「六星占術(ろくせいせんじゅつ)」には土星人、金星人、火星人、天王星人、木星人、水星人と6つの運命星があり、ある特別な条件が揃うと「霊合星人(れいごうせいじん)」になります。
それぞれの人の運命星は、生年月日によって算出された運命数、星数により決定されます。
運命数によって占命盤が描かれ、これをもとに占いが行われるのです。
今回はその中の水星人マイナスに焦点を当てて、性格の特徴やほかの運命星との相性、恋愛運などについてご紹介していきます。
自分が水星人マイナスか確認する方法
六星占術で自身や周りの人の運勢を占いたい場合には、その人の運命星を知る必要があります。
運命星は全部で6つ(土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人)あり、自分や占いたい人が何に該当するかで運勢や性格が分かります。
運命星を出すには運命数と星数を計算し、算出する方法があります。
また、干支によってプラスとマイナスがあり、生まれ年の干支によっては「霊合星人(れいごうせいじん)」になることもあります。
運命星の計算方法については以下の記事をご確認ください。
⇒六星占術の星人の調べ方と計算方法・自動計算
【水星人マイナス】性格の特徴 15選
■1. 自立心が強く独立する人が多い
水星人マイナスは家庭に恵まれない人が多く、特に両親との縁は薄い人が多いです。
そのため、早いうちから自立して独り暮らしをする人も多く、独立心も非常に強いことが特徴です。寂しいように感じる人も多いかもしれませんが、水星人マイナスの人は自立・独立してこそ本来の力を発揮できます。
水星人マイナスは両親のほかに、目上の人との縁が薄いところが特徴です。
そのせいか、会社に入ったとしても若いうちはうまく行かないことが多いでしょう。
目下の人に指導できる立場になって、本来の力を発揮することができるのです。
■2. 頭の回転が非常に早い
水星人マイナスは頭の回転が非常に早く、話上手の人が多いでしょう。
観察力にも長けているため、人に話題をふることも非常に上手です。
特に、営業などお金を生み出すような状況に置かれた際には、自分でも驚くほどの成果を上げることができるでしょう。
■3. お金には細かい
水星人マイナスの人は、お金のために生きているといっても過言ではないほど、お金に関して非常に細かいです。
ケチというほどではありませんが、「あのとき○○に何をあげた」「○○に○○円渡した」など、お金の出入した詳細を事細かく覚えている場合が多いです。
■4. 世渡り上手
運命星では天王星人が世渡り上手と思われがちですが、水星人マイナスも世渡り上手な人が多いです。
しかし、水星人マイナスが世渡り上手であるのはお金が絡んだときのみです。
人懐っこく、人あたりのいい天王星人に比べ、水星人マイナスはお金が生み出されてこそ世渡り上手になるのです。
■5. のびのびできる環境で力を発揮する
水星人は束縛が嫌いで、特に目上の人から物事を言われることを嫌います。
上の立場に立って指導できるようになればのびのびと仕事をすることができますが、若いうちは自分の環境が嫌で仕事をすぐにやめてしまうという人がほとんどです。
水星人マイナスの人が仕事で成功しようと思うなら、自分が上の立場に上がれるまで我慢するか、独立して会社を立ち上げるかのどちらかの場合が多いでしょう。
■6. とっつきにくいと思われがち
水星人マイナスは、クールな人が非常に多いです。
初対面の人からすると、少し怖いと思われてしまうかもしれません。
ただ、頭の回転が速く話すことに長けている水星人マイナスの良さを知れば、仲良くなることができるでしょう。
クールで頑固な性格のため、水星人マイナスと一緒に生活するととても神経を使うはずです。
水星人は「孤独の星」とも呼ばれ、生涯独身を貫く人も少なくないのです。
■7. 大きな障害にぶつかっても動じない
水星人マイナスは非常にクールで、知的で物事を冷静に考えることができます。
たとえ、大きな障害にぶつかったとしても動じることが非常に少ないです。
人に頼ることなくコツコツと自分で解決していく人が多いのも水星人マイナスの特徴です。
人に頼ることを苦手とする水星人は、問題にぶつかったときには必ず自分で解決しようとします。
