女性から嫌われる女性の代表と言えばぶりっ子です。しかし、最近ではぶりっ子キャラからパワーアップを経て、女性に大人気の芸能人も出てきました。
女性にとってぶりっ子は、嫌悪しつつも意識せずにはいられない存在です。なぜ、ぶりっ子は良くも悪くもここまで人の目を惹くのでしょうか。
今回は、ぶりっ子の心理や特徴を徹底解説!男ウケや女ウケについてもお話しします。
ぶりっ子の意味とは?語源は?
ぶりっ子の意味とは、いかにもかわいらしく良い子のように振舞う様子です。主に男ウケを狙った言動ですが、最近では死語になりつつあり、「あざとい」という表現が広まっています。
あくまでもぶりっ子は振る舞いであり、本人の本質は別のところにあるのがポイントです。ぶりっ子とは、偽りの姿であり、心から思って出た言動がぶりっ子に酷似している場合は「天然」と評されます。
ぶりっ子の語源は、「かわい子ぶる子」の「ぶる子」で、言いやすく「ぶりっ子」に変化したという説が有力です。日本にぶりっ子という言葉が広まったのは、1980年代と言われています。
ぶりっ子にはこれといった反対語、対義語がありませんが、意味を踏まえれば、「ツッパリ(虚勢を張る様子)」が最も近い言葉でしょう。
ぶりっ子の英語表現
ぶりっ子は英語でどのように表現するのでしょうか。ぶりっ子は日本の造語なので、「Brikko」とローマ字表記にする場合もありますが、意味を汲んで英訳すると、以下のような表現になります。
・acts cute(かわいいを演じる)
・try too hard(わざとらしい)
ぶりっ子は日本語らしい曖昧な表現ですが、英語にすると「わざとらしい偽りのかわいさ」という、かなり辛辣な意味になります。
ぶりっ子をする心理・理由は?なぜ?
ぶりっ子する心理は、ズバリ「愛されたい」「可愛いと思われたい」に尽きます。相手の前で自分を偽ってでもぶりっ子するのは、そうすることで自分が求める対応をとってもらえるからです。ぶりっ子の多くは、「男性からチヤホヤされたい!」という思いが強いのです。
一方、我が道を行く女性の場合「チヤホヤされたい」という願望がありません。そのような女性にとって、ぶりっ子は理解しがたい存在ですが、利益を奪い合う形にはならないので衝突も起こりません。
しかし、ぶりっ子はしないけど、深層心理ではチヤホヤされたい女性は、自分ができない行動で男性の注目を浴びるぶりっ子に対して、「本当は性格悪いクセに!」と敵意を向けます。
ところが、男性からのみチヤホヤされたいぶりっ子は、同性から何を思われようと気にしません。それどころか、「嫉妬って醜いわね」と余裕の表情です。男ウケを狙うぶりっ子にとって、女性の評価などどうでも良いのです。
ぶりっ子はかわいい?男性は嫌い?好き?
男性に「ぶりっ子は好き?」と聞くと、「好きじゃない」と答えるのが多数派でしょう。男性も「ぶりっ子は偽りの姿」という認識があるのです。
しかし、現実ではぶりっ子をすると男ウケは良くなります。矛盾が起きる理由は、男性の本質を見抜く能力の低さにあります。
女性が同性に光らせる視線は鋭く、直感的に「彼女はぶりっ子だ」と見極める力がありますが、男性には全くありません。男性は「かわいいな」と思った自分の気持ちに正直なので、「かわいい=ぶりっ子」にはならず、「彼女は無意識にそうしているだけで、ぶりっ子じゃない」という論理になります。
結局、男性は自分を喜ばせてくれる女性が好きなのです。それが例え演じたぶりっ子であっても、男性にとっては自分を喜ばせる為に努力する健気な姿です。むしろ、ぶりっ子を非難する女性の方が、「頑張る彼女に文句付ける嫌な女」となります。
ぶりっ子の特徴8個[仕草・ポーズ・行動編]
ぶりっ子と言えば、仕草やポーズが特徴的ですよね。まずは、ぶりっ子の行動についての特徴を解説していきましょう。
■1. 媚び媚び上目遣い
ぶりっ子と言えば、上目遣いが特徴的です。自分を愛らしい小動物のような演出をしようと、下から男性を上目遣いで見つめます。自分が最も可愛く見える角度を研究し、意味ありげな上目遣いで男性の気を引くのが超得意です。
