女性だけでなく男性の中にも当然、押しに弱い人は存在します。押しに弱い男性はどんなことを考え、どういった性格や行動をしているのでしょうか。
今回は、押しに弱い男性の心理や特徴について解説していきます。さらに、押しに弱い男性と付き合いたいと思っている女性向けに、落とし方や付き合い方についてもご紹介しているので、ぜひ男性も女性も最後までチェックして、押しに弱い男性について深く知ってみてください。
押しに弱い男性の心理
押しに弱い男性の心理は、押しに弱い女性とは少し異なります。恋愛というと、男性がグイグイ引っ張っていくというイメージが強い方も少なくないですが、押しに弱い男性はそういったことをしません。
理由はひとそれぞれですが、その心理の根本には「責任を取りたくない」「そもそも彼女を作りたくない」「本当にこの人で良いのか自信がない」などの思いが潜んでいます。
そもそも恋人を欲していないという男性は現代には多く、この場合相手からアプローチされればまぁ付き合ってもいいかな、と思っていることもあります。
また自分は押さず、押されるのを待っているのには、「自分から告白すると責任が重くなる」という思いがあることも。更に、好きだと思った相手がいても本当にこの人でいいのか決めかねる、自分の目に自信がないという人は、自ら押すよりも押されることを望みます。
押しに弱い男性は一言では語れない、複雑な心理を抱えているようです。
押しに弱い男性の特徴7個[性格]
ここからは押しに弱い男性の特徴についてご紹介していきます。まずは、押しに弱い男性の性格に見られる特徴です。
■1. 自分に自信がない
押しに弱い男性は自分に自信がないことが多いです。ですから「こんな自分が…」とネガティブになり恋愛に積極的になれないだけでなく、自分がいいなと思った相手に対しても自分の選択が本当に合っているのか自信をもつことができず、アプローチにまで至らないことも多々。
もし自分を認めてくれる、褒めてくれることで自信をつけてくれる相手が現れると、その人のことをとても好きになる可能性は高いです。
■2. 優しい
押しに弱い女性は優しい人が多いですが、実は男性も、ほとんどの人が優しいです。押しに弱い男性は優しすぎる傾向にあるので、人から何かを頼まれると断ることができません。
ですから好きでもない女性からアプローチされても断れないこともあり、流されるままに恋人になってしまった、ということもあります。
押しに弱い男性と付き合いたいのであれば、彼のやさしさに甘えてばかりいると、相手は嫌気がさしてしまうかもしれないので注意しましょう。
■3. 無責任
押しに弱い男性は自らアプローチをしたり女性をリードしたりするといったことをあまりしません。
自分から告白すれば、相手を幸せにしなければいけない、相手との将来を考えなければいけないと思うと積極的に恋愛できないということも多く、悪く言えば無責任であることも多いです。
■4. 共感能力が高い
押しに弱い男性は共感能力が高いです。誰かを否定したり、反対意見を述べたりすることはなく、よく言えば他人を評価せず優しいですが、悪く言えば優柔不断だったり、自己主張をしない人です。
自己主張をしないので、恋愛においても自分からグイグイいくのではなく、押されるがまま相手と付き合います。
■5. こだわりが少ない
押しに弱い男性はこだわりが少ないです。強いこだわりがある、クセがある人は付き合うのになかなか苦労しますが、これといったこだわりがあまりなく、無難な趣味を好んだり、服装や髪型なども周囲が良いと言ってくれるもの、トレンドに左右されないものなどを選んだりしがちです。
自分自身のこだわりが少ないので、周囲のこともすんなり受け入れることができます。つまり、押しに弱い男性は器が大きい人でもあるのです。
■6. 流されやすい
一方で、押しに弱い男性は流されやすいという特徴も持っています。自己主張をすることやこだわる部分が少ないので、周囲の意見や空気に流され、なんとなくついていくことも多いです。ですから、押しの強い女性にも押されるがまま。
