傷官とは？傷官格の性格的特徴・恋愛・適職・芸能人［四柱推命］

あなたは四柱推命の占いを受けた時、傷官格だと言われたことはありませんか？傷官格とはいわゆるセンスがあるアーティストのようなタイプであり、様々な性格的特徴があります。

恋愛傾向やその人に適した仕事や職業なども分かるので、傷官格だと言われた人は是非とも今回の記事を参考にしてみてください。

それでは、四柱推命における傷官格についてご説明しましょう。

傷官は伯淑父母を意味しており、同時に「型破り」「聡明」という意味もあります。長身の美人は傷官美人と呼ばれるほどで、本来は男性の凶の星です。

非常に鋭い知能や直感力、インスピレーション、強い意志を持っていますが、反対に繊細でデリケートであり、神経質な性格でもあります。

基本的に論理的な思考で相手を言い包めることが得意な一方で嫌われやすいところもあるなど、年上から疎まれやすく後輩に好かれやすい傾向にあるでしょう。

よく誰かに「センスがある」「社交的なタイプ」「思ったことをストレートに口に出す」と言われるような人は傷官格の持ち主かもしれません。

傷官格の人は非常に敏感であり、ちょっとしたことでも傷つきやすいなどかなりデリケートな性格です。誰かが放った何気ない人でも過剰に反応してしまう癖があり、「本当はこう考えているのではないか」と勘ぐってしまうほどです。

傷官は自分もしくは相手を傷つけるという意味を持っているため、傷つきたくない、もしくは相手を傷つけたくないと思って相手から遠ざかる一面もあります。常に言動や態度に注意を払っているせいで、自然と口数が少なくなることも少なくありません。

もしかしたら本当に気が許せるのは、自分のことを理解してくれる人でないとダメなのかもしれません。

傷官格の人は相手の心が読めると言わんばかりに直感力が冴えており、相手のちょっとしたしぐさや態度、表情などから相手が何を考えているかが直感で分かります。このことから物事に対する反応がしっかりしており、何よりも中途半端を嫌います。

物事の本質的な問題を見抜く力を持っているため、この直感力を仕事に活かすことができれば要領の良さや器用さを活かして出世することも少なくありません。

傷官格の人は基本的に頭の回転が速く、論理的な思考を持っています。仕事だから仕方がない、ルールに従うのは当たり前などと誰しも思う一方で、傷官格の人は一度不満に思ったり疑問に思ったりすると、「どうしてそうなるのか？」と真正面から疑問や不満をぶつけます。

論理的な思考に基づいた理論を持って相手と言い争うことが多いため、人によっては嫌われてしまうことも珍しくありません。口が達者なので言い争いで負けることがなく、上司だろうと構わず突撃するので上司から嫌われやすい傾向にあるでしょう。

傷官格の人の最たる性格的特徴は、納得できるまでとことん議論して理想を追い求めることです。自分が納得できるまで話し合わないと気が済まないタイプで、それが上司だろうと恋人だろうと関係なく議論しようとします。

非合理的なことをとことん嫌い、とがったナイフのように相手に噛みつくことも多々あるので付き合う相手を自然と選ぶ傾向にあるでしょう。

上司が決めたことに逆らい、「自分ならこうするのに！」という考えを常に持っているので反抗的な態度が上司の鼻につくこともあります。自分から自然と敵を作ってしまう性格なので、仕事の合う合わないがハッキリしているとも言えるでしょう。

傷官格はとにかく縛られることが大嫌いです。特に基本的に上司の言うことを聞かなければならない企業勤めは性に合わないでしょう。もし企業に勤めた場合、「自分の方が実力もあるのになぜ他の奴らと同じ扱いなんだ」「あんな上司より給料が低いのが納得いかない」などと思いがちです。

人によっては社会不適合者のように感じるかもしれませんが、本人は至って常識人です。なぜそのルールに従わなければならないのか納得しないと仕事ができないので、自分でルールを作り出すような職場でないと自分の持ち味を活かして自由に仕事ができるような職場でないと実力を発揮しにくいでしょう。

傷官格の人の恋愛傾向は、基本的に平凡やマンネリを嫌う傾向にあります。傷官格は仕事でも自由なら恋愛も自由にやりたい考えなので、その考えが時にパートナーを困らせてしまうかもしれません。基本的に面倒見が良く、話すことが好きなことから関係は上手くいきやすいでしょう。

ただし、自分は自由を求めるタイプなのでパートナーとの意見が合わず、喧嘩をすることもしばしばあります。自分が納得しなければ気が済まないのをいいことにパートナーにいろいろ注文する癖に、自分はパートナーの言うことを聞かずに自由に行動しっぱなし。

よほどパートナーとの相性が良くない限り、結婚まで見据えるとなると苦労するかもしれません。

傷官格の適職・仕事・職業は、研究者、エンジニア、発明家、職人などクリエイティブな仕事が適していると言えます。時間や場所、ルールに縛られずに自由に仕事ができる職業だとなお自分の実力を発揮できるでしょう。