また、ぶりっ子は自撮りも上目遣いが基本です。カメラワークも研究し尽くし、上目遣いで瞳はより大きく、口元は小さくセクシーに映るよう技を磨いています。
■2. 自覚アヒル口
アヒル口もぶりっ子の特徴です。唇を少しだけすぼめて、かわいらしさを演出します。「アヒル口だね」と指摘すると、「え?うそ~!そんなことないよ~」と否定しますが、実はかわいく見えるアヒル口を鏡の前で練習しています。ぶりっ子のアヒル口は自覚バリバリ。見せる為に訓練されたアヒル口なのです。
アヒル口をかわいく見せるために、唇のケアはバッチリ。リップメイクも勉強して、ツヤツヤな唇でアヒル口を作り、男性の視線をくぎ付けにします。
■3. トコトコ歩き
ぶりっ子は自分を可愛く見せるよう、行動すべてに気をまわしています。歩くときは、決して大股にはならず、小股でトコトコと歩きます。体重を感じさせないような、少し跳ねた感じの歩き方です。
もちろん、トコトコ歩きはスピードが出ませんが、そこもぶりっ子の狙いです。男性を後ろからトコトコ追いかけ、「もう~、足早い~!追いつけな~い」と小走りで駆け寄り、保護欲を刺激します。
■4. 手の動きがバストゾーン
ぶりっ子は身振り手振りをして話すのが特徴ですが、手の動きはバストゾーンに集中しています。大きく手を振るようなアクションはせず、小さくちょこちょこと胸元の前で動かして、自分を可愛く見せようとします。
男性は自然と手が動く胸元に視線が行きますが、それがぶりっ子の狙いです。かわいい手の仕草をしながら、指を唇に当てたりして、男性の視線を自分のセックスアピールポイントに向くよう仕向けているのです。
■5. テヘペロ笑顔
男性は女性の笑顔が大好きなので、ぶりっ子はとにかく笑顔を大盤振る舞いします。ただし、笑い方には細心の注意を払っています。ガハハと大きく口をあけて笑うようなことはありません。クスクスと小さくかわいらしく笑ったり、キャハっとTHE!女子!的な笑顔を向けたりします。
ぶりっ子の笑い方で最も特徴的なのは、テヘペロ笑顔です。失敗したときや、返答に困ったときなど、「テヘペロ」を絵にかいたような笑顔で誤魔化します。男性は自分の可愛い笑顔を見れば、細かいことを追求してこないとわかってやっているのです。
■6. どさくさボディタッチ
ぶりっ子は男性の関心を自分に向けるための努力を惜しみません。恋愛テクニックのボディタッチはお手の物。どさくさに紛れて、男性にボディタッチを繰り返します。例えば、以下のような感じです。
・「やだ~」と言いつつ男性の体に手を置く
・「きゃっ」と言いつつ男性にしがみつく
・「おはよ~」と言いつつ男性の腕にタッチする
小さなコミュニケーションでも、男性にボディタッチして、一気に自分への関心を高めるのがぶりっ子の策略です。
■7. 高感度リアクション
ぶりっ子は基本的にリアクションが大きいですが、これは、男性を喜ばせる作戦の1つです。どんなにつまらない話も、関心を持ったフリをして聞き役に接し、高感度なリアクションで「ちゃんと聞いてるよ」「面白いよ」という気持ちを伝えます。例えば、以下のような感じです。
・「そうなんだ~」と、絶妙の間で相づちを打つ
・「おもしろ~い」と言いながら笑って、男性に触れる
・「知らなかった~」など、表情豊かにして感想を述べる
・「すご~い」と手を叩きながら賞賛する
同じ女性から見たらあざといだけですが、やられた男性は「こんなに一生懸命自分の話を聞いてくれた」「面白がってくれた」とメロメロです。
■8. プンプン激おこアピール
普段は笑顔いっぱい明るいキャラのぶりっ子ですが、ときどき怒ります。感情豊かに喜怒哀楽を表現した方が、男性ウケが良いと知り尽くしているからです。だから、ワガママも言います。