しかし人の意見を否定もせず、自分が思っていることと違っても付いていくことができるのは、やはり広い心を持っていないとできないこと。深い優しさをもっているからこそ、相手に合わせることができるのも押しが弱い男性の長所だと言えるでしょう。
■7. おとなしい
押しに弱い男性はおとなしい性格であることが多いです。お調子者やリーダー的な男性など、自己主張が強い男性の中にも押しに弱い人はもちろんいますが、どちらかといえば物静かな人や穏やかな人、優しく落ち着いた人の方が、押してきた女性を受け入れる傾向にあります。
優しく大人な男性を好きになったら、まずは押してみるとうまくいくこともあるかもしれませんね。
押しに弱い男性の特徴3個[態度・行動]
続いては、押しに弱い男性の態度や行動に見られる特徴について説明します。
■1. 話すときに目を合わせない
押しに弱い男性は、話すときに目を合わせないことが多いです。男性同士ならば目を合わせられるという人もいますが、ほとんどは女性と目を合わせることが苦手。女性に対し苦手意識すら持っている人もいるので、目を合わせないうえに会話も弾まないことも多々あります。
しかしこれは冷たい態度を取っているのではなく、恥ずかしい、何を話してよいかわからないだけということも多く、本当はもっといろいろと話したい、と思っている場合もあるので、目を合わせてくれない、会話が続かないと思っても諦めずに押していくことが大切でしょう。
■2. 周囲の目を気にする
押しに弱い男性の中には周囲の目や評価を気にするタイプも多く存在します。
もし自分をグイグイ押している女性がいて、相手をしなかったら…。女性は傷つき、かわいそうだと思われ、相手をしなかった自分が悪く思われてしまうのではないか、そんなことを考え、怯えている可能性もあります。
理由はどうあれ押してくる女性に応えてあげること、相手を悲しませないことを考えてくれるので、押しに弱い男性を好きになったらむしろ場所を選ばず大勢の前でどんどん押すのも悪くないかもしれません。
■3. 男性同士で群れることが多い
押しに弱い男性は女性が苦手、女性と何を話してよいかわからない、自分に自信がないから女性に自分から近づきたくない、と思っていることも多く、男性同士のみでの付き合いを好みます。
男性の輪の中にいるときの押しに弱い男性は、とてもリラックスしていたり、イキイキしていたりすることも多いです。モテるのに女性の影がなく、男性の中でも人気が高いような人は、押しに弱い男性である可能性が高いでしょう。
押しに弱い男性の特徴5個[恋愛]
最後に、押しに弱い男性の恋愛に見られる特徴をご紹介します。
■1. 自分から告白したことがあまりない
押しに弱い男性は自分から告白したことが少ない、もしくは全くないことが多いです。つまり、毎回押されて付き合っている、ということですね。
恋愛経験はあっても、自ら動いた経験がほとんどない。これをよしとするか、頼りないと思うかは人それぞれですが、相手にリードしてもらうような恋愛を求めるのであれば、少し物足りないかもしれません。
■2. 告白されると断れない
押しに弱い男性は自ら告白することはありませんが、告白されると断れない傾向にあります。好きではない相手でも、好きだと言われたらなんとなく付き合ってしまうことがある、ということです。当然、あまりにも嫌いな相手であれば断ることはあるでしょうが…。
告白して付き合えたからと言って、自分のことが好きだという保証にはならない、ということになります。好きでもない相手と付き合うなんてひどい、と感じるかもしれませんが、押しに弱いのですから、そういったことがあっても不思議ではありません。
■3. 恋には奥手
押しに弱い男性は恋愛に対して非常に奥手です。デートの誘いや連絡、手をつなぐこと、キスをすることなど、様々なシーンでリードしてくれない、恥ずかしがる、といった部分が見られるでしょう。
そういった男性の態度を見て、愛されていないのかもしれない、自分のことを好きではないのかもしれないと傷つくこともあるでしょう。それでも相手のことが好きであれば、付き合った後も、女性がリードしていく必要があります。奥
