相性とは、それぞれの性格や性質の組み合わせによって、お互いを活かし発展したり、または損ねて努力を必要としたりする関係性のことです。
あなたが「相性が良い」と感じるとき、それはどんなときでしょうか?相手に自分と似たものを感じた、語らずに自分を理解してくれた、同じものや景色を好きだと感じられた…時ではないでしょうか。
ここではどんな性質の人といれば、自分が自然体で楽にいられるのかを、十二星座のランキングでみていきます。
蟹座の性格
四番目にあたる蟹座は、さながら「思春期の少年少女」のようです。蟹座は安全で健康な精神を持ちながら、自身でも抑えがたい感情の起伏に戸惑う星座です。
自身の内面にアプローチするように、他者の感情の移り変わりにも敏感です。同時に身内意識が強く出てくるころで、安心な生活領域を侵されないために、外からの侵入者をシャットアウトしようと必死になります。
そのための「蟹の甲羅」であるといえるでしょう。自分が守らなければならない立場にある者を親身になって保護します。
警戒心が強く、やきもち焼きの気質に加え、目上からの引き立て運や庶民的な愛嬌を持っています。
第1位:蟹座と魚座
優しくて繊細な印象が際立つ魚座は、蟹座が守り尽くすべき要素を兼ね備えています。魚座は何事も受け身なので、蟹座の積極性がありがたくもあり、甘やかしてもらうことを何とも思わないことでしょう。
面倒見の良い蟹座は「何かしてあげたい」と世話を焼くのですが、魚座はそれを上回る奉仕精神を備えています。二人でいると助け合い、愛情を渡し合う関係になることでしょう。
第2位:蟹座と蠍座
蠍座は、相手が信頼に足ると実感したとき、とても誠実な内面を見せてくれます。蟹座の警戒心が強いが正直な性質とよく似ています。
黙って相手の出方を待つこともある蠍座の心を、蟹座の開かれた親しみやすい言動がほっとさせてくれるでしょう。
きっぷがよい蟹座はどんどん仕切っていきますが、面倒くさがりなところもある蠍座には心地よいリードとなります。言葉よりも態度でお互いの誠実さをはかるような二人となりそうです。
第3位:蟹座と乙女座
乙女座は物知りで、その知識で社会に貢献したいという気持ちを備えています。公共性の高い蟹座は、自分も乙女座のようになりたいと願い、よく懐き、教えを乞う場面も多いでしょう。
実務の星座でもある乙女座は、経済面での無駄を嫌います。金銭面でも安全な生活を送りたいと考える蟹座は、乙女座を尊敬のまなざしで見つめるでしょう。多少激情型の蟹座ですが、クールな乙女座と一緒にいると中和されて、安らげるはず。
第4位:蟹座と牡牛座
牡牛座と蟹座の共通項は「お金」です。牡牛座は蓄財が好き、蟹座は稼いで使うことが好きです。金銭に対する感覚が一致することは人付き合いにおける摩擦を少なくします。
ゆっくり着実な牡牛座に対して、蟹座はテキバキと動き回りますが、互いのペースの邪魔をすることなく、あるときは牡牛座の悩みを蟹座が聞いて解決したり、蟹座の神経質な面を牡牛座のおおらかな性格で癒したりと得意分野でそれぞれ活躍できる二人となるでしょう。
第5位:蟹座と山羊座
蟹座と山羊座は対向星座で、強烈に引き合うことも。現実的で心に野心を秘めた山羊座は、社会に自身の才能をどう打ち出していくかを考えています。
蟹座も似た性質ですが、山羊座と比較するとスケールは小さめで、身近な人が分かってくれれば良いと思っています。
恋愛関係になれば、蟹座が少し物足りなさを感じる組み合わせとなるかもしれません。ビジネスであれば、ときにぶつかりますが、すぐに仲直りして協力できる稀有な間柄となるでしょう。
第6位:蟹座と蟹座
同じ蟹座同士、相手の考えが手に取るように分かります。繊細で傷つきやすく、身内びいきの蟹座にはストレスの少ない相手だと言えるでしょう。
ただし、蟹座自身がアイデンティティを保つのに「相手を自分の理解の及ぶ範囲で保育したい」という欲求があります。
相手の蟹座の年代が、養育が必要な時期ならばスムーズですが、大人同士の蟹座の場合、時々はどちらかが頼ってみせたほうが上手くいくでしょう。
第7位:蟹座と水瓶座
水瓶座も蟹座もかなりのおしゃべりです。水瓶座は、自分の考えをすべて吐き出しきるかのように語り、蟹座は自分の気持ちをさらけ出すように話します。
蟹座には水瓶座の目新しい考えかたが新鮮にうつり、水瓶座には蟹座の情緒が温かな心遣いとして感じられるでしょう。
しかし、付き合いが深まるにつれ、蟹座の保護欲を水瓶座は自分には必要ないと思うように。水瓶座のドライな交友関係を蟹座は人間味がないと思うようになるでしょう。
