道の駅おおゆ徹底レポ！お土産・食事メニュー・車中泊

道の駅おおゆは800年の歴史があることで知られる、大湯温泉にある道の駅です。そのため、敷地内にも無料でお使いいただける「足湯」や、お子さまも遊ぶことができる「温泉じゃぶじゃぶ池」などがあり、温泉を身近に楽しむことのできる施設となってます。大雪やメンテナンス時はお休みする場合もありますがHPなどにてご案内もしていますので、事前に確認していただくのがおススメです。

大湯の温泉地の魅力を発信する道の駅おおゆでは、私たち独自で周辺の温泉旅館案内を発行し、温泉の泉質や温度などのご紹介もしているんです。お客様から「近くに温泉は入れるところありませんか？」と相談された際もこの冊子をお渡ししていますし、ご案内の際にも非常に役に立っていますね。

また、当施設は地域との交流も盛んで、敷地の雑草取りのボランティアには、近隣のお子さんたちに来ていただくこともあります。ボランティアするごとにスタンプを押して、スタンプがたまればアイスクリームなどを食べられる仕組みにしていますので、地域の子供たちも小さいころから慣れ親しむことができ、安心して過ごせる遊び場にもなっているんです。

そして、当施設は道の駅らしくない雰囲気の建物となっていますが、東京五輪競技場の設計も手掛けられた隈研吾さんにより設計された建物となっています。秋田杉などを使用した木の温もりを大切にした空間となっているのが特徴でデザインも独特。建物を目当てに来られる方も非常に多いですね。地元で採れる秋田杉にこだわって建てられた、おおゆ地域ならではの施設となっています。

面白いことに、冬季になり大雪が積もった時は、建物の周囲に屋根から落ちた雪がつもり、施設がすっぽりと覆われる設計にあえて作られているんです。これも雪の多い地域だからこそできる設計で、他ではなかなかみられない珍しい光景のひとつ。記念写真をとったりと、雪が少ない地域からきてくださるお客様には特に大変好評をいただいていますね。

道の駅おおゆでは、鹿角の特産品を缶詰にした「カヅノCAN」がお土産などにも非常に人気があります。自然が豊かな鹿角地域で採れる山の恵を、燻製や塩漬けなど幅広い調理法をもちい、それぞれの食材にあった形で商品にしているものです。地域の事業者さんと協力して開発していますので、地元の味を手軽に食べられる点も人気の理由となっています。

缶詰のバリエーションは豊富にありますが一部ご紹介すると、「ホルモン幸楽さんのホルモン缶」「燻製屋猫松さんのいぶり大根漬け」「あらとまい農場さんのしそ巻き大根」「刈谷食品さんのしそ巻きあんず」、果物でいえば「岩船屋さんの鹿角のマルメロ缶」など地元の色々な味覚が楽しめます。

この果物のマルメロは、バラ科の落葉高木で非常に香りの良い東北ならではのものです。他地方ではあまり見かけない果物ですので、遠方からお越しの際は、ぜひ食べてみていただきたいですね。甘くてとっても美味しいので、お子様からお年寄りまで人気がありますよ。

また、パッケージも可愛いので女性の方にも大変人気で、お土産などにされる際は数種類の詰め合わせも可能です。箱もご用意ができますので、お立ち寄りの際に購入されたり、お歳暮やお中元として定期購入される方も多い商品となっていますね。

そのほか、超希少牛「かづの牛」を使用した「KAZUNO CAN」というブランドの商品も人気です。「かづの牛 牛だし炊き込みごはんの素」「かづの牛 牛だし冷麺」「かづの牛 牛だし鍋スープ」などラインナップもさまざま。すね肉でとった味わい深い出汁がとっても美味しい商品で、こちらも鹿角ならではの味覚を楽しめることから好評をいただいています。

お食事としては敷地内にある、大湯えんがわカフェで食べられる「かづの短角バーガー」が幅広い世代に人気です。地元特産のかづの牛100％のパテと、かづの牛に相性の良いオリジナルのバンズを使用していて、さっぱりと食べられますが食べ応えもしっかりとあります。

