人となかなか打ち解けることができず、ある程度親しくなっても関係性を深めることは躊躇する。このような人は結構いるものです。
人の性格は様々で全員が社交的で明るいわけではありません。その人なりの付き合い方がありますが、自分の特性を知らずにいると、付き合い方がわからなくなったりします。手相には孤独の相があり、これによって注意点がわかり、孤独から脱局できたりします。
それではこの孤独の相について詳しく解説していきます。
孤独になってしまう人の特徴
孤独に陥りがちな人にはある程度共通点があります。人見知りな性格だと、人と会話するのが苦手になります。何かと面倒なので人と会わないようになります。人と一緒に何かをするよりは単独行動を好み、何事もマイペースに進めたりします。
自分に自信がなく自己評価も低く、人と比べると見劣りすることが気になり、人と接することに怯えている面があります。対等な立場で話ができる相手が周囲にいないことも考えられます。
話し相手が少ない分、無表情になりがちです。特に没頭できる趣味もなく、付き合う範囲はかなり狭くなります。友人は昔から気心の知れた数人しかいないようです。人の目や体裁をあまり気にせず、ファッションは実用的なものになり、根本的に人が信用できず、好きになれない気持ちが強くなります。
手相で孤独の相7選
■1. 感情線の始点が低い
感情線の始点が低い位置にあるものを指します。小指の付け根から手首までを四等分し、上の四分の一より下に始点があるものです。
この場合、感情の起伏が少なく内向的な性格になるとされます。落ち着いた雰囲気があり、物事を客観的に捉え冷静な判断ができます。感情表現が苦手で、打算的な冷たい人と見なされることが多いようです。
人付き合いの幅は狭く、孤独になりやすいと言えます。猜疑心が強くなかなか人を信用することができず、自ら心を開くことはしないようです。自分をアピールすることが苦手なので、恋愛は片思いになりやすくなります。
■2. 感情線が波打っている
感情線がうねうねと波状になっているものを指します。
この場合、感受性に乏しくその場の空気が読み取れないとされます。相手の感情を上手くくみ取れず、わがままな面もあり、周りを苛立たせることが多くなります。自分の気持ちや考えを表現することが下手で、コミュニケーション能力が低くなります。
余計なおしゃべりが多く、肝心なことは言わないといった、ちぐはぐ感があるようです。どちらかというと物静かで大人しい性格なので、冷たいと誤解されたりイジメられることが多くなります。このことが人嫌いを増長させ孤独になりやすいと言えます。
■3. 生命線の張り出しが少ない
生命線の張り出しが少なく、親指寄りの位置から生命線が始まっているものを指します。
この場合、生命力弱く、気力や体力が少なく何事にも消極的になるとされます。自信のなさが、やる気のなさや怠惰な印象を与えます。無理して積極性を出しても長続きせず、悪い結果を残すことになります。暗い雰囲気が漂い、あの人と一緒に居ると自分までダメな人間に見られると思われ嫌われます。
だんだん友人などが減っていき、孤独になりがちです。得意な分野の知識を豊富にしていけば、自信をつけることができます。ここから孤独の相が変化していくはずです。
■4. 知能線が生命線上から伸びる
知能線の始点が生命線上にあるものを指します。
この場合、何事も用心深く進めるとされます。警戒心が強く性格的な慎重さがあります。無謀なことや冒険をすることはなく失敗は少ないのですが、チャンスは逃しやすいようです。
初対面の人にはなかなか心を開かず、親しくなるには時間を要します。ある程度親しくなっても深く付き合うことは少なく恋愛は奥手になります。
人に気遣いができるものの、ストレスが溜まりやすく対人関係は表向きは良好となります。人付き合いに疲れやすく、一人を好む傾向にあります。その分、孤独になりやすいと言えます。
■5. 知能線が生命線の内側から伸びる
知能線が生命線の弧の内側から伸びているものを指します。
この場合、細かい気配りができ、精神的にデリケートとされます。用心深さがあり、軽はずみな行動は取りません。過去のことをいつまでも悔やむことが多いようです。
人からどう見られているかを非常に気にします。何かとストレスが溜まりやすく、感情的になりがちで、人から嫌われます。自分に自信が持てず悲観的になることが多いとされます。
人の行動も気になり、意に反している人を見かけると強い不満感を抱きます。これらのことが蓄積され、年齢を重ねるごとに人嫌いになり、孤独に向かいます。
■6. 感情線が土星丘で終わっている
感情線が土星丘と呼ばれる中指の付け根の領域で止まっているものを指します。短めの感情線で急カーブを描く形になります。
この場合、熱しやすく冷めやすいとされます。何事も当初はかなり情熱を持って取り組んでも、しばらくやって行くうちに飽きて関心が薄れるようです。ある程度満足感を得ると、急にやる気が失せてしまいます。
思い込みが激しく、人を自分の都合に合わせようとするので人から嫌われます。愛情が豊かなのですが、心が動きやすく、浮気や不倫をしやすくなります。だんだん友人が減り離婚などを経て孤独になるとされます。
■7. 小指が短い
薬指の第一関節よりも短い小指を指します。
この場合、性格が内向的で、大勢でいるよりも一人で静かに過ごすことを好むとされます。自分を強く主張することはなく、人の意見や話をよく聞きます。直感が鋭く、感性が豊かで何らかのスピリチュアルな才能を持つとされます。純粋な心を持つ分、人の邪悪な心が透けて見えてしまい、人と接するのが苦手になります。
神仏などへの信心が深く、穏やかな心を持ちます。コミュニケーション能力が低めなので、場違いなことや余計なことを言いやすく、人から嫌われます。自分の殻に閉じこもり孤独になります。
まとめ:孤独に向かう要因がわかる
孤独になりがちな人には、共通するいくつかの手相があります。感情線の始点が低いと内向的で感情表現が苦手となり、人付き合いの範囲が狭く孤独になりやすいとされます。感情線が波打つと感受性とコミュニケーション能力が低く、人から嫌われて孤独になりがちです。
知能線が生命線上から伸びると気遣いができる分、ストレスが溜まりやすく、人付き合いに疲れて孤独に向かいます。これらは何が要因で孤独に向かうかがわかる手相と言えます。