女性にとっては夫の出世や巡り会う男性が大きく出世してくれれば、それに越したことはありません。また男性では自分が大出世して、絶世の美女を妻に迎えたいなどそれぞれに願望を持ちます。出世や仕事での成功が人生の全てではありませんが、できれば出世して満ち足りた生活を望むのではないでしょうか。
いずれにしましても、出世するかしないかが重要なポイントです。将来、大きく出世するかなどが読み取れる手相がいくつかあります。これが手のひらに現われていれば、努力が報われて大きく出世できる道が開かれるわけです。
基本的に出世する手相に共通している要素は線が濃いこと、特に基本線が濃いことが強く影響するとされます。
それでは、この大出世する手相について詳しく解説していきます。
1. 両手ますかけ線
ますかけ線は、知能線と感情線が一直線につながっているものを指し、片方の手に現れても珍しいのですが、中には両手に現われていることがあります。非常に珍しい手相で、説によっては真の力が発揮できるますかけ線とも言われています。
人の上に立つことで力が発揮でき、つかんだ運は絶対に離さないとされます。周囲の環境が自分に合っていないとしても、それをものともせずに才能が活かせます。
絶大な強運に恵まれ、天才的なアイデアが生み出せるとされます。ズバ抜けた集中力があり、何事も粘り強く取り組みます。これらのことから大出世する可能性は格段に高くなります。
2. 成り上がり線
成り上がり線は千金紋とも呼ばれ、生命線の始点から始まり、中指の付け根に向かってカーブを描きながら伸びる線を指します。
これがある場合、強運を持ち大きく飛躍するチャンスに恵まれ、大出世する可能性が格段に高いとされます。カリスマ性も漂い社会的な成功も手にして、人から高く評価されます。コツコツと積み重ねてきた苦労などが大きな成果として現れます。
ハングリー精神が旺盛で目的のために頑張ることができ、一発逆転の大きな幸運が手にできます。何らかの窮地に陥っても、人に頼ることなく自力で、どん底から這い上がる力を持ちます。
3. 濃く真っ直ぐで長い運命線
運命線が濃く現れ真っ直ぐで長いものを指します。
この場合、強運持ち、目的の達成に向けて努力を惜しまず、どんどん突き進んでいくとされます。大勢の人を動かして成功がつかめるはずです。精神力も強く、何事も自分で決めて物事を進めていきます。
何らかの失敗をしてもめげることはなく、それをバネにして力に変えられます。順調に成果が積み上げられ、地位も向上するはずです。これらのことから大出世が期待できます。
真っ直ぐで濃ければ、線が途切れていても運気は強くなります。この場合は、人生の転換期や一時的に低迷期があっても、出世につなげることができます。
4. 木星丘にスター線
東洋手相では六花紋とも呼ばれ、木星丘(人差し指のつけ根の領域)にスター線が見られる吉相を指します。スター線は、3~4本の短い線が星のように交差しているものです。
この場合、いろいろなチャンスに恵まれ願い事が叶えられるとされます。予期せぬ大きな幸運が訪れるとされ、出世を強く願えば、大出世が期待できます。
仕事ぶりが高く評価され大抜擢されたり、ヘッドハンティングされて転職することも考えられます。名誉や名声を手にし社会的に高い地位につけるかもしれません。
ここにリーダー線があれば、より一層責任ある立場になりやすく、昇運線があれば向上心や独立心などがもたらされます。
5. 神秘十字、奉仕十字、太陽十字線がある
感情線と知能線の間で運命線を縦線としている神秘十字。生命線と運命線の間に現れる奉仕十字。感情線と知能線の間で薬指の下方に現れる太陽十字。これらの十字線が手のひらに現われているものを指します。
この場合、天職と呼べる仕事に就き大きな業績が残せるとされます。世の中の役に立ち、人から高く評価されます。大出世が期待できる手相です。
直感に優れ、独自の発想ができ、強運を持つとされます。先祖や神仏に守護されている面があり、危険や失敗を回避することができます。芸術的なセンスやインスピレーションに優れています。人のために一生懸命になれます。
6. ソロモンの環と直感線がある
