新年といえば初詣が欠かせません。そこで気になるのがお賽銭の金額や意味でしょう。せっかくお賽銭を入れるなら、できるだけ縁起のいい金額を知っておきたいものです。
この記事では、お賽銭で入れるのに縁起のいい金額を、風水・願い事別・語呂合わせなどの観点からご紹介します。
お賽銭の意味・由来
お賽銭は、神様にお願い事をする際に入れるものだというイメージがあるかもしれません。
実は、お賽銭とは、願いが叶ったことに対するお礼です。お賽銭の「賽」は、「神社へのお礼参り」という意味があることからもわかります。
以前は、お金ではなくお米や布などをお礼として神社に納めていました。現在は形が変わり、金銭をお供えするのが一般的です。
また、お賽銭箱には「浄財」と書かれていることもあります。これは、お賽銭を入れることで穢れを祓い、身を清めるといった意味もあるからです。
つまり、お賽銭の金額自体に重要な意味合いはなく、納めるときの気持ちや心構えが大切と言えます。
【風水】お賽銭におすすめの金額
お賽銭の金額に決まりやルールはありませんが、せっかくなら縁起の良い金額を納めたいでしょう。風水の観点から、最も縁起の良いとされるお賽銭は「 115円」です。
風水では陰陽のバランスを整えることが重要視され、硬貨によって陰陽のエネルギーが異なります。
また、白い硬貨、黒い硬貨、穴の空いた硬貨の3種類を1枚ずつ組み合わせると縁起が良いという説もあるそうです。
(一例)
1円+10円+5円=16円
1円+10円+50円=61円
100円+10円+5円=115円
組み合わせによって縁起の良し悪しが変わってくるため、投げ入れる前に総額を確認すると良いでしょう。
【願い事別】お賽銭で縁起が良い金額
お賽銭は願い事に対するお礼なので、金額が祈願の効果に影響することはありません。ただ、切実な願いがあるとき、験担ぎしたいときなどは、せめて縁起が良い金額を納めたいものです。
次は、願い事別で、縁起が良い意味とされるお賽銭の金額を紹介します。
■病気平癒・健康祈願のお賽銭の金額
健康運に向いているお賽銭の金額は22円だといわれています。「健康」の画数が22画であることが理由です。
また、風水的に健康を表す数字は「3」と「8」であることから、38円を入れるのもよいでしょう。紙幣でのお賽銭を考えている場合は、「3」や「8」をシリアルナンバーに含むものを使うとより効果的だといえます。
■金運アップのお賽銭の金額
風水上金運に効果があると言われる数字は「9」と「5」です。そのためよくあるお賽銭の5円でも金運アップにつながります。
そのほか、「29円」を入れて「福が来ますように」といった思いを込めるのもおすすめです。福(2「ふ」9「く」)の語呂合わせです。
また、少し奮発してお賽銭をする場合は、数字がシリアルナンバーに含まれている紙幣を使うと良いでしょう。
お札をお賽銭にする場合は、裸のまま入れずに白い封筒に入れておくのがマナーです。封筒の裏面に氏名と住所を書いておくと良いでしょう。個人情報が気になる場合は、書かなくても問題ありません。
■合格祈願のお賽銭の金額
先が見通せるという意味で、5円玉や50円玉のように穴が空いた硬貨は、合格祈願に向いています。
例えば、55円は「いつでもご縁がある」という意味になる上に、不安だった先行きが明るくなる印象があるでしょう。また、55円のお賽銭は「午後」に入れると効果があるとも言われています。
一方、10円や500円は、合格の縁を遠ざけてしまったり、これ以上勉強の効果が出ないといった意味になるため、避けるようにしましょう。
■恋愛成就のお賽銭の金額
恋愛運といえば、やはり「ご縁」が欠かせないお願い事です。そのため「ご縁」がつながる5円のほか、「いいご縁」を意味する上に最強だとされる115円がおすすめでしょう。
115円を入れる際は、100円玉・10円玉・5円玉それぞれの硬貨を用意することが大切です。
そのほか、すでにご縁があって円満な関係を望むなら、思い切って1万円の「円満」という意味を狙うのもありです。思い切った金額ですが、どうしても結婚したいときなど、奮発してみてはいかがでしょうか。
■復縁のお賽銭の金額
復縁を願う人の思いは切実です。なんとか復縁に見合ったお賽銭の金額を知りたいという人も多いでしょう。復縁とはいえ「ご縁」には変わりないため、5円は欠かせません。
さらに、「重ね重ねのご縁」を復縁と考えて5円玉を2枚使い、10円のお賽銭をするとより効果的でしょう。そのほか、5円玉2枚と1円を足して割り切れない数字にすることで、縁が切れないという意味にもつながります。
