現在日本では西洋手相が主流ですが、世界に目を転じてみるとインド手相、アラビア手相、中国を中心とした東洋手相があり、東洋手相の派生形として日本手相があります。
それぞれ手のシワの読み取り方が違いますが、似通っているものもあります。西洋手相の運命線は東洋手相では玉柱紋となり、事業線とも呼ばれて仕事などの意味合いを持つとされます。
生命線は地紋となり、健康や寿命などに関わる意味を持ちます。その一方で他の手相にあっても、西洋手相では一般的でない読み取り方があります。
その中にファティマの目(手)と呼ばれている珍しい手相があります。西洋手相では島紋と見間違いやすいものになります。
それでは、この手相におけるファティマの目の意味などについて詳しく解説していきます。
手相占いでファティマの目の意味とは?
ファティマの目は、感情線と頭脳線(知能線)の間か頭脳線の下あたりで、手のひらのほぼ真ん中に現れる目のような手相です。聡明紋とも呼ばれる吉相として知られています。大きさは3センチ程になっていることもあるようです。
これが見られる場合、勘が非常に鋭くなり、スピリチュアルな能力に優れているとされます。霊感や第六感を持ち精神的な世界に関心が深いようです。直感的な判断力があり、頭の回転が早く聡明な人が多いようです。創造性にも優れています。
人や物事の本質を見抜く力があり、先見の明があるとされます。人の心の痛みがわかる繊細さを持ち、相手の立場に立って寄り添うことができます。人を癒やす感受性に優れています。邪気を払って災難を遠ざける力を授かり、子宝運も高いとされます。
また黒目の部分がない場合は意味合いは弱くなり、掌の真ん中にある必要があります。目がハッキリと見える程、意味合いが強くなるとされます。
ファティマの目は手のひらの真ん中の目みたいな形?
ファティマの目は、手の平の真ん中辺りに現れる目のような形のものを指しますが、感情線と頭脳線の間か頭脳線の下あたりの場合もあるので、若干真ん中ではないこともあります。黒目と白目を楕円状で囲んだ目のような印象があります。
きれいな目の形を作っていることはあまりなく、何本かの意味のある掌線が交差して目の形に見えるようです。
黒目の部分がない場合、掌のド真ん中に位置していないとファティマの目と見なさない説もあります。一般的には黒目の部分がなくても目の輪郭がしっかりと描かれ、掌のほぼ中央にあればファティマの目と見なします。
ファティマの目の確率・出現率
ファティマの目は珍しい手相として知られています。その出現率の具体的な統計があるわけではないのですが、手相鑑定師の経験値によると、だいたい1000人に一人ぐらいで、0.1%程度ではないかと言われています。
整った形でくっきりとしたものだと、さらにレア度が増して、だいたい2000人に一人ぐらいになるとされます。
ファティマの目は聡明紋?
聡明紋は、一般的にファティマの目の別名として知られています。しかし中指の付け根の領域の土星丘に現れる3つの十字紋が、接するか重なっているものを聡明紋と呼んでいる説もあります。
これが見られる場合、夢や願い事が叶えられる吉相となります。掲げていた目標などに向けて努力が報われるはずです。スピリチュアルな要素が少なくなります。
聡明紋はどちらかというと東洋手相の捉え方に近くなります。1~2コの十字紋の場合、土星丘のネガティブな意味合いを強めることになります。事故や様々なトラブルが頻発するとされるので注意が必要です。
ファティマの目が複数ある
ファティマの目は感情線と頭脳線の間か頭脳線の下辺りといった比較的狭い領域に現れるものなので、複数見られるとかなり稀少となります。
この場合、いろいろな状況で鋭い勘が働きやすくなるとされます。頭の回転がより速くなり、聡明さが増すようです。直感と創造性に優れます。
精神世界に関心が深く、スピリチュアルな才能を複数を持つこともあります。感受性に優れ、人の心の痛みが手に取るようにわかり、寄り添うことができます。
ファティマの目が縦
ファティマの目は完全に横になっているものは少なく、若干斜めになっていることが多いとされます。縦に近い場合も意外とあるようです。
基本的には目が横でも縦でもそれほど意味に違いはないとされます。
しかし、その中でも完全に縦になって現れていると、聖なる守護力がより一層高まるといった説があります。邪気などがより打ち払いやすくなり、窮地に陥ることも少なくなるようです。どちらかというとスピリチュアルな面が強まる傾向にあります。
ファティマの目の一部が運命線
ファティマの目の現れる位置によっては、目の一部を運命線が担うこともあります。この場合、運命的な出来事にファティマの目が活用できるとされます。
運命的な出会いを望んでいると、勘が働き無意識のうちに出会いの場に向かっていたりします。相性の良い相手を第一印象で見抜けるので、恋愛・結婚で失敗が少なくなります。
スピリチュアルな才能で大きな業績が残せるかもしれません。災厄を遠ざけたり軽減させる力にも優れています。
ファティマの目が左手にある
手相は利き手でない手に生来のことが現れるとされます。日本では一般的に右利きの人が多いので、左手では過去や生来の運勢などを判定します。
この左手にファティマの目がある場合、生まれつき非常に勘が鋭く、スピリチュアルな能力に優れているとされます。幼少期から人やモノの本質が見抜けるので、失敗は少なくなります。対人関係でも最悪な事態を事前に回避できます。
人を癒すことができるので、頼りにされる存在になります。しかし年令を重ねるにつれて環境や価値観が変化し、ファティマの目が薄れたり消えてしまい能力を失うこともあるようです。
ファティマの目が右手にある
手相は利き手に将来のことが現れるとされます。日本では一般的に右利きの人が多いため、右手で将来の出来事や運勢を読み取ることになります。
この右手にファティマの目がある場合、人生経験を積んだ中で、非常に勘が鋭くなり、スピリチュアルな能力に優れるようになったとされます。頭脳明晰で何事も直感的に判断し、素早く対応できます。
人の痛みが感じられ寄り添うことができます。災いを回避する守護力が備わり、不運がほとんどなくなります。子宝にも恵まれます。これらの能力は後天的に身に着けたなので、簡単には失われないとされます。
ファティマの目が両手にある
この場合、利き手がどちらにしても、生涯を通じて非常に勘が鋭く、スピリチュアルな才能を持ち合わせているとされます。人生の早い段階から人やモノの本質が見抜け、自分に利することができます。
誤った判断をすることがなく、直感的に良いと思った方向に進めば、成果が手にできます。成長しても勘の鋭さなどは衰えることがなく、人生で危うい状況にならないはずです。
スピリチュアルな能力が開花し、長年磨かれるので類まれな活躍が期待できます。人の心の痛みがわかる繊細さを常に持ち続けているので、いくつにもなっても人から信頼されます。
まとめ:珍しい手相の一つ
ファティマの目は聡明紋とも呼ばれ、感情線と知能線の間か知能線の下辺りで、掌のほぼ真ん中に現れます。楕円状に囲んだ線に目のような印象があり、きれいに目を形作っていることは少なくなります。黒目の部分がないと若干力が弱まるようです。
勘が非常に鋭くスピリチュアルな能力に長けているとされます。精神的な世界に関心が深く、直感的な判断力に優れていることがわかります。別名の聡明紋は3つの十字紋が土星丘に現れて、接するか重なっているものを指す場合もあります。
ファティマの目が縦になっていると、守護力がより一層高まり、スピリチュアルな面が強まるとされます。この珍しいファティマの目が見られたら、その能力を充分に活用したいものです。