一見すると手相には科学的に合理性がないように見えます。手相に人の行動や性格が縛られることはないと思っている人もいるでしょう。しかし古くから信じられ、21世紀になっても廃れないのに理由があります。
統計学的にこの手相にはこういう傾向が多いというものがあり、それを類型化しているからです。
手相はその人の行動や気持ちが反映された変化することが知られ、手相をみれば、ほぼ間違いなくそのようになるとか、性格など読み取れます。
その中で、この手相があれば生活が一変するといった凄い手相があります。このような手相が現れて欲しいものですが、そう簡単には現れないようです。
それでは、このあったらすごい手相について詳しく解説していきます。
1. 覇王線
覇王線は、ものすごいとされる手相のランキングで常に1位か2位を争う珍しいもので、そのパワーも最大とされています。
三奇紋とも呼ばれ、掌の真ん中辺りで、太陽線、財運線、運命線が交わって熊手のように一本の線にまとまる手相です。運命線を主軸にしていることが多く、太陽線を主軸にしていることもあります。
この大吉相として知られる覇王線が現れている場合、運勢が格段に強くなり、数々の幸せが引き寄せられるとされます。努力を惜しまず、最終的に世の中を変えるような大きな成功を手にしますが、努力を怠ると力が発揮されなくなる面があります。
精神力と忍耐力共に強く、自分に揺るぎない自信を持っています。何らかのズバ抜けた才能や能力を持っているはずです。財運にも恵まれているので、大きな財が築けるとされます。
2. マスカケ線
マスカケ線も最高に素晴らしい手相の一つとして知られています。基本的に感情線と知能線が一つにつながり、真っ直ぐに掌を横切る手相です。大変に縁起の良い天下取りの相で徳川家康に現れていたと言われています。
これが見られる場合、粘り強さがあり、強運に恵まれるとされます。何事も最後までやり遂げる力を持っています。リーダーシップに優れ、人を率いることで大きな成功がつかめるとされます。
天才的なアイデアが生み出せ、世の中を変える力を持ちます。集中力に優れ、凡人と違った驚くような力が発揮できます。波乱万丈な人生になるとされますが、人に指図される環境では絶大な力は発揮されないようです。
コミュニケーション能力にも優れ、人を惹き付ける魅力が漂います。こだわりが強く、ここ一番の勝負に強いとされます。
3. 成り上がり線
成り上がり線も甲乙つけがたい素晴らしい手相の一つです。千金紋とも呼ばれ、人差し指と親指の付け根の間にある生命線の始点から始まり、中指の付け根方向にカーブしながら伸びる線を指します。大変に珍しく、どん底から這い上がれる大吉相として知られています。
これが見られる場合、成功運と金運が格段に高まっている状態にあるとされます。大きな成功を手にして高く評価されたり、お金の流れが変わり一気に大金持ちになれたりします。
強運も手にしているので、予期せぬ幸運が訪れたり、一発大逆転できる可能性が高まります。積み重ねてきた努力が大きく報われますが、努力を怠ると報われなくなるようです。
4. 昇り龍線(努力開運線)
昇り龍線は意外に知られていない特殊な手相ですが、ものすごさがあります。努力開運線とも呼ばれ、生命線から上向きで短く細かい支線がいくつも伸びている手相です。支線が3本以上あれば、昇り龍線と見なされます。
これが見られる場合、積み重ねてきた努力によって様々な運気が上昇するとされます。何事もコツをつかむのが早く、真面目な性格で辛抱強いようです。人知れず努力している努力家の人が多く、多方面の才能を秘めているとされます。
努力が報われる予期せぬチャンスが巡って来ることもあるようです。年々運気が上昇し、大きな幸せに包まれるとされます。
5. ラッキーM
ラッキーMは珍しい特殊な形状の手相の一つです。濃くハッキリと現れた知能線・感情線・生命線・運命線が整ったM字を描いて連なるものを指します。
