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マルプーの特徴は?性格・寿命・大きさ・体重・飼い方・病気

マルプーの特徴は?性格・寿命・大きさ・体重・飼い方・病気

人気のミックス犬であるマルプー。マルプーはどんな犬種や特徴なのでしょうか。マルプーの性格・寿命・大きさ・体重・毛色・飼い方・しつけ・育て方・病気・トリミングなどについて詳しく解説します。


※ブリーダーなどペット業界経験豊富なライターが書いています。

ここ数年、ミックス犬が犬種別人気ランキングの上位を獲得するようになりました。次から次へと様々な組み合わせのミックス犬が登場し、いまやその数は100種類以上。ミックス犬というジャンルがすっかり世の中に定着しました。

数多くのミックス犬が生み出されている中で、やはり人気が高いのは見た目が可愛らしい犬。ありとあらゆる組み合わせがしのぎを削る中で、マルプーは高い人気を誇るミックス犬です。

マルプーとはどんな犬種?特徴は?

マルプーとはどんな犬種?特徴は?

マルプーはマルチーズとトイプードルのミックス犬です。異なる犬種を掛け合わせる場合、基本的には体格の大きい犬種が母犬に選ばれますが、マルチーズとトイプードルにはあまり差がありません。

そのため、「マルチーズ(父)×トイプードル(母)」と「トイプードル(父)×マルチーズ(母)」の両方が可能。どちらの母犬から生まれたかにより、マルプーの見た目はマルチーズ寄り、あるいはトイプードル寄りになることが多いようです。

マルプーの特徴は、何と言っても見た目の愛らしさが抜群なこと。そもそもマルチーズもトイプードルも、可愛い容姿が人気の犬種です。その二つを掛け合わせて生まれるマルプーが、可愛くならないはずがありません。

また、マルチーズとトイプードルは、ともにシングルコートの犬種です。ミックス犬の中にはかなり無理のある組み合わせが存在する中で、マルプーは無理のない掛け合わせのミックス犬といえるでしょう。

マルプーの歴史

マルチーズとトイプードルを意図的に掛け合わせた時期や経緯について、はっきりしたことはわかりません。他のミックス犬と同様に、そもそもの出発点は2000年代にアメリカで盛んになった、デザイナーズ・ドッグに端を発しているのでしょう。

とはいえ、アメリカでは基本的に大型犬や中型犬が人気。いろいろな種類のミックス犬が生み出されていく中で、体格の小さなマルプーが飛びぬけた人気を獲得したとは思えません。

では、なぜこれだけ日本で人気になったのかといえば、住環境の問題で圧倒的に小型犬が人気だから、という理由はもちろんあるのでしょう。

しかし、もっとシンプルな理由――それは、マルプーが日本人の好みにドンピシャで合致しているからです。日本人は小さくて可愛いものが好きですよね。マルプーの人気が高まるのは、ある意味必然だったといえます。

マルプー成犬の寿命・大きさ・体重

マルプーが成犬になったときのサイズや寿命は、マルチーズとトイプードルから推測することになります。

◆マルチーズ
体重/2~3kg
体高/23~25cm
寿命/12~15才

◆トイプードル
体重/3~4kg
体高/24~28cm
寿命/15才前後

★マルプー
体重/3kg前後
体高/25cm前後
寿命/14才前後

トイプードル寄りのマルプーの方が、マルチーズ寄りより少し大きめになりそうです。ただし、ミックス犬の性質上、必ずしもその通りになるとは限りません。

マルプーの毛色

マルチーズの毛色は白一色ですが、トイプードルはカラーバリエーションが豊富。マルプーの毛色は親犬のどちらかに似た単色になることもあれば、両方の毛色が混ざるタイプなど、かなり多彩です。

・ホワイト
・ブラック
・シルバー
・ブラウン
・レッド
・アプリコット

マルプーは失敗?大変?性格悪い?