ぶりっ子のすごいところは、感情表現方法まで可愛さの演出を忘れない点です。特に怒りの感情を見せるときは、「嫌な女」「厄介な女」「実は恐い女」と思われないよう、かわいらしく怒ります。「もうっ!怒ったからね!」と言いつつ、頬をぷっと膨らませてプンプンするだけ。男性から見れば、「それで怒ってるの?」と、苦笑するレベルです。
しかし、これこそがぶりっ子の狙いです。かわいく怒った方が、男性は構えず「仕方ないなぁ」と受け入れやすくなります。ぶりっ子は不機嫌にイライラ怒っても、男性には逆効果だとわかっているのです。
ぶりっ子の特徴12個[髪型・服装編]
昔のぶりっ子は、いかにもフリフリな服装をしていましたが、今どきのぶりっ子は髪型や服装のレパートリーが増えています。いろいろな種類のぶりっ子がいるのです。
とは言え、「自分を可愛く見せる」というぶりっ子の共通点は昔と変わりません。今のぶりっ子は、髪型や服装にどのような特徴があるのかを解説します。
■1. ツインテール
ぶりっ子の髪型と言えばツインテールですが、今も健在です。10代後半以降でツインテールをしている女性は、自分にそのつもりがあるかないかは別として、周囲からぶりっ子認定されます。今も昔も、ツインテール=ぶりっ子なのです。
■2. 内巻きセミロング
今どきのぶりっ子は、ブリブリの髪型よりも、万人受けして更に男ウケの良い髪型を好みます。それが、内巻きセミロングです。
毛先はゆるっとしたカーブを描き、全体的にエアリーです。ちょっと長めのセミロングなので、ハーフアップやお団子、ゆるっとポニーテールなど、色々なアレンジが可能です。TPOに合わせて髪型を変えて、男性の目を飽きさせないようにしています。
■3. ショートボブ
最近では、あえてショートカットを選ぶぶりっ子が増えています。ショートボブでかわいい丸顔を強調し、華奢な首筋や鎖骨をアピールするのが狙いです。
ぶりっ子のショートボブは、髪の色を明るめにする特徴があります。重たいショートボブではなく、色も質感もフワフワと軽さがあり、男性が思わず撫でたくなる髪型です。
■4. 絶妙丈ミニスカート
今のスカート丈は長めがトレンドですが、ぶりっ子は流行に関係なくミニスカートが大好き。もちろん、男性の視線を奪うためのミニスカートです。
ぶりっ子のすごいところは、ミニスカートの丈の選び方。ただ短いだけだと、男性から「軽そう」「下品」と思われてしまうことを知っているので、膝上10~20cm程度で絶妙の丈を選びます。可憐でかわいく、しかも色気までミニスカートで演出しているのです。
■5. ふりふりフレアスカート
ぶりっ子のスカートはミニばかりではありません。可憐で女性らしいフレアスカートも大好きです。フレアはたっぷりめで、歩くとふりふりと裾が揺れます。揺れる裾で男性をときめかせるのが狙いです。
ぶりっ子はスカートの素材にもこだわります。フレアスカートはふんわりシフォン素材です。男性が思わず触れたくなるような柔らかく女性らしいスカートで、他の女性と差をつけます。
■6. お嬢様ワンピ
ワンピースはぶりっ子の鉄板アイテムです。いかにもアイドルっぽいフリフリワンピも好きですが、モテの意識が強いぶりっ子はお嬢様ワンピを好みます。シンプルだけど可愛くて、しかも上質で品があり、育ちが良さそうに見えるワンピです。
そして、上品だけど丈は膝上でやっぱり短め。いやらしくならないようにストッキングやタイツを履いて、足元は清潔感のあるパンプスでまとめます。
■7. パステルカラーニット
ぶりっ子はフワフワもこもこが大好き。冬場は男性が絶対着ないような、柔らかい素材のニットを好んで着ます。優しくて明るい色が好きなので、ニットはパステルカラーのピンクや水色、クリームイエローなどを選びます。
■8. ガーリー&フェミニン
ぶりっ子のファッションを総合すると、ガーリー&フェミニンです。昭和のぶりっ子は、いかにも可愛い女の子といった感じでしたが、今はそこに男性がドキッとするような大人の女性らしさが加わります。
モテ重視のぶりっ子が好むファッション誌と言えばCanCamです。あくまでも女の子らしく、だけど上品で清潔感があり、更に男性をドキッとさせるポイントを押さえています。
