おみくじは平安時代から続く日本の占いです。深い歴史のあるおみくじには、スピリチュアルなメッセージが込められています。
今回は、おみくじの大吉と凶のスピリチュアルな意味について解説します。
おみくじの意味とは?神様の言葉?
おみくじとは、神社にお参りした人が、これからの運勢を占うために引くくじのことを意味します。
「良い結果を引けるかどうか」の運試しと捉える人も多いでしょう。しかし、おみくじで大切なのは、「何を引くか」ではありません。そこに書かれている内容こそが、あなたにとって重要なのです。
おみくじには結果だけではなく、あなたが今後どうするべきかのアドバイスが書かれていますよね。これは、神様があなたに贈る大切な言葉です。あなたの背中を押してくれるかもしれません。「気を付けて」と注意を促す内容のときもあるでしょう。
どんなことが書かれていても「神様が自分のためにくれた言葉」と素直に受け取り、謙虚さを忘れず今後に活かせれば良いのです。
もちろん、「大吉」を引けば嬉しいし、「凶」がついていれば気分は下がりますよね。結果によって気分が変わるのは仕方ありません。一喜一憂した後に、しっかり内容に目を通し、自分と向き合えば良いでしょう。
おみくじの大吉のスピリチュアルメッセージ
おみくじで大吉を引いたら「やったー!」と、嬉しくなりますよね。大吉はおみくじの中で最も良い結果です。今のあなたの運気は最高潮。何をやっても上手くいく気分になるかもしれません。
しかし、最高潮は裏を返せば「今後上昇しない」という意味でもあります。「大吉無敵」と調子に乗ったり、人の好意や言葉を無下にしたりすると、一気に転げ落ちる可能性を秘めているのです。
それを証明するかのように、大吉でも警告的な一文が書かれているおみくじは非常に多いです。中には「あれ?大吉なのに、あんまり良いことが書いてないぞ」というケースもあるでしょう。
おみくじで大吉を引いたときは、運気が絶好調だからこそ、確実に良い方向へ行けるように、慎重かつ謙虚になることが重要です。その上で、今まで踏み出せなかった一歩を踏み出すために、背中を押してもらったのだと捉えると良いでしょう。
おみくじで大吉連続のスピリチュアルメッセージ
「おみくじで大吉が連続すると、返って良くない」という説を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、せっかくの大吉をネガティブに受け取るのはもったいないです。おみくじは神様の言葉ですから、連続で大吉をひいたら「神様が応援してくれる」と、素直に幸運を喜べば良いのです。
もちろん、どんな結果でもおみくじは内容が命。あなたの運気は引き続き最高でも、気を付けるべきことはあり、おみくじにはそれがきちんと書かれています。「大吉連続ラッキー☆」と気持ちだけ大きくなって、中身を読み飛ばしているようでは、小さな石に躓いて大きな怪我をしてしまうかも。
連続で大吉だからこそ、謙虚な気持ちを持って、「神様は自分にどんな言葉をくれるだろうか」と、おみくじの内容に注目しましょう。
おみくじの凶のスピリチュアルメッセージ
神社によって差はありますが、おみくじでは凶よりも吉が多いです。そのため、凶を引くとかなりショックを受けますよね。「自分の運勢最悪なのか…」と、落ち込む人もいるでしょう。
しかし、おみくじの凶には、以下のようなスピリチュアルなメッセージが込められています。
・今が底。後もう一踏ん張りで抜け出せる
・いつもより警戒して慎重になりなさい
・改めて自分と向き合ってみよう
確かに凶は運勢が悪いことを意味します。しかし、裏を返せばこれからは上り調子。先の展望は明るい暗示です。おみくじには神様の言葉が書かれているので、その内容をしっかり受け止めて、誠実かつ慎重に進めば、きっと良い方向に転換できるでしょう。
また、おみくじの凶は「本当に今幸せか?」という神様からの問いかけでもあります。本当は不満や不安があるのに、見ないふりをして流されていた場合、「それでは幸せは遠のくからきちんと向き合いなさい」という忠告でもあるのです。
おみくじで良い運勢のメッセージの捉え方
「結局、おみくじって大吉と凶、どっちがいいの?」と混乱するかもしれませんが、おみくじで良い運勢が書かれていたら、素直に受け取れば良いのです。
「そうか、これから良い運勢が待っているのか」と、ポジティブになれば、積極的に行動を起こせます。仮に失敗しても、自分で決めて行動すれば、必ずあなたにプラスをもたらすでしょう。
おみくじの良い運勢は、神様から背中を押されていると捉えれば良いのです。その上で、何に気を付ければ良いのか、どんな時に行動を起こせば良いのか、おみくじから読み取りましょう。
おみくじの良い運勢は、「絶好調だけど、調子に乗り過ぎず慎重に。謙虚になって感謝の気持ちを大切にしよう」というメッセージが込められています。
おみくじで悪い運勢のメッセージの捉え方
おみくじで悪い運勢のときは、「警戒を緩めず慎重に行こう!」というメッセージです。決してこれから悪いことばかりが起こる暗示ではありません。
「もうダメだ」とネガティブにならず、より一層気を引き締めて行きましょう。悪い運勢を乗り越える神様の言葉が書かれているので、内容も熟読して胸に刻み込んでください。
「凶を引いたけど、願いは叶った」というのは、割とよく聞く話です。悪い運勢を引いたからこそ、「もっと努力しなければ」「気を付けて行動しよう」と、いつも以上に意識が高まったのが、良い結果に結びついたとも解釈できます。
どちらの運勢でも、自分にとってプラスになる捉え方をするのが重要です。悪い運勢でも自暴自棄にならず、コツコツと頑張りましょう。
まとめ
おみくじは神聖な気持ちで願いを込めながら引きましょう。結果の運勢が良くても悪くても、あなたの未来を照らす大切なアドバイスが書かれているので、じっくり読みましょう。神様の言葉に耳を傾け、真摯に受け取るのが重要です。