ミックス犬では、親同士の掛け合わせになり、見た目や性格にバラつきがあります。同じ種類でも個体差があるので、ミックス犬ならなおさらです。

そのため、見た目が失敗している、飼うのが大変、性格が悪いなどひどい扱いや言われ方をしてしまう犬もいます。

見た目は親犬の交配に気をつけることである程度コントロールできるため、良いブリーダーなら失敗する可能性は低くなります。また、性格は個体差があり、しつけで良い子にもなるのです。

性格やしつけなどについても詳しく説明していますので、読み進めてください。

マルプーの性格

マルプーの性格

マルプーの性格も、親犬の性質から推測することになります。マルチーズとトイプードルの両方に共通しているのは、どちらも飼い主に対してとても甘えん坊なところ。マルプーも甘え上手な犬になる確率は高いですが、社交面はどちらの犬種に寄るかで多少違いがでることもあります。

マルチーズは聡明で活動的ですが、やや恐れ知らずなところがあります。そのため、早いうちからきちんと社会化させないと、知らない人や犬に対して強気にでてしまうことも。マルプーにこの気質が受け継がれると、ちょっとしたことで興奮しやすくなるので注意が必要です。

トイプードルは明るく活発な犬ですが、意外にも警戒心が強いところがあります。基本的に犬と遊ぶのは得意ですが、知らない人に対しては素っ気ない態度をとることも。マルプーにこの気質が受け継がれると、見知らぬ人や犬に対しシャイになることがあります。

マルプーの子犬の販売価格・値段は?

一昔前ならミックス犬は純血種より価格が安いのが相場でしたが、ここ数年は逆転することも珍しくなくなりました。マルプーはミックス犬の中では人気が高い組み合わせということもあり、ここ数年の販売価格は高めで推移しています。

ペットショップでも見かけるようになったマルプーですが、販売価格は概ね20万~30万ほど。ブリーダー直販の場合は25万~50万、中には60万を超えることもあり、ブリーディングへのこだわりが見て取れます。

販売価格が高い子犬は、親犬のサイズが2kgを切る極小サイズ、あるいは毛色がきれいなレッドやアプリコットなど、トイプードルの販売価格とよく似た印象を受けます。

また、遺伝子検査を済ませた親犬から生まれた子犬は総じて販売価格が高め。このあたりの値段の付け方は妥当といえるでしょう。

マルプーの飼い方

マルプーの飼い方

ヌイグルミのように可愛らしいマルプーですが、トイプードルの血を引くからか、活発に動き回るところがあります。

そのため、室内を駆け回る際にスリップして転倒しないよう、床は滑りにくくする工夫が必要です。特にトイプードル寄りの性質が強くなると、ぴょんぴょんジャンプするので注意してください。

また、マルプーはシングルコートのため、寒さに強い犬ではありません。かと言って暑さに強いわけでもないため、一年を通して気温や室温に気を配る必要があります。

マルプーのしつけと育て方

マルプーの親犬であるトイプードルは、犬の知能テストで上位に入る賢い犬です。もう一方のマルチーズはとても甘え上手な犬。この2犬種の気質を併せ持つマルプーは、ある意味最強の犬かもしれません。

見た目や仕草の可愛さからつい甘やかしたくなりますが、ワガママな犬にならないよう、ぐっと気を引き締めたしつけが必要です。中途半端なしつけをしても、賢いマルプーには通用しません。ダメなものはダメと教えないまま、無駄吠えや噛みつき癖のある犬に成長してしまったら、マルプーの持つ良い部分を引き出してあげられなくなります。

マルプーの餌の量

犬といえば食いしん坊のイメージがありますが、マルチーズとトイプードルは、どちらも食べムラのある犬で知られています。マルプーもその性質を受け継ぐ可能性が高いため、食事の管理には注意が必要。

ドッグフードを食べないからオヤツばかりをあげていたら、栄養バランスが崩れてしまい、体調不良や病気の原因になるかもしれません。

適正な体重や体型が維持できているかを確認しながら、マルプーがきちんと栄養バランスの整った食事を摂取できるように、食事の内容を管理することが大切です。

マルプーは吠える・噛む・うるさい?