第8位:蟹座と双子座
何事も臨機応変に対処することができる双子座ですが、その情報収集力で蟹座の尊敬を集めます。一方、双子座は怜悧な知性と話術に長けており、ムードや情緒で話をする蟹座のことは、意思疎通が難しいと感じがち。
蟹座は双子座から目新しい情報について聞いてみたり、勉強を教えてもらったりと恩恵を受けます。双子座のほうは自分ばかり我慢して付き合うような感覚があり、蟹座がお礼をしてくれても「なんだかセンスが違うな」と感じることも。
第9位:蟹座と天秤座
天秤座はバランス感覚にすぐれ、誰に対しても平等にふるまいます。身内びいきの蟹座から見ると八方美人に感じられ、ときには嫉妬心をあおるでしょう。
ただ、天秤座は広く浅い付き合いを信条とするので、プライベートに入りこむ付き合いには逃げ出したくなります。
また、蟹座が持てるお金でやりくりし、生活を楽しむべく遣うのに対し、天秤座は見栄で形に残らないものにお金を遣うことも。蟹座にはこれが一番きついことでしょう。
第10位:蟹座と獅子座
獅子座は蟹座の次の星座です。つまり獅子座は思春期を抜けたあとの自分自身なのです。
自分を堂々と表現している獅子座を見ると、蟹座の自分よりエゴイスティックで派手すぎるのではないかと思うでしょう。獅子座から見ると、感情表現の仕方が違いすぎて理解に苦しむこともあります。
また、蟹座は相手を掌握したと感じた瞬間、上から目線で接します。獅子座のプライドは大変高く、マウンティングでは敵いません。気をつけましょう。
第11位:蟹座と射手座
とにかく自由に行動したがりで、束縛を嫌う射手座は、蟹座から見ると「この人生活していけるのかな」と、恰好の世話を焼く対象に思えるかもしれません。
射手座はそんなことはおかまいなしに、マイペースで理想を追求して外の世界へ飛び出していきます。
蟹座は世話好きな一方で、好意を受け入れられないと感じるとヒステリックになりがちです。射手座には多情な面もあり、そのことで蟹座の焼きもち心をあおることになるでしょう。
第12位:蟹座と牡羊座
自立心が強い牡羊座は、まるで野生児のようでハラハラさせられますが、蟹座が求める保育を必要としないことが多く、蟹座は「自分はいてもいなくてもいいのでは」という気持ちになりそうです。
蟹座は攻撃的な人やものを見ると殻に閉じこもりがちです。危険をかえりみず、火中に飛び込んでいこうとする無鉄砲な牡羊座とは、当初こそ刺激的かもしれませんが、蟹座の求める安心安全とは程遠いことが分かり、疲れてしまいそうです。
蟹座男性と相性の合う星座
女性をいたわり精一杯尽くそうとする蟹座男性。いつまでも恋人の関心を自分に引き付けておきたいと考えます。よく気がついて細やかな愛情をくれる一方で、女性から欠点を指摘する、感謝の気持ちがないと、根に持つところがあります。
「蠍座女性」は、一度相手に好意を持つと誠実に愛情を注ぎ続けます。愛情の源泉のような豊かさを持ちます。いつまでも自分を見ていてほしい蟹座男性にはこのうえない相手となるでしょう。
「山羊座女性」は、慎重派で奥手になりやすいのですが、蟹座男性の細やかな愛情でその心を開くことができます。独立独歩の山羊座女性ですが、恋愛の延長上に結婚を考えます。蟹座男性は子をもうけることで、より大きな家庭愛を手に入れることでしょう。
蟹座女性と相性の合う星座
好きな相手には一生懸命に愛情を注ぐ蟹座女性は、庶民的で気の置けない関係を好みます。一方で自分の気持ちを受け入れてもらえないとヒステリックになり、しつこさが出てきます。
「魚座男性」は、好きな女性を幸せにしてあげたいと常に考えています。相手から受けた愛情を倍にして返そうとする魚座男性は、愛情の向かいどころを悩む蟹座女性をしっかりと受け止めてくれます。
デートのとき、気心の知れた雰囲気や場所でないと落ち着かない「乙女座男性」とは、家庭的で馴染みの場所を好む蟹座女性とかなり気が合うでしょう。実は家庭に関することであれば新規開拓も好きな蟹座女性。一緒に行ってみたいお店に誘って、ふたりの思い出をたくさん作ると良いでしょう。
まとめ
蟹座の性格と、相性の良い星座ランキング、男女別の相性についてまとめました。世の中には様々な性質・性格の人がいます。出会う人誰しも自分の鏡であり、相性が良いから運勢が良いというわけではありません。合わない相性にも意味があります。
相性よりも大切なのは、あなたと相手の気持ちです。「自分はどうしていきたいか」をしっかり見つめてくださいね。