タロット占いについてこんなイメージを持っていませんか?
・タロット占いに興味あるけど、特別な能力がないとできない
・初めてカードを触るけど、難しそう
・意味を覚えるのも大変そう
・オカルト的な何かに巻き込まれてしまうのでは?
まず普通の方でもできるようになりますので安心してください。さらにオカルト的なものに巻き込まれることもありません。
意味を覚えることは大切ですが、78枚のカードの意味を覚えることは容易なことではありませんよね。タロットカードの解釈は、カードのイラストを見てインスピレーションで感じることが大切なポイントだと思います。
カードを丸暗記しても、イラストの答えをそのまま機械的に解釈してしまうと心のない答えになってしまうと思います。
まずは、イラストをパッと見て自分がどう感じたかを言葉に出していきましょう。
カードが持つ基本的な意味のほかに、自身の感じたことの方が意外と当たることが多いです。頭では考えずに、感じることの感性を磨いて日常にタロットカードを取り入れることから訓練すると楽しく入れるのではないでしょうか?
初心者のタロティストさん(タロット占いをする人のこと)でも、簡単にできる占い方法をご紹介いたします。
タロットカードを手にいれましょう
現在は、世界中でも数多くのタロットカードが国産でも輸入でもいろんなところで出回っています。何を基準に選ぶのかわからなくなっていますが、初心者におすすめの使いやすいカードは、78枚1デッキそろったカードが基本です。どんなスプレットにも対応できるからです。
22枚の大アルカナと56枚の小アルカナが共にあることが大切です。基本は、「ウエイト版」をおすすめします。解説書も多く出ていますので、理解しやすいので初心者にはよいと思います。
また、プロの占い師さんも愛用者が多いです。しかし、重要なことは直感的に一番よいと思ったのが一番です。
タロット占いを始める前の準備
■道具
タロットカードを混ぜるときに落ちてしまわないような机やテーブル。もし、適したものがなければなんでもよいですが、自分が集中できるような場所を確保しましょう。
そして、布やクロスを敷きます。これを「場を整える」と言います。タロットデッキを保護するのと、カードのパワーを強めるという意味もあります。ただ、凶色とされる「黒」は避けた方がよいかと思われます。
■浄化
占いをする場所を浄化します。お香やホワイトセージを火につけて煙を出し、浄化します。
その後、窓を開けて煙を外に出します。抵抗のある人は、鈴の音や手を叩いて浄化をすることもできます。
そして、自分自身も浄化します。ハンドソープなどで念入りに手を洗い、清潔なタオルなどでしっかりと水気をふき取ります。これは、タロットカードに自身のピュアなパワーを伝え、余分な想念やよくないパワーが伝わることを避けるために重要な儀式です。
■タロットカードが疲れているなと感じたときの浄化法
やはり、非常に強い浄化力を持つ、セージかホワイトセージを使用します。直接ハーブを燃やしてもよいですが、インセンス(*お香のこと)を使うと火事の危険がなく効果的に浄化が行えます。
焚いた煙にカードを1枚1枚さっとくぐらせます。カードの浄化と同時に室内の浄化も行えます。
タロット占いのやり方
■カードをシャッフルする
タロットカードの山を裏返しにして目の前に置き、それを両手で崩します。そして、占いたい質問を考えながら両手で時計回りにカードをぐるぐる混ぜ合わせます。手からパワーをカードに注入するように意識します。
このとき、どのスプレッドを使うかを思い浮かべ、カードに伝えるようにします。(*スプレッドとは、英語で「広げる」という意味。タロット占いのスプレッドは、カードを特定の形に並べることを指します。また、カードを表向きに並べることは「展開」するといいます。)
■カードをまとめる
自分で「もういいな」と思うタイミングで手を止めて、カードを両手で1つにまとめます。横向きにまとめた場合、基本的にはカードの山の左端が頭になるようにします。
■カードをカットする
まとめたカードの山を、質問事項を念じながら3つに分けて、それを1つの山に戻します。他人を占う場合は、相手にカットしてもらい、1つの山にまとめてもらいます。(このカットは、省略しても問題ありません)
タロットの構成
タロットは大きく、「大アルカナ」と「小アルカナ」に分かれます。「大アルカナ」22枚の方が重要な意味を持ちますので、結果は「大アルカナ」に注目します。
また、「小アルカナ」は、更に「棒」=14枚「金貨」=14枚「剣」=14枚「聖杯」=14枚の4つのスートに分かれています。そして、「火」「地」「風」「水」とこの世のものをつくっている四元素に対応しています。
これらのスートは、トランプのように、それぞれエース~10までの絵札、数札とペイジ、ナイト、クイーン、キングのコートカードという人物札から構成されています。
タロットの占い方
大アルカナと小アルカナ78枚でももちろんかまいませんが、大アルカナ22枚だけを使って占いを始めてみてはいかがでしょうか?