そんな強さを持っている水星人マイナスは、知らない間に周りから信頼されているということも多いといわれています。
■8. 恋愛体質
結婚には向いていませんが、常に恋愛を楽しむ性質があります。
男女ともに、結婚しても家庭を第一に考えるというタイプではなく、外に意識を向けているので一生独身でいることも珍しくありません。
切り替えが早いので、別れてもすぐに新しい恋人との関係を築くなど、悲しみに浸るような場合は少ないかもしれません。
■9. 第一印象は良いが計算高い
笑顔で気さくに会話ができるところもあり、第一印象は決して悪くありません。
しかい、常に目立とうとするなど、チャンスを狙っている一面もあります。
また、目標やゴールを常に決めていることもあり、何を優先にすべきか常に考えていて、何事も瞬時に対応することができるのも特徴です。
■10. 情にもろいところがある
周囲がダメだと思い、諦めてしまうような人のことも見捨てることができない一面を持っています。
情にもろく涙もろい部分があるので、利己主義に見えている部分には意外性を感じるかもしれません。
水星人マイナスの人は基本、孤独でいることを好む傾向にあります。
一人でいる寂しさを理解しているため、情にもろくなってしまうところもあるようです。
■11. 短気
水星人マイナスの人は、非常に怒りっぽく短気です。
まるで瞬間湯沸かし器のように一瞬で熱くなって、一瞬で冷めるのも水星人マイナスの人の特徴でもあります。
とはいえ、元々は冷静なタイプなので声を荒げて怒り狂うというよりも、冷静に罵倒する場合が多いでしょう。
■12. 家族運が薄い
両親との関係でも、特に父親との関係性が悪く、仲が悪いというのも珍しくありません。
元々自立心が強く、頑固な部分において衝突が多いため、場合によっては両親に勘当されて家を出るというケースもあるようです。
自身も家族を作りたいという願望が薄く、一生一人でいても苦にならないという考えを持っているため、家族運に関しては非常に薄いという印象です。
■13. かなりの努力家
一度決めたことや目標として掲げたものを達成するために、努力を惜しまないとされます。
そのため、自分に厳しい面があり、今やるべきことを着実にこなしていきます。
何らかの障害があったとしても後回しにすることはありません。
自分を追い込んで、より一層努力することもあります。
■14. 飽きっぽい面がある
刺激を求める傾向にあり、いろいろなものに興味を持ちます。
しかし、目新しさや刺激が少なくなるとあっさりと手放します。
すぐに何らかの成果や結果が表れないと、興味を失いやすいとされているのです。
興味の幅が広い分、あれやこれやと手を出して全て中途半端に終わってしまうこともあります。
■15. 何事にも束縛を嫌う
何事もマイペースで進めるので、自分のペースが乱されることを嫌います。
人に何か指図されることも好まず、自分で決めたい気持ちが非常に強くなります。
年を重ねるごとにこの傾向は強くなるので、いずれは独立した方が人生が充実するでしょう。
【水星人マイナス】恋愛の傾向・結婚の運勢
■1. 幸せな家庭には向いていない
家庭を顧みずに仕事を優先したり、不倫に走ってしまうような人も多いです。
もともと家庭運が薄い水星人マイナスは、結婚したとしても円満な家庭を築くことには向いていません。とてもさっぱりした性格をしているため、人生を常に冷めた目で見ている人が多いのです。
孤独の星でもあり、生涯独身を貫いたり、離婚して独りで余生を過ごすという人もたくさんいます。それを寂しいとあまり感じず、自分の人生を思いのまま楽しむというところが水星人マイナスの特徴だといえます。
■2. クールな恋愛に向いている
水星人マイナスのクールな雰囲気は、異性から見ると魅力的に感じられるようです。
しかし、水星人マイナスは物事を冷静に冷めた目で見る傾向があり、付き合ったとしても自分が取り乱すほど人を好きになることはありません。
ベタベタしたり、頻繁に会いたいと迫ったりすることがないため、ドライな付き合い方をしていくことでしょう。
■3. 束縛が嫌い
水星人マイナスは結婚したとしても、自分のペースを乱されることが嫌いです。
束縛が嫌いで、束縛されればされるほど自由に振る舞うようになります。