■9. 策略ボーイッシュ
基本的にぶりっ子はスカート派ですが、TPOに合わせてボーイッシュに決める日もあります。と言っても、ボーイッシュでありながらかわいいアピールはバッチリ。むしろ、普段とのギャップで男心を掴む策略です。
ぶりっ子のボーイッシュは、トップスはビッグサイズ、ボトムスは体にフィットしたスキニーパンツや、きれいに足を見せるショートパンツ、足元は女の子らしいスニーカーが定番です。明るく元気なだけではなく、女性ならではのスタイルです。
■10. 華奢アクセサリー
ぶりっ子は華奢なアクセサリーが大好き。イヤリングやネックレスなど、華奢で揺れる可憐なアクセサリーを身に付けています。
もちろん、これも自分をかわいく見せる演出の1つです。ごついアクセサリーは主張が強すぎて、かわいさよりも個性を前面に押し出してしまいます。一方、華奢なアクセサリーは自分の可憐さを惹き立て、更に揺れる動きで男性の視線を集めるのです。
■11. あざと肌見せファッション
男性の気を引くためなら、ぶりっ子は躊躇なく肌見せします。だけど、肌を見せすぎると男性から軽く見られて、返って自分の価値が落ちることを良く知っているので、肌はチラ見せが基本です。
・Vネックできれいな鎖骨を見せる
・三首だけ見せる
・ロングパンツだけどトップスはオフショルダー
・前から見ると普通なのに、後ろから見ると大胆に背中が見えるファッション
・オーバーサイズのトップスで、見えそうで見えない胸元を演出
必ずどこかの肌を見せています。隠し過ぎず見せ過ぎないのが、ぶりっ子のテクニックです。
■12. あえてのキャラ小物使用
一見ごく普通のバッグの中に、キャラ小物が入っているのがぶりっ子の特徴です。かわいいものが大好きな自分をアピールするためのアイテムになります。
・誰でも知っているサンリオキャラクターのポーチ
・ブランドバッグの中にファンシーキャラのお財布
・キャラ物のストラップ
・キャラ物のハンカチやティッシュ
小物なのがポイントです。キャラ小物をさりげなく取り出し、男性に「え?そういうの持ってるんだ」と興味を惹かせる作戦です。
ぶりっ子の特徴5個[性格編]
「ぶりっ子=性格悪い」というイメージが強いですが、本当のところはどうなのでしょうか。ぶりっ子の性格的特徴を解説します。
■1. 腹黒二重人格
「男の前だとぶりっ子で、女の前だと性悪」というのが、ぶりっ子のイメージですよね。確かに、ぶりっ子は振りなので、例外なく二重人格です。ただし、女の前だと性悪とは限りません。
モテ重視のぶりっ子なら、男の前で女を陥れることもあるでしょう。しかし、女の恐さをしっているので、あえて嫌われるような言動は控えます。それどころか、同性でも利用価値を感じれば、ぶりっ子して自ら近寄ります。今どきのぶりっ子は、器用に人格を使い分けます。二重どころか三重でも四重でもお手の物です。
■2. 計算高い策略家
男の前では「わかんな~い」と、甘えた声を出しておバカを装いますが、実は計算高い策略家です。ぶりっ子の目的は「かわいく見られたい」と一貫しています。目的のためにどうすれば良いのか、冷静に考えて着実に行動するのです。
しかも、思い付きではありません。男性心理を勉強して熟知した上での行動です。また、自分をかわいく見せるための研究も怠りません。
■3. 自分の利益最優先
ぶりっ子が人によって態度を変えるのは、自分の利益最優先だからです。自分をかわいく見せるためなら、なんだって利用します。そこに罪悪感はありません。
ある意味、ぶりっ子は一本筋の通った性格をしているのです。「自分の利益のために努力し、人を利用することの何が悪いの?」という論理になります。
■4. 自己肯定感たっぷり
ごく普通の女性にとって、ぶりっ子の言動を自分がするのは大きな抵抗があります。「何やってるんだ自分…」「ぶりっ子する自分キモい…」「ぶりっ子が似合うはずない」という、羞恥心と自分のかわいさの自信が足りないのが原因です。
