ふとした瞬間に忍び寄る孤独感。これは誰にでも起こりうる感情です。しかし必要以上に孤独を強く感じたり、その気持ちがずっと消えないままなら、孤独感とはあなたの人生にとって重要な意味を持つのかもしれません。
今回はスピリチュアルな観点から、あなたの孤独感が消えない理由を探ってみようと思います。
孤独感とは?
孤独感とは、自分に共感してくれる相手や頼る者が居ないと感じることです。周りに人がいるのにも関わらず、自分はひとりぼっちだと感じて、妙に寂しくなることはありませんか?
それは自分が本当に話したいことを伝えられなかったり、心の拠り所となる人もいないので寂しさを感じるのです。孤独感に支配されると、他人とのつながりを感じられず、一人で深い谷底に落ちてしまったような感覚になってしまいます。
そんなマイナスの感情が出てきてしまうと、周りが近付きにくいオーラを自然と発してしまい、ますます孤立する原因となるのです。
孤独のスピリチュアルな意味10個!魂の成長?
孤独には以下のようなスピリチュアルな意味が隠されています。
(1)もともと一人でいることが好き
(2)人間関係に苦手意識を持っている
(3)人前に出る自信がない
(4)人と深く付き合うことを諦めている
(5)何事にも興味がわかない
(6)インナーチャイルドが不安定である
(7)過去のカルマから孤独を選んでいる
(8)魂のレベルが高く一人を愛している
(9)人に気を遣いすぎる
(10)ライトワーカーである
(1)〜(5)については、もともと孤独になる要素を持っている可能性があります。自分に自信がなく、他人と関わるのが怖いと思っているのです。自分がダメな人間だから理解者がいないという思い込みが根底にあります。
その思い込みには(6)のインナーチャイルドが関係しています。子供の頃の記憶や経験として傷つけられた経験をしていると、インナーチャイルドが不安定になってしまい、今の孤独感を作るのです。
(7)とは、前世で家族を捨てたために今世では孤独という場合や、逆に家族を大切にしていたけど今世では孤独というケースもあります。
また(8)〜(10)のように魂のレベルが関係することもあります。魂を成長させるという高い理想のために好んで一人の時間を増やしているためです。
孤独な人は前世のカルマをもつ?
孤独な人には前世のカルマが隠されている可能性があります。結婚せず子どももおらず、孤独に人生を送っているように見える人がいます。しかし同じ状況でも孤独が辛いと感じる人もいれば、一人が楽だと幸せを感じて生きている人もいます。
孤独が辛いという人は、その孤独を乗り越えることが魂の成長につながる学びだと考えられます。メンタルを強くしたり、人間関係を構築する手段を学ぶためということもあるでしょう。
また、孤独な人は前世のカルマにも影響しています。前世で子沢山だったり、家族のことで苦労した人、子育て以外の使命を持って生まれてきた人は、今世では家族を持たないと決めてきた人もいるのです。
孤独な人・天涯孤独な人のスピリチュアルな意味
若くして両親を亡くし、頼れる兄弟も親戚もいない天涯孤独な人もいます。一方で親や兄弟がいるのに孤独に生きている人と、会いたい人が亡くなっている天涯孤独とは状況が違います。
天涯孤独な人が一人から抜け出すためには、家族を自分から作る必要があります。自らのエネルギーでイチから家族を作らなければならず、それが人生の大きな使命となります。
どんなに孤独な人でもこの世に生まれてきた限り、必ず何かしらの役目を担い、使命を持っていることを忘れないでくださいね。
孤独を感じるスピリチュアルな意味
孤独を感じてしまうスピリチュアル的な意味としては、自身に秘められた意識が関係しているといわれています。
実は自分の意識とは、子どもの頃に受けた感情や記憶から影響を受けたもので、インナーチャイルドが関係しています。またその奥底には、前世での記憶や体験も関係していると言われています。
前世で、子育てや家族で苦労した、人から裏切られたなど、そんな経験がカルマとなって今現在で現れている可能性があるのです。
孤独な時期のスピリチュアルな意味