私も時折食べることがありますが、お肉にあわせた特性のバンズだからか、かづの牛のパテの旨味がちゃんと感じられるところがたまりません。食べていてもくどくないので、年齢問わず人気があるのもうなづける商品だなあと感じます。

カフェにはハンバーガー以外にもお弁当や丼もの、かづの牛のコロッケカレーなどもあります。食事も幅広くありますので、ランチを楽しみにお越しになる方もいらっしゃるんですよ。

駐車場は広くはありませんが、自己責任のもとで車中泊をしていただくことは可能です。十和田湖に近い道の駅ということもあり、季節によってはキャンピングカーがずらりと並ぶことも少なくありません。シャワーなどはありませんので、近くの温泉などの御利用を事前に計画されておくと安心です。

週末は近隣のホテルや旅館を利用されている観光客の方がほとんどです。県外からお越しいただく方も非常に多く、ここ最近では大阪や九州ナンバーの車も多くみかけるほど。遠方からこられて車中泊をされたり、観光地で遊んだ帰りにお土産を買って帰られる方も多いですね。

最近では「買って帰ったお土産が美味しいから送って欲しい」という沢山のご要望をうけて、ネットショップも開設しました。地元ならではの味を地方で食べてもらうこともできるようになりましたので、沢山の方に鹿角の味覚を楽しんでいただければ嬉しいです。

ちなみに平日はご近所のお年寄りの方やお子さんなどが、産直の野菜などを買い物に来てくださいます。最近では日用品のリクエストも増えてきて、スーパーのように使われる地元の方も増えてきました。地域に根付いた道の駅でもありますので、県内外問わず幅広い方にご利用いただいています。

道の駅おおゆの周辺には観光スポットも沢山ありますが、なかでも大湯環状列石は珍しい観光地のひとつです。環状（円形）に並べられた石の真ん中に大きな石柱が建てられたストーンサークルで、当施設から車で約7分程度のところにあります。世界遺産にも認定されている史跡なんですよ。

こちらの由来は諸説ありますが、「日時計に使われていたのではないか」という説や「UFOを呼ぶために作られたのではないか」という説が学者や専門家の間で言われています。なぜ作られたかあまり知られていない不思議な史跡ですので、ぜひ一度ご自身の目でみられてみるのがおススメです。

ちなみに道の駅おおゆでも過去に、大湯環状列石にちなんでUFOを呼ぶイベントを開催したことがあります。40名くらいの参加者がいましたが、イベントの最後には約10名程度の方が「UFOが来ていた」とおっしゃっていました。そんな不思議な史跡の残る地域でもありますので、周辺スポットも散策されながら、疲れたときの休憩地として当施設をお使いいただければと思います。

当施設では昨年から毎月イベントをしようということで、月替わりでさまざまな催しを開催しています。ハロウィンの時はスタッフ一同仮装をしますし、夏の夕涼みの時にはみんなで浴衣を着てお客様をお迎えしているんです。地域の方も観光客の方も、施設にお越しになったみなさんで楽しめるイベントとなっていますので、タイミングが合えばぜひご参加いただければと思います。

また、地域の季節ごとの産直物のイベントも開催しており、こちらも大変人気です。苺などの果物やイモやタケノコなど、季節ごとの旬の食材を購入できたり、野菜などであれば焼いたものを提供したりと、さまざまな催しを用意しています。タケノコのイベントの際にはタケノコご飯も提供しておりましたが、これも非常に人気でしたね。

道の駅おおゆは、それぞれの季節ごとに大湯・鹿角の魅力を発見できる道の駅となっています。地域ならではの特産品や味覚も沢山用意してお待ちしておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りいただけると嬉しいです。

店舗名：道の駅おおゆ
住所：秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地 19番
電話番号：0186-22-4184
営業時間：おおゆ縁側ショップ９時～17時
大湯えんがわカフェ11時〜15時　
ソフトクリーム、ドリンク10時〜16時
※変更の場合あり
定休日：不定休（HPなどで事前告知あり）
URL：https://yunoeki-oyu.jp/