何よりも勉強するのが好きで自分で限界を決めることがなく、好きなことをとことんやっていたいという人は、もしかしたら印綬格かもしれません。
もし自分が印綬だった場合、どんな性格的特徴があるのか、自分に合った適職は何か、どんな人と相性が良いのかが分かれば毎日が過ごしやすくなるのではないでしょうか。
それでは、 印綬格の性格的特徴・恋愛・適職・相性などについてご説明しましょう。
四柱推命占いで印綬・印綬格の意味とは?
四柱推命における印綬とは、学問と名誉、学術や牧師、目上、援助や利益など学問やお金に関する意味合いを持っています。自分が苦労しなくても自然に力を与えてくれる星でもあるため、天才肌な気質を持ち合わせているでしょう。
特に知識欲が激しく強く、自分の限界以上に知識を学ぶことが何よりも大好きになります。
印綬格の性格的特徴5個
■1. 人をよく観察している
印綬格は総じて観察眼に優れています。とはいえ、観察眼に優れているとはいっても相手を批判できるポイントがないかチェックしているだけで、他人を蹴落とそうとしている節すらあります。印綬格は誰かの意見を寄せ付けずに、他人のやることに対して反発したがりです。
理屈っぽく物事を考えるので、それが相手の神経を逆撫ですることもあるかもしれません。しかし、本人に悪気はないため、いつものことだと思って軽く流す必要性もあるでしょう。ただ、人よりも多くの知識を持っているせいか、相手が無知だと「こんなことも知らないのか」と馬鹿にしてしまうこともあります。
■2. 学ぶことが生きがい
印綬格にとって学ぶことは人生であり、自分の知らない知識を吸収できることこそが生きがいだと思っています。勉学に対する情熱は誰よりも強く、持ち前の観察眼はひとえに自分の知らないことをそのままにしておくのが我慢できないからです。
特に自分が関心を持ったことに関する探究心も人一倍強く、知識を蓄えることで自分が成長できることを何よりの喜びとしています。時としてそれは暴走気味になることもありますが、本人の知識欲は誰にも止めることはできないでしょう。
知識を瞬く間に吸収する高い意欲は、活用次第でどんな分野のプロになることも夢ではありません。
■3. 自分で限界を決めない
印綬格の素晴らしいところは、自分で限界を決めないことです。誰でもとても乗り越えられそうにない壁に直面することがありますよね。人によってはそこで諦めたり、挑戦したけどダメだったりと様々な結果が出てきますが、印綬格はそこで自分の限界を決めません。
とても乗り越えられそうにない壁でも何とかして乗り越えたり、苦手としていることでもなんとか克服したりと挑戦する姿勢が誰よりも優れています。やっとの思いで乗り越えた時の思いの積み重ねこそが、印綬格の価値観をさらに高めていると言えるでしょう。
■4. 人間関係に悩みがち
印綬格は観察眼に優れ、意欲的に知識を吸収することから前に立ってみんなを引っ張っていく性格ではありません。みんなから一歩引いた上で状況を分析するのが得意ですが、その時の雰囲気が周囲の人に近寄りがたいと感じさせてしまいます。
もちろん印綬格にその自覚がないので、なぜ気軽に接してくれないのか悩むこともあるでしょう。好き嫌いが激しいので相手からは冷たい人だと思われることもあります。好きだと思う人に対しては優しいものの、好き嫌いの激しさが思わぬトラブルを招いてしまうかもしれません。
■5. チャンスを逃しやすい
印綬格は知識欲が旺盛な分、競争心や危機感がほとんどありません。これは周囲から一歩引いた立場で過ごしているからなのか、ここぞという時でチャンスを逃しやすいのが欠点です。しかも世間知らずなところもあるので騙されやすい傾向にもあります。
そこを知識でカバーするのか、チャンスを逃さないように積極的に行動するなどの意識的な行動が必要になるかもしれません。
印綬格の恋愛傾向
印綬格はとても理性的なので、恋愛においても周りが見えなくなるほどの恋には落ちません。あくまで社会的常識の範囲内で恋愛を楽しむ傾向にあります。ただし、一歩引いた状況になれているせいか、基本的に奥手です。
自分から異性にアピールするのが苦手で、相手から激しいアプローチを受けてタジタジになることもしばしばあります。恋愛における正解はどこにもないので、持ち前の観察眼で相手を分析して少しずつアピールしていくのが良いかもしれません。
印綬格の適職・仕事・職業
印綬格の適職は、教師や講師、研究職など自分の溢れ出んばかりの知識を発揮できる職業が向いています。知識を得ることに集中するのも良いですが、その知識を誰かに教えてあげたいという人は教師や講師がおすすめです。
教師や講師といっても様々な分野や業態があるので、自分が持つ知識が役立つのはどの分野なのか調査する必要性があるでしょう。
印綬格の人との付き合い方