最初に、少ない枚数で占う方法で、タロットカードに親しむことから始めて楽しくリーディングすることから「タロット占いは難しいわ」という先入観を解消していきましょう。慣れてきたら、小アルカナも含め78枚で占う方法にしていくのがよいのではと思います。
基本的な3つの占い方(スプレッド)を紹介しましょう。
1.ワンカードオラクル
毎日の運勢占いに適しています。1枚のカードをドローして占います。最も簡単な方法です。時間がないときでも簡単に占えますし、質問のイエス・ノーがはっきりわかることが、このスプレッド法のメリットです。
■ワンカードオラクルの占い方
ワンカードオラクルカードの選び方は決まっていません。シャッフルしてまとめたカードの一番上をめくってもよいですし、カードを横一列に流して好きなものを選んでもよいです。質問事項を頭の中で念じながらピンとくるカードを1枚選んで確認してください。
直観でカードを混ぜるため、混ぜる時間は短くても大丈夫です。最初に述べたように、最初はタロットカードの意味を調べたりせずに名前やイラストなどで自由にイメージして、インスピレーションを磨いていくのがよいと思います。
最初は、正位置と逆位置も気にしなくてよいでしょう。慣れてきて、ものたりなくなってきたら取り入れてみてはいかがでしょうか。
2.ツーカードオラクル
ツーカードオラクルとは、ワンカードオラクルをバージョンアップさせたもので、基本的にはワンカードオラクルと同じように、どんな物事でも占えます。質問事項の結果と状況をよくするための対策を知ることができます。
■ツーカードオラクルの占い方
基本は、ワンカードオラクルと同じです。質問事項を頭の中で念じながらシャッフルしピンとくるカードを2枚選びます。上から2枚でもよいです。このとき、先に決めておいた結果の答えとしてリーディングします。せっかく占っても最終結果に望まないカードが出た場合、気持ちがへこみます。では、どうすれば悪い結果を回避できるのか?そのときに「対策」のカードが役に立ちます。または、二者択一の選択を迫られたとき、迷っているときなどはツーカードオラクルがおすすめです。
3.スリーカードオラクル
悩んでいることがあって、どうしていいかわからない。そんなときの悩みについて、その原因と現状、今後どうなっていくのか?どうするべきか?3枚のカードから読み取れます。
■スリーカードオラクルの占い方
基本は、ワンカードオラクル、ツーカードオラクルと同じです。同じように質問事項を頭の中で念じながらシャッフルしピンとくるカードを選びます。上から3枚でもよいです。
左から順に横に並べていきます。
左から、「過去」=質問の原因、「現在」=今の状況や今やるべきこと「未来」=質問の解決策や結果を表します。なお、「未来」とは、それほど遠い未来のことではありません。数週間から1か月くらいの近い未来のことです。
また、とても単純なスプレッドですが、幅広い質問に答えてくれて的中率も高い占い方法でプロの占い師さんも用いているのがスリーカードオラクルです。
今日から、タロットカードをパートナーとして
基本のスプリッドをご紹介しましたが、タロットカードを悩んでいるときだけに使っているのも、もったいないです。
日常に取り入れてみましょう。外出中にカードに聞きたいことがあったとき、テーブルがなくても、トランプを切るようにシャッフルして、頭に浮かんだ数字のところを引いてみるなどでも大丈夫です。タロットカードには、決まりはありません。
信頼して気軽に楽しんでいつも側にいてくれるパートナーとして、信頼を深めて感性を磨いてみてください。そして、自身の直感を信じてみてください。
カードを開いた瞬間「嬉しいな」「安心したわ」「よかった」または、「何これ?」「がっかり」「いやだな」このように、パッと浮かんだ印象もとても大切です。答えが出ないときは、無理しなくても大丈夫です。「保留」にして時間を置いてみてください。
それでも無理なときは、まだ答えを出す時期ではないのかもしれません。どんな、タロティストでもはじめは初心者です。謙虚に学ぼうとする姿勢が大切で、これから少しずつ慣れていくことでしょう。