いい年したおばさん、だけどぶりっ子。それがぶりっ子おばさんです。傍から見ると、年齢と言動が伴っておらず、不気味にすら感じる人もいるでしょう。だけど、ぶりっ子おばさんのハートはいつまでも若いままで、周囲からどう見られているのか気付いていません。
彼女たちは、なぜいつまでも精神面が若いままで止まっているのでしょうか。今回は、ぶりっ子おばさんの心理と特徴を解説します。
ぶりっ子おばさんの意味とは?
ぶりっ子おばさんの意味とは、その名の通り、おばさんになってもぶりっ子をやめられない女性のことです。また、年相応の振る舞いや外見になれず、世間的には「それ、もっと若い子がするヤツ」という言動が多い場合も当てはまります。
ぶりっ子おばさんの定義を説明するには、「何歳からおばさんなのか」が重要になります。しかし、おばさんと認識する年齢は個人差が大きいです。「お母さんと呼ばれる年齢」を境目だとすると、平成28年女性の第1子出産平均年齢が30.7歳なので、30歳以上はおばさんと言っても良いかもしれません。
しかし、今どきは30代前半でも若々しい独身女性は多く、「アラサー」というくくりで考えるなら、30代前半は20代後半と同じグループです。これらを考慮すると、ぶりっ子おばさんの年齢は30代後半からが妥当ではないかと思われます。
ぶりっ子は何歳まで許される?
ぶりっ子は若い女性の特権みたいなものです。特に男性は女性の若さに弱いので、どんなにぶりっ子でも「かわいいから許す!」と寛容です。しかし、若さを失った女性には、男性はもちろん同じ女性も非常に辛辣になります。いい年した女性がぶりっ子をすると、「イタイ」とドン引きしてしまうのです。
では、ぶりっ子は何歳まで許されるのでしょうか。一般的には、20代前半までが限界だと思われます。ぶりっ子ファッションは10代からせいぜい20代前半までが似合うデザインになっています。
また、ぶりっ子は幼さアピールでもありますから、社会人経験がまだ短い20代前半までなら、ギリギリ許されるケースが多いでしょう。
20代後半になると、職場でも年下の女性がどんどん入ってきて、常に自分より若い女性と比較対象となり、「いい年してぶりっ子イタイ」となりがちです。ただし、一部例外として、30代前半までぶりっ子が許されるタイプの女性も存在します。
ぶりっ子おばさんの心理
女性ならば、誰もが一度はぶりっ子を装い、1回や2回は美味しい思いをするでしょう。だけど、新しく年下の女性が入ってくると、自分の年齢を客観視するようになります。そして、「このままじゃダメだ」と、大人の女性になるべく方向転換を始めます。
しかし、ぶりっ子おばさんの場合、年下の女性と自分の差を客観的に判断できません。精神年齢は10代後半でストップしているので、社会人になってからもずっと「自分は若くてかわいい」という思いがあります。
周囲の男性が自分よりちょっと年下の女性をチヤホヤすると、「なぜ?」と混乱して、「もっと私を見て!」と焦燥感を持ちます。そして、皆に振り向いてほしくてぶりっ子な言動が更に顕著になります。
ぶりっ子おばさんは表面上にこやかで幸せいっぱいに見えます。しかし、本当の心理は焦りと混乱、そして今更自分を変えられないという葛藤なのです。
ぶりっ子おばさんの特徴6個[性格編]
ぶりっ子おばさんは、ぶりっ子を卒業し損ねたおばさんとも言えます。そうなってしまった大きな原因が持ち前の性格です。まずは、ぶりっ子おばさんの性格的特徴を解説していきましょう。
■1. 二面性がある
ぶりっ子は「かわいく見せる振り」なので、必ず二面性があります。ぶりっ子おばさんも例外ではありません。自分を若くかわいく見せたい相手の前では、一生懸命ぶりっ子を貫きます。しかし、敵視する若い女性には、人目がない時に強烈な嫌味を言ったり、陰で嫌がらせをしたりします。
