、魔性の女風の女性です。
甲午生まれの男性の結婚運
◯晩婚型の運気、スローな展開を楽しんで
結婚は晩婚型のオーラが見えています。残り物には福があると言われるように、少しだけ寝かしておくと、良い運気が舞い込む兆し。「とにかく早く結婚しよう」と勢いばかりに頼らずに、本当に熟した関係になってからゆっくり籍を入れるのがおすすめです。
愛情は末永く続いていくものの、途中に幾つかの落とし穴も見えています。「言わなくても分かるだろう」というエゴは捨てて、話し合いの場を大切にすること。感謝の気持ちを言葉に表すようにすると、結婚運が良くなっていきます。
甲午生まれの女性の結婚運
◯変わりやすい運気「出来事の意味」に気付いて
結婚運は曇ったり晴れたり、目まぐるしく変わっていきます。言い争い・裏切りなどの言葉も見えていますが「憂うつな事態は、いつまでも長く続かない」と割り切って考えてみること。物事の暗い面よりも明るい面に注目していくと、気持ちが華やいでいきそうです。
若いうちの苦労が後々実を結んでくれる良いメッセージも見えているので「苦しい出来事にも、それぞれ意味がある」と捉えるのも大切。気付くことで、未来の展望が開けていきます。
甲午生まれの男性の仕事運・適職・職業
◯内と外を結ぶ仕事、企業広報・宣伝
「話し合いしながら、調整していく」仕事が向いている甲午生まれの男性。一方的な思いだけでは突っ走らないので、企業の広報や宣伝など「外部と内部をつなぐ仕事」に縁があります。仕事運は人並みに良い数字が出ていて、安定した収入が得られる見通しです。
「若い時の経験が45歳以降に活かされる」運気が見えているので、20代や30代の時は酸いも甘いも色々な経験をしてみること。その時は辛いと感じてみても、後から振り返ると「経験しておいて良かった」と思う事がきっとあるはずです。
甲午生まれの女性の仕事運・適職・職業
◯社員のバックアップをする、経理や庶務
複数の仕事をマルチにこなしていける、甲午生まれの女性。きめ細かく他者の為に働いていけるので、総務や経理などの仕事が向いています。電話やパソコン・メモ用紙などのアイテムが浮かんでいるので、体を動かす仕事よりデスクワーク中心の仕事に縁があるようです。
仕事運は全体的に、悪くない運気が見えています。「出世しようと欲張ると、かえって運気が下がってしまう」アンラッキーなお告げも見えているので上を見過ぎないこと。「目の前の小さな仕事も怠けず行う」ようにすると、キャリアアップが図れます。
甲午生まれの男性の相性
◯姉さん女房として活躍する、乙丑の女性
お姉さんの雰囲気がある、乙丑の女性。きびきびリーダーシップを発揮してくれるので、迷いやすい甲午生まれの男性の舵取り役になってくれます。
困っている時にアドバイスをくれたり、落ち込んでいる時にサポートしてくれたり、感じの良い関係を築けます。喧嘩した時には「こちらから折れる」のを意識して、幸せな仲直りを。
甲午生まれの女性の相性
◯違う世界に連れて行ってくれる、庚午の男性
丘の上に立つ大木のように、どっしりした力強さがある庚午の男性。不安定さが少なく、穏やかな恋愛を楽しめる相手です。知識家の面もあり「今まで知らなかった世界に連れて行ってくれる」メリットも。一緒にいて飽きがこないので、息の長い恋を進めていけます。結婚相手としても相性が良いので、タイミングを見計らって入籍を。
甲午生まれの有名人・芸能人7人
堀北真希、片岡愛之助、水原希子、小泉今日子、野村萬斎、石原慎太郎、石田ニコル
まとめ
そびえ立つ山のように、未来は時に厳しく時に優しく接してくるものです。思い通りにならない人生を嘆きたくなった時は、四柱推命を参考にしてみるのが大切です。人生の教科書が手に入ると、あらゆる物事がプラスに見える事もあります。甲午生まれの運命を知って、輝かしい未来を手に入れてみて下さい。