中指の下の領域は土星丘と呼ばれ、そこに現れる線は主に4大基本線の一つの運命線になります。始点がどこでも木星丘に向かっていれば、運命線と見なされます。運命がスムーズに進む人は、運命線が濃く長いことが知られています。
しかし誰もが濃く長いわけではなく、いろいろな現れ方をします。現れ方によっては運気が弱まっていたり、人に助けられた運勢を切り開くこともあります。
それではこの中指の下の線の意味について詳しく解説していきます。
手相で中指の下の丘の意味とは?
中指の下の膨らみは、勤勉の丘とも呼ばれる土星丘になります。持久力や忍耐力、慎重さや冷静さ、思慮深さなどが読み取れます。
この土星丘が発達していると、何事も忍耐強く取り組み、性格は真面目とされます。責任感が強く、頼まれたことは最後までやり遂げる気持ちが強くなります。
人から信頼されやすく、孤独を好む面もあります。自分の世界に没頭しコツコツと積み重ねることに優れています。物事は慎重に進めるので失敗は少ないとされます。内向的で頑固な面もあります。土星丘が盛り上がり過ぎていると、社交性に乏しく自分の殻に閉じこもることが多くなります。
右手と左手の意味の違い
手相は左右どちらの手に現れるかで意味合いは変わってきます。利き手では現在から未来にかけてのこと、利き手でない方では生来のものや過去のことが現れているとされます。
日本では右利きが多いので、右手で将来のこと、左手は生まれつきのことを読み取ることが多くなります。
これを土星丘に当てはめると、忍耐力や持久力をつけたかったり、思慮深さや集中力を持ちたいと願う際には、一般的に右手に現れている方が期待値が高くなるわけです。
左手では生来優れた忍耐力や集中力を持っていることになります。しかし手相は考え方が変わると変化するので、今後どうなるかはその人次第と言えます。また左利きの人はこれらが逆になります。
中指の下の縦線
中指の下に伸びる縦線は、運命線となり濃い程、より吉相になります。始点に関わりなく土星丘に向かっていると運命線と見なされるので、土星丘に達していないこともあります。
運勢の強さや運命的な出来事などを読み取ることができます。仕事運にも影響力が強いことが知られています。
生命線上から伸びると気力や体力によって開運でき、頭脳線上から伸びると後半生の自我や運勢が強まるとされます。
中指の下の横線
中指の下に伸びる横線は、基本的に運気の停滞を示すとされます。急に現れた場合、今まで順調だった運勢が思い通りにならず、迷いが増えることになります。
忍耐力や持久力を阻む何らかの問題が生じるとされます。一連のトラブルによって様々な目標達成が危ぶまれることになります。運命線を横切る場合、その時期に不運が訪れたり、心身面でのダメージを受けやすくなるとされます。
中指の下のV字
2本の運命線がV字状に現れているものを指します。
二重運命線の一種となるので基本的に運気は強くなり、運勢は順調になるとされます。二つの仕事で、思い通りの成果や成功が手にできることが考えられます。
当初運勢を切り開く際に手助けしてくれる人がいても、最終的には手助けに頼ることなく自力で大きく開運できるとされます。
中指の下のY字
運命線の先端が小さく2つに分かれ、Y字になっているものを指します。
この場合、晩年期に不運や苦労が多くなるとされます。健康を害して大病をしやすくなることが考えられます。いろいろなトラブルを起こし、今まで築いてきた信用をなくす可能性もあります。
運命線が中指まで入り込みY字の場合、運勢の落差が激しくなります。幸福だった人生が一転し、どん底に落ちたりします。
中指の下の十字・クロス・バツ
十字線はクロスとも呼ばれる×印や+印のように交差しているものを指します。
これが土星丘に見られる場合、今までの努力が報われないとされます。会社のために苦労してきても、倒産してしまう可能性があります。
真面目な性格が裏目に出たり、孤独を好むことが人嫌いと勘違いされたりします。対人関係のトラブルや不運が重なりやすくなります。
中指の下の星印・スター線
スター線は星印や星紋とも呼ばれ、短い3~4本の線が星やアスタリスクのように交差するものを指します。
これが土星丘にある場合、努力が大きく報われとされます。人気や幸運を伴った成果が得られるはずです。何事も深く追求し、とことんのめり込むので高く評価される業績が残せます。忍耐強さがあり極める力が絶大になります。