もちろん、ぶりっ子おばさん全員がそのような裏の顔を持っているわけではありません。中には1人になった時、「私、何やってるんだろう…」と我に返り、それでもぶりっ子をやめられず迷走を続けるぶりっ子おばさんもいます。
どちらにしても、ぶりっ子おばさんは能天気でバカっぽいぶりっ子という表向きな顔の裏に、「どうするのが自分の正解なのか」という葛藤があるのです。
■2. ご機嫌取りが上手い
ぶりっ子が似合わない年齢になってしまったぶりっ子おばさんですが、男性心理を呼んで巧みに持ち上げるテクニックは未だ健在です。
自分をかわいがってもらうには、相手に好かれる必要があるため、状況を冷静に分析して相手を気持ちよくする方法を常に考えています。今まで培ったテクニックを活かしながら、相手が望む言葉を発信できるので、非常にご機嫌取りが上手いです。
■3. やたら馴れ馴れしい
人は年齢を重ねると、羞恥心が薄れていきます。また、神経も図太くなります。ぶりっ子は人の懐にドーンと入って距離感を縮めるのが得意ですが、ぶりっ子おばさんは更にパワーアップ。「ぶりっ子するべき」と判断した相手に対して、やたら馴れ馴れしいのです。
ぶりっ子おばさんが馴れ馴れしいのは、「年甲斐もなくこんなことして、変に思われたら恥ずかしい」という羞恥心が薄れ、「拒否されてもへっちゃら」と図太くなるからです。一気に間合いに入る馴れ馴れしさに、相手はタジタジ。それでも押せ押せでぶりっ子おばさんは攻めていきます。
■4. 承認欲求が強い
ぶりっ子おばさんがいつまでも「かわいいと思われたい!」と頑張るのは、承認欲求が強いからです。女性にとって若さが大きな武器になるのは理解していますが、「自分は何歳になっても特別」と思いたくて、他者に認めてもらおうと必死に頑張ってしまいます。
ぶりっ子おばさんは一生懸命頑張るので、同年齢の女性より姿も言動も若いです。しかし、頑張りすぎてしまうため、実年齢と大きなギャップが生まれて、周囲を引かせてしまいます。そこに気付かないのがぶりっ子おばさんの弱点です。
■5. 嫉妬深い
ぶりっ子おばさんは承認欲求が強いだけではなく、自分以外の女性が自分よりもおいしい思いをすることが耐えられません。とても嫉妬深いのです。
若い女性が男性からチヤホヤされるのは当然ですよね。しかし、ぶりっ子おばさんは自分も同じ道を通ってきたはずなのに、「若い女の子ばかり得してズルイ」「彼女たちは男に媚びている」と、嫉妬心をメラメラ燃やしてしまいます。
自分が既にその道を通り過ぎたことを認められず、いつまでも同じ場所にとどまって男性の視線を集めたい思いが強すぎるのです。
■6. 客観性がない
ぶりっ子おばさんがいつまでも若い時の思いが捨てきれないのは、客観性のなさが原因です。男性も女性も、誰もが旬の時期を迎えます。それが過ぎる時、新しい人に道を譲りながら、自分はまた別のステージへ上がっていきます。
自然に世代交代できるのは、「自分がいる場所はここではない」と、客観的自己評価ができるからです。
しかし、ぶりっ子おばさんはいつまでも旬の時期にとどまりたいと考えます。客観性がないため、「私だって若い子と変わらない」「むしろ、私の方がかわいい」と、自己評価を誤ってしまいます。焦燥感も手伝い、周囲の評価が正しいのか否か、冷静な判断ができないのです。
ぶりっ子おばさんの特徴11個[話し方・態度・行動編]
内心の葛藤とは別に、表向きのぶりっ子おばさんは言動がラブリー。年齢にそぐわない話し方や態度をして、周囲を困惑させます。ぶりっ子おばさんはどのような言動の特徴があるのかを解説します。
■1. 声が高い
ぶりっ子おばさんの言動は、若いぶりっ子と共通点が多いです。年齢を重ねても、ぶりっ子的言動は変わりません。