一方、ぶりっ子は自分の振る舞いをためらいません。「自分はかわいいんだ!」という強い意志と、それを肯定する精神力があるからです。ぶりっ子は自己肯定感たっぷりなので、自信を持ってかわいい自分を演出できるのです。
■5. 実は努力家で凝り性
ぶりっ子は自分をかわいく見せるためなら、時間と手間を惜しまない努力家です。ぶりっ子は自分を演出した仮の姿ですから、演じ続けるには精神力も必要です。
それでも、ぶりっ子は自分をかわいく見せる努力を怠らず、「かわいく思われたい!」という目標に向かって頑張ります。ぶりっ子は目的のためならどこまでも追及する凝り性でもあるのです。
ぶりっ子の特徴7個[言葉遣い・話し方編]
ぶりっ子は言葉遣いや話し方にも特徴があります。かわいさの演出に声のトーンは重要なのです。どのような特徴があるのか、解説していきましょう。
■1. 何でも「かわいい!」で表現
ぶりっ子はかわいい自分が大好き。そして「かわいい」という単語も大好きです。何でも「かわいい!」で表現します。子供や小動物はもちろん、料理の盛り付け方や大人の仕草、発言なども、「かわいい~!」です。
言葉のボキャブラリーの少なさに驚きますが、それこそがぶりっ子の狙いです。あえて幼く見せて、男性に「守ってあげたい」と思わせたいのです。
■2. ビックリしたら「きゃっ!」
ビックリしたとき、ぶりっ子はここぞとばかりにかわいいアピールをします。「きゃっ!」と高い声を出して、体を小さくします。
正確に言うと、ビックリしているわけではなく、ビックリしたフリをしているだけです。本気でおどろいている人は、小さくかわいく「きゃっ!」などと言う余裕はありません。小さなことにも驚いたように見せて、その仕草で男性を虜にする魂胆です。
■3. ポジティブワード連発攻撃
ぶりっ子は比較して自分をかわいく見せるとき以外は、ポジティブワード発言連発です。前向きで相手が気持ちよくなるようなワードを連発して、男性をその気にさせてしまいます。
有名なポジティブワードと言えば「さすが!」「知らなかった!」「すごい」「センスいい!」「そうなんだ」のさしすせそ言葉です。男性の話を聞きながら連発攻撃します。言われた男性は得意になって、上機嫌でしゃべり続け、「彼女っていい子だな~」と好印象を持ちます。
■4. 男に対して「も~!」「やだぁ!」「知らない!」「ひどい~!」
ぶりっ子は男性心理を熟知しています。押して持ち上げるだけではなく、時には自分から一歩引いたり、怒ったりした方が、興味を惹きやすいとわかっているのです。
だから、普段はニコニコ笑顔ですが、たまに男性に対して怒ります。と言っても、怒るときもかわいさの演出は忘れません。「も~!」「ひどい~!」など、甘い声を出しながら頬を膨らませ、ポカポカと男性を叩きます。もちろん叩かれた男性は全く痛くありません。これは怒りを利用したボディタッチなので、むしろ男性は喜びます。
■5. ワントーン高めボイス
ぶりっ子が外向きに出す声は、いつもよりワントーン高めボイス。地声が低くても、女性らしくかわいい声が出せるよう、日頃から訓練しているので自然です。
あからさまなぶりっ子は、男性に対してと女性に対してでは、声の高さが全く違います。基本的に、ぶりっ子は器用なタイプが多いのです。
■6. 舌足らず甘え口調
鼻にかかって舌足らずな甘え口調も、ぶりっ子の得意技です。本当はスラスラと話せるのに、ゆっくりと焦らしながら甘え口調で話します。本気を出すときは、声に色気を加えてくるのが特徴です。どんなにわざとらしい声でも、男性は思わず夜の姿を想像し、ドキッとしてしまいます。
■7. 必殺語尾伸ばし
ぶりっ子の話し方と言えば、「〇〇なの~」と語尾を伸ばすのが特徴です。聞いている方は、いちいち語尾を伸ばされると「早く言え」とイライラしますよね。
だけど、それだけ相手の発言に注目していると言えます。ぶりっ子が語尾を伸ばすのも、発言する時間を長くし、間を置くことで自分への注目度を集めたいからです。
