九星気学には傾斜という考え方があります。傾斜には才能や性格の一部、または潜在意識の特徴が含まれています。
今回は傾斜のなかでも火を意味する離宮の解説をします。
離宮傾斜とは?読み方は?運勢は?
離宮傾斜の読み方は「りきゅうけいしゃ」です。
離とは五行の火属性を持ち「炎」を意味します。離宮を傾斜に持つ人は華やかですが少々、波がある人生を送る運勢傾向です。
炎という存在は物質ではなく現象であり状況によって色が変わり大きくも小さくもなるものです。人間が文化的生活を送るためには必須の存在であり、扱いを間違えれば滅ぼすほどの存在でもあります。このような炎の特徴と同様に運勢が強いときと弱いときの差が大きい傾向があります。
また「離」の漢字が意味するように出会いと別れを沢山経験します。その中では楽しいことや悩むこと、嬉しいことや怒り狂うこともあるでしょう。
離宮傾斜の性格
離宮を傾斜に持つ人はかなり感情の変化が大きいです。怒るときは文字通り烈火の如く怒り、沈むときは燃え尽きた灰のようになります。
基本的には明るく華やかな雰囲気と温かさで周りを元気にするタイプですが、短気な一面もあります。プライドが高くわがままな要素もあるので周囲の人を困惑させてしまうことがあります。
しかし、忖度せず物怖じもしない強さとストレートな表現ができるため多くの尊敬を集めます。同僚社員からは評価が高いですが、上司からは警戒対象とされてしまうかもしれません。
かなり勝負運が強い方なのでピンチになった時こそ燃え上がり成果を上げ、大逆転を起こす才能をもっています。
離宮傾斜の恋愛傾向は?モテる?
離宮傾斜を持つ人の恋愛はかなり「炎」の特徴通りに情熱的です。他の人が照れて使えない言葉や演出も惜しみなく実行できてしまいます。また、直感やフィーリング重視のため、一目惚れも多くあります。
華やかで目立つ存在であり、頭の回転も速く、知的で物怖じしない堂々した態度をもっているので、異性からの評価はかなり高いです。
お付き合いが始まっても情熱的な面は変わりませんがマンネリ化してしまうと一気に冷めてしまうという熱しやすく冷めやすい特徴があります。
少しでも良いので新たな刺激が必要です。高貴で美しい存在に惹かれる性質があるので、浮気する傾向が高めです。
離宮傾斜の相性
傾斜宮は、木火土金水の五行に属する性質をもっています。そして性質の特徴から相性の良い相手、良くない相手が存在します。
離宮傾斜を持つ人と相性が良いのは、木属性の震宮・巽宮、土属性の艮宮、坤宮となります。また、本命星が三碧木星、四緑木星、二黒土星、五黄土星、八白土星となるひととも相性が良いでしょう。
相性が良くないのは金属性の乾宮・兌宮、水属性の坎宮となります。また、本命星が六白金星、七赤金星、一白水星となる人とも相性は良くないでしょう。
離宮傾斜の適職・仕事運
離宮傾斜を持つ人の適職は美に対する感覚の鋭さを生かして美容師やファッションに関わる業種が良いでしょう。
また、美の表現者として華やかな業界であるモデルや俳優としての才能もあります。その他には知識豊富で探究心が強いため研究者や鑑定士や医師なども適正があります。
また、正義感と物怖じしない強さ、頭の良さと勝負強さから検事や警察官、弁護士なども実力発揮の場となります。
仕事運は若い頃から実力を発揮して成果をあげますが上司から押さえつけられてしまうことがあります。立場を気にせずストレートにダメだしをしてしまい、上司の怒りをかってしまうでしょう。
また、自信過剰になる傾向があるので目を付けられやすい傾向です。同僚社員からは「普段いえない不満を上司にぶつけてくれる存在」として尊敬をされることがあります。
離宮傾斜の開運・運気アップ方法
離宮傾斜を持つ人の開運・運気アップするキーワードは「調和」「自己制御」です。離宮を持つ人が運気を下げてしまう最大要因は感情的な行動です。
怒りに支配された行動はかなり運気ダウンしてしまうでしょう。喧嘩別れのような退職が特に悪い流れを生み出してしまいます。感情に支配されず冷静さを保って「この会社には居たく無いが次が決まるまでは保留」といった感情の制御が必要です。
また、不満を言うときは相手の立場と自分の立場を考えて発言をするといった調和を意識することで過剰な衝突を避けることができます。
離宮傾斜の芸能人・有名人
・草刈正雄
・田村裕(麒麟)
・なべやかん
・杉村太蔵
・戸田恵梨香
さんなど。
まとめ
離宮傾斜を持つ人は直感力が鋭く物怖じしない性格で立場を超えて発言できる度胸があり明るく華やかな性格の持ち主です。
炎のように熱い情熱をもっていますが、感情の変化が大きく運気の変化も大きいといえます。何事にも「火力調整」が必要といえます。