ぶりっ子の代表的特徴と言えば声音ですが、ぶりっ子おばさんも声が高いです。「どこからその声出てるの?」と思うくらい、ワントーン高い声を出します。特に相手が男性だったり、電話対応だったりするときは、長年培ったぶりっ子力が無意識に発揮され、一段と高い声になります。
■2. ゆっくり話す
ぶりっ子おばさんの話し方は、ゆっくりのんびりなのが特徴です。話す速度だけではなく、「え~っと」「どうしようかな」など、もったいつけて結論をなかなか出さないのも特徴です。
ぶりっ子の話し方がハキハキと理路整然とした話し方とは真逆になるのは、話す時間が長くなる分、相手の視線を集められると思っているからです。「早く結論を言え」という相手の心情には気付きません。
■3. 語尾が長い
ぶりっ子の話し方と言えば、語尾の長さが特徴ですよね。ぶりっ子おばさんも例外ではありません。「〇〇だから~」「ありがとう~」など、ダラダラと語尾を伸ばします。
■4. 子供や動物に赤ちゃん言葉を使う
「小さい存在をかわいがる姿で自分かわいいアピール」は、ぶりっ子の鉄板テクニックですが、ぶりっ子おばさんになると演出が大げさになります。子供や動物をかわいがるだけではなく、赤ちゃん言葉で接するのです。
「かわいいでちゅね~」「なんでちゅか~?」と、目線を子供や動物に合わせてキャピキャピ。ぶりっ子おばさんの年齢になると、甥っ子姪っ子ができたり、友達に子供が生まれたりなど、リアルな乳幼児に接する機会が増えるので、赤ちゃん言葉への抵抗感がなくなり、日常的に使うようになります。
■5. リアクションが大きい
若い女性に向けられる男性の視線を自分に向けたくて、ぶりっ子おばさんは目立とうと必死になります。そのため、リアクションが大きくなるのが特徴です。
若いぶりっ子は、そこにいるだけである程度男性の視線を集められるので、リアクションは目の前の人だけに集中。相手に自分の可愛さが伝われば十分なので、リアクションはしっかりするけど動きは小さめです。
一方、ぶりっ子おばさんのリアクションの目的は「自分に注目を集めること」ですから、大きな身振り手振りで目立つ必要があります。
■6. 若作りが激しい
ぶりっ子おばさんは年をとってもファッションの趣味がガーリー&フェミニン。20代前半のときのブリブリなセンスのまま、今に至ります。結果、年齢に合わない髪型や服装、メイクになります。傍から見ると、「すっごい若作り」「痛々しいほどのセンス」となってしまいます。
それでも、自分がなりたい姿を貫くぶりっ子おばさんの「かわいい」を追求する姿は信念を感じさせます。ぶりっ子おばさん本人が吹っ切れれば、周囲の評価は「一本筋が通った人」に変わるでしょう。
■7. 容易に人を頼る
年長者になり、人をまとめる立場のはずなのに、ぶりっ子おばさんはいつまで経っても自分は頼る側でいたいと思っています。だから、容易に人を頼ります。
頼り方は若いぶりっ子と同じで、「わかんな~い」「どうしよ~」と、できないアピールをして、周囲が手助けせざるを得ない雰囲気に持ち込む方法です。
■8. 口元に手を持ってくる
年を重ねると、さりげなくかわいいアピールしても気付いてもらえないので、ぶりっ子の仕草は大げさになっていきます。ぶりっ子おばさんの場合、口に指をあてて視線を口元に持って行く仕草が特に増えます。
・「どうしようかな~?」と考えるふりをするとき、人差し指を口元に添える
・「おもしろ~い」と笑う時、両手を口元にもってくる
・男性の話を聞くとき、軽く握ったこぶしを口元に持ってきてぶりっ子ポーズする
動作が大げさなので、わざとらしさ満載です。それでも、ぶりっ子おばさんは「これが可愛い仕草だ」と信じています。