ぶりっ子の特徴3個[LINE編]
ぶりっ子はLINE上でもぶりっ子を忘れません。文字だけの世界ですら、自分をかわいく見せるためにさまざまな工夫をしています。どのような特徴があるのか、解説していきましょう。
■1. ハートマークの大盤振る舞い
ぶりっ子のLINEは、とにかくハートマークの大盤振る舞いです。文字よりもハートマークが多いときもあります。
ぶりっ子のすごいところは、ハートマークを巧みに使い分ける点です。グループラインのときは、ハートマーク以外の可愛い絵文字を中心にし、男性と個人的なLINEをするときにハートマークを連発します。メッセージを受け取った男性は、「もしかして、自分だけハートマーク?」と期待し、ぶりっ子の手中にハマっていくのです。
■2. アイコンがコロコロ変わる
ぶりっ子にとってLINEのアイコンは貴重なアピールツールです。そのため、頻繁にアイコンを変えます。あるときは自撮り奇跡の1枚、あるときはかわいいキャラ小物、あるときはお花、あるときはインスタ映えグルメ、あるときは旅行先といった感じです。
アイコンをコロコロ変えて、「また変わった」と注目を集める作戦です。もちろん、選ぶ写真は自分をかわいく演出するものばかりになります。
■3. スタンプの趣味はTHE!女子!
かわいいもの大好きアピールが止まらないぶりっ子は、当然LINEのスタンプにも目を付けます。かわいいスタンプがあれば即購入!相手によって使い分けるのがお得意です。趣味はTHE!女子!で、かわいいイラストや癒しコメント付きのスタンプを好みます。
ぶりっ子と天然の違い・見分け方は?自覚なし?
ぶりっ子と天然の違いは、「かわいい様子が振りか否か」です。ぶりっ子の定義はあくまでも「装っている様子」ですから、同じかわいい仕草や発言でも、ウケを狙って行動しているのか、心からそう思っての言動なのかによって、ぶりっ子と天然が分かれます。
見分け方は、総合的に観察するしかありません。次のような言動があればぶりっ子、なければ天然の可能性が高まります。
・人によって態度を変える
・1人のときとみんなでいるときの表情が違う
・頭の回転が速く、トラブルにも臨機応変に対応できる
・気遣いが細やかで隙がない
・空気を読む能力に長けている
・どうでも良いことに対してのみうっかりしている
また、「天然=ぶりっ子を悟られない」となるので、ぶりっ子は「天然だね」と言われると喜びます。一方、天然の場合、子供のころから天然を指摘され、コンプレックスに思っています。「自分は普通だ」と主張するのが天然の特徴です。
ぶりっ子でも嫌われない女子の特徴
ぶりっ子と言えば、うざい、女性ウケが悪いというイメージが強いですよね。しかし、最近では老若男女問わず好かれる強者のぶりっ子もいるのです。ちなみに、男女から好かれるぶりっ子を「ネオぶりっ子」と言います。
彼女たちには、次のような特徴があります。
・相手を問わず気配り上手
・社交的でコミュニケーション力が高い
・「モテたい!」という気持ちを隠さない
・モテるための努力を惜しまない
・超ポジティブ思考で素直
・相手の気持ちを察するのが得意
ネオぶりっ子は、モテることに対してストイック。外見の手入れはもちろん、内面も一生懸命磨きます。そして、前向きに楽しくモテる努力をしているのです。
女性であれば、「モテたい」「綺麗になりたい」という気持ちは誰しも持っているでしょう。それを実現するため、健気に努力をし、しかも男女分け隔てなく好かれようと頑張る姿に、同性までもが「すごい」と感嘆してしまうのです。
ぶりっ子のセリフ・発言集
ぶりっ子は言葉や喋り方に特徴があります。どのような発言をするのかは、その人がぶりっ子かどうかを判断する大切な基準です。また、ぶりっ子が良く使うセリフは、なんだかんだ言いつつ男心をくすぐります。そこで、ぶりっ子のセリフ・発言集を紹介します。
・もうっ!
・おこったぞ!
・ぷんぷん!
