普段、自分がどんな寝相でいるか気にしたり、ビデオなどで撮影して見ることは、ほとんどないのではないでしょうか。また熱帯夜が続く夏では寝苦しく、朝起きてみるととんでもない格好になっていたりします。
寝相は人それぞれですが、寝ている間は完全に無意識状態なので、寝相を変えたり、選ぶことはまずできません。この寝相が健康に良いとか言われても、なかなか実践はできないものです。
寝相には、その人となりが現れることになります。ここから寝相で性格診断ができるとされています。こういう性格の人はこういう寝相になるということが知られ、深層心理までもが読み取れると言われています。
それでは、この寝相の性格診断などについて詳しく解説していきます。
寝相で性格診断できる?
眠り始め、目覚めた時の姿勢が違ったりします。これは眠ってしまうと、無意識のうちに姿勢を変えてしまうからです。
人は深く眠っている時が、もっとも無意識な状態にあります。この無意識の状態に、性格や心理状態が反映されます。起きている時は明るく活発に過ごしていた人でも、身体を丸めて寝ていたりします。この場合、無意識のうちに防御反応をしていたり、警戒心が強くなっていることを示します。
この他、人が良さそうに見えても、実は好き嫌いが激しいということがわかるかもしれません。意識して取っている行動は、いろいろなものを包み隠すことができますが、無意識の行動には、素の状態の性格や深層心理が垣間見られます。
ストレスなどで快適な眠りが得られていないと寝相が乱れますが、これは性格よりも健康面が強く影響するようです。
1. うつ伏せ型
お腹が下向きになっているうつ伏せ状態の場合、自己中心的な性格で度量が狭いとされます。人の気持ちを考えずに、自分の考えや自我を押しつける傾向にあります。
物事は自分の思い通りに進めたい気持ちが強くなるようです。几帳面で気が短いとされます。若干神経質な面があり、ストレスを感じやすいかもしれません。何らかの隠し事がある場合、この寝相になりやすいようです。
うつ伏せでも両腕で枕を抱え込む場合、社交的で開放的な性格とされます。遊び心が豊富で出しゃばりな面があるようです。向こう見ずな性格なのですが、人からの評価に敏感とされます。
2. 抱きつき型
枕や毛布を足で挟んで抱きつくように眠る寝相です。この場合、何事にもこだわりが強く、頑固な性格とされます。
理想が高く、思い通りにならない現実に欲求不満を抱きやすいようです。現実を悲観して想像の世界に逃避する傾向にもあります。
恋愛面では、相手に対してこうあって欲しいという理想を突きつけたりします。相手に幻滅し、なかなか恋愛が進展しないとされます。アニメなど二次元の世界で虚構の恋愛にどっぷりとつかってしまうこともあるようです。
3. 横向き型
腕を体の下に置く横向きの場合、性格が温厚で何事に対しても誠実に接するとされます。些細な事でイライラしないようです。礼儀正しく対人関係は良好とされます。
片方の膝を曲げる横向きの場合、細かい事を気にしやすく、神経質な性格とされます。気難しい面が際立ち、対人関係はトラブルが多めになります。人に不満や愚痴をこぼす事が多いとされます。
ベッドなどの片方の端で横向きになる場合、かなりの自信家とされます。自分の目的のために努力を惜しまいようです。何をしても成功しやすく、将来、大成するとされます。
4. 横向き足首交差型
横向きで足首もしくは手首を交差させて眠る場合、何事にも不安感が強く、何らかのコンプレックスを持っているとされます。
自分に自信が持てず、素直な感情表現ができないようです。人を褒めることが苦手になります。ちょっとしたことでも卑屈な態度をとってしまう傾向にあります。
恋愛相手に自虐ネタを連発したり、相手の好意をバカにされたと勘違いをすることが考えられます。自己評価の低さから、恋愛相手のレベルを下げることもあるようです。
5. 大の字仰向け型
手足を広げた仰向け型の場合、性格的に明るく誠実とされます。個性的で自由を好む傾向にあります。親切心に富み愛橋があるので、周囲から好かれます。情に厚く困っている人を見過ごすことができません。
人の世話を焼くのが好きなのですが、ついついやり過ぎて余計なお世話になりがちです。人を喜ばせたい気持ちが強いとされます。友達思いで友情を大切にします。
王様のように堂々としている自信家の面もあります。性格的にオープンで隠し事が嫌いとされます。精神面も安定しているはずです。
6. 両腕を頭の後ろにする仰向け型
この場合、何事にも熱意を持って接するとされます。知性が高い人が多いようです。何事も簡単に諦めず、努力などを継続させることができます。
好奇心が旺盛でいろいろなことに挑戦します。その分、知識の幅が広くなります。家庭的な面があるのですが、人を好きになりにくいとされます。
時折、独創的で奇抜な考え方をし、周囲から理解されないことがあるようです。数多くの視点から物事を捉えることができます。
7. 足か腕を組む仰向け型
両足を組んで寝る場合、ナルシストとされます。自惚れしやすく、一日に何回も鏡を見て、自分の姿をチェックするようです。自分の話しかしない傾向にあります。