■9. 上目遣いで見つめる
ぶりっ子の必殺上目遣いは、おばさんになっても続行されます。しかし、年をとると肌の張りが衰えるので、上目遣いするとおでこにしわが寄ってしまうことも…。そのため、ぶりっ子おばさんの多くは前髪あり派です。
■10. 動きがチョコチョコしている
自分をかわいく見せるため、ぶりっ子おばさんの動きはチョコチョコしています。年をとってから悠然と動作すると貫禄が出てしまうので、意識的に動作を気にしているのです。例えば、次のような感じです。
・小股で歩く
・急ぐときは小走り
・話す時に両手が小さく動く
年をとっても体重を感じさせないチョコチョコした動作はさすがと言えます。それだけ、ぶりっ子おばさんは「かわいい」の追求に拘っている証拠です。
■11. LINEに若者言葉を多用する
ぶりっ子おばさんの可愛いアピールは、LINEにも表れます。絵文字やスタンプが豊富なのはもちろん、文面も若作りです。今どきの若者が使っている言葉は即座に採用。メッセージ内容だけ見れば、本物の若者と何ら変わりません。
ぶりっ子おばさんの特徴4個[職場・会社編]
何かとウザがられるぶりっ子おばさんですが、職場の上司には意外と人気です。また、デキるぶりっ子おばさんは、リーダーシップ以外の面での活躍が多いです。職場においては、ぶりっ子おばさんには見習うべき特徴がたくさんあります。どのような特徴なのかを解説します。
■1. 上司を上手にあしらう
ぶりっ子おばさんは年上男性を上手にあしらうテクニックに長けています。特に、若いころからかわいがってもらっている職場の上司との関係は良好。他の人が言っても聞かない上司が、ぶりっ子おばさんにはニコニコしながら従ってしまいます。
■2. いつでもお菓子を持っていて配る
職場での人間関係が希薄になりつつありますが、ぶりっ子おばさんは注目を集めるため、積極的に職場の人とコミュニケーションをとります。その手段の1つがお菓子です。
ぶりっ子おばさんのデスクには、いつでも小さなクッキーやチョコ、キャンディーがストックされています。そして、タイミングが合うといろいろな人に「良ければどうぞ~」と配ります。率先してお茶出しをするとき、お茶菓子として添えることもあります。若者には返ってわずらわしいかもしれませんが、中年以上の人には非常に喜ばれます。
■3. 片っ端から褒める
職場のぶりっ子おばさんは、片っ端から相手を褒めて気分良くさせるのが得意です。長く勤めている職場だと、相手のツボを熟知しているので、サービストークで喜ばせます。もちろん、自分を特別視してもらうためです。
社交辞令とお世辞は、職場のぶりっ子おばさんにとって当然のマナー。傍から見ていると恥ずかしくなるような歯の浮く褒め言葉も、スラスラっと出てきます。
言われた相手はまんざらではありません。「褒められれば、例えお世辞だとわかっていても思わず喜んでしまう」という男性心理を良く知っているのです。
■4. 過剰なほどの気配りをする
ぶりっ子おばさんにリーダーシップはありませんので、職場では仕事で大活躍が望めません。その代わり、アシスタントに徹して過剰なほどの気配りをします。
・コピー用紙の補充を率先して行う
・オフィスの細かなところを自主的に掃除する
・事務作業で関わる人と雑談してコミュニケーションを図る
・資料作りはきれいで丁寧
・仕事上の報告・連絡・相談を積極的にする
・旅行に行けばお土産を忘れない
・電話対応は丁寧で、取次先が離籍すると細かなメモで伝える
「仕事ができなくても許されるのは若い内だけ」という点においては、ぶりっ子おばさんは客観的に判断しています。そのため、仕事はとても丁寧で、自分でできる範囲の気遣いアピールをする努力を惜しみません。
ぶりっ子おばさんは嫌い?うざい?