また、家庭を大切にするタイプでもないため、仕事や遊びを優先してしまうでしょう。
結婚には向いていないと考えられ、生涯孤独で束縛されない場所にいる方が自分の才能を多いに発揮することができます。
■4. 初代運の持ち主
初代運というのは、ビジネスなどを自分の力で始めるということです。
運命星の中でビジネス運に非常に恵まれている水星人マイナスは、お金を作り出すことに関してプロフェッショナルといっても過言ではありません。
水星人マイナスの人は初代運を持っているほか、自立心や独立心が非常に強く、何事も一人でこなしていく力があります。
■5. 40代から恋愛を楽しむことができる
水星人マイナスは、恋愛においてもビジネスに関しても大器晩成型です。
恋愛に関しては40代を過ぎたころから純粋に楽しむことができるようになるといわれています。
それまでは、冷めた目で物事を考える性格から真剣に恋愛はせず、とりあえずの関係を続けていたり、自分の都合のいいように恋愛をしてしまいがちです。
ただ、40代になってある程度自由を手に入れると恋愛を純粋に楽しみ、素敵な恋愛をすることができるようになるでしょう。
【水星人マイナス】仕事運・適職・職業
水星人マイナスの人は頭の回転が速く、いろいろな決断が迅速にできます。
物事に対する観察力が優れているので、良くも悪くも要領よく立ち回ることができるでしょう。
また、人とのコミュニケーション能力に長け、話が上手とされます。
そのため、人と接して契約に結び付ける営業職などに向いています。
このような点から、経営者や経理関連の分野で活躍が期待できます。
掲げた目標に対して地道な努力を惜しまないので、セールスマンや保険の勧誘なども適職といえます。
【水星人マイナス】ほかの運命星との相性
■◇水星人マイナスと土星人との相性
どちらもクールかつ知的で、一見似ているようにも見えます。
しかし、根本的なところでの性格は全く違い、無いもの同士で非常に惹かれあいます。
考え方はとても似ているので、一緒にいてとても居心地が良いといえるでしょう。
水星人はクールな性格で、一緒にいると冷たく感じてしまう人もいるかもしれません。
土星人はというと、独自の精神世界に生きていて妄想癖があります。被害妄想を生んで「嫌われているのではないか…」と思われないように、適度に優しく接してあげることがとても大切です。
■◇水星人マイナスと金星人との相性
金星人も水星人も、行動力では運命星の中でも群を抜いています。
金星人は猪突猛進するタイプですが、水星人は後先考えて得があれば進めていくタイプです。
この組み合わせは、前進力を持っているため無難に生きることはせず、大胆に行動すると吉です。
恋愛面においてもお互い束縛することがなく、楽に付き合っていくことができるはずです。
■◇水星人マイナスと天王星人との相性
性格の相性は悪いです。
天王星人は能天気ではありますが、とてもさみしがり屋。
一方で水星人は現実しか見ておらず、お金に関しても非常に細かいです。さらにはクールで冷たい面を持っているため、性格上は全く合いません。
もし、関係を続けていきたいと考えるのであれば、天王星人が寂しさを我慢していくしかないでしょう。
■◇水星人マイナスと火星人との相性
水星人マイナスの人と火星人はとても良い相性だといえます。
火星人は発想力豊かで、常人が想像もできないようなアイデアを生み出すことがあります。
しかし、行動力がなく、その才能をなかなか世に出さない性格です。
水星人マイナスがパートナーとなることで火星人の行動力の役割を果たし、上手にビジネスをすることができます。水星人はお金を作ることに関して非常に長けていますから、火星人の才能を上手に開花させることが可能なのです。
■◇水星人マイナスと木星人との相性
条件がそろえばうまくいく相性です。
木星人はお金よりも情を大事にするタイプです。
一方で水星人マイナスは気持ちよりもお金を優先するタイプ。
お金に細かいところは木星人ともよく似ていますが、それ以外は全く違う性質を持っている二人です。性格的には合わないと思われがちですが、その関係は対等なものでなければうまく行く相性でしょう。
■◇水星人マイナスと水星人との相性
悪くはない相性といえます。