チームプレイよりもスタンドプレイが多く、何もないところから何かを作り出す事業、高いレベルや専門性が要求される職業、先進的な環境、古い考え方や慣習にとらわれない分野など、とにかく上からの支持を受けて仕事をするだけのような職業は向いていません。

ただ、傷官格は独自のセンスを活かして何を生み出すことから、財運や金運に恵まれている傾向にあります。上司に楯突く一方で、部下からの信頼を獲得しやすいので環境に恵まれれば安定した収入が得られるでしょう。

とはいえ、あまり調子に乗っていると痛い目を見る可能性もあるので注意が必要です。

傷官格の人と上手に付き合いたいなら、相手の意見は素直に受け入れるのが得策です。相手は自分が納得することでないと受け入れられないので、その意見やアドバイスに対して納得できる意見を返すことができなければ関係がこじれる可能性が高いです。

どんなに細かい指摘を受けたとしても、相手にとっては細かいところまで口に出さないと気が済まないので素直に受け入れた方が好感を持たれます。細かく指摘するということはそれだけ自分を見てくれているということなので、的外れな指摘をされることの方が少ないです。

ここは意見やアドバイス、指摘を受けた時に感謝するようにすると親密な関係になりやすいでしょう。

傷官格と相性が良い人は、正財です。

正財はお金の貯め方に真剣になるタイプなので、同じく非常に向上心が強い傷官格の人とは相性が抜群です。傷官格の人は真面目に行動している人のことを馬鹿にしたりせずに応援したり自分も一緒になって行動したりすることから、お金の貯め方に関して文句が出ることはあまりないでしょう。

実際に傷官格と正財の人が結婚する場合、二人ともお金の貯め方が上手なので上手くいきやすいと言われています。他にも比肩、偏財とも相性が良いです。

反対に劫財、食神、傷官、偏官、偏印、印綬とは相性が悪いです。

特に食神との相性はとても悪く、お互いに自分の考えを曲げないところがあるため、お互いに関係を譲らない状態だといつまでも対立関係が続く恐れがあるでしょう。

傷官格で身強の場合、自分の才能を如何なく発揮することができる絶好調の状態です。頭の回転が速く、技術の習得の速さも段違いなので成功を掴みやすいです。

しかし、自分の才能を鼻にかけて相手を見下したり、反抗的になって過激な行動に出ることもあります。一方的なやり方で相手の反感を買いやすいので注意が必要です。

傷官格で身弱の場合、他人に無関心になり、自分の才能を上手く発揮することができなくなります。より神経質で周囲の状況に過敏になっていることから棘のある発言が多くなりやすく、知らず知らずのうちに相手が自分から離れてしまう可能性があるでしょう。

才能を発揮できない分言葉になってしまうので、何かを発現する前に慎重に言葉を選ぶことが大切です。

◯年柱の場合
もしも通変星の年柱が傷官格だった場合、性格は基本的に意地っ張りではありますが、実は寂しがりやな一面があります。基本的に自分から壁を作って自分が傷つかないようにしているので、人から誤解されれやすい傾向にあります。

一人でいるのを好むため、何かに没頭できるような環境下で生活するのが好ましいでしょう。

◯月柱の場合
もしも通変星の月柱が傷官格だった場合、天才肌の持ち主であることが多いです。普段から勘が鋭く、類まれなるセンスも持ち合わせているのでアーティスト気質な人に多いでしょう。

また、スピリチュアルな才能を持っていることも多く、人と同じことをするのを嫌う傾向にあります。企業のような縦社会に身を投じるよりも、自分のやりたいことができる環境下に身を置くのがおすすめです。

◯年柱の場合
蔵干通変星における傷官格の年柱は、本人が祖先から受け継いだものを表しています。

○月柱の場合
蔵干通変星における傷官格の月柱は主星とも呼ばれており、仕事の時の性格を表しています。

○日柱の場合
蔵干通変星における傷官格の日柱は自星とも呼ばれており、プライベートの時の性格を表しています。

・松本潤（嵐）1983年8月30日生まれ
⇒年柱が傷官

・玉木宏（俳優）1980年1月14日生まれ
⇒年柱が傷官

・波瑠（女優・モデル）1991年6月17日生まれ
⇒年柱が傷官

・トリンドル玲奈（女優・モデル）1992年1月23日生まれ
⇒年柱・月柱が傷官

・指原莉乃（歌手・タレント）1992年11月21日生まれ
⇒年柱が傷官

神経質で束縛を嫌い、自由奔放で相手を困らせやすいのが傷官格の特徴だと言えます。その才能は類まれなるもので、職場や仕事を選べば自由な環境で才能や実力を発揮することができるでしょう。ただ、相手に細かい指摘をしたり、相手の言うことに納得できなかったりと反感を買うことが多い性格でもあります。

何かを発現する前に一呼吸置くことが大事ですが、傷官格の人の性格を理解することもまた重要です。心当たりがある人は今一度理解できる部分がないか考えてみましょう。