正直、ぶりっ子おばさんは女性から嫌われます。年下からは「いい年してイタイ」と嘲笑され、同年代以上からは「そこまで頑張る?痛々しい…」と同情されます。どちらにしても、ハイテンションでぶりっ子おばさんが接してきたら、対応に困りウザくてたまりません。
特に、年下の女性は残酷です。自分が今まさに旬を謳歌しているので、「もうおばさんなんだから、ひっこんでればいいいのに」と、心の中で軽蔑しています。
しかし、同年代以上の女性は少々複雑。同情と同時に、いつまでも若いままであろうと頑張る姿を尊敬し、かわいくなりたいという素直な心に羨望も感じます。
また、男性は意外にも優しいです。自分がターゲットにされるのは迷惑ですが、ぶりっ子おばさんがニコニコキャピキャピしているだけなら、無害なので得に気にしません。それどころか、サービストークをする気遣いさえ見せます。
40代・50代・アラフォーのぶりっ子おばさんは同性にも嫌われる?
ぶりっ子は年齢が上がれば上がるほど、周囲の目にはチグハグに映ります。本人がノリノリだったとしても、「どう対応すれば良いのか」と頭を悩ませてしまうのです。平均的なおばさんには、何も考えず平均的な対応をすればよいのに、ぶりっ子おばさんは過剰に気を遣わなければならず、面倒くさいのが正直な感想です。
それでも、実害がなければ嫌うには至りません。「少々困った人」という認識で、適度な距離感で付き合います。しかし、ぶりっ子おばさんの中には周囲にいる女性を陥れて、自分に注目を集めようとするタイプがいます。この場合、巻き込まれると実害が起こり、当然同性の目も厳しくなります。
周囲の女性も大人ですから、あからさまに嫌ったりいじめたりはしません。だけど、関われば嫌な目に合うので、可能な限り避けます。もちろん好きか嫌いかで問われれば「嫌い」です。
嫌われないぶりっ子おばさんになるには?
良くも悪くも出る杭は打たれます。嫌われないぶりっ子おばさんになるには、まず外見に気を付けて、普通に紛れる技を身に付けるべきです。かわいいものを着たい気持ちはわかりますが、振り切ったファッションはプライベートに限定して、職場やママ友の付き合では、きれい目で足を隠した服を選びましょう。
また、共感を求めるのは諦め、毅然と我が道を貫くのも大切です。「私って、まだかわいいよね?」と周囲の賛同を求めると、ウザがられてしまいます。「ぶりっ子は好きでやってるんだ」「私の趣味だ」と開き直り、周囲に迷惑をかけない範囲で女の子を楽しみましょう。
あなたが思っているよりずっと、周囲の人はあなたに関心がありません。だから、「振り向いて」とあがいても、面倒臭がられて終了です。あなたが向き合うべきは周囲の人ではなくあなた自身。なぜ、ぶりっ子を貫きたいのかを良く考え、信念を持ったぶりっ子おばさんになってくださいね。
ぶりっ子おばさんの直し方
ぶりっ子おばさんを直す方法を説明します。ぶりっ子が染みついていると、「ぶりっ子おばさんを直したい!」と思っても、反射的にぶりっ子をしてしまいます。直したいのに直らないのは、クセになっているからです。
ぶりっ子おばさんを直したいなら、まずは外見から手を付けるのが一番簡単です。ぶりっ子とは真逆のファッションにイメチェンしましょう。
・シンプルな定番アイテムを取り入れる
・色は黒、紺、グレー、ベージュを基本に落ち着いた色にする
・髪をしっかりまとめる
外見が変わるだけで、ぶりっ子おばさんの印象を払しょくできます。
行動については、時間をかけて自分の言動を直すしかありません。
