犬の無駄吠えのしつけ方・直し方5個!治らない…無視?

犬の無駄吠えのしつけ方・直し方5個!治らない…無視?

犬の無駄吠えがうるさい…治らない…。犬を飼っているとそんなふうに困ることってありますよね。愛犬の無駄吠えのしつけ方・直し方を詳しく解説します。無駄吠えする原因や理由を正確に把握して正しいしつけ方を行っていきましょう。


※動物看護師20年以上のライターが書いています。

愛犬の無駄吠え・・・多くの飼い主さんが抱えている問題ですよね。お散歩中に他の犬に吠えかかったり、来客に吠えかかったりと飼い主さんを困らせているようです。

しかし、犬が吠える事には犬なりの理由があります。犬は言葉を話せません。吠えることで自分の意思を伝えています。ただ、吠え続けることは「無駄吠え」になってしまいます。

ここでは犬が吠える理由と、無駄吠えの直し方についてお話ししていきます。

犬の無駄吠えがうるさい・・・治らない?

犬の無駄吠えがうるさい・・・治らない?

犬にとって吠えることは、コミュニケーションツールです。しかし、飼い主さんの制止を聞かず、ずっと吠え続けることは「無駄吠え」です。

来客してくれた友達と話もできないくらい吠え続けたりしていると相手にも、また、ご近所にも迷惑が掛かってしまいますよね?マンションなどの集合住宅ではなおさらです。

夜中に何かに反応して吠えるときもあります。夜は一軒家であっても犬の声は響きますので、ご近所からの苦情がきたという飼い主さんもいるでしょう。無駄吠えがひどくて眠れないという方もいますよね。

これでは飼い主の方は参ってしまいます。愛犬と楽しく幸せに暮らしたいと家族に迎えたはずなのに・・・

そこで、吠える原因と理由をしっかりと理解して、これからのハッピーライフを目指しましょう。

犬が無駄吠えする原因・理由5個

犬が無駄吠えする原因・理由5個

1. 精神的な不安

「分離不安症」というものがあります。これは飼い主さんが出かけたり、見えなくなるとものすごく不安を感じて吠え続ける、粗相をするという心の病気です。飼い主さんがちょっと外に出ただけでも戻ってくるまで吠え続けます。

この時の犬は自分の感情をコントロールできない状態に陥っています。決してわざとではありません。

飼い主さんの行くところ、例えば、トイレ、お風呂、お庭などなどどこでもついて行きます。まるで小さなストーカーのようです。飼い主さんも犬を一人にすることが出来なくなり、もうどうしようもなくなってしまいます。飼い主さんはお手上げ状態です。

2. 成長期の過ごし方

犬は生後3ヶ月~5ケ月頃に社会化期を迎えます。この期間は犬にとって一番重要な時期です。兄妹がいればそこでいろいろなことを覚えていきます。

触れ合うことや、また強く噛んだらいけない、こんなことをすると相手は嫌がるなど大切なことを学びます。

しかし、他の犬や人と触れ合うこともあまりなく、いろいろな刺激の少ない環境で育つと、慣れないものや物音に反応しやすくなってしまい、無駄吠えの原因になります。犬にとってはこの時期に社会性を身につけることがとても重要なのです。

一つ言えることは性格的に強い犬は、やはり人間の群れに入っても自分が一番になりたがる傾向にあるようです。

3. 要求

「お腹すいた!」「おやつ!」「さんぽ!」この要求に全て応えていませんか?
ここで飼い主さんに知ってもらいたいことは、犬は「吠えればこの要求を満たしてもらえる。吠え続けていれば大丈夫!」と思っていることです。

多くの飼い主さんは「何か欲しい時は吠えるんです。ウチの犬はおりこうさん」と言います。でもこれは間違いです。

吠えてうるさいからと犬にご飯をあげていませんか?お散歩に行っていませんか?犬は自分のほうが飼い主さんより偉いと思っています。吠えるたびに自分にかまってもらえると思っています。

なんでも自分が一番だと信じているので、この要求吠えはどこまでも続きます。大変です。

4. 相手への威嚇

インターホンの音や、見知らぬ訪問者など日常と違うことが起きたとき、「なんか音がした!」「知らない人が来た!変なやつ!」という気持ちになると、犬は感情が爆発してしまうことがあります。

もしかしたら自分や飼い主さんに危険が及ぶかもしれないと感じるためにその対象に吠えかかってしまいます。

この行動はもともと野生で暮らしていた頃の本能によるものです。こんな時の犬の吠え方は普段とは違っているのではないでしょうか?

