桑山美術館の徹底レポ!料金・評判は?

桑山美術館の徹底レポ!料金・評判は?

愛知県名古屋市にある「桑山美術館」。⼈気観光場所として⼝コミで評判の美術館ですが、ホームページなどだけでは分からないところがありますよね。そのため、徹底取材を⾏ってきました。旅行や来訪前の参考にしてください。


愛知県名古屋市にある「桑山美術館」へ取材を⾏ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の⼝コミや評判だけではよく分からない」という⽅は、ぜひ参考にしてください。

取材先の博物館名:桑山美術館

Q. 施設の概要を教えてください。

名古屋市の東部、地下鉄川名駅から徒歩約8分の閑静な住宅地内にたたずむ「桑山美術館」。愛知県知多市出身の実業家・桑山清一が、長年にわたって収集した美術品を収蔵しています。その数、絵画は262点(うち日本画が242点、洋画が15点)、茶道具が約800点、工芸品70点。さまざまな美術品を鑑賞することができます。

桑山美術館は1981年、桑山の最晩年に開館しました。ベージュのタイル貼りに緑の屋根が印象的なまるみを帯びた建物の外観は、まるでヨーロッパの古城のような雰囲気です。いっぽう、中に入ると回遊式の日本庭園や茶室などがあり、和の空間が広がっています。

桑山の意向は「なにごとも丸く、丸く、四角いものは畳だけでいい」だったと言います。人の和を大切にした桑山の心が、建築のコンセプトにも表れています。

Q. 展示物の構成を教えてください。

主な所蔵品は、近現代の日本画、それから茶道具です。桑山が趣味の茶道の道を極め、季節折々のお茶会を開催するために収集した逸品の数々です。とくに茶道具は鎌倉時代から現代まで、幅広い年代のものを取り揃えております。

有名な作品でいうと、日本画壇の巨匠であり文化勲章を受章した横山大観の「霊峰春色」を収蔵しています。また美人画で有名な上村松園の「春風」もございます。そのほか、日本画の大家、速水御舟、竹内栖鳳、川合玉堂などの作品も、企画展のテーマに沿って展示しています。

また、茶道具では、桃山時代の作品と言われ千利休在判の「竹一重切花入」、同じく桃山時代の「黄瀬戸茶碗 銘 村雨」など、貴重な品もご覧いただけます。

学芸員が見どころをガイドすることもできますので、スタッフにお声がけください。

Q. デートスポットとしての見どころを教えてください。

当館は建築物としても見どころの多い建物です。館内は作品以外は撮影OKです。渡り廊下の回廊コリドールのところなどは、SNS映えする撮影スポットだと思いますよ。おふたりで写真を撮る際などには、シャッターを押しますので、お声がけ下さい。

そのほか、館内各所にベスト写真スポットを掲示しています。成人式の前撮りなどで利用される方もみえたりと、和服も似合う雰囲気です。気分を変えて和服でのご来館もいいかもしれませんね。

庭園は回遊式になっており、四季折々のお花を楽しんでいただけます。また、14基のさまざまな種類の石灯篭がありますので、それを順に巡っていただくのも興味深いかと思います。

Q. 人気の企画やイベントはどんなものがありますか?

当館では、年に3回企画展を行っています。4月~7月初旬は日本画、9月~12月初旬は茶道具、1月~2月初旬にかけては新春展を開催しています。

展覧会ごとに2~3回、日時を決めてギャラリートークを行います。新型コロナウイルスが流行する前は、展示室に集まっていただき、解説をしておりました。現在はスライドを使って人数制限をして行っていますが、コロナが収束したらまた展示室で開催したいと思っています。

このギャラリートークでは、学芸員が一方的に説明をするのではなく、来館者様と対話をしながら進めていきます。「この日本画はお好きですか?」「好きな点はどういうところですか?」「気になるところはどこですか?」などと双方向でおしゃべりをすることで、作品世界のなかにどんどん入り込んでいただきます。

「説明で教えてもらったとおりに見る」のではなく「ご自分の感性で読み解く」ほうがきっと面白く、長い間印象に残ると思います。ギャラリートークは、展示室で行う場合は予約なども必要ありませんので、是非お気軽にお越しいただければと思います。

また、春と秋には当館主催のお茶会があります。こちらもコロナ禍のなかで中止しておりますが、収束後はまた開催できればと思っています。お茶会は、立礼席(椅子席)でくじ引きでお茶碗を決めるようなものもあれば、小間席でにじり口から席入りするようなものもあり、趣向を凝らしています。お茶席のあと、実際にお茶碗に触って眺め、鑑賞する時間を設けており、こちらも人気の企画となっています。

Q. 併設施設について教えて下さい。

ミュージアムショップといったものはありませんが、受付にて収蔵作品のポストカードや、20周年時に作成した図録を販売しております。お土産や記念にいかがでしょうか。

Q. どんな利用者が多いですか?

茶道具が中心ということで、年齢層は高めのお客様が多いように思います。当館では、1,300円で1年間有効なお得な年間パスポートを販売しており、そのリピーターの方も多いです。最近SNSでの発信などにも力を入れているので、少しずつお茶に興味のある若いお客様も増えてきています。

Q. 料金・予約について教えて下さい。

一般500円、中高大学生300円となっております。20名様以上の団体様は割引があり、障がい者の方とその付き添いの方は無料になりますので、ホームページをご覧ください。個人の場合、来館に予約は必要ありません。特に混雑することもあまりなく、静かな時間を過ごしていただけるかと思います。

Q. 付近のおすすめ観光スポットを教えてください。

近くの「八事山 興正寺」は、マルシェがあったり、定期的な市がたったりと、人々が集う場所となっている大きなお寺です。庭園が非常に美しく、写経やお茶席の体験もできますよ。

また近隣には「昭和美術館」「古川美術館」「渡辺健一トリックアート美術館」と、小規模な美術館がたくさんあります。地下鉄の1日乗車券をお求めになって、美術館巡りなども楽しい1日になるかと思います。

当館から徒歩圏内のいりなかエリアにあるお店で、ランチにおすすめなのがイタリア料理の「VOLONT」。パスタが大変美味しいお店です。食後のスイーツには、同じいりなかエリアの「TAKISSA」でケーキはいかがでしょうか。お腹も感性も満たされる、大満足のコースになるかと思います。

Q. このインタビューを見た人への特典はありますか?

「Spicomiを見た」と言っていただければ、当館オリジナルのポストカードを差し上げます。受付にお声がけください。

Q. これから利用したい方へメッセージをお願いします。

2011年、30周年時の企画展

当館は2021年で40周年を迎えました。しかし、コロナ禍のこともあり、40周年の企画を2022年に行う予定でおります。

40周年企画は「桑山美術館ベスト30」。皆さんがもう一度見たい日本画を投票していただく「リクエスト展」になる予定です。ホームページからも、投票していただけますので、ふるってご参加ください。そして、4月からの日本画展に是非お越しいただければと思います。

日本画や茶道具は、美術鑑賞としてはちょっぴり敷居が高いかもしれませんが、ご自身の感性で「こんなお茶碗でお茶をいただいてみたいな」「この絵の雰囲気が好きだな」などと感じ、お相手と話し合っていただくことで、お楽しみいただけるかと思います。ご来館をお待ちしております。

桑山美術館の基本情報・営業時間・定休日

事業者名:桑山美術館
住所  :​〒466-0828 愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
電話番号:052-763-5188
営業時間:10:00~16:00
定休日 :開館期間中の月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
     祝日の翌日および展示替期間(2~3月・7~8月・12月)
URL  :http://www.kuwayama-museum.jp/

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