これが見られる場合、偏りのない強運を授かり、自力で幸せがつかみ取れるとされます。性格的なバランスが良く温厚で、様々な面で調和が取れた人が多いようです。
目的に向かって努力することで成果が得られるとされます。かなりの努力家の面もあるようです。強く願っている夢や願いなどが叶うとされます。なりたい自分になれる力を持ちます。
知力、精神力、健康、強運が互いに調和の取れた相乗効果をもたらします。また35才以降の仕事運が格段に高まるとされます。
6. 神秘十字線
神秘十字線は、なかなか現れにくい珍しい手相です。知能線と感情線の間で十字にクロスしている線を指します。十字の縦線が運命線で、そこに短い横線がクロスしているものが多いようです。2~3コの神秘十字線が現れていることもあります。
これが見られる場合、強運を授かりスピリチュアルな能力を持つとされます。勘が鋭く直感に従って行動すると、良い結果につながるようです。霊感が強く、占いなどの分野で力が発揮できます。
先祖などに守られていて、危険が回避できたり、九死に一生を得るようなことがあるとされます。信仰心に厚い人や神秘的なことに強い関心を持つ人が多いようです。
7. 両手の感情線がつながっている
両手の小指と小指を合わせて左右の感情線が1本につながるものを指します。左右の感情線の始点が一致している珍しい手相です。
これが見られる場合、精神が安定していて、何事にも慎重さがあるとされます。性格的に落ち着きがあり、突拍子もないことは好まないようです。
感情の起伏が穏やかなので、人から好かれます。ガサツな人や性格の荒い人とは合いません。人との共感力に優れ対人関係は良好とされます。
性格が大人しい異性に惹かれ、価値観が一致する人でないと上手く行かないようです。常に冷静で感情に流されることがなく、的確な判断ができます。
8. ソロモンの環(木星環)
ソロモンの環は、古代イスラエル王の名を冠した珍しい手相です。木星環とも呼ばれ、人差し指の付け根を弧を描いて囲むものを指します。一重で現れたり、二重三重になっていることもあるようです。
これが見られる場合、頭の回転が早く、人を率いることに優れているとされます。人への影響力が絶大で、人の上に立ち指導することで力が発揮できます。強運を持ち、大きな成功がつかめます。
高いカリスマ性を持ち、人を惹きつける何らかの魅力があるとされます。第六感などの神秘的な力に優れ、スピリチュアルな分野に関心が高いようです。環が二重三重になっている程、より一層の強運となり大吉相とされます。
9. KY線
KY線は特殊な珍しい手相として知られています。離れ知能線とも呼ばれ、生命線と知能線の始点が5ミリ以上離れている手相です。
これが見られる場合、自意識が強いのですが、周りの空気をしっかりと読むことができるとされます。一見すると自分勝手に振る舞っているようでも、雰囲気を感じることに敏感なようです。物事は前向きに捉え、人の面倒見が良いとされます。
国際感覚に優れ、海外での活躍が期待できます。性格に明るさがあり、一緒にいて楽しい人が多いとされます。何事もマイペースで進めるのですが、行動には大胆さが伴うようです。
10. 金星帯
金星帯は、金星環やエロス線、ヴィーナスラインとも呼ばれ、ものすごさがある素晴らしい手相の一つです。人差し指と中指の間から薬指と小指の間にかけて弧を描いて伸びるものを指します。
これが見られる場合、感受性や美的センスに格段に優れているとされます。独自の感性が活かせる分野で活躍が期待できます。美意識が非常に高く、芸術面での才能を秘めそれが開花します。
色気や官能的な魅力などが漂い、繊細な愛情表現ができるとされます。情熱的な恋愛を好み、出会いのチャンスにも恵まれます。きれいな半円形に現れていると、より一層意味合いが強まるとされます。
11. 玉の輿線