・落ち着いて動く
・声を低めにする
・ゆったりと歩く
・言葉遣いをハキハキする
・人を頼らず自分でやり遂げる
・正しい姿勢をマスターして上目遣いをしない
・人とは一定の距離を保って接する
落ち着いた雰囲気のアナウンサーや女優をお手本にするのもおすすめです。
ぶりっ子おばさんの対処方法・扱い方
色々な意味でぶりっ子おばさんはインパクトが強いです。そのため、特に関りがなくても「見ているだけでイライラする…」という人もいるでしょう。いい年のおばさんから、「ねぇねぇ」と高い声で話しかけられると、ドン引きする本心を隠すのに苦労するかもしれません。
だけど、人畜無害なぶりっ子おばさんなら、特別視せず淡々と接するのが最も正しい扱い方です。コミカルな動きや高い声は目障りかもしれませんが、そこに惑わされず、自分が何をすればやり取りが完結するのかに注目しましょう。サクサクっとあしらえば、接する時間が短くするので不快感も小さくなります。
一方、張り合ってきたり嫉妬されたりして、ぶりっ子おばさんから実害がある場合は、褒め殺しして対処しましょう。ぶりっ子おばさんは承認欲求が強いので、褒めれば満足してあなたに害を与えなくなります。
ぶりっ子おじさん・男子もいる?特徴は?
男性が頼りなく、女性が強くなり、今の時代は逆転現象が起こっている中、ぶりっ子男子という新しいジャンルが登場しています。ぶりっ子男子とは、その名の通りぶりっ子キャラの男の子で、以下のような特徴があります。
・アヒル口やぶりっ子ポーズなどを率先して行う
・スイーツ大好き
・ファンシー系大好き
・女の子とすぐお友達になれる
・恋愛は草食系
・実は超ナルシスト
ぶりっ子男子は自分大好き。自撮りばかりのSNS率が高いのも特徴です。
一方、ぶりっ子おじさんの場合、少し様子が変わってきます。ぶりっ子おじさんは自分をかわいく見せたいのではなく、若者とフレンドリーに関わりたいのです。
その理由は、下を押さえつけて訴えられるのが恐いからです。自分にその気が全くないのに、相手がパワハラやセクハラと受け取ったら大変です。だから、日頃からコミュニケーションを大切にし、若者に理解のあるフリをします。それがぶりっ子っぽく見えてしまうのです。
ぶりっ子おばさんの芸能人10人
ぶりっ子おばさんのイメージに合う芸能人を、五十音順で紹介します。
・菊池桃子
・小林麻耶
・さとう珠緒
・浜崎あゆみ
・広末涼子
・深田恭子
・松田聖子
・松本伊代
・森尾由美
・渡辺美奈代
まとめ
ぶりっ子おばさんをいろいろな角度から見ると、自分の年齢を自然の受け入れることの大切さと困難さがわかります。若いころは、卒業、就職、結婚、出産など、人生のステージが変わるきっかけに溢れています。しかし、一定の年齢を過ぎると、自分の気持ちで変化に区切りをつけるしかありません。
だから、ぶりっ子おばさんは不器用だとも言えます。自分の年齢を素直に受け入れられず、若くかわいくあり続けたいともがいているのです。その姿を見て、自分の中にある「本当は若さが惜しい」という本音を刺激された時、人はぶりっ子おばさんに哀れさやイライラを感じるのかもしれません。
それでも、ぶりっ子おばさんは葛藤に苦しみながら「かわいい自分」を追求します。自分が求める自分像を叶えるために努力を惜しまないぶりっ子おばさんには、人生を豊かにするヒントがあるのかもしれません。無意味に偏見を持たず、ぶりっ子に惑わされず、その人の本質を見られるように心がけましょう。