・ひど~い
・え~ん
・やだ~
・わかんな~い
・できな~い
・すご~い
・だって~
・こわ~い
・ひどい~
・酔っちゃったかも~
・かわい~い
・一口ちょうだい
・〇〇だもん
・〇〇して?
・教えてあげないよ?
・知らないもん
・え?私全然モテないから~
・好きになっちゃったかも…
・恥ずかしい…
・許して…?
ぶりっ子のあるあるネタ
ぶりっ子はどのようにして男心を掴もうとするのでしょうか。ぶりっ子のあるあるネタを紹介します。
・わざとわからないふりをして男を頼る。しかも自分から頼まず「どうしよう…?」「わかんな~い」とわざとらしく困ったふりをして、男から「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけられるのを待つ。
・ちっちゃいけどオーバーリアクション。例えば驚いたら「きゃっ!」とかわいい声をあげ、ちっちゃくジャンプしたり、胸元を手で押さえたり、何なら近くにいる男に軽くしがみついたりする。やり過ぎない動きで視線を集めて、可愛い自分をアピール。
・明らかに自分より女子度が低い友達をほめる。男性に控えめで優しいというイメージを刷り込む作戦。
どのあるあるもネタも、男心を掴むには加減がポイントです。やり過ぎると魂胆見え見えで逆効果になります。
ぶりっ子の対処方法・扱い方
ぶりっ子への対処法は、巻き込まれないことが基本です。
悪意あるぶりっ子は、自分の周囲にいる女性を使って男性の視線を集めようとします。下手に関わると、あなたが悪者にされたり、適度な比較対象として持ち出され、男性の前で公開処刑されたりする可能性もあります。
余計な被害を受けないためにも、必要がないときはなるべく関わらないのが基本です。また、甘えてきても迷惑ならば「できない」とキッパリ断るのも重要になります。
しかし、友達や職場の同僚など、距離をとるのが難しい相手がぶりっ子だと、付き合いを続けるしかありません。この場合、できるだけ男性がいる場所にぶりっ子と出かけないのが賢明です。男の目がなければ、ぶりっ子はあなたを陥れる必要がなくなります。普段は「またやってる」と、面白がって観察するくらいが丁度良いでしょう。
ぶりっ子診断チェックリスト
「私はぶりっ子じゃない!」と思っていても、周囲からはぶりっ子と思われているかもしれません。ぶりっ子か否かは、自分ではなく周囲が評価するものです。
そこで、質問に答えるだけでわかるぶりっ子診断チェックリストを作成しました。「はい」か「いいえ」でお答えください。「はい」が多いほど、あなたのぶりっ子度は高くなります。
・優柔不断で即決できない
・語尾をつい伸ばしてしまう
・電話や男性と話す時、ワントーン高くなってしまう
・話す時、手が動くクセがある
・人との距離感は近い方だ
・ファンシーな小物が好きだ
・ファッションは断然スカート派だ
・暗い色は好まない
・いつも笑顔を心がけている
・割と恋愛上手だと思う
・同性から嫉妬されることが多い
・女性とよりも男性といた方が楽
・LINEはいつも絵文字やスタンプ満載だ
・お酒は弱いが飲み会は好きだ
・常日頃から細やかな心遣いを心がけている
・コミュニケーション力には自信がある
ぶりっ子の女性芸能人・アナウンサー・アイドル20人
ぶりっ子のイメージが強い女性芸能人、アナウンサー、アイドルを五十音順に紹介します。
・石原さとみ
・宇垣美里
・小倉優子
・おのののか
・柏木由紀
・加藤綾子
・小嶋陽菜
・小林麻耶
・さとう珠緒
・須田亜香里
・芹奈
・田中みな実
・土屋太鳳
・中村静香
・広瀬すず
・深田恭子
・松本まりか
・三田友梨佳
・山本里菜
・吉岡里帆
まとめ
ぶりっ子が男性からモテるのは事実です。ぶりっ子には恋愛を成功させるヒントが満載です。あなたが無理してぶりっ子になる必要はありませんが、自分の恋愛を成就させるために、ぶりっ子の良い部分を参考にしましょう。
「なんであんな子が!?」と嫉妬して敵意を向けるのではなく、「なるほど」と観察して、自分に活かしてくださいね。