他には、犬も体調が悪い時もあります。触られると痛かったりすると犬は嫌がって怒ります。おかしいと感じたらすぐ病院へ行きましょう。痛いところを触らないように気を付けて連れて行きましょう。

5. 恐怖

犬は大きな音をとても怖がります。一度経験すると犬はトラウマになることもあります。

例えば、飼い主で以前に「この間から同じ時間になると必ず、震えだして悲鳴のような吠え方をするんだけど」という話があり、思い当たることはないか聞いてみると「そういえば、雷が近くに落ちた」との返事でした。その時の恐怖を覚えていて、決まった時間に吠えるようでした。

犬は怖いこと、嫌なことは覚えています。また、花火が原因のこともありました。恐怖吠えの時はいつもより弱々しく吠えるというより「泣く」ような感じになることが多いです。

犬の無駄吠えは無視したほうが良い?

犬の無駄吠えは無視したほうが良い?

犬の無駄吠えには、無視するのもひとつの有効な手段です。でもこの「無視する」という行為、どこまでが「無視」になるのでしょうか?

無視とは、犬が吠えているときにとにかく、犬がそこにいないかのように振る舞うことです。

具体的に言えば、「声をかけない」「顔を見ない」「触らない」です。ちょっとでも目が合ってしまうとそれは無視とは言えなくなってしまいます。

内容によっては無視してはいけない時もあります。「誰かきたよ!」と教えるときは、教えてくれたのですから、飼い主さんにとっては「ありがとう」となります。

しかし、飼い主さんに向かって吠える場合はかまってほしかったりと何かしらの反応を求めています。こんな時は「無視」が効果的です。一言で無視といっても中々難しいですが、状況を見極め、効果的に行動しましょう。

犬の無駄吠えのしつけ方・直し方5個

犬の無駄吠えのしつけ方・直し方5個

それではどうやって無駄吠えをしないようにするのか?原因別に直し方を説明していきます。

1. 犬との適度な距離感を作る

精神的な不安が原因で吠えることが多い犬の直し方についてです。

分離不安症の引き金になる要因は多々あります。お留守番の時間が長い、飼い主さんへの依存度が高い、また飼い主さんとのスキンシップが少ないなどがあります。

予防をするには飼い主さんがその犬の性質を見抜き、適度な距離感を持って接し、何よりも信頼関係を築いていくことです。これから直すには根気が必要です。

声かけをしないということも重要です。飼い主さんが出かける時、犬に「行ってくるね」「お留守番しててね」と声をかけないことです。飼い主さんがいなくなることに犬は不安になってしまいます。黙って出て行きましょう。

帰ってきたときも自分が着替えて落ち着いてから声をかけましょう。日頃から、犬の落ち着ける場所としてサークル等になれさせることも大事です。いたずら防止、危険防止にも繋がります。

2. 人が親犬や兄妹犬の代わりになる

成長期の過ごし方が原因で吠えることが多い犬の直し方についてです。

動物愛護法の改正前は、ペットショップにいる犬達はほとんどが生後30日~40日という状況でしたが、現在は49日を過ぎたら販売できるようになっています。ただ49日になったといっても、子犬にとって一番大事な時期を迎えるまでに親、兄妹から引き離されることに変わりはありません。

十分な社会性を養うことができないために、警戒心や恐怖心、または攻撃性のある犬になってしまう確率が高いのです。また、免疫が低く病気になりやすいとも言われています。

このようにならないために私達が社会性を教えていかなければなりません。子犬のうちからいろいろな人に会わせること、他の犬に慣れさせることが大切です。

3. 無視をする

要求が原因で吠えることが多い犬の直し方についてです。

要求する犬は、遊びたい、おやつがほしい、散歩に行きたいと犬が思ったとき飼い主さんに吠えます。「吠えるから」とつい、飼い主さんがおやつをあげたり、散歩に行ったりしたら、これはもう犬にとってはパラダイスです。

