［手相占い］恋愛と結婚がうまくいく人の８つのパターン

手相占いは、手のシワや膨らみなどから人物の性格、未来、運命といった事柄を判断するものです。この手相は、約4000年前の古代インドが発祥とされ、仏教とともに中国に伝わり、日本には平安時代に伝わっています。一方西へはヨーロッパに伝わり西洋手相として知られています。

手相を診るにあたっては、４つの基本線と９つの丘が、どこにあるか、何に影響を及ぼすのかを知っておくと説明がスムーズになります。

・主に自分らしさを知る「知能線（頭脳線）」は、人差し指と親指の付け根の間から出発し小指側に向かう線。
・主に性格や感受性を知る「感情線」は、小指の下あたりから人差し指方向に伸びる線。
・主に運命を知る「運命線」は、出発する場所に関係なく中指の下部に向かう線。
・主に健康状態を知る「生命線」は、親指と人差し指のつけ根から手首方向に弧を描いて向かう線。

続いて丘では、
・向上心などを診る「木星丘」は、人差し指のつけ根の部分。
・勤勉さなどを診る「土星丘」は、中指のつけ根部分。
・成功運などを診る「太陽丘」は、薬指の付け根部分。
・商才や財運を診る「水星丘」は、小指のつけ根部分。
・愛情などを診る「金星丘」は、親指の付け根部分。
・神秘性などを診る「月丘」は、金星丘の反対側の手首の上の部分。
・先祖や再出発などを診る「地丘」は、手首の真ん中の部分。
・積極性などを診る「第一火星丘」は、金星丘と木星丘の間の部分。
・正義感などを診る「第二火星丘」は、水星丘と月丘の間の部分。

以上の基本線や丘などを総合的に判断すると、将来性や性格、成功や恋愛などが良くも悪くも読み取れます。ここでは、恋愛と結婚がうまくいく人の８つのパターンを取り上げて説明します。自分や周囲の人の参考にしてください。

生命線の張り出しが良い人は、生命力にあふれ、恋愛に積極的とされます。感情線が上昇して長い場合、情熱的な人とされます。自分をアピールすることが上手で、人に対する気配りにも長けています。好きな人には、とことん尽くすので、恋愛の進展は早いようです。この感情線は、長いほどいくつになっても恋愛に積極的とされます。

小指のつけ根付近の水星丘にある短い横線は結婚線と呼ばれ、これが複数合った場合、異性を意識したりされることが多くなり、トキメキを求めるとされます。

また結婚線が、基本線と同じくらい濃かったり、小指の幅の半分くらいの長さがあった場合、結婚に至るまで積極的に恋愛行動を取るとされます。これら全部揃っていればもちろんのこと、揃っていなくても、恋愛に前向きなので、うまくいくはずです。

感情線が長く伸びていたり、終点が濃くなっていると、恋愛に気持ちが向いている証とされます。また、感情線の末端に上向きの支線が表れている場合も同様な証とされます。恋人がいない人にこの線が表れると出会いのチャンスが到来していることになります。結婚線が、今まで薄かったのに、急に濃くなってくると、出会いの意識が強まっているとされます。恋人がいる場合は、結婚を真剣に考える時期が来ています。

基本線に影響を与える影響線が、運命線に届くまで伸びていると、将来結婚する可能性の高い相手との出会いが近いとされます。生命線の内側に肉迫するように表れる情愛線が出ていると、異性との縁が巡ってくるとされ、生命線の真ん中辺りに情愛線があれば、36才前後が出会いの時期となります。これらの出会いを活かせば、恋愛や結婚はうまく行くはずです。

感情線の上下に支線があると、感受性が鋭く惚れっぽいとされます。ただ惚れっぽく飽きやすい面があり、恋愛相手以外に心ときめくことも多いようです。

鎖状の感情線の場合、精神的にデリケートで、細かい点に気が付くので異性から好かれます。知能線が月丘の下部に下降していると、ムードを大切にするとされます。恋に恋するロマンチストな面がありますが、理想が高く恋人ができにくいこともあります。

人差し指と中指の間から薬指と小指の間まで弧を描いてスッキリ伸びる金星帯が中央で欠けている場合、異性を惹きつける独特な魅力を持つとされます。熱しやすく冷めやすい面があり、好き嫌いがハッキリしています。薄い結婚線が10本以上あると、出会いや結婚のチャンスが多いとされます。恋愛経験が豊富となるので、最高の恋愛や結婚にたどり着けるはずです。

結婚線が目立ってくると結婚の時期が近づいているとされます。結婚線が複数あっても、その一本が赤っぽくしっかりと深く刻まれている場合、結婚の好機が到来していることになります。恋人や結婚相手がいない場合でも、結婚につながる良い出会いが近いとされます。

水星丘が張り出してくると、今までよりも結婚をしたいという願望が強まっている証とされます。お金も増える傾向にあるので、結婚の準備が順調に進むはずです。これらの状態に生命線の内側に情愛線が出ていると、将来家族となる人との出会いが近づいている証とされます。

特に情愛線が生命線に接するほど近いとゴールインの可能性が高いとされます。今までの努力が実を結ぶ形で最高の出会いや結婚が訪れるはずです。

ハッキリと表れた結婚線が感情線寄りにある場合、若いうちに出会いや結婚するチャンスが訪れるとされます。これは、20才前後で結婚すると安定した結婚につながると言われています。若いからと悩んでいたら、結婚に踏み切ることが吉となります。

影響線が運命線上の下の方から出ている場合、若いうちに最良の結婚相手に出会えるとされます。これは、早く結婚相手を決めることが幸せにつながりますので、30才を過ぎると良い出会いは減っていきます。