人差し指の付け根を半円状に囲むソロモンの環。月丘(小指の下方で手首寄りの領域)と水星丘(小指の付け根の領域)をカーブを描いた線でつなぐ直感線。これらが手のひらに現われているものを指します。
この場合、抜群の知恵と能力が発揮でき直感までもが鋭くなり、大きな成果が得られ大出世するとされます。
向上心や独立心が強く、人の上に立つことで能力が活かせます。人や物事の本質を素早く見抜くことができ、仕事配分が上手で人の扱いに優れています。
7. 運命線・太陽線・財運線の終点が二股
手のひらに終点が二股になっている運命線、太陽線、財運線が現れているものを指します。
終点が小さく二股に分かれている運命線は、人生において最終的に運勢が開かれることになります。
終点がY字になっている太陽線は、金運や成功運が高まっている状態にあり仕事で成功するとされます。
終点がY字になっている財運線は、金運が良好となり、大金を手にするチャンスに恵まれるとされます。
これらの相乗効果により、大出世が見込める手相になります。
8. 覇王線
覇王線は三奇紋とも呼ばれ、手のひらの真ん中辺りで、運命線、太陽線、財運線が熊手のように束ねられたものを指します。
大出世する要素は多分にあるのですが、もっと広い意味で天下を取るようなことができ、時代を動かすほどのパワーを秘めることになります。なかなか現れることがない稀少な手相で、身近に見られことは少ないはずです。
大出世を主とした手相として取り上げるには、物足りないほどです。何事も努力を惜しまず、粘り強く取り組むので大出世以上のものが期待できます。
9. 努力線
努力線は生命線を始点として上方向に3~5ミリ程度で伸びる細かい線の総称です。
線の向かう方向によって呼び方が変わりますが、基本的には堅実な努力を惜しまず、大きな成果を手にするとされます。コツコツと地道な作業が続けられ、業績を積み上げることに優れています。
着実にステップアップしていき、最終的に大出世を遂げるとされます。50代頃から大成功を手にするといった大器晩成型の人が多くなります。安定を重視しチャレンジ精神に乏しい面がありますが、人から心底信頼されます。
10. 太陽線にスター線
太陽線上にスター線が見られるものを指します。スター線は、3~4本の短い線が星のように交差しているものです。
この場合、大きな成功や予期せぬ成功つかみ、世間に名が知れるとされます。自分が好む分野で高い業績が残せ、お金の巡りが良くなります。
何らかの才能が開花し幸運がつかめるかもしれません。周りの人を惹きつける魅力があり、目立ちたがり屋の面があります。これらのことから人生に華があり、大出世する可能性が高くなります。
手相がないと出世できない?
現状、出世に関わる手相が見当たらなくても、今後の考え方や努力次第で、大出世を示す手相が現ることがあります。手相はその人の価値観や生活態度で変化するからです。そ
の人の行動によって出世が可能となり、それに伴い手相に反映されるといった形になります。出世できる手相が現れている人は、既にそれなりの努力ををしていたり、才能を活かしていると言えるのです。
ですから出世できる手相が現れたからといって、それ以降努力をせずに何の行動もしていなければ、手相はあっさりと消えてしまいます。またその逆も言えることで、急に現れることもあります。
出世できる手相がないからといって、出世の道が閉ざされることはなく、自分次第で出世の道が開かれるわけです。また運命線が薄かったり、太陽線やスター線がなく、出世には縁遠い手相だったとしても諦める必要はないと言えます。
まとめ:大出世が目指せる証
本人はもちろんのこと、パートナーも出世を拒む人はまずいないでしょう。できれば大出世をして、全てに満ち足りた人生にしたいものです。この大出世に関わる手相がいくつかあります。
片手でも珍しいますかけ線が両手にあれば、強運を持ち人の上に立つことで大出世が遂げられるとされます。成り上がり線があれば、強運と大きく飛躍するチャンスに恵まれ大出世が期待できます。
木星丘や太陽線にスター線が見られれば、予期せぬ幸運などがつかめ、終点が二股の運命線・太陽線・財運線の相乗効果によって大出世しやすくなることがわかります。神秘十字・奉仕十字・太陽十字があれば、天職に就き大出世ができます。これらの手相を手にして大出世を目指したいものです。