特にビジネス運はかなり強いものがあり、一緒に企業すると間違いなくうまく行くでしょう。
しかし、この二人が結婚すると、愛のない寂しい生活になってしまうということが否めません。
家庭運がない組み合わせのためすぐに離婚したり、別居婚するということも考えられます。
平和で愛に満ちた家庭は夢見ないほうがいいでしょう。
【水星人マイナス】霊合星人の性格・相性・運勢
「霊合星人(れいごうせいじん)」とは、運命盤の停止位置に自分の干支がある人のことをいいます。
要するに、人生は停止(大殺界)から始まっている人のことです。
霊合星人であれば、運命盤で退極する星の影響を強く受けます。
水星人の場合は火星人の影響を受けるため、年運を始め月運、日運などすべてにおいて水星人と火星人の運勢をダブルで受けることになるのです。
■◇水星人マイナス×霊合星人の性格
水星人であり霊合星人の人は、火星人の影響を受けます。
水星人は基本的に人当たりが良くクールではありますが、お金を成すためなら色んな人と接します。
霊合星人となると、火星人の奇人変人の性格が強く出ることがあります。
クールな面を保ちつつも、突発的な発言をすることも多いでしょう。
ただ、霊合星人は必ずしも半分半分の性格になるとは限らず、その配分は人によってさまざまだといえます。
■◇水星人マイナス×霊合星人のほかの運命星との相性
<土星人>
2人が一緒に居れば物事がうまく行かないことが多いです。
精神を大事にする土星人からすると、水星人の自分勝手な行動や言動は嫌で仕方ありません。
お金のことに関しても敏感なため、一緒にいても長くは続かないでしょう。
<金星人>
性格の相性は◎です。
この二人が一緒にいるとなぜかいい事ばかりが起こるので、日頃から仲良くしておくと物事がうまく進むでしょう。とくにビジネスパートナーとして一緒に働くと、会社を設立するなど成功できるかもしれません。
<火星人>
水星人マイナスが火星人をエスコートすることができれば、とても良い相性になります。
しかし、逆に火星人が上に立つようになればうまく行かないため、注意が必要です。
この組み合わせで注意したいのはお金の管理です。火星人はすぐにお金を使い果たしてしまうため、お金の管理は必ず水星人マイナスが行いましょう。
<天王星人>
悪くはありません。
ただ、天王星人はさみしがり屋なので水星人の冷たさに耐えなければなりません。
基本的にプラス思考の天王星人は耐えることはできますが、浮気に走ってしまい関係が破綻してしまうことも多いので注意が必要です。
<木星人>
相性は悪いです。
木星人は真面目で、ボランティア精神もある星です。
冷たく、自分勝手な水星人の態度を見ていると嫌気がさすという人も多く、恋愛は長く続かないという人が多いでしょう。
<水星人>
性格の相性はまちまちです。
お互い自己主張が多いので、ケンカが多くなるでしょう。
しかし、二人ともさっぱりしているため、後腐れなく終わることができるのも特徴のひとつです。
■◇水星人マイナス×霊合星人の運勢
六星占術では運勢を占う際に運命盤を用います。
霊合星人の場合、2つの運命星が合わさっていることから、吉凶が混合のサイクルで起こり、波乱の人生を過ごしやすいといわれています。
その一方で失敗もしやすいですが、時期さえ間違えなければ大成功を収めやすいともいえます。
【水星人マイナス】ラッキーカラー・アイテム
水星人マイナスのラッキーカラーは「赤・茶・紫」とされています。
水星人マイナスの人は独立心が強く、誰かに頼ることは好まないとされます。
しかし、活動的で意外と華やかな一面もあり、何事にも冷静であるといわれています。
これらのことから、派手さや明るさの象徴である赤と紫に加え、自立や独立心を象徴する茶色がラッキーカラーになります。
水星人マイナスの人のラッキーアイテムは、「蘭、ルビー、水晶、珊瑚、金庫、車、靴」です。
蘭の花や珊瑚などの置物を飾れば、幸運を呼び寄せることができるでしょう。
まとめ
水星人マイナスの性格や運勢などについてご紹介しました。
運命星はプラスとマイナスだけでも性質や運勢が大きく変わります。
自分の生命星やその運勢が気になった際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。