傍から見れば孤独な人だと思われてしまうかもしれませんが、孤独な時期とはスピリチュアル的にいうと悪いことではありません。
実は急激な人間関係の変化から孤独を感じているのであれば、魂レベルが上がったサインの可能性があります。魂のレベルが変わると、今までの人間関係が合わなくなって一時的に孤独になってしまうからです。
魂を成長させるという高い理想があるからこそ、無意識的に一人の時間が増えていくようになります。
友達が少ないスピリチュアルな意味
友達が100人いても孤独を感じる人がいれば、1人でも満足な人もいます。友達が少なくて孤独を感じることがあったら、それは自らを内省すべきだというメッセージなのかもしれません。
誰にでも守護霊様が存在しています。そのことをハッキリ意識し、守護霊様に守られていることに感謝するため、あえて孤独感を与えたという意味もあるでしょう。守護霊様への感謝によってあなたの波動は上がります。自分のまわりには同じような波動の人が集まってくるため、結果的に孤独感から解放されるのです。
一人が楽なスピリチュアルな意味
生まれてくるときは一人で、死んで行くときも一人です。様々な事情があって孤独な人生を歩んだとしても、孤独感に苛まれるばかりか一人は楽だと思う人もいるでしょう。
孤独を苦痛だと思わない以上、孤独感からの学びはないように見えます。とはいえスピリチュアル的にいうと、そこにも学びはあります。
人は一人では生きていけません。人と関わることから逃げずに生きることを学ぶのです。しんどい時には人に助けを求めたり、反対に人に手を貸したりと、人と関わることを経験するでしょう。
孤独と向き合うスピリチュアルな意味
孤独感と向き合うことはネガティブなことと思われがちですが、スピリチュアル的には悪いことではありません。
孤独感はカルマ解消だけでなく、孤独を乗り越えることで魂の成長を促す試練の時期でもあります。自立心を養ったり、メンタルを強くしたり、人とうまく調和する方法を学ぶなど、自分の成長につながると考えれば悪いことばかりではありません。
とはいえ、長い孤独感は精神面を蝕む可能性があります。孤独な自分は価値がないと自分に失望することで心を傷つけてしまい、孤独感をより強くしてしまうからです。自分をありのままに愛する事は、孤独感から抜け出す正しい一歩となるでしょう。
職場で孤立するスピリチュアルな意味
残念ながら、職場で孤立するのは何かしらの原因があります。周りの人から「人と関わりを持ちたくなさそうな人」とか「自慢話ばかりで話しをしても面白くない人」などと思わせてしまっているのです。
職場で孤立しないためには、自分から話しかけることや、謙虚な気持ちを持つことが必要です。また、スピリチュアル的な対処法として「笑顔」と「感謝」を忘れないことがあります。何かをしてもらったら笑顔で感謝をする事を心がけていくと、職場での孤立は解消されていきますよ。
孤独感への対処法
孤独感が長引くと精神的にダメージを受けることがあるので、ある程度孤独感を少なくする努力は必要だと思います。そこでオススメしたいのは「涙を流す」「自然の中で過ごす」「気持ちを書いてみる」の3点です。
涙を流すという行為は心の浄化につながります。悲しい映画や音楽にはカタルシスを感じて泣きますよね。悲しい心はごまかさずに表面に出してあげると浄化することができます。涙を流す時に自分への肯定も同時にしてあげると更に癒されるでしょう。
意識的に自然の中で過ごすことも効果があります。自然の波動を感じれば自分が一人ではないと気がつくでしょう。
自分の気持ちを書いてみるというのは思っている以上の効果があります。声にならない感情を言語化してみると、客観性が持てるというメリットがあります。
まとめ
今回は孤独感についてスピリチュアルな視点から解説しました。孤独感を持つことは決して悪いことばかりではないということを感じてもらえたのではないでしょうか?
孤独感を経験することで、あなたの本当の使命を思い出したり、魂のレベルが上がって、同じ波長の人たちと付き合うようになるかもしれません。つまり人生の深い学びを得るチャンスなのです。怖がらずに孤独感とまっすぐに向き合ってみて下さい。