マルプーの中には無駄吠えや噛み癖が多く、飼い主を困らせる犬がいます。これは、親犬であるマルチーズやトイプードルの悪い面が強く出てしまった結果。特にマルチーズは興奮し過ぎるところのある犬で、マルプーにもこの気質が受け継がれることがあります。

見知らぬものに対してうるさく吠え続けている犬は、勇敢な番犬として家を守っているように見えて、実はひどく怯えています。精神的に強いストレスを受けている状態が、愛犬の体に良いわけがありません。

きちんと主従関係が築けているマルプーは、興奮しすぎる前に冷静さを取り戻せます。無駄吠えによる近所迷惑を回避し、愛犬の健康を守るためにも、しっかりしつけることが大切です。

マルプーのデメリット

マルプーはミックス犬なので通常の種類より個体差があります。毛色や体長、性格などには親犬が関係し、どう影響するかは予測が難しいです。

もしかすると成長したときに予想していた見た目と違ったなんてこともあるかもしれません。さらに、上記で説明したように、無駄吠えや噛み癖があり、しっかりとしたしつけが必要な場合もあります。

そういったことも想定内の上で、かわいがってあげてください。

マルプーの病気・健康管理は?

マルプーがかかりやすい病気には以下のようなものがあります。

◯膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝のお皿が外れて脱臼してしまう病気。先天性の場合もありますが、スリップや転倒が原因の後天的なパテラは、飼い主の工夫次第で防ぐことができます。骨格が華奢なマルプーに過度のジャンプや高いところからの落下は厳禁です。

◯皮膚疾患
マルチーズはアレルギーによる皮膚の炎症やアトピー性皮膚炎が多く、トイプードルは皮脂による皮膚トラブルが多い犬です。マルプーはこれらの性質を受け継ぐ可能性が高く、注意が必要。被毛のお手入れをしないと通気性が悪くなり、皮膚疾患の原因になります。

◯外耳炎
マルプーは垂れ耳のため、耳の中の蒸れに注意が必要。外耳炎は耳の穴から鼓膜までに炎症が起きた状態です。耳や首のあたりをやたらと掻く、耳から変なにおいがする、頭をやたらと振るなどの動作が見られたら、外耳炎のサインです。

◯流涙症
被毛が伸び続けるマルプーは目のトラブルに注意が必要です。流涙症は毛の刺激などで涙が過剰に流れ出ている状態。小柄なマルプーの鼻涙管は細く、ちょっとしたことで詰まります。涙が流れ続けると目の周囲が茶色く染まるため、定期的に顔の毛をカットする必要があります。

マルプーのトリミング・カット・抜け毛

マルプーのトリミング・カット・抜け毛

マルチーズとトイプードルは、ともにトリミングが必要な犬種。マルプーも被毛が伸び続けるロングコートで、定期的なトリミングが必要です。

頻度はマルチーズやトイプードルと同様に1~2ヶ月に1回程度。シングルコートで抜け毛は少ないですが、トリミングを怠ると、あっという間にボサボサになります。

こまめなトリミングが難しいなら、セルフトリミングがおすすめです。トリミングサロンのような仕上がりは無理でも、伸びすぎた部分を少しカットする程度なら大きな失敗はありません。特に顔の毛が伸びすぎると流涙症の原因になるので、こまめにカットしましょう。

毛質はマルチーズに寄るとストレートに近くなりますが、プードルの巻き毛が混ざると緩いウェーブがかかっていたり、部分的にクルクル巻くこともあります。マルプーの毛質は犬によって様々で、このあたりがミックス犬の面白いところです。

マルプーの探し方は?ブリーダー・里親

ミックス犬が大人気の昨今は、ペットショップでもマルプーを見かけるようになりました。しかし、一番安心なのはしっかりとしたブリーダーから子犬を迎えること。親犬の健康状態や遺伝病の有無、親犬のサイズをきちんと確認できるからです。

また、保健所や動物愛護団体にマルプーが保護されていることもあります。成犬を迎えることに抵抗がないなら、ぜひ保護犬も選択肢に入れましょう。里親になるには所定の条件をクリアする必要があるため、しっかり確認してから立候補してください。

まとめ

マルプーは小さくて可愛い犬ですが、ただ可愛がるだけのヌイグルミ扱いはNG!小さくても不用意に誰かに噛みつけば、ケガを負わせることになるでしょう。

マルプーは物覚えの良い犬で、きちんとしつけをすれば応えてくれる犬です。誰からも愛される犬に育つかは、飼い主さん次第です。

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