中指の下の縦線が二股に枝分かれ
運命線が二股に枝分かれして木星丘(人差し指の下)に伸びる場合、強い願望を持ち向上心が旺盛となり、努力を惜しまないとされます。目標を達成させ運勢が切り開けます。地位や富を得て大成功する可能性もあります。
枝分かれし太陽丘(薬指の下)に伸びると、その分かれる時期に努力が報われ幸運がもたらされるとされます。枝分かれして水星丘に伸びると、コミュニケーション能力や商才に優れているとされます。
中指の下の縦線が2本
運命線が並行して2本伸びている二重運命線を指します。
これが見られる場合、運気が強く、自力で運勢を切り開くことができます。強運な上に人の助力を得て運勢を切り開くこともできるので、運勢は思い通りになりやすいと言えます。いろいろな2つの分野で活躍が期待できます。
本業と副業、仕事と趣味といった形の両方で高く評価されます。女性の場合、仕事と家庭を上手に両立させられることも考えられます。
中指の下の縦線が多い・複数
運命線が複数現れているものを指します。
この場合、人生の目標が一つに絞られておらず、どれをやっても運気は弱めで長続きしないとされます。努力もなかなか報われないようです。何か一つに絞って努力をすると線が1本にまとまるとされます。
運命線が細かく切り替わり、人差し指の下方寄りにある場合、権力志向や上昇志向が強くなり、薬指の下方寄りにあると人望を得て開運できるとされます。
中指の下の縦線が長い
運命線が中指の下から手首のラインまで長く伸びているものを指します。
この場合、かなり強運を持ち、先祖に見守られているとされます。幼少期から強運に恵まれ、運勢は思い通りに順調に進むはずです。
独立心が旺盛で人に頼らず頑張り抜ける精神力を持っています。先祖との縁が深く、そのつながりによって運勢が切り開ける面もあります。
中指の下のフィッシュ
フィッシュは魚紋とも呼ばれ、魚の形で囲まれた線を指します。幸運をもたらす吉相として知られています。
これが土星丘にある場合、真面目に努力してきたことが認められるとされます。高く評価されることが大きな成果や成功につながります。
責任感が強く周りの人から信頼されます。コツコツと忍耐強く取り組んだものが報われ、幸せが手にできます。
中指の下の運命線末端がフォーク状
運命線の末端がフォーク状に分かれているものを指します。極めて稀な手相として知られています。
これが見られる場合、晩年期に社会運が開き、成功が手にできるとされます。今までの努力が報われ幸せがつかめます。
太陽線と財運線を伴うと、より意味合いが強まります。末端が細く薄いフォーク状の場合、晩年に運勢が急激に衰退するとされます。
中指の下の三角紋
三角紋はトライアングルとも呼ばれ、三角形に囲まれた線を指します。
これがある場合、積み重ねてきた努力が報われ評価されるとされます。高い評価が収入アップや幸せにつながります。
強い忍耐力と頑張りに後押しされた苦労が実を結ぶことになります。思慮深く先を見据え研究に没頭するので、世界的な成果がつかめるはずです。
中指の下の四角紋・ひし形
四角紋はスクエアとも呼ばれ、短い線で四角形を作るものや「井」や「♯」のようなものを指します。一発逆転を示す吉相として知られています。
これが見られる場合、努力してきたことや忍耐強く取り組んだことが裏目に出ることをきっかけに、より大きな成功がつかめるとされます。強運も持ち本来の成功以上のものが手にできます。
中指の下の格子紋・グリル
格子紋はグリルとも呼ばれ、線が格子状になっているものを指します。独特のセンスを授ける大吉相として知られています。
これがある場合、何事にも向上心が高まり、前向きに取り組めるとされます。コツコツと積み重ねた努力が報われ、大きな幸せがつかめます。忍耐強さがあり最後までやり遂げる力を持ちます。思慮深さがあり失敗は少なくなります。
まとめ:人生が充実する知恵を読み取る
中指の下の膨らみは土星丘となり、持久力や忍耐力、慎重さや冷静さ、思慮深さなどを知ることができます。
ここが発達していると、忍耐強さがあり真面目で責任感が強くなります。木星丘に現れる縦線は運命線となり、運勢の強さなどが読み取れ、濃い程強運となり吉相となります。
長い運命線は先祖との縁が深く、その恩恵によって運勢が切り開けるとされます。横線は運気の停滞を示します。これらの意味を知れば人生が充実するはずです。