感情線が人差し指に届くほど長く、上昇していると、情熱的で一途とされます。一旦好きになったら、一直線の人に多く見られるようです。相手に尽くしたい面があり、支配的なので、若くて勢いのある恋愛がそのまま結婚へと突き進むこともあります。

結婚線が太陽丘まで届いていると、結婚を機にお金に不自由しないとされます。届いていなくても、近くまで来ていれば、その傾向にあるはずです。太陽丘は財運や信頼、名誉などを司るとされるので、結婚することで高い地位や名声を得ることもあります。まさに玉の輿と呼ぶにふさわしい相です。

生命線の上部内側から上向きの弧を描いた線がある人は、裕福な年上の異性に愛されるとされます。自分からアプローチしなくても、慕われたり、可愛がられたりして、玉の輿に乗れるはずです。

運命線と影響線が合流している付近から太陽線が伸びている場合、結婚の時期に金運や成功運が上がるとされます。運命的な出会いの相手は、お金持ちの可能性が高いと言えます。これらの相がどれか一つでもあると、ゆとりある結婚生活ができるはずです。

結婚線の位置に関係なく、線が一本だけの人は、保守的な結婚を持つとされます。一度結婚したら、生涯連れ添って家庭を円満にしようとする意識が強いとされます。家庭をかえりみない浮気や離婚など考えないはずです。恋人とも恋愛の段階から結婚を強く意識しているので、時として空回りすることもあります。しかし、結婚後は円満な家庭が築けるとされます。

長い感情線は、愛情が豊かで、家族思いとされます。この感情線が人差し指と中指の間まで入り込むと、より堅実で家庭円満第一になれるはずです。特に同じ手相同士だとお互いに真面目で相性が抜群に良く、最高の結婚生活が築けるとされます。また恋愛から結婚への移行もスムーズとされます。

結婚線が真横に伸びていると、基本的に子宝に恵まれるとされます。ただこれは相手との相性もあるので、一概に言えない面もあります。結婚線に影響を与える水星丘は、生殖器を司るので、特に女性にこの相があると子宝に恵まれるようです。

感情線の出発点に支線が多い場合、子供ができやすい体質とされます。感情線の始点は水星丘なので、ここに支線があることは、精力が旺盛なことの証とされます。親指の第二関節が鎖状になっていると、家族を中心とした生活を送るとされ、子供の数は多い傾向にあります。

金星丘が膨らみ面積が広い場合、世話好きで生命力あふれ、高齢でも子宝に恵まれるとされます。これらの相が２つ以上あれば、家族が多い円満な家庭が築けるはずです。

金星丘に格子状の線が表れていると、愛情にあふれているとされます。結婚して新しく家族になった人にも、大らかな気配りができるので良好な関係が築けるはずです。

感情線が人差し指と中指の間に入り込み、小指の下方に伸びる縦線の財運線がハッキリしている場合、生真面目で浪費を好まないとされます。特に女性はやりくり上手な妻と評価されます。全体的に手に膨らみがあると、明るく大らかで、思い悩むことは、あまりないとされます。

運命線が薄いと、物事に慎重で協調性があるとされます。一人で目立つことはまずしません。楽天的な性格や、やることは着実にやるなどの行動が認められると、姑たちともうまくやっていけるはずです。

感情線の終点が二股に枝分かれしていると、人と誠実で常識ある接し方ができるとされます。これが３つ以上枝分かれしていると、誰に対しても気配り上手とされます。運命線が濃すぎない場合、周囲の人と合わせて生きていくのが上手とされます。協調性があり、身内を大切にするので、結婚後の相手の家族とうまく付き合えるはずです。感情線の上だけにハッキリと出る太陽線は、性格的に堅実でマイペースとされます。結婚後も相手の家族から信頼され、トラブルはほとんどありません。

月丘から運命線が伸びる場合、肉親以外の人とも縁が深いとされます。コミュニケーション能力に長け、他家に入って生きることに向いています。これらの相が２つ以上あれば、姑や舅と良好な関係が築け、安定した結婚生活が送れるはずです。

ここまで、うまくいく８つのパターンを説明してきましたが、恋愛や結婚がうまく行っている人は、これらの要素を複数持っていることが知られています。日本人に適応した日本の手相に基づいているので、言い当てている部分はかなり多いはずです。

日本の手相は江戸時代以降、日本人に合った独自のものとして発達し、基本線以外の補助線がたくさんあるのも特徴的です。また手相は短期間で変化するものや、数年・数十年といった長期的な視点に立つものなど多彩で、寿命や健康、進路や職業、恋愛や結婚などの人生に関わる事柄、生まれ持った気質の判断で多く活用されています。現在、日本では、明治時代以降に伝えられた西洋手相学の知識を取り込み、西洋式の読み方が主流としています。

手相は、恋愛運に限ったことではないのですが、物事が順調に進んでいる時はどんな線もハッキリと力強く表れています。運気の強さは、見た目でもある程度わかりますが、詳細にどうなるかについては微妙な線の違いなどを判定して結論を導くことになります。

結婚については、結婚線が良く知られていますが、結婚線がないから結婚できないというわけではありません。また結婚線があっても、理想が高かったりで、婚期を逃すこともあります。その人の環境や意志によるところも大きいので、部分的に診るのではなく、掌の手相全体で総合的に判断しないと偏った結果になってしまいます。

手相の世界は奥が深いのですが、恋愛や結婚に関することから、興味を持つ人が多いようです。今、恋愛や結婚に悩んでいる人は、うまく行っている人の手相から行動を知り、それ自分に取り入れ、人生をより充実したものにしてください。