反対に、縁を避けるため10円玉だけを入れるのは避けた方が無難です。
■子宝運のお賽銭の金額
子宝運も、子供との縁という意味で捉えると5円がぴったりです。そのほか、45円を入れると「始終ご縁が得られる」という意味になり、結婚から子供を授かり幸せな家庭を築いていく流れ全般に影響してくるでしょう。
また、25円であれば「二重にご縁がくる」ため、結婚相手であるパートナーとの縁に加えて、授かる子供との縁という意味になります。
【語呂合わせ】お賽銭で縁起が良い金額
下記の表では、お賽銭で縁起がいい語呂合わせの金額をまとめてみました。それぞれに意味が違うので、お賽銭をする前にチェックしておくことをおすすめします。
金額 | 意味 | 補足説明 |
---|---|---|
5円 | ご縁 | ご縁がつながる |
11円 | いい縁 | 良縁に恵まれる |
20円 | 二重に縁 | 重ね重ね縁がつながる |
25円 | 二重にご縁 | 重ねてご縁がつながる |
41円 | 始終いい縁 | 常にいい縁に恵まれる |
45円 | 始終ご縁 | 常にご縁がつながる |
115円 | いいご縁 | 良縁に恵まれる |
486円 | 四方八方からご縁 | あちこちからご縁が訪れる |
10000円 | 円満 | 夫婦円満など人間関係が円満になる |
お賽銭の縁起がいい金額・ダメな金額!115円・100円・50円など金額の意味一覧も! | Spicomi
https://spicomi.net/media/articles/3670神社やお寺にお参りした際、お賽銭の金額はいくらが良いのか悩んだことはありませんか?お賽銭として縁起がいい金額、ダメな金額はあるのか徹底解説します。1000円、500円、115円、100円、10円、5円など、金額が持つ意味も合わせて見ていきましょう。
【語呂合わせ】お賽銭で縁起が悪い金額
続いては、縁起を担ぐなら避けた方が良いとされる、お賽銭でダメな金額を一覧にして紹介します。
金額 | 意味 | 補足説明 |
---|---|---|
10円玉 | 遠縁 | 円を遠ざけるという意味穴が空いていないので、将来が見通せない |
19円 | 重苦 | 苦労が度々起こる |
33円 | 散々 | 散々な目に遭う |
42円 | 死に | 死に至る |
65円 | ろくなご縁がない | 悪い縁ばかりが訪れる |
75円 | 何のご縁もない | 願ったような縁がこない |
85円 | やっぱりご縁がない | どれだけ願っても縁がない |
95円 | 苦しいご縁にあう | 辛い縁ばかりが訪れる |
500円玉 | これ以上の硬貨がない(効果がない) | 全く効果が感じられない |
神社やお寺の参拝方法
神社やお寺にお参りする際に大切なのは、お賽銭よりも参拝方法です。神社とお寺では作法が異なるので注意する必要があります。
風水的なお賽銭でも触れましたが、どちらに参拝するにしても、出来るだけ身を綺麗にしてお参りするようにしましょう。
<神社の場合>
(1)神社に参拝する際には、鳥居の前で本殿に向かって一礼します。
(2)鳥居をくぐり、参道の端を歩きましょう。
(3)手水舎では、手と口を清めます。
(4)拝殿に着いたら、基本的に二礼二拍手一礼をします。ただし、神社によっては作法が異なる場合があるので確認することが大切です。
(5)お参りが終わったら、再び参道の端を歩いて本殿をでます。
(6)最後に本殿の方を向いて一礼しましょう。
<お寺の場合>
(1)お寺の場合は、鳥居がありません。その代わり山門があるので、合掌して一礼をします。
(2)敷居を踏まずに山門をくぐり、手水舎で手と口を清めましょう。
(3)蝋燭台で燈明し、線香をお供えしたら、本堂の前で軽く一礼します。
(4)神社では拍手を打ちますが、お寺は神様ではなく仏様なので合掌です。
(5)お賽銭を入れて再び合掌したら、山門に向かって歩きましょう。
(6)最後に振り返って一礼します。
まとめ
お賽銭と一括りにしても、お寺や神社それぞれに作法が異なります。また、金額によって意味が異なるため、お礼をする願い事によって金額を変えるとよいでしょう。
とはいえ、お賽銭は金額よりも気持ちが大切です。無理のない範囲でお賽銭をするようにして、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。