玉の輿線は、結婚を夢見ている人には最高の手相と言えます。長く伸びた結婚線が太陽線が接しているか横切っているものを指します。説によっては玉の輿線と呼ばれるものは5種類あるようです。
これが見られる場合、結婚をきっかけに裕福で満ち足りた暮らしができるとされます。経済力のある結婚相手と巡り合えるチャンスが格段に高くなります。男性の場合は、社長や財閥の令嬢などとの出会いが増えて逆玉の輿と言えます。
結婚相手から何らかの良い影響を受けて富や名声などが手にできることもあるようです。玉の輿線があるものの、結婚相手が裕福でない場合は夫婦で財を築くこともあります。
12. 五芒星
五芒星はソロモンの星とも呼ばれ、非常に珍しく大吉相として知られています。星型を5本の線で形作り、5本の線が交わりその中に五角形がある手相です。五芒星は一筆書きができるところから、魔が入り込む隙がない魔除けの形とされ、護符として用いられています。
これが見られる場合、予期せぬ大きな幸運や望んでいた幸せを呼び込むとされます。五芒星が現れた場所の意味合いを強めて様々な幸運もたらします。
あり得ない幸運をつかんだり、数奇な運命をたどるとされます。五芒星が薄い場合、努力を重ねた末に大きな幸運がもたらされるとされます。
13. 二重知能線
二重知能線は、天才と呼ばれる人に多く見られる珍しい手相です。知能線が2本現れているものを指します。
これが見られる場合、頭の回転が非常に速く、常人にない閃きがあるとされます。固定観念に捉われない奇抜な発想ができるので、世の中に変革をもたらす可能性があります。
個性が人の2倍強く、変わり者と見なされがちになります。何らかのズバ抜けた才能があるとされます。創造性や独創性が活かせる分野で力が発揮できます。
人が思いつかないことをやり遂げられるので創業者になったり、経営者としても成功しやすくなります。2つの異なる考え方ができ、複数の仕事ができます。
14. 長い財運線
財運線は感情線を突き抜けると長いとされ、珍しい吉相になります。生命線の内側下部まで伸びる長い財運線を指します。
これが見られる場合、親や親戚などの支援によって金財を得るとされます。親や故郷との縁が深く、身内の恩恵を上手く活用してお金につなげることができます。
親の稼業や土地家屋を継いで財を成すことも考えられます。蓄財は親などの財産に積み足す形なので、容易に大きく増やせます。
親が教育にお金をかけてくれ、高収入につながる仕事に就きやすくなる面があります。非常に金銭感覚に優れ、お金を増やす才覚があるとされます。
15. 福つかみ
福つかみは、その名の通り福がつかめる珍しい手相です。自然に手を握って隠れる位置にほくろがあるものを指します。
この位置は掌のほぼ真ん中になりますが、ド真ん中にあるほど縁起が良いとされます。無理して隠れる位置のほくろや、運命線や知能線などの掌線に接している場合は、その意味を弱めるだけになります。
これが見られる場合、一度手にした福は絶対に逃さないとされます。大きな幸運や望んでいた幸せが次々に訪れます。金運が格段に上昇しているので、それにより多くの福もつかめるようです。強運を持ち、勝負運も高まっているので、ここ一番の勝負で勝ちを逃すことはないとされます。
まとめ:人生が充実する手相
なかなかお目にかかることはないのですが、あったらものすごい手相があります。読み取れる意味合い、もたらすパワー共に最高となる手相です。
この大吉相で縁起が良い手相の筆頭に挙げられるのは、覇王線になります。太陽線、財運線、運命線が交わり一つにまとまることで、運勢が格段に強くなり、数々の幸せを引き寄せ、大きな成功がつかめるとされます。感情線と知能線が一つにつながるマスカケ線は粘り強さと強運に恵まれ、千金紋とも呼ばれる成り上がり線は、どん底から這い上がれる力をもたらします。
ベスト3はいずれも甲乙つけがたい凄さがあることがわかります。これらの素晴らしい手相が見られたら、人生が充実することは間違いないでしょう。