手だから、流されやすいからと言っても、一緒にいる時間が長くなればなるほど、あなたの愛情が伝われば伝わるほど、男性は男性なりのやり方で、女性を愛し、大切にしてくれるはずです。
■4. 母性をくすぐる
押しに弱い男性の中には、母性をくすぐるようなタイプが多くいます。奥手だったり、リードしてくれなかったりと、引っ張っていってくれる男性、積極的な男性を好む女性にとっては非常に物足りないと感じる態度も、そういったタイプが好きな女性にはたまりません。
もっともっと相手の良いところを引き出してあげたい、世話を焼きたい、リードして引っ張っていってあげたい、成長してほしいなど、恋人であっても、息子のような存在になり、放っておけなくなります。
そしてお互いが居心地よく過ごせるのであれば、この関係は非常にうまくいきます。大人な女性と押しに弱い男性は、押しに弱い女性とグイグイ引っ張ってくれる男性くらい相性が良いと言えるでしょう。
■5. 浮気をすることもある
押しに弱い女性は一途であることが多いですが、押しに弱い男性の中には、言われたから付き合う、その場の雰囲気に流されるという人もおり、こういったタイプは浮気をすることもあります。
恋人がいても、他の女性からアプローチをされれば断れず、その場限りの関係をもったり、乗り換えたり、二股をかけたりするのです。
優しい人、自己主張をしない人ももちろん良いですが、度が過ぎれば誰の、どのような言動にも流されてしまいます。あまりにも周囲の言いなりになっている男性には要注意です。
押しに弱い男性の落とし方・アプローチ方法
押しに弱い男性を好きになってしまったらどうしたらよいか、答えは1つ「グイグイアプローチをすること」です。
押しに弱い男性は、男性の方からアプローチをかけてくれる、積極的に行動してくれるということはまずありません。好きになったらあなたがどんどん好きだという気持ちを伝え、遊びに誘い、関係を深めていくしかないのです。
それがイヤなのであれば、もし付き合えても長くは続かないでしょう。付き合っても押しに弱い性格は変わらないからです。
まずは積極的に声をかけたり、毎日マメに連絡を取ることから始めてみてください。そして、周囲にも「彼が好き」という気持ちをどんどんアピールして、外堀から埋めていきましょう。
悪く言えば男性の逃げ場をなくすこと。そうすれば相手の気持ち云々は抜きにして、まず告白を断られることはないと言えます。恋人同士になれたら、相手との関係はそこからより深めていきましょう。
押しに弱い男性との付き合い方
押しに弱い男性と晴れてカップルになることができても、積極性のない彼の態度に相手が本当に好きでOKしたのか、不安になることが多々あるかと思います。
押しに弱い男性に、男らしくリードすることを求めてはいけません。付き合っても、連絡をしたりデートの予定を立てたりといったことは、女性のほうが積極的に行っていきましょう。
そして、自己主張ばかりするのではなく、相手をよく観察し、会話をし、相手についてよく知る中で、自分といると居心地が良いと思ってもらえる空間を作ることが大切です。
どんなに押しに弱い男性でも、落ち着く相手や場所からは離れていきません。あなたといる時間が特別であるとわかれば、彼も彼なりの形で、愛情を表現してくれるようになるはずです。
そうやって変わっていく男性を見るのは、女性にとっても非常に嬉しいこと。表向きではリードしつつも、男性への思いやりを忘れずに接していきましょう。
まとめ
今回は、押しに弱い男性の心理や特徴、アプローチ方法、付き合い方などをご紹介しました。押しに弱い男性はとても優しく、共感能力の高い人が多いです。しかし反面で、周囲に流されやすく、最悪の場合浮気や二股をする危険も秘めています。
そんな押しに弱い男性と良い恋愛をするためには、あなたが母性を全開にして、リードしながら相手の成長を見守る余裕がカギとなります。
2人だけの特別な時間、居心地の良い空間を2人で築いていくことで押しに弱い男性とは長く、良い関係を続けていけるでしょう。押しに弱い男性を好きになったら、ぜひその特徴をつかみ、楽しく関係を深めていってくださいね。