自分の考え方や生活スタイルにこだわりを持っています。これを人に変えられることを嫌います。人の意見を聞き入れることが少なく、一人でいることが多くなるようです。
両腕を組んで寝る場合、自分の弱い面を見せたがらないとされます。自分を守ろうとする意識が強く、人に弱音を吐くことはまずありません。外見上は堅牢そうでも、内面に強いストレスや不安を感じていることが多いようです。
8. 体に手足くっつき型
手足が体にくっついている寝相です。気を付けの姿勢ではなく、緩くくっついているものになります。
この場合、悔やむ心が強く、何事も前進し難いとされます。過去の失敗や挫折が悪影響を及ぼし、物事を前向きに捉えられないようです。人間不信に陥りやすく、心配性とされます。その分、何でも自分でやろうとします。
なかなか一歩が踏み出せず、チャンスを逃すことが多くなるようです。何かを始めてもちょっとした問題に意気消沈し、途中で投げ出す傾向にあります。判断力に乏しく、優柔不断な面が際立ちます。
9. 横向きミイラ型
横向きでも、両腕をミイラのように前方に垂らしている格好の寝相を指します。この場合、性格的にオープンとされます。人の目をあまり気にしないようです。このオープンさは、日本では眉をひそめられることがあっても、海外では魅力的に見られます。
疑い深く、皮肉っぽい面があるとされます。物事を決める際はとても慎重なのですが、一度決めたら自分の考えや意見を翻さないはずです。何事にも怯まない意志の強さがあります。初志貫徹をするので、人から信頼されます。
10. 布団を上まで被る型
布団を頭まで被っている寝相を指します。この場合、人前では大らかで素直な性格を装うとされます。しかし内面にシャイで弱い心を抱え、それほど大らかではないようです。
何らかの困難に遭っても人に助けを求める事ができません。その分、自分で抱え込み、自分の殻に閉じこもって耐え抜こうとします。
洞察力に優れ周囲の状況を的確に見極められます。慎重に周囲を見るので、行動が遅れることもあるようです。周囲のマイナス感情の影響を受け、ストレスを溜め込みやすくなっています。精神的に疲労している可能性もあります。
11. 手足くっつき横向き型
丸太型とも呼ばれ、手足を体に沿ってピンと伸ばし横向きになる寝相を指します。ちょっと堅苦しい見た目ですが、このタイプの人が意外に多いようです。
この場合、人が好きで社交的な性格とされます。コミュニケーション能力に優れ、いろんな人と話すことを好みます。人を信用しやすく、周りからも信頼される存在になります。
好奇心が旺盛でフットワークが軽いとされます。明るさがあり人の好き嫌いがなく、老若男女と気軽に話すことができます。
12. 兵隊型
両手は真っすぐ体の両脇につけ、気を付けをしている仰向け型になります。この場合、規律やルールを重んじ行動するとされます。精神力が強く、困難や逆境に強いようです。
自分の考え方が正しいという信念を持ち、自分の可能性を信じています。自分ばかりでなく、周りの人にも可能性を信じさせる何らかの魅力を持っているようです。
性格的に真面目で、バカ騒ぎなどは好まないとされます。団体や組織の中にいることを好みます。大きないびきをかきやすい面もあるようです。
13. 足を軽く曲げる横向き型
この場合、協調性があり、周囲の人に安心感を与えるとされます。物事を前向きに捉えられ、精神的にもバランスが取れているはずです。
人と意見が合わなくても、文句を言うことは少ないとされます。折り合いを付けたり、改善策を導くことに長けています。
物事の全体を見渡すことに優れ、人が嫌がる仕事など引き受けることに抵抗がありません。自分の感情を上手にコントロールできるとされます。仕事とプライベートのメリハリが付けられます。
14. 胎児型
胎児のように背中を曲げ、手足を丸くしているような寝相です。この場合、人に甘えたい気持ちが強く、嫉妬深いとされます。人に対する依存心が強いようです。起きている間に抱え込んだ不安などから、眠っても解放されない状態にあるかもしれません。ストレスを抱えている際にこの寝相になる人が多いようです。
自我が強く自己中心的に振る舞い、怒りっぽい性格になります。かなりの恥ずかしがり屋で繊細とされます。何らかのトラブルや問題が生じると、考え過ぎになりがちです。心配性な面が際立ちます。
まとめ:意外な性格がわかる
寝相は無意識のうちに取る姿勢なので、性格や深層心理が反映されることがわかります。意識している時にはわからなかった意外な性格が垣間見れます。
うつ伏せ型の場合は自己中心的で神経質とされ、毛布などに抱き着く場合はこだわりが強く、理想が高いとされます。
腕を体の下に置く横向きでは、性格が温厚で何事に誠実に接しますが、足首を交差させている横向きだと不安感が強いとされます。大の字仰向け型は、性格が明るく誠実とされ、足か腕を組む仰向け型ではナルシストになるようです。
手足をピッタリ付ける兵隊型は規律を重んじ、体を丸める胎児型は、人に甘える性格になります。ビデオなどで録画して自分の寝相を確かめ、性格分析をしてみるのも面白いかもしれません。