印綬格は意外にもロマンチストの一面を持っています。特に本やネットなどで学ぶのとは違う、非日常的なことが起こらないか内心わくわくしながら考えているので、印綬格と接する場合は自分の純粋な部分を共有しあうようにしましょう。
もちろん仰々しく大げさに言うのではなく、自分が心から思っていることを純粋な気持ちで話せばいいのです。そうすれば相手も喜んでくれますし、相手も心に秘めている想いを打ち明けてくれるでしょう。相手が純粋な気持ちで話してきたら、それに同調してあげると喜びますよ。
印綬格の相性が良い人・悪い人
印綬格で相性が良い人は、比肩と正官です。
印綬格にとって比肩は心から尽くしたい相手であり、持ち前の世話好きが功を奏するでしょう。比肩にとっても魅力的な生き方をしている人だと感じているので、お互いの相性は抜群です。
印綬は繊細なタイプなので、正官の保護欲をくすぐります。物事の考え方も非常によく似ており、一緒にいてこれほど心が安らぐ関係はないかもしれません。
反対に相性が悪い人は、傷官、偏財です。
傷官は印綬とは真反対のタイプで、印綬に口うるさく言われると短気を起こして言い争いに発展しやすくなります。印綬が傷官を逆撫でするので、相性はとても悪いでしょう。
偏財は印綬と違って芸術的センスでお金に変えていくので、印綬とはそりが合いません。印綬はお金よりも名誉や賞賛が大切だと考えているので、金銭面で衝突する可能性が高いでしょう。
印綬格で身強の場合
印綬格で身強の場合、何を犠牲にしてでも一つのことに没頭して極めようとします。その没頭ぶりは凄まじいもので、それが仕事や生活などに関係がないことでも自分の気が済むまで打ち込んでいきます。
もちろん誰かに迷惑をかけるということはありませんが、場合によっては誰かのサポートが必要になるかもしれません。
印綬格で身弱の場合
印綬格で身弱の場合、自分で知識を学ぶのではなく、誰かの経験や体験を通じて知識を得るようになります。自分が知らないことを他の誰かが知っていた場合、それを教えてもらうことで自分の知識にしたり、誰かの経験に興味を持つことで自分も体験したいと思うようになるでしょう。
それが功を奏して趣味に発展することも珍しくありません。
通変星の年柱・月柱が印綬格の場合
◯年柱
通変星が年柱だった場合、基本的に良い家柄に生まれます。家柄が地味だとしても格式があり、豊かな家庭になります。しかし、他にも印綬があると両親と疎遠になる可能性が高いです。
◯月柱
通変星が月柱だった場合、頭脳明晰で芸術的センスや技術力に長けている傾向にありますが、自信過剰になる傾向でもあります。自分の能力が優れているが故に調子に乗って足元をすくわれる可能性があるので、十分な注意が必要です。
蔵干通変星の年柱・月柱・日柱が印綬格の場合
◯年柱
蔵干通変星において印綬格の年柱は、主に20代を中心に知識欲が高まるとされています。
◯月柱
蔵干通変星における印綬格の月柱も同様に知的好奇心よりも知識欲が高まり、プライドも高まってきます。
◯日柱
蔵干通変星における印綬格の日柱は50代以降になるにつれて、知的好奇心が高まる傾向にあります。
印綬格の芸能人・有名人
・藤森慎吾(お笑い芸人)1983年3月17日生まれ
⇒年柱が印綬
・磯山さやか(グラビアアイドル)1983年10月23日生まれ
⇒年柱が印綬
・遠藤保仁(プロサッカー選手)1980年1月28日生まれ
⇒年柱が印綬
・ロナウジーニョ(プロサッカー選手)1980年3月21日生まれ
⇒年柱が印綬
・吉村崇(お笑い芸人・平成ノブシコブシ)1980年7月9日生まれ
⇒年柱が印綬
・朝青龍(大相撲力士・横綱)1980年9月27日生まれ
⇒年柱が印綬
・小島よしお(お笑い芸人)1980年11月16日生まれ
⇒年柱が印綬
・浅田真央(フィギュアスケート選手)1990年9月25日生まれ
⇒年柱が印綬
・水原希子(モデル)1990年10月15日生まれ
⇒年柱が印綬
・坂口健太郎(俳優・モデル)1991年7月11日生まれ
⇒年柱が印綬
・河北麻友子(女優・モデル)1991年11月28日生まれ
⇒年柱が印綬
・剛力彩芽(女優・モデル)1992年8月27日生まれ
⇒年柱が印綬
まとめ
印綬格は知識欲の塊のような存在であり、自分の知らないことがあるとそれだけに集中して周りが見えなくなることもあるでしょう。自分で限界を決めないので、基本的にどんな状況でも諦めることはありません。人によっては諦めが悪いと言われるかもしれませんが、印綬格は「やってやれないことはない」と常に思っています。
むしろ乗り越え甲斐のある壁だと思って果敢に挑戦するでしょう。ただ、好き嫌いが激しい上に冷たい人、近寄りがたい人などと思われる傾向にあるので、一歩引くべきところは引いて前に出ることも時には必要になるでしょう。