四柱推命は、性格や相性を占うのに最適です。四柱推命占いでは、生年月日によって決定づけられるその人の「運命」をあらわす「命式表」を作ることからスタートします。これはプロの占い師にしかできない作業でしたが、最近は、WEBサイトやスマホアプリなどを使えば、一瞬で命式計算をしてくれるサービスがあります。これらの力を借りながら、簡単な占いを楽しみましょう。
さっそく性格占いを試してみましょう

命式作成は、WEB上の無料サービスにやってもらい、肝心の「読み解き」だけを覚えてください。
■【おすすめの四柱推命 命式計算サイト】
「マニアック四柱推命」
http://www.koufuku.ne.jp/cgi-bin/unseiall.cgi
こちらはプロの占い師も使っているほどで、信頼性は抜群です。
占いたい人の生年月日を選ぶだけで命式表が出てきます。
命式計算サイトの「命式表」と書かれた表に中の「月柱」と「通変星」が交わっているところにあるのが、その人の性格を表す星です。これは一生変わりません。この星によって、その人の行動様式や考え方のクセ、弱点などがわかります。10パターンあるので当てはまるところを読んでみてください。
■<10パターンの性格>
1.比肩(ひけん) 独立心・闘争心が旺盛でプライドが高いです。かなりガンコで自分の考えを曲げることを嫌います。
2.劫財(ごうざい) 見た目はソフトな印象なのに、実は相当の野心家です。自分のことしか考えていないところがあり、周囲を困らせます。
3.食神(しょくじん) 衣食住に恵まれた一生を送ります。無邪気でかわいらしい性格です。おっとりしていて闘争心がほとんどありません。
4.傷官(しょうかん) 神経がデリケートすぎるため、反抗的な態度を見せたり、逆に傷つきやすかったりします。美形の人が多いです。
5.偏財(へんざい) 好奇心旺盛で、商売に向く明るい性格です。どこかしら華があり、人によく好かれます。ただし飽きっぽいという弱点もあります。
6.正財(せいざい) 地味でまじめな良妻賢母的な星です。手堅く稼いで着実に財をなす人です。ただし融通が利かない、おもしろ味に欠けるなどの無粋な面もあります。
7.偏官(へんかん) 義理人情のために生きているような人です。男性も女性も一本気で、困った人を見捨てられない親分肌です。
8.正官(せいかん) 折り目正しい生活を好む人です。組織の中ではしっかりと勤めを果たすためよく出世します。人柄や行動に品の良さを感じさせます。
9.偏印(へんいん) 好奇心旺盛で変化のある生活を好みます。大衆を相手にする仕事やマスコミ業に向きます。束縛が嫌いなので勤め人よりは自由業、自営業向き。
10.印綬(いんじゅ) 古いものや伝統的なもの、学問を好みます。頭脳明晰な人が多く、資格試験などにも縁があります。
■<十二運でさらに深く行動様式を知る>

前述の10種の星は、十二運というエネルギーの強弱をあらわす星とくっついて、その人や運命に作用します。十二運だけでも、その人の特性を見極めることもできるほどです。「この人はどうしてこういう行動をするのか……?」と、人間関係で悩んだときに役立ててください。
1.胎(たい) 頭がよく、イメージ力があります。未来予想図を描くのが得意で過去にこだわらずに生きていく人です。
2.養(よう) 愛情豊かな人で、人からの愛情も強く求める人です。行動力がやや弱いのが弱点です。
3.長生(ちょうせい) 現実対応能力が高く、合理的な考え方をする人です。組織の中では平和的にやっていけるバランス感覚があります。
4.沐浴(もくよく) 目的意識が強く、自分の行動のすべてに意味を見出したがります。一生涯を通じて不安定な運気です。
5.冠帯(かんたい) 協調性が高く、組織の中で実力を発揮することができます。世間体を気にする人です。
6.建禄(けんろく) 人から尊敬されるのが好きな権力志向の人です。人に仕事を任せること、任せられることが得意です。
7.帝旺(ていおう) 12種類の中で、もっとも強いエネルギーを持っています。おおらかな性格で、自由、平等、博愛を好みます。
8.衰(すい) 自分の経験だけを信じる人で、疑い深い面があります。手に職を持って活躍する職人型です。
9.病(びょう) デリケートな感性を持つ用心深い人です。潔癖症で汚いところが苦手。アートや流行のものなど、美しいものを好みます。
10.死(し) 記憶力が抜群で、批判精神に富んでいます。人生には使命が必要で、やるべきことや目標があるとガゼン燃えるタイプ。
11.墓(ぼ) 保守的で連帯意識にもとづいて行動します。情報収集能力にすぐれているので、新聞記者などに向きます。
12.絶(ぜつ) 持続力はありませんが、瞬発力は抜群です。ものごとの核心を素早くとらえ、大衆の心をつかむようなトークが上手です。
みなさんお待ちかねの、相性占いをやってみましょう