おやつをあげないとしても「どうしたの?」などと声をかけていませんか?これだけでも犬にとっては「飼い主さんが自分をかまってくれた」ということになるのです。

この要求吠えは完全無視することが一番有効ですが、まずは吠える前に行動してみましょう。吠え始めたら、吠えることを止めた時に行動しましょう。

落ち着いたところでおすわりをさせ、できたら大げさにほめてあげましょう。これを繰り返し教えて、吠えなければ言うことを聞いてくれると覚えてもらいましょう。

4. いろいろな音に慣れさせる・落ち着かせる

相手への威嚇が原因で吠えることが多い犬の直し方についてです。

インターホンの音とともに吠えだす犬が多いようです。この時、小型犬ならなだめようと抱き上げる飼い主さんが多いようですが、犬は警戒して吠えたことを褒められたと思い、インターホン=誰かきた!=吠えれば褒めてもらえるとなってしまいます。

お散歩中に他の犬に出会って吠えた時も抱き上げてしまっては、同じことです。普段からいろいろな音に慣らせることも必要です。

インターホンがなって吠えだしたときはハウスなど落ち着ける場所に移動させましょう。その犬の性質などでも違ってきますが、まずは「落ち着かせる」ことです。

お散歩中に他の犬に吠える時は相手の犬が嫌いということもあります。無理に慣れさせることはせずにお散歩コースを見直してみることも必要です。

5. 飼い主さんが落ち着いて行動する

恐怖が原因で吠えることが多い犬の直し方についてです。

恐がっている犬は、感情のコントロールが出来ずにパニックになって吠え続けてしまいます。この時は飼い主さんも一緒になってパニックにならないようにすることです。例えば、「どうしたの!?大丈夫、大丈夫!」という態度だと、犬をいっそう恐怖に陥れてしまいます。

まずは、飼い主さんが落ち着きましょう。そして犬を落ち着かせましょう。犬が落ち着ける場所へ移動し、犬に寄り添って落ち着いた声で「大丈夫だよ」と言ってあげましょう。飼い主さんの声で我にかえる犬は多いのです。

また、台風を怖がる犬は意外と多いです。台風のたびに病院にお泊まりする犬もいます。

外で飼っている場合は玄関などに入れてあげましょう。飼い主さんの気配を感じるだけで犬は安心するものです。

犬が夜中に突然吠える時の理由と対策

犬が夜中に突然吠える時の理由と対策

夜中に突然、犬が吠える時は物音に吠える、庭を何かが通ったなど様々な理由がありますが、この時はまず落ち着かせることが先決です。

この理由以外にも夜中に吠える場合があります。それは「痴呆」です。

犬は昔に比べると医療の進化やドッグフードにより、寿命が延びています。平均寿命は小型犬なら13~15才だったところが、現在は20才くらいまでになりました。

でもそこで避けて通れないのが「老い」です。人も同じですよね。痴呆は脳の病気です。犬自身の意思では何もコントロールできなくなります。

最初に始まるのが夜鳴きです。一晩中鳴いている時もあります。飼い主さんは疲労困憊してしまいます。

ですが、必ずしもで痴呆になるわけではありません。予防策としては犬は群れで生活する生き物です。家族とのふれあいを何より大事にしなければなりません。そうすることで少しでも痴呆になるリスクを抑えることができます。

まとめ

犬の無駄吠えを直すということは「しつけ」です。犬にとっては大きなお世話かもしれません。しかし、犬が人間社会で安心、安全に暮らせるようにしてあげることも大切なのです。

「しつけ」を行うには何よりも飼い主さん家族との信頼関係が重要です。そして大事なことはしつけは家族全員で「同じ言葉」で行うことです。

「座れ」「おすわり」「座って」などとバラバラの言葉では犬は困惑してしまいます。愛犬に人と暮らす幸せを知ってもらうためにも、家族みんなで頑張りましょう。

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