四柱推命を使った相性占いにはさまざまなやりかたがありますが、シンプルでわかりやすい陰陽+五行の組み合わせによる相性占いをご紹介します。
婚活や恋活にあたって、「相性」を知ったうえで行動することは重要なこと。とはいえ、そもそも相性とはなんなのでしょう? その答えのひとつは、四柱推命占にあります。
■【陰陽五行説にもとづく男女の基本相性】
■以下は、四柱推命だけでなく、東洋の占いすべてに通じる理論です。以下の関係は(そうしょう・そうじょう)と呼び、吉の関係となります。
・木生火(もくしょうか)……木が摩擦により火が生じて燃えます。
・火生土(かしょうど)……火が燃え尽きると灰を生じて土に返ります。
・土生金(どしょうきん)……土はかたまって金属を生じます。
・金生水(きんしょうすい)……冷えた金属の表面に水が生じます。
・水生木(すいしょうもく)……水は木を育てます。
<例>
四柱推命の命式計算サイトで、自分と、占いたい相手の日干と干支を調べます。
たとえば、自分が「壬」で相手が「庚」の場合、壬(水)が庚(金)を生じる関係なので吉です。生じる=尽くす、愛情を注ぐ という意味になるので、男女の仲にたとえれば、女性が男性を生じる関係になっているほうがよりいっそう理想的です。
■逆に、以下は相性(そうこく)と呼び、剋す=いじめる・剋される=いじめられる関係となります。男女の仲にたとえれば「どうしても相手を受け入れられない」という感情を抱きがちとなります。
・木剋土(もっこくど)……木が根を張り、土から養分を吸い上げる。
・土剋水(どこくすい)……土が水を吸い取る。流れる水を土がせき止める。
・水剋火(すいこくか)……水は火を消す。
・火剋金(かこくきん)……火は金属を溶かす。
・金剋木(ごんこくもく)……金属の刃物で木を切り倒す。
■相生、相剋といった次元を超えて、強力な縁を発揮する相性があります。以下に該当する場合は良くも悪くも、深い縁となります。愛し合っている間はいいのですが、別れることになったとき、嫌いなのに別れられないといった「腐れ縁的」なトラブルに見舞われやすいという特徴があります。
■<干合>
結婚の相性です。日干が以下の組み合わせとなる場合は、相当縁が深いです。ただし、相性バッチリでなんのトラブルもなし! というわけでもありません。世間には「腐れ縁」という相性があり、お互いの気持ちはすっかり離れているのに縁が深すぎるため別れられないというケースもありえます。
ただし、干合の相性同士の男女が知り合うと、恋に落ちる可能性はとても高いです。婚活中の人は干合の相性の相手を探すとゴールは近そうです。
さて、干合の組み合わせは以下の通りです。
甲と己
乙と庚
丙と辛
丁と壬
戊と癸
ここでおさらいですが、命式を調べられるサイトで、「干支」と「日柱」が交わる欄を見てください。そこにある文字がその人の「日干(にっかん)」です。日干はその人自身のこと。どのような五行に属しているかという情報で、相性占いができます。
■<同一空亡>
空亡とは、大殺界や天中殺などともいわれる運気をあらわす概念です。ちなみに、空亡とは怖いものでもおそろしいものでもありません。単なる記号と思ってもらってかまいません。空亡だけを取り出して占いにしたのが、有名な「六星占術」です。これは、空亡のパターンが6種類あるからです。
その理由は、同じ空亡タイプ同士だと、「なんとなくウマが合う」、「一緒にいて疲れない」などという居心地のよさ、似た者同士感覚を持つからです。ただし、空亡だけでその人の運気や性格のすべてはわからないので、総合的に判断することが必要です。また、同じ空亡同士は息の合う二人ですが、不調になるタイミングも一緒です。つまり、悪いときは共倒れとなります。この点、補い合える相性をよしとする四柱推命の考え方からはそれほど吉ともいえなくなります。
占いを専門に勉強していないけど、簡単に相性を知りたいというときは、空亡で簡単に調べられる相性があるので参考にしてください。命式を調べられるサイトでは空亡も同時に調べられますが、一覧表にすると以下の通りです。
甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉……戌亥空亡
甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未……申酉空亡
甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳……午未空亡
甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯……辰巳空亡
甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑……寅卯空亡
甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥……子丑空亡
<参考:互換空亡>
空亡で相性を見るためには、同じ空亡同士かどうかをまず調べますが、以下のような見方もあるので、興味があれば命式表(自分と、占う相手の)をプリントして見比べながら、以下の組み合わせになっていないかどうかを調べてみてください。
互換空亡……自分の空亡が相手の命式の日支にあり、相手の空亡が自分の命式の日支にあること。
この場合、多くの四柱推命鑑定士は凶の相性としますが、実際のカップルや夫婦を見ていると意外とうまくいっているケースもあります。
まとめ:やっぱり四柱推命こそ至高

自分の人生の意味を考えたとき、人間関係で悩んだときこそ、四柱推命です。数千年の時を経て、悩める多くの人が利用してきたこの占いこそが、人生でもっとも重要なことを示してくれるのです。